幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
一方、どこかも分からぬ場所に点在していたハルは創世神ジェネシスを名乗る人物と対面する。このままではエビルを倒せない事を指摘されたハルは、大いなる代償を背負う形でジェネシスの力を借りる提案へと乗るのだった………


第237話 最強の聖騎士

そして視点は現実へ戻り、U達はエビルと激突。Uはエビルを一方的に圧倒し、メイルとフェイも時折攻撃に加えていた。しかし、エビルの身体は闇によって回復してしまい、決定打には至っていなかった。

 

「流石のUでも俺を倒すまでの決定打は持っていないようだな………!」

 

エビルは決定打が無い事を煽る様子を見せていた。

 

「なら死なないなりの地獄を見ればいい………{インフィニティシャイン}!!」

 

それに対してUは光の斬撃を飛ばす。しかしその本数は1本や2本などではなく、数える事も出来ない程に無数の本数がエビルの身体を斬り裂いた。

 

「うおおおおっ!!」

 

これには流石のエビルの身体もバラバラになった。だが斬撃が止んでから少し経ったタイミングでエビルの身体は再生した。

 

「しぶとい奴だ」

 

Uは呆れ混じりにそう呟いた。だがその直後、春香の蘇生魔法の術式がハルの中に吸い込まれると共にハルの身体の心肺系統が安定し始めると共に、ハルは目を覚ました。

 

「ハル様………!」

 

近くにいたミアは目を覚ましたハルに喜ぶ様子を見せるのだった。春香も蘇生魔法が成功した事に安堵する様子を見せていたが、ハルは少しして身体を起こすと共にエビルの元へと向かい始める。

 

「待って、今の貴方の身体は………!」

 

春香もこればかりは止めようとするものの………

 

「大丈夫です、なんだか身体の心地が良くて」

 

ハルはそう言ってUの結界へ外側から侵入。結界の中にいるエビルと対峙した。

 

「ハルっ………!?」

 

これにはメイル達も驚く様子を見せていた。一方でエビルは面白がるように笑いを零し………

 

「回復したようだな………リベンジマッチってところか?」

 

そう言ってハルを煽っていた。しかし、ハルは身体から膨大な虹色の光を放出すると………

 

「………いや、俺はお前を殺しに来た」

 

そう言ってエビルを滅ぼす事を決めていた。一方、Uはハルの身体から放出されている光に驚く様子を見せており………

 

「っ………! なんで………!?」

 

明確に動揺を見せていたのだった。直後、ハルの身体から放出された光は彼の身体を包み込む。それと同時にハルは右手を円状に大きく回す。そして広げた右手が顔の正面に来たタイミングで握り拳を作った後、ハルは顔の右側を覆うように手を広げる。そこから自身の右手を胸に当てると………

 

「………変身」

 

トリガーとなる言葉を口にすると共にハルの目が金色に光る。その直後、ハルの身体を覆っていた光は鎧として形成され、ハルの目と髪は金へと変色した。

 

「セイクリッドジェネシス………この力でお前を倒す………!」

 

ハルは自身の力の名を口にすると共にエビルを倒す事を宣言する。だがその名を聞いたUの動揺は深まる事となり………

 

「………余計な事をしてくれたな………!」

 

どこか怒りとも取れる感情を漏らすのだった………

 

 

 

ジェネシスとの対話後、現実世界で蘇生したハル。Uですら倒せないエビルを完全に滅ぼすべく最強の戦士、セイクリッドジェネシスへと変身を遂げる。しかし、Uはその変身に怒りとも取れる感情を見せるこれまでに無い反応を示すのだった………

To Be Continued………




次回予告
セイクリッドジェネシスとなったハルはエビルに対して強烈な一撃を叩き込む。闇がある限り自身が滅びる事は無いと高を括るエビル。しかし、セイクリッドジェネシスの力はエビルの想定を上回る特性を持っていたのだった………
次回「弱点創造の力」
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