ビームと暴力の喋り方とか会話がけっこう難しい
ついでにこの話の時点でマキマさんは歳は人間でいう18歳ぐらいで見た目は原作の姿に近いです
あれから月日が流れ、マキマは二十代に近づくにつれ大人の女性になり外を歩けば周りの人は振り向くほどに美女になっていた
マキマが大人になるにつれ黒田はなるべく異性というのもあり距離を置こうとしたがマキマはそのことなど気にもせずに黒田にくっついていた
朝は勿論のこと夜は黒田に抱きつこうと部屋に侵入したり、食事をする時も黒田がどんなに遅く帰ってこようと一緒に食べたいが為に待ち、ある時には黒田が入浴中に乱入しようとする程だった
因みにこれらのことをされても長いこと付き合ってきたのもあってか黒田はもう諦め、乱入されても気にしなかった
そんなある時、久しぶりに上層部の老人達に二人が呼び出され大部屋の前に連れて行かれた
「今度は何だろうな、また何かして来たら今度は頭に風穴開ける前に目にナイフ刺してやるか」
「駄目だよクロ、それよりも支配して自分で指を折ったりしてからじゃなきゃ楽しめないよ?」.
公安上層部の老人達に対して物騒な話をする二人
黒田との長年の生活により悪魔でありながら人の心を少しは持つようになったマキマではあるが所々が黒田の影響により似ていた
そう話している内に二人は大部屋の前に立ち入ると上層部の老人達が並ぶ目の前に椅子が二つ用意されていた
「ちょっとは懲りたか」
「最初から用意してほしかったよね」
二人は大部屋の二つの椅子に対して偉そうに愚痴を溢しつつ座り老人達と向き合った
老人達はそんな二人の態度に苛立ったが一々苛立っては話ができないので一旦落ち着き話を始めた
「今回来てもらったのは他でもない、対魔特異四課の設立の件についてだ、人間の人材は揃えてこの場所に設立したので今後の運営は君達二人に任せる」
老人達は四課に入る人物の詳細が記入された封と特異四課の場所を示した地図を渡し、二人は早速を持って封を開け軽く見ると思っていたよりも多くの人材がいた
人材確認をしていると老人達がまた話を続けた
「それと君が言った悪魔を運用に使うことだが、我々が管理と収容している数体をやろう、但し使えないようならすぐに殺処分することを理解しておけ」
そう言うともう一つの封を渡されその悪魔の詳細と現在いる収容施設の場所を地図を見るとマキマの目が一瞬だけ動いたのに黒田は気づいた
「マキマ、どうかしたのか?」
「いや大丈夫、この悪魔がいるとこへ行っても大丈夫ですか?」
マキマがそう言うと老人達は特に問題を起こさないのであれば行っていいとのことだった
そうして話を終え大部屋から出て本部から出てバスに乗っているとマキマが黒田に静かに話しかけた
「ねぇクロ、さっそくだけど今からこの悪魔達のとこに行ってみたいけどいいかな?」
「別にいいが・・・何かいるのか?」
黒田が聞くとマキマは静かに悪魔の詳細が書かれていた三枚の書類を取り出した
「この三体、チェンソーマンと一緒にいた眷属の悪魔だよ」
そのことを聞かれ黒田はマキマが何故その三体の悪魔に会おうとしているのか察した
チェンソーマンの眷属が現世にいると言うことはチェンソーマン本人も現世にいるのではないかと、居場所をもしかしたら知っている可能性があるのではないかとマキマは考えていた
「その可能性はあるかもだか・・・・たしか地獄から現世に生まれ変わった悪魔は地獄の記憶が無いのが殆どじゃなかったのか?」
「うん・・・私みたいな記憶持ちは珍しい方かも、けど万に一つの可能性があるなら聞いてチェンソーマンを確保しないと」
あの日、目的の方法を変えた日に話し合い決めたのはチェンソーマンを捕獲することだった
もし現世にいるのであれば悪魔や各国がチェンソーマンを手に入れようと彼に接触して戦闘となれば大きい被害が出る
更に言うならチェンソーマンがその悪魔を食べてその存在が消えると世界中が大混乱に堕ちるのを防ぐために捕獲することに決めたのだ
「そういうことなら行くが眷属ってそいつらだけなのか?」
「いやまだあと五体ぐらい居た筈だけど、もしこれから確保するなら二体を優先した方がいいと思うよ」
他の三体の悪魔は眷属としての強さはあるがマキマがその二体は能力的なことで捕獲を優先的にした方がいいとのことだった
