幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ハル達とフェイの対話は終わり、フェイとUはウズクチョへと帰国する事となった。そして、ハル達にとって今回の対話の時間はとても楽しいものとして終わる事ともなったのであった………


第76話 常人離れした成長

それから少し経ち、ウズクチョへと帰国したフェイとU。Uはウズクチョ城内にあるフェイの自室まで彼を送り届けた後に、ウズクチョ城内の地下に足を踏み入れた。

 

「………ハルくんの強さは飛躍的に上昇した。遂にアレを解禁する時が来てしまったようだね」

 

Uはボソッと呟くと、地下の中にある洞窟へとやってきていた。そこには見張り兵が何人かいたが、Uを見るなり萎縮する様子を見せた。

 

「少し用があってな。悪いけど入るよ」

 

Uはそう言って洞窟内へと入って行った。

 

「(迷いの洞窟に入るのも久しぶりの事だな)」

 

Uはそう言って洞窟の中を進んでいた。この洞窟には魔法がかかっており、Uは周囲を見回しつつも前へと進んでいた。途中別れ道が何度も発生する中で、Uは1つずつ正しい道を歩んでいた。それと同時にある事を思い返していた………

 

 

 

これは時間にして1日前の事。すなわちスプリングとの対話を行った時の事である。

 

「スプリング、ハルくんの様子はどうかな」

 

Uはスプリングに対してハルの様子を問いかけた。

 

「………セリィちゃんづてでご存知だとは思いますが、ハルくんは雷の力を宿しつつそこから派生して4つの力を生み出せています。強さについても1級上位クラスと言っても差し支えませんし、それにまだ伸び代もある………これからが楽しみに思えてくる子ですよ」

 

スプリングはハルの強さを振り返りつつ、彼が既に1級相当の実力者であるのに加え、更に伸び代がある事を語った。

 

「成程………しかし伸び代がまだあるとはどういう根拠なんだい?」

 

Uはフッと笑いつつもハルにはまだ伸び代があるという事へ疑問として問いかけた。

 

「私の勘です………これでもUさんと同じで長生きですから」

 

スプリングはそう言って、根拠と言うよりは自身の勘である事を告げた。それを聞いたUは小さく笑いを零すと………

 

「分かった。そういう事にしておくよ」

 

そう言ってスプリングの話を信じる事とした。

 

「………もし彼がまだまだ強くなるなら今は色々と経験を積ませてあげられるといい。それに、メイルがいるお陰で彼も仲間というか、信頼出来る人間に頼る事が出来るようになった………今の彼ならもしかすれば………アレを使えるかもしれない」

 

Uはハルの経験を増やす事を考えつつも、Uはフェイならとあるものを使えるかもしれないと期待する様子を見せた。

 

「そうですね、今の彼なら扱えるかも………ですね」

 

直後、スプリングもこれに頷く様子を見せたのだった………

 

 

 

ハル達とフェイが対話している裏で、U達はハルの大きな成長に言及していた。そしてスプリングとの対話の中でUが呟いたアレという意味深なワード。果たして、彼等は何を指してハルへ期待しているのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
Uは洞窟の中を進み、2つの結界を素通りする形で最深部へと潜り込んだ。するとそこにはかつてUがとある人物と共に封印していたとある剣が安置されていたのだった………
次回「封印されし魔剣」
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