幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ハルvsメイルの模擬戦闘が行われ、メイルは魔法による攻撃を行う。しかし、ハル自身はメイルの魔法を相殺するばかりか、圧倒的な体術も見せるのだった………


第7話 1級相当の強さ

ハルは素早い動きと共にメイルへ接近。メイルは手に持った杖に炎の魔力を集束させると………

 

「大魔法{インフェルノ}!」

 

接近してくるハルに対して膨大な炎の魔法を放つ。だがハルは炎が当たる直前にて大きく前転跳躍をする。その飛距離は炎の魔法どころか正面に立っていたメイルすら飛び越えており、メイルの背後へと回った。

 

「(器用なかわし方………! けれど私だって………!!)」

 

メイルはハルの回避方法を認めつつも、すぐさま背後へ振り返り杖へ光の魔力を宿らせる。だがハルも剣へ炎の魔力を纏わせると………

 

「メイルさんなら着いてくると読んでいました。読んでいたからこその俺の一手です」

 

そう言って、素早い炎の斬撃を放ちメイルの杖を切断した。

 

「{フレイムストライク}!!」

 

ハルの炎の斬撃によって杖を切断されたメイル。メイルが困惑を隠せない状況となってしまった事で杖の魔力は途切れ霧散した。直後にハルはメイルの前へ剣の切っ先を向けるが、少ししてハルは剣を引き、自らの腰の鞘へ収めた。

 

「………ありがとうございました」

 

ハルはメイルに対し頭を下げ戦闘を中断させた。メイルもハルが戦闘を止めてきた事には驚いていたが、これが殺し合いならメイルは死んでいた為、彼女も納得する様子を見せ、落ち着くように息を漏らした。

 

「………私の負けよ、ハル」

 

メイルは自身の敗北を認める。ハル本人は落ち着いた様子と共に身体に宿っていた身体強化魔法を解除。そのままメイルへ手を伸ばすと………

 

「すみません、少し本気を出しすぎました」

 

そう言って、やや本気を出していたことを語った。

 

「え、ええ………そうね。けれど私も少しムキになってたかも………」

 

メイル本人も自身が本気になって戦っていた事を語る。だがそれ以上にメイルは………

 

「(ムキになってたとは言ったけど………実際はかなり本気になってた………多分ハルには1級くらいの強さもあるわ………!!)」

 

ハルが本気になってた自分を圧倒した事で、彼に1級の強さがある事を悟っていた。そして、メイルはハルの圧倒的な強さを前にし、彼自身に対して複雑な心境を抱いており………

 

「(私を助けてくれた男の子が強いのはとても喜ばしい事だけど………とんでもない子を抱えちゃったわね………)」

 

自身が雇った少年はとてつもない事を感じていたのだった………

 

 

 

ハルvsメイルの対決はハルの勝利に終わり、その中でハルは圧倒的な強さを見せる結果となった。その強さは1級相当の強さであり、メイルをして複雑な心境を抱かせるに至るのであった………

To Be Continued………




次回予告
ある日、メイルの仕事に同行する形で城を訪れるハル。その中でハルはウズクチョの跡取り候補である王子へ謁見する事となるのであった………
次回「ウズクチョの王子」
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