ハルはUから託された剣の力と雷の力をフルに発揮して魔物を撃破する。その戦いの中で、メイル達はハルに託された剣が魔剣である事に気付く様子を見せたのだった………
戦いの後、ハルはメイル達と会話する事となったが、その中でメイル達はハルの剣が魔剣である事を説明していた。
「………あの魔物の闇を容易く斬り裂くのは並の武器では出来ないし、普段の貴方でもそう簡単には出来ないはず………幸か不幸か分からないけど、魔剣を生み出した張本人であるU様づてでこの剣が届けられたとすれば………あの圧倒的な強さにも納得は行くわ………」
メイルは魔剣の生みの親であるUから託されたという部分から、ハルが持つ剣が魔剣であると断定する様子を見せていた。
「………しかし、分からない事もあります。なら何故そんな剣を俺に託してきたのか………あくまで俺とあの人は立場上味方ではありませんし………」
だがUとは敵対でも協力でもない関係に立つハルは、彼の思惑が読めない様子だった。ハル達が頭を悩ませて考える中、フェイは両手を叩くと………
「U様のお考えは分からない。けど、これを俺に託したって事は、ハルにどうしてもその剣が渡って欲しかったって事だ。それにウズクチョ内は最早混乱なんて状況じゃないし………決めた、俺はしばらく君達と共にいる。最近のウズクチョやさっきの魔物の事をまず調べてから事は考えよう。U様のお考えを探すのはその後でも遅くないんじゃないかな?」
そう言って、ハル達の元で共に戦う決意を固めた。
「フェイ様………!」
ハルはフェイが味方となってくれる事に嬉しそうな様子を見せる。だがフェイはハルに対してどこか不満気な表情を見せると………
「………ああ、前から君に言おうと思っていたんだけどさ………これからは俺の事は呼び捨てでいいよ。敬語もいらない」
そう言って、もう少しフランクな態度で接して欲しい事を明かした。
「しかし………俺とフェイ様は身分が………」
ハルは身分差を理由に遠慮しようとしていたが………
「これからは明確に仲間同士になるんだ、身分関係は関係無い、俺達は対等な関係だ」
フェイはこれからの自分達は対等である事を根拠にそのような態度を求めた。それを聞いたハルは………
「分か………った、フェイ」
何処かぎこちない様子を見せながらも彼との関係性が少し柔らかくなった。
「メイルも俺の事は呼び捨てでいいし敬語はいらない。俺達3人は対等で仲間で友達だ!!」
フェイはメイルに対してもフランクに接する事を依頼すると、2人の肩を組んで楽しそうな様子を見せた。
「もう、フェイ様………じゃなかった、フェイったら………」
メイルもまだどこがぎこちなかったが、そんな彼の意を汲むように彼を呼び捨てにする。そんな3人の様子をスプリングは微笑ましそうに見ていたが、その直後、彼女はバルコニーの方へ視線を向けると………
「(ハルくん達が一致団結している中で………多分もうあの人が言ってた運命の日は………もう目の前に迫っているわね………)」
心の中で意味深な事を考えるのだった………
ウズクチョ内の陰謀と、ハルと合流した事によって一致団結する覚悟を決めたフェイ。ハル、メイル、フェイの3人が1つのチームとしての関係性を築く中で、彼等の知らない新たな戦いの時はすぐそこまで迫っていたのであった………
To Be Continued………
次回予告
ハル達がお互いの近況を報告する中で突如発生する地震。その地震によって、世界には突如として光の柱が複数発生する事態が起きるのであった………
次回「運命の時」