幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ハルvsセリィの対決に乱入してくる1級案件の魔物。その魔物はかつてUが封印した古代の魔物であり、メイルの極大魔法やセリィの攻撃すら弾くほどの防御力を見せたのであった………


第66話 第4の能力

古代の魔物が見せた硬さを目の当たりにしたハルは、地面に剣を突き刺してメイルから離れるとすぐさま猛スピードで接近。そのまま両腕に雷の力を流すと、そこから両腕が黄色く変色し巨大な拳となった。

 

「{ライジングスマッシャー}!!」

 

ハルは必殺のパンチを魔物に向けて放つ。

 

「なっ!?」

 

だがハルのパンチを持ってしても大して効果は無く、魔物は膨大な闇を放出してハルを吹き飛ばした。

 

「ぐっ!? (これもダメか………!!)」

 

ハルは咄嗟に背中へ雷の力を流し、鎧の背面に黄色い翼を生成。翼を用いた姿勢制御でなんとか体勢を立て直すが………

 

「まさか俺のパワーによる攻撃も通用しないとは………」

 

ハルも攻撃が通じなかった事に驚いていた。

 

「ハルの必殺技すら通じないなんて………打つ手は無いの………!?」

 

そしてメイルは何も攻撃が通じなかった事へ動揺する様子を見せた。そんな中、セリィは冷静な様子で魔物を観察しており………

 

「………多分あの魔物、膨大な闇で身を守る魔物だよね………だったら奥の手を出すしか無いかな」

 

そう言うと共に、再び魔物へ接近する。

 

「無茶よ………! さっきの攻撃が全く通じなかったのに………!!」

 

これにはメイルが否定的な様子を見せていたが………

 

「大丈夫」

 

セリィは落ち着いた様子で身構える。そして次の瞬間、彼女の身体から放出されるエネルギーと青い目は黄へ変色。同時に彼女の魔剣も鎌の形へと変化した。

 

「4色目………!?」

 

その姿を見たハルは、今のセリィが4つ目の能力を解禁した事を察知する。そしてセリィは鎌を回しながら身構え、目の前の魔物へ近付くと、鎌に光のエネルギーを纏わせ………

 

「{光臨の浄化(アドベントキュア)}………!」

 

そのまま鋭い斬撃を放つ。すると魔物の身体から放たれた膨大な闇をかき消した上で魔物の身体を斬り裂いた。

 

「グアアアア!?」

 

これには魔物も動揺の声を漏らした。

 

「攻撃が通じた!? ………なんで!?」

 

そして同時にメイルもこの光景に動揺の声を漏らした。セリィは鎌を構え直すと………

 

「………この力はあらゆる邪や闇と祓う力………こういう魔物には打って付けなんだよね」

 

そう言って、今発動した能力の概要を開示する。

 

「闇を祓う力………」

 

それを聞いたハルは、セリィが第4の能力を持っている事に驚いた上で、目の前の魔物に特攻な能力を持っている事へ動揺するようにそう呟くのだった………

 

 

 

ハルの攻撃すら通さなかった古代の魔物に対し、セリィは第4の能力を解禁しダメージを与える。果たして、これが逆転の機となるのであろうか………?

To Be Continued………




次回予告
セリィの攻撃で反撃のチャンスを獲得するものの、再生能力の高さを前に後一手足りない状況となっていた。そんな中でセリィは魔物の弱点を見抜く様子を見せたのだった………
次回「倒す為の後一手」
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