幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
Uは形態を変える事でミリィへ攻撃を仕掛けるもののミリィは技量によって届かさせない展開へと持ち込む。その中でUは最後の切り札を解禁するが、同時にハルの違和感の形が1つの疑惑へと変わるのだった………


第257話 別人の感覚

Uはミリィを上回るスピードで接近し、彼女を軽々と吹き飛ばす。

 

「スピードで押されちゃう………それならこっちで!」

 

ミリィは上部に円状の蓋が付いた鍵を取り出すと、鍵上部の円状の蓋を回した後ベルトへセット。そのまま鍵を回した。

 

『アーマーオン!! ジャスティング!!』

 

ミリィはジャスティングフォームへ戻ると、再び右手に生成されたジャスティングブレードを構え、素早い動きで走り出した。しかし、スピードはUの方が上であり、ミリィは防戦寄りで戦う事となっていた。

 

「(流石にスペック差が厳しいかな………)」

 

ミリィは防御姿勢の中でそう考えていたが、Uのスピードに身を任せた連続攻撃はミリィをブレードごと吹き飛ばした。ミリィは吹き飛ばされながらも近くの木を足場代わりに姿勢を立て直し、地面へ着地した。

 

「こっちも後には退けないかな」

 

ミリィはそう呟きながら上部に2つのスロットが備えられた大型の鍵を取り出し再び姿を変えようとする。

 

「待ってくれミリィちゃん」

 

だがこの場面でハルがミリィに待ったをかけた。

 

「ハルくん………?」

 

ミリィは首を傾げる様子を見せる。だがハルの目を見た彼女は何かを感じ取り………

 

「………分かった、何か考えがあるんだね。任せるよ」

 

そう言うと共に戦況をハルへ任せるようにベルトから鍵を外して変身を解除した。

 

「また君か………邪魔しないで欲しいよ」

 

Uはどこか不貞腐れた様子でそう呟いた。だがハルは身体から虹色のエネルギーを放出させ、直後虹色の光が彼の身体を包み込むと、それと同時にハルは右手を円状に大きく回す。そして広げた右手が顔の正面に来たタイミングで握り拳を作った後、ハルは顔の右側を覆うように手を広げる。そこから自身の右手を胸に当て………

 

「………変身」

 

そう言ってジェネシスの力を身に纏ったセイクリッドジェネシスへと変身。右手に大剣のセイクリッドブレードを生成するとゆっくり前へ歩き出した。

 

「この前は遅れを取ったけど………2度は無い………!!」

 

Uはそう呟くと共に目にも止まらないスピードで走り出した。だがハルはUが放った鋭いパンチを左手で軽く受け止めると………

 

「俺は貴方にずっと違和感を感じていました………けどその正体が何となく分かってきた気がします。だから俺は………貴方の謎をここで暴く………!!」

 

そう言ってUに対する違和感を払拭すべく戦う覚悟を決めるのだった………

 

 

 

ミリィは押されつつも奥の手を出そうとする中、ハルはUに感じていた違和感の正体に近付き、それを暴くべくミリィと交代して戦う事となった。果たして、ハルの狙いは如何なるものであろうか………?

To Be Continued………




次回予告
セイクリッドジェネシスの力でUを圧倒しつつも、Uはハルを倒す為の反撃を狙う。しかし、その反撃を利用する形でハルは1つの策に動いた………
次回「秘密を暴く解放」
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