俺は転生者だ。
トラックにぶち当たって死んだ哀れなニートだ。
で、気づいたら赤ん坊だった訳。
そんな俺は健やかに成長し、素晴らしい好青年になった。
あー、もう凄いイケメン顔面偏差値30!(自己否定)
ただのふつメンです...(自戒)
成長した俺は秤の儀式と言うものをした。
説明すると、自分のステータスがわかると言う事。
面倒なのはステータスは種族ごとに基準が変わるってとこ。
例えば、俺の種族は身体能力が死んでるらしいので、最高評価のAをとっても他の種族のAに手も足も出ない位の実力って訳。
と言うか、この世界は種族の差が大きい。
獣人は身体能力が高くて戦闘向き。
エルフは容姿が良くて五感も鋭い。
人間はなんでもできるオールラウンダー。
種族で運命が決まるようなものだ。
ん?俺?俺はメモサッチャーとか言うバチくそかっけぇ名前の種族。
名前で察せられる通り相手の思考が読める圧倒的な読心術を持っているらしい。
その代わりに基礎ステータスがお粗末なピーキーな種族。
だが、俺は持ってない。
俺に与えられたのは嘘発見機みたいな下位互換。
つまり、基礎ステータスがゴミで読心術もカスなのが俺。
見えるぞ!運命の女神は俺に中指を立てている!
この事実を知った母さんの一言目を今でも覚えているぞ。
「天は二物を与えずと言うけど、あなたはそれの新たな解釈を見せてくれましたね」
二物以下の0物だからその言葉は正しい!じゃねえよ泣くぞ?
怪我人がでそうな位脱線したが、秤の儀式に戻ろう。
最高がA、最低がE。
その間にBCDがある訳だ。
俺がいかにもな水晶玉に手をかざすと俺の才能が浮き彫りになる。
まぁ?ここでSとか出して基礎ステータスの無双を魅せ……ますか(強がり)
体:B
評価:人間の平均の8割位。種族の中では動ける方。
魔:E
評価:救いはない。
総合評価:種族が違えばよかったのに…可哀想(憐憫)
天は俺に一物も与えず。
俺はその日、枕を濡らした。唾で。
なんと、俺をステータス貧弱民として虐めてくる奴はいませんでした。
醜い人間共も見習ってどうぞ(元人間)
俺がニートだった原因の2割位になってることを自覚しろ。
8割は俺。
またしても健やかに育った俺はとうとう成人した。
成人したらやることは一つ。
冒険だ。
せっかく転生して異世界に来たのに一つの村だけで人生を終わらせるなんて勿体ない。
異世界なろう系にはこう書かれている。
「またなんか俺やっちゃいました?」と
俺もなろう系みたいにチート無双してハーレム生成したい〜
それを両親に伝えると案外すんなり認められた。
「お前は(種族の中では)よく動けるからな」
「ええ、あなたの好奇心が高いのは知っていますし、夢を否定するほど悪い大人になった覚えはありません」
「月一でもいいから手紙は送りなさい。それを条件にお前の旅たちを認めよう」
えへへパパ、ママ大好き!(幼児退行)
「でもお前にハーレムは無理だ」
「ええ、滑稽無糖な夢は諦めなさい」
クソ思考盗聴されてやがる。
まぁ色々あって、俺は旅に出た。
向かう先は魔法国家ボルターノ。
魔法国家とは魔法により発展した国家。
例えるなら城下町みたいな単語。
だが出発地点から100km。
体力貧弱な俺に
なので使うは人脈の力。
いつも村に物資を届けてくれる馬車宅おっちゃんに頼み込むと1発OK!
馬車宅とは馬車宅配サービスの略でおっちゃんはいい人(重要)
途中、他の村を寄りながらおっちゃんの手伝いをしていればあっという間に到着。
すっかり日が暮れちまったぜ(あっという間の限界)
魔法国家ボルターノはでかい城壁に囲まれた難攻不落の大都市。
と見せかけて検問ちょろいし観光もウェルカムのアゲアゲ国家。
おっちゃんの連れって言ったら余裕で通れたぜ。
俺は広場の地図を見た後、目的地に向かった。
それは勇気がなければ行くことすら叶わず。
行ったとしても地獄が待つ場所。
俺はハローワークに入った。
神様転生って在来種(現地人)の環境に外来種(転生者)を入れる様なもの。
こりゃ環境壊れますわ。
感想評価誤字報告どしどしくれ