幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ウズクチョ地下の洞窟を歩き続けるUは、スプリングとの対話内容を思い返していた。そして対話の中でU達はハルならとある物を扱える事を挙げていたのだった………


第77話 封印されし魔剣

Uがスプリングとの対話を思い返していると、洞窟の中を歩き続ける彼の前に金色の結界が現れる。結界の近くには死骸が何個か転がっており、Uはそれを目にすると………

 

「………またこの先に入ろうとしたバカがいたか。懲りないね」

 

呆れた様子で結界の方へ近付く。Uの身体は結界を素通りに成功する。そしてUが結界を通り過ぎて少し経った頃、その先にはまた新たな結界が張られていた。こっちの結界の色は白であり、Uはそれを目にすると………

 

「………流石僕の奥さん。彼女の張った結界は健在って訳だな」

 

Uは目の前の結界の精度の高さに感心しつつ、彼女の結界に触れる。Uの身体はまたしても結界を通り過ぎた。

 

「………春香の魔力が微弱でも僕の中に入ってなかったら黒焦げになってたな」

 

Uはどこか苦笑するようにそう呟くと、結界の先へと進む。するとそこには台座があり、その台座の先には鞘に納められたままの剣が安置されていた。Uはこれを手にすると、剣に嵌められた赤い石へと目を向ける。

 

「やはり………共鳴を始めている」

 

Uはこれを手にすると共に、天井を見上げる。天井は岩盤のみで特段珍しそうな物は何も無かったが………

 

「アイツが言ってた運命の時はもうすぐ前まで迫っている。それまでにコイツをハルくんに渡さないとだな」

 

Uはそう呟きながら鞘に収まった剣を眺めるのだった………

 

 

 

それから少ししてUは城へと戻り廊下を歩いていた。そんな中で、城の中は大きな騒ぎの声が聞こえた。

 

「(………騒々しいな)」

 

Uはそう考えると共に廊下の中を進んでいく。だがその先に待っていたのはウズクチョの兵士のものでは無い黒の軽い鎧を着用した集団だった。

 

「どうやら内部の騒ぎらしい」

 

Uはそう呟きながら廊下の中を歩いていた。すると集団はUに気付き………

 

「白髪の男………貴様がターゲットの1人か!!」

 

Uの特徴を見るなり彼に襲いかかろうとしていた。

 

「やれやれ、こういう輩がいると困る」

 

Uはそう呟きながら襲いかかろうとする集団を見ていた。そしてその直後、彼は右手を伸ばすと………

 

「死ぬ覚悟はあるんだろうな?」

 

そう言うと共に光のエネルギーを放ち、目の前の集団をバラバラにしてみせた。

 

「うああああああ!?」

 

Uのエネルギーを受けた者達は何が起きたか分からないまま爆発四散した。

 

「………騒ぎの原因を突き止める所から事は始まりそうだ」

 

Uはそう言うと共に、原因の特定から動き始めるのだった………

 

 

 

Uが手にした剣をハルへ届けようと画策する中で、ウズクチョ城内では騒ぎが起き始めていた。果たして、この騒ぎは何があって始まったものであろうか………?

To Be Continued………




次回予告
Uはフェイの様子を見に行くが、例の集団はフェイもターゲットであり、彼を暗殺しようと目論んでいた。Uはフェイに対して剣を預けると共に、それをハルへ渡すよう託す様子を見せたのだった………
次回「ウズクチョ内の陰謀」
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