狂人と支配の悪魔   作:鬼を斬る侍

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相変わらずの語彙力がないですがよろしくお願いします
まだ原作前は続きます


これからのこと

 

「そんでどうしてマキマを何とかの直属のデビルハンターにするんだ?」

 

「クロ、内閣官房長官だよ」

 

 鰻重を口に運びながら言う黒田にマキマがピザを頬張りながら指摘した

 平然と食事をしている彼等がいる部屋は上層部の老人達が居てその会議室とも言える大部屋であった

 あの後、老人達は応急処置をし終えた後に黒田とマキマがリクエストした料理を用意した、勿論のこと支払いは全員の財布からだった

 大部屋に用意されたテーブルに大量の丼とピザの箱が置かれて目の前で何の反省もなく平然と食事をする二人に何も出来ずに見ることしかできないことに屈辱を覚える老人達だったが何とか堪えつつその質問に答えた

 

「・・・もうお前も知ってるだろうがマキマは支配の悪魔だ、それで我々は抑止力の為に内閣総理大臣と契約をさせている」

 

「なるほど、総理大臣との直接的な情報共有や任命とかをやりやすくする為にか・・・それにしてもやっぱ美味いな鰻重」

 

「そういえばクロは私が何かの契約をしているのを初日で見破ったよね・・・このピザっていうのはチーズが美味しい」

 

 真面目に質問の回答をしたというのに対し二人はその話を聞き流すように食事に夢中であった

 そんな態度に流石に我慢できずに痛む身体に鞭を打って黒田達に殴り掛かろうと立ち上がろうと手をテーブルにつけた瞬間、その手に銃弾が掠るように撃たれ老人の一人の動きが止まった

 

「そう怒るなってこっちはちゃんと聞いてんだからよ・・・こんどは頭に風穴が開くぞ」

 

 鰻重を食べ終え、今度はカツ丼に手をつけようとしていた黒田が拳銃を構えそう呟いた

 そんな黒田の呟きを聞いて渋々老人は座り直し、更に話を続けた

 

「先程話した通り銃の悪魔は抑止力として保存しているが使用するになるとデメリットが大きい、だからデメリットが少ない方を私達は選んだ」

 

「それが支配の悪魔・・・マキマってことか」

 

 そう呟きながら隣で一切れのピザを頬張るマキマの頭を雑に撫でそれに何なのかと問うようにこちらを見ているマキマに側からしたら珍しい微笑みを浮かべる黒田であった

 

「まぁ、アンタらがマキマをどうしてデビルハンターにするのかって話は分かったが何処の課にするんだ?」

 

 牛丼を置いて黒田の疑問に答えようと老人達は口を開こうとした時、横で三枚目のピザを食べていたマキマが先に答えた

 

「それについて何だけど、第四課を設立して其処にしたいと思うんだ」

 

「第四課?どんなのにする気だ?」

 

「そうだね・・・私みたいな悪魔や魔人とかを中心にした組織かな?」

 

 そう平然とマキマが言うのを聞いた老人達から待ったという顔をして見ていた

 公安はいつ死んでもおかしくないとも言える程に死亡者が多く、それに加えて黒田の自由奔放の被害によって人材が少なく猫の手も借りたい程ではあるがいつ暴れるのかも分からない悪魔や魔人を特異課の職員として入れるなどもっての外であった

 そのことを考えてマキマに一言入れようとした時、間髪入れずに黒田が言葉を発した

 

「いいじゃねぇかそれ、どうせ人間の人材なんていっつも不足してんだ悪魔や魔人の方が体力とかがあって人間より使える」

 

「でしょ?そう言った理由ですがどうですか?もし考えてくれればその直属のデビルハンターにもなりますよ」

 

 マキマが交渉を持ちかけて来て、老人達はグゥの根も出ずにいた

 もし断ればマキマは内閣官房長官直属のデビルハンターにならずに自分達を支配して自殺もしくは何かをしようとするのは明白である、それどころかマキマの案に黒田が乗り気であったが為に益々断ることが出来なかった

 

「・・・分かった、君が人間で言う二十歳前ぐらいまでに第四課の設立を考えよう、但し、実験的な物として扱うことにするがいいかね?」

 

 老人達の提案にマキマは少し考え込むともう一つ提案があるのか挙手をした

 それに老人達は内心うんざりしていたが大人しく聞くしかないので許可した

 

「第四課の最初の人材ですがクロを就任させてもよろしいですか?」

 

「うぐっ⁉︎俺か⁉︎」

 

 先程まで丼を食べていた黒田が驚きで一瞬だけ喉に詰まらせかけた

 黒田は公安のどの特異課にも在していない、と言うよりも他の課が黒田の入隊を拒否している為に公安では黒田だけフリーであり依頼による強力な悪魔の討伐などにだけ出撃している形である

 

「うん、問題行動をした悪魔や魔人を素早く駆除できるのはクロだけだから任せたいんだけど駄目かな?」

 

「あぁ、そういうことならいいが?やり方とか変える気はないぞ?」

 

「分かってる大丈夫だよ・・・それにクロと一緒に仕事した方が楽しいと思うし」

 

 マキマがひっそりと呟いた言葉は幸いか誰にも聞かれずに済むと黒田は思い出したかのようにマキマの方を向いた

 

「そういや聞いてなかったが総理大臣との契約って何だ?やっぱりお前関係のことか?

