幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
調査を続けていく中でハル達の前へ再び姿を表すセリィ。セリィと2度目の対決となる中、ハルは前回よりも冷静に戦い、善戦する姿勢を見せるのだった………


第64話 炎の杖能力

ハルの冷静さを見たセリィは身体から放出するエネルギーと目の色を赤く変色させる。それに付随して彼女の持つ魔剣も形状が変化し、杖の形となる。

 

「(また能力の色と武器の形が変わった………!?)」

 

これを見たメイルは驚く様子を見せる。ハルは冷静な様子を崩していなかったが、セリィは杖の先端から炎の弾丸をガトリングのように連射する。

 

「ぐっ!」

 

ハルはすぐさま真横へ飛んで回避するが弾丸の速さには驚きを隠せなかった。

 

「私の能力、まだ隠してたんだよね」

 

セリィは冷静にそう言うと、遠距離戦で勝負をかけてこようとしていた。弾丸の速度もかなり速くハルは姿勢を崩すが、雷の力を背中へ流す事で空中へ移動する。

 

「空中浮遊………そっちも新しい力だね」

 

セリィは空中へ杖の先端を向け、炎の弾丸を連発する。だがハルは素早い空中移動と高度を変化させる事で攻撃をかわし続ける。その様子をメイルは見ている事しか出来なかったが………

 

「あの子の3つ目の能力………しかもとてつもない炎の弾丸………なんであんなに能力を持っているの………?」

 

その中でセリィが何故特性が全く異なる能力を多数持ち合わせているのか、理解が及んでいなかった。一方、スプリングはその様子を目の当たりにし………

 

「あれは魔剣かしら………あの子がその内の1本………{月光の魔剣(ムーンライトマジックソード)}の持ち主とはね………」

 

どこか面白そうな様子でセリィが所持する魔剣について言及する。

 

「え………? ………何故魔剣の名前を知ってるんですか?」

 

メイルはスプリングがセリィの魔剣の名を知っている事に驚いていた。

 

「魔剣はUさんがこの世界で作った武具だからね………前にご本人から教えて頂いたの」

 

スプリングはUに教えてもらった事を口にする………魔剣を作った張本人がUである事も口にして。

 

「U様が………魔剣の製作者………!?」

 

これにはメイルも言葉を失う様子を見せた。そんな中、戦いの方にも動きがあり、ハルはセリィの真上へ到達する。

 

「無駄だよ」

 

セリィは狙いを真上に定め、そのまま炎の弾丸で攻撃する。だがハルは右手に持った剣を地面に向けて投擲。セリィはこれを手に持った杖で軽く弾いたものの、ハルは雷のエネルギーを背中から両腕へ流し込むと、そのまま両腕が黄色へ変色すると共に肥大化し………

 

「{ライジングスマッシャー}!!」

 

落下の勢いを利用したパンチを放つ。この状態のハルの拳にはセリィの炎の弾丸は全く通用せず、セリィはそれを察知すると攻撃を止め、身体から放出するエネルギーと目の色を青へ戻し、高速移動でハルのパンチをかわした。そしてパンチはそのまま地面へ直撃。威力はとてつもないものであり、地面に大穴が空くほどの威力を見せた。ハルは両足へ雷のエネルギーを流す事でスピードへ能力を戻しながら近くに落ちていた右手の剣を構える。

 

「お互いに手札が増えると膠着しちゃうね………」

 

一方セリィは戦況が膠着してしまっている事を思わず口にするのだった………

 

 

 

ハルvsセリィの対決は互いに第3の能力を駆使して対決するが、またしても膠着状態に陥ってしまう。果たして、この膠着の状況を崩すのはどちらなのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
ハルvsセリィの対決が膠着する中、ハル達のいる地面から強大な魔物が突如として出現する。その魔物は古代に存在していた伝説の魔物の1体であった………
次回「古代の魔物」
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