プリヤのサーヴァント   作:ブラウニー

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第2話

キャスターを倒したのにイリヤは、胸騒ぎがしていた。何かを見逃しているような。キャスターが逃げ延びているような感覚だ。

「美遊!降りてなさい帰るわよ」

 

「まだだリンさん、ルヴィアさん、ミユさんキャスターは生きている」

 

「何言ってるんですかイリヤさんキャスターなら今美遊さんが倒したばかりじゃないですか」

だがルビーの言葉に反してキャスターは現れた。しかも特大の魔法陣を幾つか敷いて。

 

(転移? やばい逃げて あの魔法陣は・・・)

 

「空間ごと焼き払うつもりよ」

キャスターに一番早く対応出来たのは美遊だけだった。

キャスターが生きていると言ったイリヤでさえ動けないでいた

だがそれは得策ではなかった。キャスター撃つには間に合わず脱出もできない。これに気づいた美遊はイリヤだけでも脱出させようと考える。

 

(イリヤ達が脱出するまでの時間を稼がなきゃ)

だがイリヤは、魔力弾を美遊の足場にしてスピードをアップさせるという荒技に出る。

 

「ミユさん乗って」

美遊はその魔力弾を見るとイリヤの考えを理解しランサーのカードをインクルードして乗る。そのおかげでキャスターが魔力弾を打つ前に倒す事に成功した。

 

「魔力弾を美遊に向かって打つとはなんて無茶をしますの?この子は!」

そう言いながら頭を拳骨で締め上げる。

「できると思ったから」

凛が止めに入る。

「ルヴィア子供相手に手をあげるな!!」

 

「それにしてもなんでカード回収したのに空間が崩落しないのかしら?」

 

「確かに」

 

『まさか』

凛とルヴィアは同じ結論にいったった。その刹那凛とルヴィアは、何者かに切られる。

 

「えっどういうこと?」

 

「あり得るのこんなことが?」

 

「最悪です」

 

「完全に想定外の事態ですが、現実に起こってしまった」

 

『二人目の敵です』

その事実は美遊とイリヤ焦らせるには、事足りた。

「リンさん。、ルヴィアさん」

イリヤは、凛とルヴィアを救うために飛び出した。それを止めたのは、美遊であった。

「落ち着いてくださいイリヤさん。生命反応あり!凛さんとルヴィアさんは、生きています!」

 

「だったらなおさら早く助けなきゃ‼︎」

 

「だからこそ!冷静に確実に行動来るべきなの‼︎」

 

「選択肢は、二つ速攻で、敵を倒すか。敵の隙をつき、すぐに二人を確保し、脱出するしかない!」

 

「ならあの槍は?あれなら一撃で・・・」

 

「だめ今は、使えない」

 

「一度カードをインクルードはせると数時間は使えなくなるのです」

 

「『ライダー』は単体で意味を成さず。『キャスター』は、本番でいきなり使うにはリスクが高い」

 

「くわええて『アーチャー』は、役立たずとこれは選択肢二番しかなさそうですね」

 

「敵は、私が引き付ける。イリヤは右側から木の影に隠れて接近して、二人を確保。この空間から即座に脱出。いい?」

 

「わっわかったわ」

言うや否やイリヤと美遊は飛び出す。美遊は敵を攻撃し、囮となるために。イリヤは美遊を囮にし凛とルヴィアを確保し脱出するために。

「ルヴィア様達に近すぎます」

 

「大玉は打てないか」

 

(あの場から動かないのは、二人を囮にするため?どちらにせよ敵をおびき出す)

 

「速射」

だが素早い魔力弾も黒い魔力の霧に阻まれ意味を成さない。

「敵に損害なし。攻撃が効いていません」

 

「霧に阻まれた?あれは一体」

 

「どういこと。ルビーもしかしてあれ反射平面とかいう・・・」

 

「いえ魔術を使っている様子は、ありません。あの黒い霧は、もしかして」

敵もただ攻撃を受けてるだけでは、なかった。剣に黒い霧を乗せて斬撃として放ってきたのだ。

(障壁が破られた)

 

「ミユさん」

 

