ハル達が近況を共有する中で、またしても地震が発生する事態が発生。それと同時に世界には光の柱が複数上がり、Uとスプリングは時が来た事を呟くのだった………
第85話 光の柱の異変
光の柱が複数上がる。この事態にレボナガシ側はスプリングを中心とした調査隊が送られる事となったが、ハル達は今回留守番となり、スプリング達が出かけてからしばらくは光の柱の話題が続いていた。
「光の柱………まるで約1000年前の再現だな………」
フェイは光の柱について、思わずそう呟いていた。
「フェイ………何か知っているの?」
ハルはフェイが光の柱について何か知っているのかと思わずそう問いかけた。
「………レジェスター歴855年。この世界に青い光の柱が立った。この光の柱から異世界の勇者が現れたそうなんだ。まあ当時は世界の次元を操った者による仕業だったそうだけど………何故今になってまたこんな事態が発生したんだか………」
フェイは今から約1000年前に異世界から勇者が現れた話を口にする。その因果関係をどこか感じるハル達だったが、何故今になってそんな事態の再現が起きたのかについては理解出来ない様子だった。
「………こればかりはスプリングさんの報告を待つしかないわね………」
だが結局の所調査隊が帰ってこない限りはこの事態の詳細を知る事は出来なかった。
「そうですね………」
ハルもメイルの言葉に頷く様子を見せる。するとその直後、ハル達のいる部屋の扉からノック音が聞こえ、調査に出ていたスプリングが戻ってきた。
「ただいま。先程の調査について報告を上げてきたわ」
スプリングはそう言うと、ハル達に向けて資料を見せる。
「………あの光の柱の1つ、レボナガシの国境内で起きていた異変には………1人の女の子が倒れていたわ」
スプリングの報告では、光の柱が発生していたエリアにおいて1人の少女が倒れていた事が報告された。
「少女………」
ハルは先程のフェイの話を聞いて、勇者の話を想起させられていた。
「その女の子について何か分かる事はありませんでしたか?」
フェイは少女の素性について問いかける様子を見せた。
「………身元については分からないけど気になる点は2つあったわ。1つはこの世界では見られない服装………それともう1つは体内から莫大な魔力を感じさせられた………まるで1000年前の勇者召喚を思わせる事態ね………」
スプリングは少女の身元を特定する事は出来なかったが、服装がこの世界のものではない点、少女から莫大な魔力を感じ取った事を語った。
「っ………!? (フェイの言った通りの再現になってきてる………!?)」
それを聞いたハルは、本当にフェイの話の再現となっている事を察知するのであった………
光の柱周辺では少女が倒れており、その少女の存在はまるで1000年前の勇者召喚の再現であった。果たして、異世界の少女と思わしき人物が今のタイミングでこの世界へ召喚された理由とはいかなるものであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ハル達はスプリングに対してその少女に合わせて欲しい事を懇願する。これを承諾したスプリングは、ハル達を少女の元へと案内するのだった………
次回「召喚された少女」