そう二人が話しているといつの間にか悪魔の収容施設に辿り着きその施設へと入ろうと行くと扉の前で職員の男の一人がいた
「お話は上層部の方々からお聞きしております、其方の方に運営する悪魔との面会ですか?」
「はい、今日はこの三体に会いたいのですがいいですか?」
マキマが言うと職員の男は頷き二人を施設の中へと案内し、その悪魔がいる地下へと続くエレベーターに乗り向かって行った
地下エリアに着くと奥へと続く廊下を歩き左右にある扉を見るとそこには書類には無かった悪魔達もいたのだ
「あのジジィ共、俺の知らねぇとこでこんなに捕らえてたのか?」
「黒田さんが知らないのは無理はありません、一部の悪魔の契約は危険というのもあって情報を知る人は少ないですから」
そう話していると一つの扉に立ち止まり黒服の男は扉の前で見張りをする為に待つと言い、二人はその部屋の扉を開けて入ると目の前に海パン一丁で頭に鮫の鰭を生やした男がいてこちらを見ると警戒しているのか威嚇していた
「グゥゥ‼︎グゥゥ‼︎」
「お前が鮫の悪魔って奴か?いや、今は鮫の魔人か」
「俺はビーム‼︎ここから出せ‼︎すぐに外出たい‼︎」
黒田が聞くと鮫の悪魔、ビームと名乗った魔人がそう騒ぎ出すがマキマの方を見て急に静かになった
「ギッ・・・ギッ・・・!?」
「何だ?いきなり黙りやがって?」
「・・・どうやらこの子は地獄の記憶がある方かもね」
そう言うとマキマは部屋の外に声が聞こえてないのを確認してからビームの方へと近づいた、するとビームは怯えているのかのように下がった
「初めましてでいいかな?鮫の悪魔」
「この匂い・・・その目‼︎ビーム覚えてる‼︎お前‼︎支配の悪魔‼︎チェンソー様と戦った‼︎敵‼︎」
怯えながらビームが叫ぶのを聞いた黒田はマキマの方を見た
地獄での生活はあまり聞いてはいなかったのでそのチェンソーマンと戦っていたなど初耳であったのだ
「お前、地獄で何やってんだ?食われてたかもしれなかったじゃねぇかよ?」
「・・・昔のことだし、当時は彼に食べられることが幸せだと思ってたんだよ」
今のマキマはチェンソーマンに食べられることを薄れてそんなに望んではなく当時の地獄での生活や今までのことは黒歴史感覚なのか変なところで羞恥心があった
そんなマキマの様子にビームは呆気に取られていた
地獄で見た支配の悪魔は冷酷な姿だった筈が一人の人間に気を完全に許しているからだ
「話は戻るけど、君は地獄の記憶があるんだね?チェンソーマンの居場所は知っているのかな?」
「ギャウ‼︎俺知らない‼︎知らないから探してた‼︎そしたら捕まった‼︎チェンソー様の居場所を知ってても教えない‼︎」
切り替えたマキマはビームの方を見てチェンソーマンについて聞いて来たが勿論のようにマキマを敵視していた
完全に知らない様子を見てマキマは少し考え、またビームの方を見た
「知らないなら分かったよ・・・あと聞いてると思うけどこれから君は公安で私達と共に働いてもらうからチェンソーマンについてのことは喋らないでね?」
「聞いたけど俺やらない‼︎お前チェンソー様の敵‼︎拒否‼︎拒否する‼︎」
公安の戦力になることは聞いてはいたらしいがマキマと共にやると言うなら話は別らしくずっとマキマに対して犬のように吠えていた
そんなビームの様子に支配の力を使うか迷ったがなるべく力を使うのは極力使いたくないマキマはどうするか考えていると黒田がそっと前に出た
「まぁ落ち着け、たしかビームだっけか?そんな吠えるんじゃねぇよ」
「ギッ⁉︎そういえばお前誰だ‼︎マキマの仲間か⁉︎」
「まぁ、仲間って言うか家族だな」
黒田のその言葉にマキマは嬉しいのか少し笑みを浮かべたがすぐに真顔に戻った
そして、マキマの家族だと知ったビームは黒田の匂いを嗅いで困惑し黒田への警戒が増していた
黒田からの僅かな匂いは返り血であるのか悪魔の血と人間の血が混じっており、只者ではないと察していた
「警戒すんなよ、それより俺達に協力してくれねぇか?」
「嫌だ‼︎お前もマキマの仲間ならお前も敵‼︎チェンソー様の敵だ‼︎俺に言うのはチェンソー様だけ‼︎」
「そのチェンソーマンを探してんだ」
黒田からチェンソーマンの名が出てビームは固まった
チェンソーマンのことを知っている人間、マキマがそう簡単に教えるとは思えずそれ程の信頼しているのか実力者なのかとそして、黒田が居ればチェンソーマンに会えるかもという考えも過ったがすぐに我に返った
