幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

235 / 237
前回までのあらすじ
フェイの夢を叶える為に話し合っていた中、突如エビルがレボナガシへ奇襲する。エビルは余裕を失った結果、ミアを人質に取る卑劣な手を見せたのだった………


第234話 最悪の事態

ミアが人質に取られ誰もが動けない中、エビルは自身の優位を悟るように笑みを浮かべ………

 

「剣を捨てろ、このお姫様が傷付けられたく無かったらな」

 

ハルへ魔剣を捨てるよう指示する。親友の妹を傷付ける訳にいかないハルは従う他無く、魔剣を地面へ落とした。

 

「そうだ、それでいい………動くなよ」

 

エビルはそう言うと共に、左手をハルへ向ける。エビルは闇のエネルギーを放出すると共にハルの身体へ直撃させた。

 

「うあっ………!!」

 

変身もしていないハルには変身したエビルの攻撃は致命傷となってしまい、ハルは身体から多量の血を放出する形で倒れた。

 

「は………ハルーー!!」

 

メイルはハルが倒れてしまった事に慟哭の声を漏らして近付こうとする。

 

「おっと、動くなよ。このお姫様の首が飛ぶぞ?」

 

しかし、エビルはまだメイルによる人質の策を継続する。それを聞いたメイル達は怒りを隠せず………

 

「卑怯な真似を………!」

 

エビルの卑劣な行為を糾弾する。

 

「フハハハ、なんと言われようと痛くも痒くも無いな………!」

 

エビルはそう言って自身の優位は崩れていない事を誇示する。

 

「そうか、じゃあ痛くしてやる」

 

だがその直後、エビルの近くで空いていた穴から光が入り込んだかと思うと、エビルの身体を分断するばかりか光のような何かにミアを奪取される。直後光のような何かは人の姿へと変わり………

 

「………! U様!」

 

そこには白髪の人物、Uが立っていた。直後穴の方から飛行魔法で飛んで来たスプリングも姿を見せると、ダメージに苦しむエビルを横切り、ハルの身体を抱えて距離を取った。

 

「スプリングさん………!」

 

メイル達はUとスプリングの2人が現れた事に驚きつつも何処か安堵していた。だが、ハルの状況は最悪であり………

 

「(傷が深過ぎる………それに呼吸も停止………恐らく回復魔法では間に合わない………!)」

 

スプリングもハルが致命傷を受け、しかも回復魔法では間に合わない状況になっている事を察知する。その間にエビルは闇のエネルギーで身体を再生し………

 

「よりにもよって最悪な客だな………お前の相手をする気はねぇよ………!」

 

そう言ってその場から逃亡しようとする。しかし、Uは既にエビルの前へ回り込んでおり、同時に両手で握り拳を作り光を纏わせる。直後両腕を胸の前で交差。少しして両腕を大きく外へ広げると………

 

「逃がすかよ………能力解放{月の宮殿(ムーンパレス)}!!」

 

そう言ってUは自身の能力解放を発動。強力な光の結界を展開し、空間内ではUの背後に巨大な宮殿が立っており、地面は月の表面のようなものとなった。

 

「あまりこういう関与はしたくないんだが………お前は一線を越えた………今日ここで倒す………!」

 

Uはハルを傷付けられた事でエビルを倒す覚悟を決める様子を見せたのだった………

 

 

 

エビルの卑劣な策でハルが致命傷を追ってしまい絶体絶命の中、Uとスプリングがすんでのところで加勢。Uはエビルを倒すべく切り札を解禁。果たして、エビルを倒す事は叶うのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
Uが珍しく怒りを覚えた事に驚きつつも彼のフォローへ回るメイルとフェイ。一方スプリングはハルを蘇生すべく、とある魔法を発動させようとしていたのだった………
次回「歴戦の英雄達の奮闘」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。