ハル達はフェイの知る過去の話から、光の柱について1000年前との因果関係を考える様子を見せていた。そして、光の柱の調査に出ていたスプリングの報告から、その因果関係が現実となっている事にハル達は驚かされるのであった………
1000年前の出来事との因果関係を感じさせられる中、ハル達3人は顔を合わせると………
「スプリングさん、その女の子に会わせてもらう事は出来ませんか? 我儘なお願いだとは存じておりますが………」
3人とも頭を下げる形でその少女との対面を希望する。
「それは全然良いけれど………上手く話せるかは分からないわよ? 何せ、急にこんな世界に連れて来られてまだ混乱が落ち着いていない状態だから………」
スプリングは対面自体は特に断る様子を見せなかったが、少女の精神面からハル達の期待通りに会話が出来るかは別問題である事を口にした。
「大丈夫です、お願いします」
ハル達はこれに頷く様子を見せた。これについては3人の中で少しでも光の柱についての違和感を知る為必要な事であると共通して考えていた為の行動であった………
そしてスプリングに案内される形で別の客室を訪れるハル達。そして目的の部屋においてスプリングは扉をノックすると先に部屋の中へ入り………
「………貴女に会いたい人がいるの。多分貴女と歳が近い子達………悪い子達じゃないから大丈夫」
スプリングはそう言うと共に、部屋の中にいる少女と少しの間会話をしていた。そして1分程経った頃、スプリングは部屋の中から顔を出し………
「いいわ、入って」
そう言ってハル達へ入室を促した。ハル達はこれに頷いて部屋の中へと入る。部屋の中にはハル達と歳が同じくらいの少女が地面へ俯いた様子で椅子に腰掛けていた。
「(この子が例の女の子………俺の視点から見ても元気がない………それもそうか、こんな世界へ急に召喚された上に………知らない人間しか周りにいないなんて………疲れるに決まってる)」
ハルは少女の様子を目の当たりにし、思わず同情する様子を見せていた。
「紹介するわね、この子達は左からフェイくん、ハルくん、メイルちゃん。訳があってこの国にいる子達なんだけど、この子達も貴女が召喚されたと思わしき光の柱を目撃している子達なの」
スプリングは間を沈黙で包ませまいとハル達の事を紹介する。だが少女は依然として俯いた様子であり………
「光の柱………私には分かりません………気が付いたら急にこんな所に連れてかれていて………帰りたい………」
自分がどうしてこんな目にあっているのか理解出来ない様子でそう呟いていた。
「(対面させてほしいとは言ったものの………どう会話してあげればいいものか………)」
そしてハル達もどのように声をかけてあげればいいか分からない様子を見せたのだった………
ハル達が対面した例の少女は、突如としてこの世界へ召喚されてしまった事で大きく疲弊していた。果たして、ハル達はどうやって少女とのコミュニケーションを図るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
少女との対話を試みるべくハルは声をかけるが、少女は精神的に疲弊し話を聞いては貰えそうも無かった。だが疲弊状態の彼女から出てきたとある言葉がハルのトラウマを偶然にも刺激するのであった………
次回「ハルのトラウマ」