「敵に気づかれました。逃げてください。こちらにもあの斬撃がきます」

魔法少女になろとイリヤは一般人逃げることができず障壁を張ることしかできなかった。

「痛ッ!腕が血が」

 

「大丈夫です。軽傷です。すぐに回復できます」

だが、斬撃が障壁を越え怪我をしたという事実は、イリヤの戦意を喪失させるには、充分すぎた。

「サファイアあの黒いのは?」

 

「間違いありません。あれは信じられないほど高密度な魔力の霧です!あの異常な高魔力の霧に魔力弾が弾かれていたようです」

 

「飛ばしてきたのも魔力かなら魔術障壁じゃ無効化できない」

 

「追撃がきます。逃げてくださいイリヤさん!」

イリヤは、恐怖心に苛まれ逃げることはおろか立つこともできない。

「何してるの!?早く逃げて‼︎」

 

「イリヤさん‼︎」

それでもイリヤは、逃げることができない。美遊は、そんなイリヤを助ける為に突っ込んできた。

「イリヤスフィール‼︎」

だが、敵の攻撃を一瞬防いだのは、美遊では、なく凛とルヴィアの宝石ではあった。

『あれは凛さん!ルヴィアさん!』

 

「くっやってくれわこの黒鎧!」

 

「美遊一度距離をとり立て直して」

宝石魔術で、防げたのは、一瞬敵を止めることができなかった。

(足止めにもならない!?)

 

「サファイア物理保護全開」

それでも敵の剣を受け止めることができず美遊は、弾き飛ばされてしまった。

「ミユさん」

 

「平気それよりあの敵」

 

「まずいですね。とんでもない強敵ですよ。アレ」

 

「魔力弾も魔術も無効。近距離も遠距離対応可能。こちらのアドバンテージがことごとく真正面から覆されてますね。直球ど真ん中で、最強の敵ですよアレ」

 

「えっ最強」

 

(戦意を失いかけてる無理もないか状況は最悪今までの敵と基本性能が違いすぎる倒すどころか撤退すらさせてもらえるかわからない)

 

「リンさん!!」

ここで、凛とルヴィアが膝をつく。無理もない今まで立っていられたのが不思議なくらいの重傷なのだから。

「どうしようルビー!?どうすればいいの?」

 

「落ち着いてパニックを起こさないで。私が敵に張り付いて足止めする!イリヤは、その隙に救出を・・・」

 

「ダメそれじゃさっきと同じ」

 

「大丈夫物理保護全開にすれば十数秒はもつ!」

 

「ダメだってば!ミユさんが危なすぎる」

 

「必殺ルビーデァアルチョップ」

 

「いった。こんな時に何するの」

ルビーの空気を読んだのか?読んでないのかわからないチョップにより、イリヤと美遊は少し冷静さを取り戻すことができた。

 

「お二人ともケンカしてはいけません!まったくもーそんなじゃ立派何魔法少女には、なれませんよ」

 

「だだって」

 

「わかっています。このままでは、勝機がないですから。いいですねサファイアちゃん?」

 

「はい姉さん」

 

「最後の手段です」

どうやらルビーとサファイアはこの絶望的な状況を覆す残された手段を隠していたようだ

(止めを刺しに来たか障害認定てわけね)

 

「理性なんてないのに嫌になるくらい冷静な敵だわあんた」

 

「宝石も弾切れ。魔力もない。こんな所で・・・」

 

「リンさん!ルヴィアさん!」

 

「バカ退きなさい。あなた達のかなう相手じゃないわ!」

 

(救出もできない。倒すこともできない。でも・・・だから)

美遊とイリヤは、サファイアとルビーをルヴィアと凛に向かって投げる。これがルビーとサファイアの最後の手段なのだ。

 

「第三の選択肢」

 

「まったく世話の焼ける人たちですね。見捨てるのもかわいそうだから今回だけですよ」

 

「よく言うわ。最初からこうしてれば、良かったのに」

 

「ゲスト登録による一時的な承認です。不本意ですが」

 

「何を偉そうに。これが本来の形でしょうが」

そうルビー達の最終手段とは、凛とルヴィアを一時的なマスターとして契約して魔法少女にすることだったのだ。

 

「それじゃ本番を反撃を始めましょうか」

 

 

 

 

 

 

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