 

「そうだね、契約内容は私の死は他の日本国民の病死や事故死になって押しつけるっていう契約だよ」

 

「じゃあ実質不死身ってことか・・・面白そうだなそれ」

 

 別の意味で言うなら彼女によって日本国民は人質に取られていると捉えるとも言える契約内容ではあるが黒田は面白いとしか捉えず特に国民のことなど考えていなかった

 

「俺が悪魔でその契約内容をしてたら他人に死を押し付けて殺り合うのも楽になりそうだな」

 

「そうなったら国民が誰一人も居なくなると思うよ」

 

「他のとこから移住してくるのを待てばいいだろ?国籍変えれば日本国民の1人が出来上がりだ」

 

「その考えはいいかも・・・契約に引っ掛からければね」

 

 お互いに丼やピザを頬張り笑いながら話す姿は側からすれば年の離れた兄妹とも言える光景であるが話の内容が物騒で悪魔的な話であった

 そんな二人を怒りを集らせながら見る老人達は話を続けようとひと咳入れ、二人は手を止めた

 

「とりあえずだマキマのその提案は受け入れよう、その代わり言った通りデビルハンターになってもらうがいいな?」

 

「えぇ、構いません」

 

「俺もそれでいい」

 

 老人達の提案にマキマと黒田は承認し、残った丼とピザを平らげ大量の空の丼とピザの箱をそのまま置いたまま大部屋を出て行った

 その様子を老人達は静かに見て全員が【奴を敵に回すのは辞めよう】っと思い、極秘に考えていた暗殺計画を白紙にしたのであった

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 大部屋から出て行った二人はそのまま家路に向かい、その頃にはもう既に夕方になっていた

 色々とあって疲れた二人はひと息つけようと居間のソファーに座っていると黒田が口を開いた

 

「なぁマキマ、お前なんでまた第四課の設立を言ったんだ?」

 

 黒田の素朴な疑問であった

 内閣官房長官直属のデビルハンターという役職があり、その上で公安対魔特異四課の隊長として就く予定である為、何故そこまでやるのか分からなかった

 

「何も・・・ただ使えるような悪魔や魔人が勿体無いと思っただけだよ」

 

 それにとマキマが何か言いかけようとすると微妙ではあるがマキマの頬が赤くなり顔を背けた

 

「・・・クロと一緒にいる時間が減るのは嫌だから」

 

 そんな微かに呟いたマキマの言葉を聞いた黒田はニヤニヤとした顔をし、その様子に気づいたマキマは照れ隠しかバッと立ち上がりそのまま自分の部屋へと入って行った

 そんな様子に黒田は脱力したように息を吐いた

 

「・・・素直じゃねぇ奴だ」

 

 そう呟き閉まっていた駄菓子の一つを摘んでいた

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 その日の夜、マキマは珍しく黒田の部屋に入らず眠れずにいた

 今日、マキマが第四課を設立した理由について黒田に話したことは殆ど事実ではあるがもう一つだけ言っていないことがあり、それは自分の真の目的に繋がることだった

 

(彼の眷属である悪魔を見つければ・・・)

 

 マキマが第四課を設立する目的、それは彼の眷属を見つけその悪魔達を捕獲し引き入れることだった

 彼の眷属を引き入れればもしこの先、彼を見つけることが出来て眷属も居ることを彼が知れば大人しくこちらに来てくれると思ったからだ

 彼の力があれば、あの三人を消して黒田と自分の関係のような人物を沢山作れる世界に変えることができる

 

(対等な関係が今より沢山・・・だけど)

 

 そんな目的を決めていたマキマは揺らいでいた

 もしこの事を黒田が知れば喜んで協力してくれるのだろうか、黒田のことだからきっと協力してくれるとは思うがそうじゃなくて否定したら、それで今の関係が崩れてしまうのではないかとマキマは恐れていた

 

「・・・私の考えは本当に正しいのかな」

 

 そう呟くマキマの眠れない夜は続く

 




•公安対魔特異四課
原作ではマキマが関わっていたことぐらいしか無かったので今作ではマキマからの提案として決まったことにしました
多分、原作マキマの場合は支配して設立したんだと思いますが
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