「それでも嫌だ‼︎チェンソー様を利用する気だ‼︎チェンソー様は俺が守る‼︎」
「利用しねぇよ・・・もしお前が先に見つけたらお前と行動できるように考えておくけどな」
「分かった‼︎ビーム協力する‼︎チェンソー様と一緒‼︎チェンソー様と戦える‼︎チェンソー様最高‼︎最強‼︎」
黒田の安い交渉に簡単に乗って協力することを決めたビームの姿にマキマは呆れるような目で見ていた
忠誠心が高く会話が話ができていなかったのに簡単な交渉に乗ってしまう姿は憧れともいえるチェンソーマンの眷属の悪魔とは思えなかったと思っていた
一方でチェンソーマンといつか一緒に戦えると知ったビームは先程までの威嚇が一気になくなりチェンソーマンのことで頭が一杯になっていた
「そんじゃあ交渉成立って訳で部屋出るから協力しろよ?」
「ギャギャ‼︎チェンソー様を利用するなら許さない‼︎けどチェンソー様と一緒に戦いたいから今だけ協力する‼︎」
そう最後にビームが叫び黒田達は部屋を出た
そして、次の悪魔の部屋に行く中でマキマが黒田に問いかけた
「鮫の魔人によくあんな安い交渉で乗るって思ったね?」
「ああいう忠誠心が高いお頭が弱い奴は主人に対して盲目になり安いからな、ただすぐに乗るとは思わなかったが」
そう話しているとまた目的の悪魔の部屋に着き、先程と同じように二人は部屋に入るとそこはガラス張りになっており、ガラスの先の部屋は煙に覆われているのか中がよく見えずにいると声が聞こえてきた
「俺の部屋に人間が入ってくるなんて珍しいな、しかも二人なんてよ、ここ最近暇だったらから嬉しいぜ」
「お前、そこにいるのか?」
「おう俺はガルガリ、周りは俺を暴力の魔人って呼ばれてるな」
そう軽く話しながら近づく音が聞こえて来て顔がようやく見れる程になりそこに居たのはペストマスクを被った魔人だった
「あぁ、このマスク?俺マスク外すと暴れちまうから被られてんだよ?だから気にしないでくれ」
初対面にしては軽々しい話し方をする暴力の魔人、ガルガリは二人を見ていた
その様子にマキマはビームと同じでもしやと思っていたらガルガリは何かに気づいた
「もしかしてアンタら・・・兄妹か?兄妹で公安のデビルハンターなんて仲がよくて羨ましいなぁ」
警戒していたのも束の間、すぐにそれは杞憂となり終わった
揶揄っているようにマキマと黒田に言うガルガリに何故か少し苛立っているマキマに気づいたかすぐになりを潜めた
「おっと悪い悪い、初対面に馴れ馴れしかったな」
「あー、いや今まで会って来た奴とだいぶ雰囲気が違くて少し動揺してただけだ」
「そうか悪かったよ、ところで俺に何のよう?」
先程の馴れ馴れしい態度を謝罪してどうして来たのか聞いて来たガルガリにマキマは早速といったように話を始めた
「今回私達が来たのは唯の顔合わせです、聞いているとは思いますが公安に協力して貰いますよ」
「おぉ聞いてるよ、丁度暇だったしいいぜ‼︎俺のできることがあればやるよ」
呆気なく協力に対して承認するガルガリに調子が狂うようにマキマと黒田はそのまま部屋を出て、そんな二人は明るく部屋を出る二人を見送った
そのまま次の悪魔に会いに長い廊下を歩いていた
「なんつーか思ってたより色々な奴がいんだな、人間より愛想が良さそうだ」
「正直私もちょっと驚いてはいるよ、本当はああいう悪魔は珍しい分類の筈だから」
ガルガリのあの様子に調子が狂っている二人はまた別の悪魔の部屋に着くと先程まで案内していた男が二人に話しかけた
「ここにいる蜘蛛の悪魔なんですが今まで会った人達によると会話不可らしいのですがいいんですか?」
「はい、ただの顔合わせなので・・・クロはそこに居てすぐに終わるから」
マキマがそう言い部屋に入って行き、黒田は素直に職員の男と共に部屋の前で待っていた
その数分後、マキマが部屋から出てきた
「これでいいですね?他に何かありますか?」
「急ですがもう一体、会いたい悪魔がいるのですがいいですか?」
マキマが会いたいと言った悪魔の名前を言うと職員の男は承認して、またそのまま部屋へと案内した
そんな中で黒田がマキマに近寄り男に聞こえないような小さい声で聞いて来た
「なぁマキマ、お前何やったんだ?」
