メイルは両親の事に対する真実とセリィの存在の事を、自分の口でフェイに説明する。フェイはメイルが自身へ真実を語ってくれた事に驚くが、メイルはフェイの事を信用しての話である事を口にするのだった………
それからフェイとの会話はしばらく続いていたが、やがて時間が経つと扉のノック音が聞こえ………
「入るわね」
間もなく外からスプリングが入ってきた。
「フェイ様、Uさんがそろそろウズクチョへ戻られるそうです。今日は一旦お開きにしてはいかがでしょうか?」
スプリングはフェイに対して、Uが帰国する事を伝え、彼にも本日の対話はお開きにする事を勧めた。
「そうだな………分かりました。スプリング様、ハル達とはまた後日対話をする機会を頂けないでしょうか」
フェイも今日は一旦ここまでにする事へ了承し、同時にハル達とまた対話する機会を後日へ貰えないか問いかけた。
「勿論ですわ。フェイ様ならいつでも大歓迎ですもの」
スプリングはフェイの申し出を受け入れ、彼がいつ来ても構わない事を語った。
「ありがとうございます、スプリング様」
許可を得た事でフェイは嬉しそうな様子を見せたのだった………
それから少し経ち、フェイはUと共にレボナガシの外まで見送られる事となり、ハル達もスプリングに同行する形で外へと来ていた。
「それじゃあ、次の対面の時にまた来る。元気でやれよ、スプリング………それに2人もね」
Uはスプリングとハル達へ別れの言葉を伝えた。
「本日はありがとうございました」
直後にフェイも頭を下げる様子と共に感謝の言葉を語った。
「こちらこそありがとうございました。Uさん、お次の対面も楽しみにしてますからね」
スプリングもまた感謝の言葉と同時に頭を下げると、Uとの再対面を楽しみと言わんばかりの様子を見せた。そしてフェイはハルとメイルへ近付くと………
「俺もそう遠くない内に2人の元へもう1回来ようと思ってる。だからそれまで元気にやっててくれよ」
2人との再会を約束すると共に、2人の無事を祈る様子を見せた。
「フェイ様もお気を付けて」
ハルもまたフェイに対して彼の未来を案じる言葉をかけた。
「ああ」
フェイはどこか泣きそうになりつつもこの場は堪え、ハルと共に握手をかわした。
「それじゃあ行くぞ、フェイ」
少ししてUはフェイに対してレボナガシを旅立つ事を口にして歩き出した。
「はい! じゃあ、またな、2人とも!!」
フェイはUの後に続く形でレボナガシから旅立った。ハルとメイルはフェイとの時間が本気で楽しかったのか、フェイ達の背中を笑顔で見送るのだった………
ハル達の談笑の時間は終わり、フェイはUと共にウズクチョへと帰国して行った。だがこの時ハルは知らなかった。それからそう遠くもない未来でウズクチョと自分達の状況を変動させる大きな事態が発生しようとしていた事を………
To Be Continued………
次回予告
ウズクチョへ戻った後、Uはウズクチョの人がいない地下通りを歩いていた。そんな中で彼はレボナガシでスプリングとの会話の内容を思い返していたのだった………
次回「常人離れした成長」