幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
次の対戦者として名乗りをあげたハル達はそれぞれ最強形態へと変身を遂げる。それに対してUもまた変身の力を解放、モンスターウォーリアーソードマンの姿となるのだった………


第249話 互角の腕

ハル達3人の内、メイルとフェイの2人はUへ接近し攻撃を仕掛ける。だがUはこれを軽く防ぐと、右手のセイバーでフェイを、左拳でメイルへ反撃を行い2人を吹き飛ばす。

 

「2人とも! ぐっ………!」

 

2人が吹き飛ばされたのを目の当たりにし、ハルは高速移動で接近し鋭い斬撃を叩き込んだ。

 

「っ………」

 

Uの反応は間に合わず、彼の鎧に傷が付いた。それを見たハルの違和感は更に強まり思わず足を止めた。

 

「隙を見せている場合かな………!」

 

Uはその隙を突くように接近するが、ハルは魔剣でこれを防いだ。そこからハルは魔剣に魔力を纏わせようとするが、何故か魔法が出せなかった。

 

「(魔剣に魔力が纏わせられない………! というか魔法が出せない………!)」

 

ハルは事態に驚きつつもスペック面では勝っている為か、互角の勝負を繰り広げていた。そこへメイルとフェイの2人も加勢するように攻撃を仕掛けるが、Uは素早い動きで距離を取ってこれを回避。そのままソードマンセイバーを地面へ突き刺すと………

 

「少しはやるようだね。なら、こっちで相手してあげるよ」

 

そう言って紫色と水色のパーツが半々で付いた鍵を取り出した。Uは紫色のパーツを手にしこれを上げる。これによって持ち手が水色一色の大型の鍵となり、Uはこれをディメンションドライバーの右側の鍵穴にセットした。

 

『ブリザード!』

 

これによりベルトから氷のエネルギーが放出する。少ししてUは鍵を回した。

 

『ブリザードソードマスター! ブリザードソードマン!!』

 

これにより生成された氷はUの身体を覆う。少ししてUの身体を覆った氷が爆発。水色かつ透明さを感じさせる鎧が装着された。

 

「姿が変わった………!」

 

メイルが驚きの声を漏らす中、Uは右手に水色の銃ブリザードガンを生成すると、遠距離から氷の弾丸を飛ばす。フェイが闇のエネルギーを放出する事でこれを防いだが、Uはその隙にベルトの鍵を立てると共に再び回した。

 

『ブリザードアタック!!』

 

Uは左手から冷気を放出する。これによりフェイの足元が凍結してしまった。

 

「なっ!? 足が………!!」

 

フェイが動けない中、Uはブリザードガンを左手に持ち替え、ゆっくりと接近する。ハルが高速移動でUの前へ立ち魔剣による攻撃を行うが、彼の氷の堅牢な鎧がそれを防いだ。

 

「効かないよ」

 

Uはそう言うと共にハルの魔剣を掴み、そのまま彼ごと近くの木まで投げ飛ばす。ハルはジェネシスの力で咄嗟に光の壁を作る事でこれを足場代わりに地面へ受身を取った。だがこの間にUはフェイの懐へ潜り込んでおり、ベルトの鍵を2回操作する。

 

『ブリザードフィニッシュ!!』

 

Uの右拳に氷のエネルギーが集束すると、そのままフェイへ必殺のパンチを直撃させた。

 

「うわあああああ!!」

 

フェイは大きく吹き飛ばされると共に近くの木へ激突。地面へ倒れると共に身体に纏われた鎧が霧散し変身が解除されてしまった。

 

「フェイ!」

 

この事態にはハルとメイルも動揺を隠しきれなかったのだった………

 

 

 

ハル達3人が迎え撃つ中で、フェイを変身解除まで追い込む程の圧倒的な強さを見せるU。しかし、ハルはUの強さに対する違和感が未だに拭えずにおり、困惑を隠しきれなかったのだった………

To Be Continued………




次回予告
Uはソードマンの力をフル活用し、メイルをも圧倒してみせる。しかし、ハルだけは依然として互角に渡り合えるなど違和感が払拭できずにいたのだった………
次回「拭えない違和感」
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