幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ウズクチョ1級能力者のヒナノは、Uの依頼でハル達の様子を見る為にレボナガシを訪れていた事を明かした。そしてその目的を明かした直後、彼女はハルに対して模擬戦闘を依頼するのだった………


第97話 格の違う実力者

ヒナノの模擬戦闘依頼により、ハルはこれを承諾する様子を見せた。だがハルは緊張感を強める様子を見せる。

 

「………ハルくんが凄い緊張していますね………?」

 

瑠美はハルの緊張感を強く感じており、メイル達へ問いかけた。

 

「そうね………ヒナノ様はウズクチョの1級クラスの人間………つまり私達より格上の御方だから………」

 

その直後、メイルもどこか恐れた様子を見せながらハル達を見ていた。

 

「………?」

 

瑠美にはこの時の言葉の意味が分からなかった。だがハルとヒナノが互いに木刀を身構える様子を見せた後………

 

「………行くよ」

 

ヒナノはそう言って、走り出す………が、そのスピードは人間のものとはとても思えず、直線的にとてつもないスピードでハルの懐へ潜り込み、木刀を振りかぶっていた。

 

「ぐっ!?」

 

ハルは咄嗟に手に持った木刀で防いだものの、ハルは幾らか吹き飛ばされた。

 

「(これまで対峙してきた誰よりも速い………!? あのセリィちゃんより速く感じたぞ………?)」

 

ハルは姿勢を立て直した直後、今のヒナノのスピードがセリィ以上である事を感じていた。そしてヒナノが軽く剣を振り回す様子を見せる中………

 

「{エンチャントフィジカルアビリティ}!」

 

ハルは身体強化魔法を発動し、素早い動きでヒナノへ接近する。しかし、ヒナノは軽い身のこなしでこれをかわし、ハルから距離を取る。その際に地面へ落ちていた小石を拾うと、それにエネルギーを纏わせた直後に指で弾き、ハルに向けて飛ばした。

 

「(牽制………?)」

 

その様子を見て最初の1秒は牽制を感じていたが、その直後に弾かれた小石は突如としてハルの目から見て、突如としてスピードが高速のものへ変化した。

 

「なっ!?」

 

咄嗟にハルは木刀を構え、小石を弾いた。

 

「よく気付いたね。U様が目をかけるだけの事はあるか」

 

ヒナノは何処か面白そうな様子でそう呟いた。だがハルの手は震えており、ヒナノの恐ろしさを肌で感じていた。そしてその勝負を見ていたメイル達もそれは同じであり………

 

「………相変わらず能力の使い方が上手い御方ね………」

 

特にメイルはヒナノの能力の使い方が上手い事を言及する。

 

「………そういえばあの女の人………ヒナノさんの能力ってなんですか? ………見た感じだと凄い速く動いていますけど………」

 

そんな中で瑠美はヒナノの能力について首を傾げていた。彼女は高速移動の可能性を読んでいたが………

 

「それだけじゃないさ………彼女の能力は高速移動とはまた違う能力さ………」

 

フェイはヒナノの能力が高速移動ではない事を言及するのだった………

 

 

 

ハルvsヒナノの対決はヒナノがハルを圧倒する速度と攻撃を見せる展開から幕を開けた。果たして、ヒナノの能力はいかなるものであろうか………?

To Be Continued………




次回予告
ヒナノは素早い小石の投擲を織り交ぜた高速移動による戦術を展開して攻撃を仕掛けてきた。だがその中で感じた違和感は、ハルにヒナノの能力を見抜かせるきっかけとなったのだった………
次回「素早い動きの違和感」
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