雷の力に対する理解を深めようと特訓をするハル達。そんな中、アイルがメイルとの協力関係を締結しようと彼女の前に姿を現すのだった………
アイルの申し出にメイルが動揺する中、アイルは彼女から視線を外すと………
「………頼むレミール。俺はお前を敵に回したくはない」
そう言って、メイルとの敵対関係を避けたいと言わんばかりの様子を見せた。だがメイルはハルの方へ一瞬視線を向けた後………
「………ごめんなさいアイル様。今の私はウズクチョを信用出来ないです………特に、ヒャガ公爵の依頼を引き受けてしまってから………」
ハルの件や自身の親を人質に取ってきたヒャガ公爵の事から、信用が出来ない様子を見せていた。
「………(やはりヒャガ公爵の愚策のツケが回ってしまったか………それともそこの男に絆されたか………?)」
アイルはメイルがウズクチョに疑心を抱いてしまった事について考える様子を見せた後、ハルへ視線を向け………
「………おい、確かお前………ハルだったか………?」
彼の名を口にすると共に、彼が背負う槍を手に取った。
「………そうですが」
ハルはアイルの様子に警戒しながら腰に携えた剣の柄へ手を伸ばす。
「お前にレミールを惹きつける何があるか………見定めさせてもらうぞ」
アイルはそう言うと共に彼との戦闘を求める様子を見せる。
「それでアイル様の気が済むのならば」
ハルはそう言うと共に、腰に携えた剣を鞘から抜刀した。
「ハル………! 」
これにはメイルも慌てる様子を見せたが………
「大丈夫です、俺は死にはしませんから」
ハルはメイルを安心させるようにそう呟いた。アイルはハルに向けて槍を向けると………
「いつまでその減らず口が叩けるかな」
そう言って、ハルに向かって素早い動きで突きを放つ。ハルはこれをかわすと、カウンターを狙うように剣を振るう。アイルはこれを槍の柄で防ぐと………
「ほう、挨拶がわりの攻撃はかわすらしい。自慢を叩く2級ですら沈む突きをかわせるのであれば少しは期待出来そうだ」
アイルはハルへ期待を感じたのか、少しして両足に水色のエネルギーを纏わせ始める。
「(両足にエネルギーを集束させている………)」
ハルもそれを見逃さずに身構えた。そしてアイルが次に槍へエネルギーを集束させると………
「壊れてくれるなよ………{スピニングウォーター}!!」
そう言って、回転を混じえながらハルへ接近するのだった………
今のウズクチョが信用出来ない事からアイルの申し出を断るメイル。その直後にアイルはハルの事を試すように彼へ戦闘を仕掛けた。果たして、アイルの対決をハルは乗り越える事が出来るのか………?
To Be Continued………
次回予告
アイルは能力を解禁し、ハルへ攻撃を仕掛ける。アイルは能力が特段強くないものの、自身の技量を120%引き出す強力な実力を持っていたのだった………
次回「水の脚(ウォーターレッグ)」