「何も・・・ただ彼女の力はこの先どうしても必要になるから逃げられたり暴れないようにちょっと使っただけだよ」
先程マキマが入った部屋で蜘蛛の悪魔にしたことを察した黒田は何も疑わずに頷きそのまま何事もなく部屋の前に着いた
二人が部屋に入るとそこに居たのは木のような姿をして腹部に大きな穴が空いておりそこには目玉がある悪魔、未来の悪魔がゆっくりと現れた
「未来‼︎最高‼︎未来‼︎最高‼︎お前達も未来最高と叫びなさい‼︎」
「まーた、テンションが高い奴だな」
「・・・珍しい分類の筈だけど」
テンションが高い未来の悪魔にどの様な反応をすれば良いか分からずにいると未来の悪魔が二人の様子に不満気にしながら見ていた
「ノリが悪い奴等だな‼︎・・・ん?」
ノリに乗らない二人を見た未来の悪魔は何かに気づくとマキマの方に近付き顔をじっくりと見て、横に居た黒田の方も交互に暫く見てゆっくりと後ろに下がった
「お前・・・俺と同じ悪魔だなそれも強力な、そして横の人間、お前は公安の狂人だろ?」
「匂いで気付いたかな?そうだよ私は支配の悪魔、マキマだよ」
「まぁ、周りはそう言ってるな黒田豪だ」
マキマの正体を言い当て、黒田のことも知っている未来の悪魔に軽く自己紹介をしてマキマは本題に入った
「今回来たのはこれから設立される四課に協力してもらう為に顔合わせしに来たんだよ」
「協力か・・・お前が何を考えているか知らないがいいだろ」
そう言われた未来の悪魔は何かを思いついたのか黒田の方を指差した
「但し‼︎そこのお前の未来を見せてもらう、そいつの未来によっては人間と契約までするか決めさせてもらう‼︎」
「俺の未来?何で俺の未来なんだ?」
「俺はお前に興味があるからだ、お前が未来どんな面白い死に様になるか見てみたい、それでいいなら俺のお腹に頭を入れろ」
未来の悪魔の悪趣味な提案にマキマは少し眉を歪ませたが黒田は面倒な様子で言われた通りにそのまま未来の悪魔の穴が空いた腹部に顔を入れ、未来の悪魔はじっくりと未来を見ている様子で鼻歌をしながら見ていた
「ふむ・・・これは・・・ほほぉ‼︎・・・いいぞ」
そう先程まで上機嫌でいたが落ちた様子で見終えたことを伝え黒田は穴から顔を離した
その様子をマキマはじっと心配そうな顔をして見ていた
「いいぞ、お前達に協力してやる、人間が来たらそいつと契約までしてやる」
それを聞いた黒田は用がなくなったからかマキマと共に部屋を出ようとすると、未来の悪魔は二人を呼び止めた
「聞きたくないか?お前の未来がどうなるか?お前がどんな死に方をするか?」
「悪いが俺は未来にはあまり興味がない、どうなるか分からないままの方が面白いからな」
そう言い残すと未来の悪魔は不満そうにしてそのまま部屋を出る二人を見送った
その後、収容施設から出て家路まで繋がるバスに乗っている中、黒田は心配そうにしているマキマの方を見て優しく頭を撫でた
「心配すんじゃねぇよ、俺はお前から離れねぇよ」
「・・・うん、ありがとう」
黒田に慰められたマキマはそのまま家に着くまで黒田の肩に頭を乗せてゆっくりと眠りに落ちていった
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一方、二人が出て行った後の未来の悪魔は一人、先程まで見ていた記憶を思い出して笑っていた
「ふふふ黒田豪、お前は面白い奴だ・・・あの支配の悪魔を手懐け信頼し合い、家族として迎えているとは」
未来の悪魔の目に浮かぶのは、まだ誰も自分しか知らない未来
「それで最悪な死に方をする!!他でもないマキマにな‼︎」
おまけ
〜数年前〜
「あー、やっぱ風呂はいいな」
ガラッ
「あ・・・居たんだ」
「お‼︎マキマ、悪いな長風呂だったか?」
「ううん、入ってないかと思ってたからごめんなさい」
「別に見られて減るもんじゃねぇし、何なら一緒に入るか?」
「・・・じゃあお言葉に甘えて」
〜現在〜
「風呂ってのは落ち着くな」
「そうだね」
「・・・当たり前のように一緒に入ってんなお前」
「昔から入ってるから当たり前でしょ?」
「別にいいが、羞恥心とかねぇのか?丸見えだぞ?」
「見られて減る物じゃないから別に?」
「歳的にいいのかこれって?」
「家族だからいいんじゃないかな?・・・クロ以外に見せる気ないし」
「ん?最後何か言ったか?」
「何も言ってないよ」