なんとかレボナガシへと到着したフェイとUはスプリングと対面する。スプリングはハルの回答次第ではあるものの、会わせてくれる事を口にするのだった………
フェイとU、そしてスプリング間での会話が終わった後、スプリングはハル達の元を訪れていた。
「………という訳なんだけど、フェイ様と会ってあげられないかしら?」
スプリングは先程の話をハル達へ共有する形で説明する。
「………正直、フェイ様が俺を尋ねてくるとは思いませんでした」
それを聞いたハルは完全に呆然としていた。まさかフェイがわざわざレボナガシまで来て話をしに来るなど、彼にとっては完全な想定外だったからだ。
「ハル………どうするの?」
メイルはハルに対してフェイと会うのか問いかける様子を見せた。
「………フェイ様は俺がウズクチョにいた頃の数少ない理解者でしたし、悪い相手では無いと思ってます………他に同行者は?」
ハルはフェイという人間を嫌いでは無く、どちらかと言うと好意的に見ていた。そして少し考える様子を見せた後、フェイ以外の同行者を問いかける。
「フェイ様以外にいるのはUさんだけです。Uさんはどうせ私とお話するので実質的には邪魔は無しでお話が出来ますよ」
スプリングはフェイの同行者がUのみであり、Uはスプリングが元々話し合いの為に呼んだ客人であるため、実質的にはフェイとの直接対面が叶う状況だった。
「………分かりました、フェイ様との話し合い、お受け致します………ただ、メイルさんにも同行して頂いてよろしいでしょうか。俺1人だと話せる自信が無くて………」
それを聞いたハルは了承する事を決めるが、自分1人では会話の自信が無いとして、メイルも話の場に同行したい事を希望する。
「勿論。フェイ様も条件があるなら呑むって仰ってくださったしね」
スプリングはハルの意思を尊重する様子を見せていた。
「ありがとうございます………そうしたらあちらの準備が出来次第俺もお話の方お受け致します」
対面を行う事が決まった為、ハルはフェイ達の準備が出来次第開始出来る事を口にした。
「分かったわ。そうしたら少し待ってて、Uさんとフェイ様にお話をしてくるわ」
スプリングはフェイ達との話し合いの場を作る為、そう言って部屋を出た。スプリングが部屋を出た後、ハルは溜息を漏らした。
「どうしたの、ハル………?」
彼の様子を見たメイルは思わず首を傾げながら問いかけた。
「いえ………今でも少し驚いていまして………フェイ様が何故俺に会いに来てくれたのか………」
ハルの中では、フェイが何故今のタイミングで自分に会いに来た事へ首を傾げていた。それを聞いたメイルは小さく頷く様子を見せると………
「………そうよね」
ハルの言葉に頷くようにそう呟いたのだった………
ハルがフェイ達との対話に応じた事で久方振りの対面が実現する事となった2人。しかし、ハルの中の心境はとても複雑なものであったのだった………
To Be Continued………
次回予告
スプリングがフェイを連れて来た事で、ハル達とフェイの久方振りの対面が実現する。ハルは何を話せばいいかと悩んでいたが、フェイはハルとの再会をただ喜んでいたのだった………
次回「友人との再会」