Uはジェネシスの元を訪ね、彼女がハルに神の力を与えた事に怒りをぶつけていた。ジェネシスはUの思惑を見透かした上で呆れていたが、Uは頑なに譲る様子は見せないままジェネシスの元を立ち去ってしまうのだった………
第241話 白髪の英雄の依頼
エビルとの対決から1ヶ月が経った日の事。この頃にはレジェスター歴も1852年へ突入していたが、ハル達は新年早々間もなくスプリングの元を訪ねており………
「スプリングさん、例の話について助力をお願い出来ますか?」
フェイがスプリングに対して書面を渡していた。その書面を受け取ったスプリングはフッと笑いを見せると………
「新しい国の建国でしょう? 勿論、私は異論無いわ。陛下にも働きかけるようお願いしてみるわ」
そう言ってフェイの新国を作る事に合意する様子を見せ、協力する様子を見せていた。
「ありがとうございます、スプリングさん!」
ハル達がスプリングへ感謝する形で頭を下げる中、スプリングは微笑ましそうな様子で書面に目を通そうとする。だがその直後、スプリングは近くの窓から気配を感知すると………
「………? ちょっと待っててね」
スプリングはそう言うと共に近くの窓まで視線を向け近付く。少しして窓を開けると、そこには空中浮遊するUの姿があり、窓が開いた直後にUが部屋の中へ入った。
「突然ごめん、急用でな」
Uはそう言うと共にスプリングの前へ着地する。
「いえ、Uさんならいついらっしゃっても大歓迎ですわ。しかし突然どうなされたのですか?」
スプリングはUの登場には喜びつつもUがやってきた理由については首を傾げた。
「この前君に話した例の件をハルくん達に依頼したくてね。申し訳ないが彼等をしばらく貸してほしい」
Uはスプリングに対してハル達を貸してほしいと頭を下げる。それを聞いたスプリングはすぐ頷く様子を見せると………
「Uさんのご依頼であれば断る理由はありません、お好きにどうぞ」
それを聞いたスプリングは平然と頷く様子を見せたのだった………
それから少ししてハル達は別室でUの話を聞く事となった。
「あの………U様? いったい私達にどのような依頼を………?」
メイルはUに対して依頼の内容を問いかける。Uは少し考える様子を見せると共に………
「少し複雑な依頼なんだが………君達の力でエビルを倒せたのは事実だ………それを見込んで頼みがある」
Uはエビルを倒したハル達だからこそ、今回依頼を持ち込んできた事を口にする。
「なんでしょう………?」
フェイが首を傾げる様子を見せる。
「………君達には過去に行ってとある人物の事を助けて欲しい」
Uの依頼は、ハル達の予想を上回るものであった………
新たな国の建国に動くハル達の前に現れたU。彼はハル達に対して過去のとある人物の救済を依頼してきた。だが、その奇想天外な依頼はどのように実現するのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
Uの過去の人物救済について、そもそも過去にどう行くのかを問いかける。Uはその手引きのため、彼の知り合いの能力を借りる事となるのだった………
次回「時を超えた依頼」