狂人と支配の悪魔   作:鬼を斬る侍

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原作の終盤でマキマは国に任せて育てたとのことで、もしかしたらナユタみたいに小さい頃があったという独自設定です
※マキマの年齢も独自設定です


マキマ

 

「いや、まてまて‼︎何で俺⁉︎子供なんて育てたことなんてねぇよ⁉︎」

 

 困惑のあまりに声を荒げる黒田、それもその筈、上層部達にいきなり呼び出されいきなり子供を暫く育てろと言われれば驚愕するに決まっていた

 そんな黒田の反応など想定通りかのように上層部は表情を変えずに話を続けた

 

「驚くのは無理はないだろうが決定事項だ、それにこうなったのは君の自業自得でもあるのだよ?」

 

「はぁ?俺の自業自得?」

 

「・・・信じたくないが分からないのようなら説明しよう」

 

 自分の自業自得だと言われた黒田は全く心当たりがないような表情でいる様子に上層部数名が頭を抱え、呆れたように息を吐いた

 

「まず、こうなった始まりの経緯は君がした不祥事の数々によるものだ」

 

「君が悪魔駆除をする度に出る民間デビルハンターに我々公安、その上に民間人への被害、建物や器物破損などの弁償に遺族達の給付金などの肩代わりを我々がした」

 

「本来なら終身刑、もしくは死刑物のことだが君を公安に置く為にできる限りのことをしたが我々とて君の行動に黙認する訳にはいかんのだよ」

 

 黒田が悪魔討伐による被害者や死亡者、その上に建物などの器物破損を肩代わりしてきた公安、本来なら死刑物ですぐにでも豚箱に送りつけたいところであるのが上層部達の本年ではあるが黒田の実力は本物であり実際に悪魔討伐には成功している上に同じ実力者である岸部やクァンシの二人よりも扱いのしやすいこともあってか公安が今まで肩代わりをしていたのであった

 

「つまりは我々がしてきた尻拭いのツケを身体で払って貰うってことだよ」

 

「俺の為とか言うわり、暗殺者送りつけてる癖によ」

 

 黒田は上層部達の本音などすぐに分かっていた

 綺麗事を並べせておいて実際は己の首に鎖をつけて何もさせないように側に置きたいだけだということを

 そんな黒田の回答に図星を入れられた数名だったが気を治して話を続けた

 

「そういうことで我々はこれからも君の尻拭いをやる代わりにこの子供を暫く育てなさい、拒否すれば問答無用で君のこれまでの罪によりすぐに死刑がになる」

 

「・・・それほとんど脅しじゃねぇかよ」

 

 脅し紛いの言葉にため息をしつつ、目の前の黒い服を着た少女に目を向け見る、その少女は赤い髪を生やし目は黄色で渦を巻いているように見えた

 

「しかし、何でまたこんな子供をうちで引き取ったんだ?孤児院とかに預けろよ?」

 

「その説明は答えられない、とにかく君は言われた通りに育てろいいな」

 

 黒田の疑問に一刀両断するかのように冷たくその答えを拒否をして、そのまま黒田と少女は周りにいた黒服達により追い出されるかのように本部の外へと放り出された

 

「はぁー、随分と面倒なことを押し付けられたな」

 

 面倒くさそうに愚痴をこぼす黒田の横で未だに真顔のままの少女、そんな少女の顔を見てどうすればいいか分からずにしつつも取り敢えず話しかけた

 

「あー、こっからバスに乗って行けば俺の家だが行くか?」

 

「・・・」コクリ

 

「そうか・・・それと嬢ちゃん、名前は何だ?」

 

「・・・マキマです」

 

「そうかマキマって名前か・・・まぁ、よろしく」

 

 そう言うと少女、マキマはただその言葉に頷くだけで何の言葉も発さずに真顔のままであった

 そんな様子を見て黒田はどうすればいいか分からずにいたが何となくではあるがマキマの手を握った

 

「・・・?」

 

「取り敢えず離れたら危ないからな、手を握って帰えるぞ」

 

「・・・はい」

 

 そう言うと黒田はぶっきらぼうに言いつつもバスに乗り、降りてから家に着くまでマキマの手を優しく離さずにいた

 そして家に着き二人は中へと入って行くが黒田が玄関前で立ち止まりマキマの方を見た

 

「どうかしましたか?」

 

「家に入る前によ、その演技辞めないのか?」

 

 そう言われたマキマは首を傾げ何のことを言っているのか分からない様子であった

 

「演技?何のことですか?」

 

「あのジジイ共が子供一人を公安で保護なんて有り得ないし、長年の勘と今まで何回もお前みたいな奴を相手してたんだ、演技ぐらい分かる」

 

 黒田はそう言うと懐に手を入れて何かを取り出そうとした様子を見たマキマははぁ、とため息を吐くと僅かに笑みを浮かべ黒田の目を見た

 先程と同じ真顔であるがその目は先程とは違い吸い込まれそうなものを感じた

 

「流石は公安の方々が警戒している程の人物です、これは難しいようですね」

 

 先程の無口でいたのが嘘かのようにペラペラと喋り出すマキマに予想通りか黒田は未だに懐に手を入れたまま落ち着いた様子でマキマの方を見ていた

 

「お前、ただの子供・・・いや、人間じゃねぇようだな?」

 

「おや、私の正体まですぐに見抜くなんて、面白い人ですね」

 

 そうマキマは言うとマキマは黒田から数歩下がり、まるで大人のような仕草で綺麗なお辞儀をした

 

「改めまして私は支配の悪魔マキマ、これからよろしくお願いします黒田豪さん」

 




※マキマ(10歳)
・公安が見つけた支配の悪魔
・とある目的の為に公安にワザと見つかる
・黒田にはすぐにバレることは分かっていた
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