ハルvsUの対決でUを圧倒するハル。Uが譲らず下がらない中、同時に譲れないものがあるハルはリリーフオーバーロードの力でUの謎を暴こうとする。その力により、なんとUの中から真子が分離してきたのだった………
ハルが事態を飲み込めずにいる中、真子の姿をした少女は溜息を漏らすと………
「………私は確かに真子だけど………多分貴方の想像している人間とは別人だと思うよ。私は白三谷真子………言ってしまえば別世界の存在かな」
そう言って自分の事を語った。
「別世界の………真子さん………?」
しかし、規模感が別次元である事が災いしてハルの理解は未だ追いついていなかった。そんな中、倒れていたUが身体を起こすと………
「その説明じゃ分かりづらいと思うぞ………」
呆れた様子で呟いた。真子が首を傾げる様子を見せる中、Uはハルの傍まで歩き………
「………君がハルくんだね。成程、若いのにかなりの腕だ………未来の僕が言うだけの腕は確かにあるみたいで驚いてるよ」
彼がハルの事を認識している言葉をかけた。しかし、その中でハルは驚いた表情を見せると………
「未来の………Uさん?」
ハルは目の前にいる過去のUが自身の時代の自らを認識している事に驚いていた。
「………なんで認識してるのかって顔してるね………まあそりゃそうか。それを話さなきゃだな」
Uはそう言うと共に近くで倒れていたグレーとビリジアンへ駆け寄ると………
「ほら2人共、そろそろ起きな。ちょっと気絶するくらいで真子が抑えてくれていたはずだぞ」
Uはそう言うと共に2人を叩き起こした。2人もUの様子に驚いていたが、彼女達が起きたのを確認すると………
「………今回の件、迷惑をかけた手前で悪いが………全ては僕の中に宿っていた真子を1つの生命体として生き長らえさせる為の作戦だった。この事を知っていたのは僕と真子………あとはそこにいるブルーだ。厳密にはもう1人知っている奴がいるんだが、まあ一旦それはいいか………兎にも角にも僕は未来の僕からハルくんが解放の力を持っているという話を聞いた………今回の離反もハルくんが僕と戦ってくれる理由を作るためのものだった」
Uは事実を語り始めた。どうやら今回の件はハルの解放の力を利用する為の策であった事を語った。そしてこの事についてはブルーも知っていたようで、彼女もグルである事を知ったハルとミリィは驚いており………
「ええっ!? ブルーさんも知ってたの!?」
思わず動揺の声を漏らしていた。
「………それは申し訳無かったわ。けれど私が主に動く事でUとの対決を演出する事は容易になる………こればっかりは私も共犯者ね」
ブルーは自身も共犯者と自嘲するようにそう呟いたのだった………
ハルの力で真子が分離する事態は、それもまたU達が作り上げていたシナリオであった。果たして、何故このような事態を引き起こす真似を見せたのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
真子を分離させようとしたのは、彼の中に宿る真子の魂の灯火が尽きようとしていたのが理由であった。そして今回の騒動の中で生まれていたハルの違和感についても明かされるのだった………
次回「違和感の解答」