幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
手がかりを失ったハル達の前に現れたホワイトソードマンことU。思わぬ形で姿を見せた彼だが、手に持った銃を向ける形でブルーと対峙するのだった………


第247話 銃撃の争いと違和感

ブルーが先に引き金を引いた事で、Uは近くの木々に姿を隠す。

 

「木に隠れるのは無駄な事………貴方だって分かってるでしょう!」

 

ブルーはそう言うと共に身体に蒼炎のエネルギーを纏わせると、リボルバー銃から蒼炎の弾丸を放つ。蒼炎の弾丸が木に直撃する事により、その木は蒼い炎に焼かれた。

 

「木が燃えた………!?」

 

メイルはブルーの能力に驚かされていた。

 

「ブルーさんの能力だよ。人や物に蒼炎のエネルギーを纏わせる能力。しかもただ燃やすだけじゃなくて蒼炎が触れたものに伝達させる事が出来るの。つまり蒼炎の弾丸が木に触れれば木も燃えるし、木から地面の草に燃え移ればその草も燃えるしで………かなり強い能力だよ」

 

ミリィは目の前の光景を説明する。それを聞いたハル達が能力に驚かされる中、Uは銃を構え発砲する。しかし、その中で動きは少しぎこちなく………

 

「ちっ………重い………」

 

どこか手に持った銃の扱いに慣れない様子を見せていた。その様子を見たハルは違和感を覚えており………

 

「(………なんというか、Uさんにしては動きがぎこちない………)」

 

彼の中にあったUという人間の強さに疑いの目が向かっていた。1000年の時でこんなに差があるものかと。Uが苦戦する中でブルーはリボルバーを6発撃ちつくし、シリンダーを横へ動かし空薬莢を排莢する。

 

「リロードはさせない!」

 

Uはそう言うと共にリロードしようとするブルーに向けて発砲する。しかし、ブルーはその場からUに向けて大きく跳躍。空中で前転する余裕を見せながら薬莢を入れ替えると、そのままUの背後へ回り込み、彼の背中へ銃を突き付けた。

 

「私に背中を取られるなんて………腕が落ちたわね」

 

ブルーは落胆するようにUへその言葉を突き付ける。それを聞いたUは溜息を漏らすと………

 

「これで買った気なんて………お笑いだね」

 

そう言うと共に彼の身体から金色のエネルギーが放出。ブルーをエネルギーの勢いで吹き飛ばした。

 

「うあっ!」

 

ブルーはこれを受け近くの木へ激突。そのまま地面に倒れた。

 

「ブルーさん!」

 

ミリィとリヴィスは慌ててブルーの側へ駆け寄る。メイル達がUの強さに驚かされる中、ハルの違和感は加速しており………

 

「(今度は能力でゴリ押した………何故だろう………見れば見るほどあの人の圧倒的な強さが紛い物の強さのように見える………)」

 

自身の知るUらしくない彼の戦法に、目の前のUの強さを紛い物の何かに思う様子を見せたのだった………

 

 

 

Uvsブルーの対決は、ブルー優勢からUが能力によって逆転する様子を見せた。しかし、Uの強さを知るハルにとって目の前に移る光景は違和感を感じさせる何かであり、その疑いは現実を帯び始めるのだった………

To Be Continued………




次回予告
Uが次の相手を求める中、彼との対決に挑む事を名乗り出るハル達。ハルはU達が変身の力を持っていると知ると、自身の持つ変身の力で迎え打とうとするのだった………
次回「ホワイトソードマンの変身」
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