Re:憑かれた俺と人類最後のマスター(偽)   作:まるまるボウズ

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「遅くなりましたぁ!作者に代わり、この道満めがお詫びもうしあげまする」

「え?何故遅れたのか、ですか?ソソソソソ!忘れておりましたぁ!」

『掎角一陣』!!!

ちゅどーーん!!



霊感0少年とAUO

 

~ユウマSide~

 

藤丸立香と名乗っていた姉貴と同い年のお姉さんは、玄関に向かって"金ピカの王様"を呼んだ。呼び声の直後、ドアが勢いよく開かれた。

 

「我こそは、世の万物を統べし真の王!

至高にして無上、絶対なる存在。英雄王、ギルガメッシュである!ひれ伏せ雑種!そして我が栄光を称えるがよい!」

 

現れたのは、身長は180はあろうかという大柄の金髪の男で、紺のシャツに赤いスーツを羽織り、首からは金のネックレスをかけていた。

 

入ってきたときから感じるプレッシャーと、傲慢を体現したような言動。そして、霊感が全くの0の俺にも、人間と変わらない、むしろそれ以上の存在感を感じさせるほどはっきりと見えている。この悪霊が、それ程高位の存在であることが解る。

 

「はわぁ~!かっこいい!」

 

横で姉貴が目を輝かせている。

 

「正気か姉貴!?」

 

「だってあんなにイケメンで…高身長だし!ネックレスもすごくおしゃれだし!」

 

確かに、彼の容姿はよく整っている。男でさえも見惚れそうになるほどに。だが…あの格好と態度のせいで相殺されている。姉貴は"あーいうの"が好みなのか…?

 

「なんだ小娘、ようやく我の美しさ気がついたか?よかろう許す!気が済むまで我が威光、我が身体をねめまわすがよい!」

 

ふはははははは!!!と、高らかに笑うギルガメッシュ。その側で目を輝かせる姉。俺の後ろに隠れつつも、ギルガメッシュに興味津々の様子のマキ。

 

…なんか呆れというか…悲しさというか…

 

「ではそこの娘。名乗ることを許す。名乗るが良い!」

 

「黒神ミレイ、14歳!運動が得意です!」

 

「覚えておこう!ではミレイ!妹を寝かしつけてやれ!もう夜ふけ故な。詳しい自己紹介は明日やるとしよう」

 

「はーい!あれ、でもユウマは?」

 

「あぁ、弟か。こやつとはまだ話がある。先に妹だけ連れていってやれ」

 

「そうなの?じゃあ行こう、マキ!」

 

姉貴がマキの手をとり、足早に寝室へ向かっていった。

 

「あの、何で俺だけ………っ!?」

 

何で俺だけを残らせたのか聴こうとした時、いつの間にかギルガメッシュが目の前におり、驚いて数歩後ずさってしまった。

 

「何をしている?近う寄れ」

 

恐る恐るギルガメッシュに近づくと、彼はしゃがみこんで、目線を合わせる。そして、俺の目をじっと見つめてきた。

ギルガメッシュの眼は赤くて鋭く、どこか冷淡だった。まるで全てを見透かされているかのような気持ちになる。

 

「…ふむ、やはりか。貴様、日に日に呪いが強くなっているであろう?」

 

「!? 何でそんなこと…!」

 

俺の呪いは歳を重ねるごとに強くなっている。他にも日に日に俺に取り憑く悪霊は増え、その分呪いは強くなっている。

 

当然こんなことは誰にも話していないし、話すつもりもなかった。

 

「フンッ、我を嘗めるでない。その程度は見透かして当然よの」

 

そういうと、彼は空に手をかざす。

何をしようとしているのか解らず、ただその手の先を見つめる。すると、掌に黄金の波紋が現れ、そこからラピスラズリの装飾された金のネックレスが取り出される。

 

「貴様、名は?」

 

「黒神ユウマ…」

 

「ではユウマ、これを首にかけるがよい」

 

「こんな高そうな物…!」

 

素人でも解る。金にラピスラズリの装飾なんて、絶対に見ず知らずの子供に分け与えて良いような代物ではない。

 

「くどい、我が許したのだ。お前は黙って受け取ればよい」

 

そう言うと、ギルガメッシュは手に持っているネックレスをユウマに押し付けるように手渡した。

 

◇◇◇

 

~立香side~

 

ギルガメッシュに手渡されたネックレスを、ユウマは恐る恐る首にかける。

 

「は…?」

 

ユウマは驚いたように声をあげる。

 

「なんで痛みが無くなって…!肩も軽く…!?」

 

「フ、当然よの。ソレは我が財の中でも選りすぐりの対呪の宝具よ!その程度の呪いならば問題はない」

 

 

 

 

「…立香ちゃん。最初からこれを…?」

 

豪快に笑うギルガメッシュ。その直ぐ側で見守っていたハルトは動揺した様子で私に問いかけてきた。

 

「いえ、正直王様が来たのは想定外です。呪いは追々他の英霊に相談するつもりでした。…でも、この世のあらゆる財を持つ王様ならもしかしたら──と」

 

「───ありがとう」

 

「お礼は王様に言って下さいよ。それに、完全には抑えきれて居ませんし、年々強くなり続けると思いますよ」

 

「だろうな。なかなか面倒な者を憑けておるものよ」

 

「うわぁっ王様!?」

 

ギルガメッシュが不機嫌そうに歩いてきた。

 

「あれ、ユウマは?」

 

「自室だ。呪いは抑えてやったのだ。この時間に幼子が起きている理由はあるまい。」

 

ギルガメッシュは、淡々と続ける。

 

「…続きだが、これから何十という悪霊が増えていく。当然呪いも増えるし強くもなろう。先程も言ったが、それでもアレは我の財では最上級の品よ。10年はもつだろう。…覚醒しなければ(・・・・・・・)な」

 

「? それってどういう───?」

 

「それは解ってる。覚醒したら俺達も対策するよ。呪いを抑えるアテもあるから。…にしてもすごいな。そこまで解るのか、その眼は」

 

「ふははは、当然よの。我の目に見抜けぬものなどこの世にはないわ!」

 

「流石だな」

 

ハルトは微笑みながら感心したような視線を向ける。

 

「…ハルトよ。貴様は立香をここで働かせると言ったが、立場はどのようなものだ?助手のようなものか?」

 

「うん?あー。そうだな…"三代目筆頭の護衛役"、とでもしておこうかな?立香ちゃんや英霊達がいれば安心だし。」

 

「それがよかろう。…だが、立香自身の戦闘能力は皆無だぞ?英霊を宿せるとは言っても、現段階では格の低い者しか宿せん。宿しても、今の立香は英霊の一割程度の力しか引き出せんぞ」

 

ギルガメッシュは不愉快、面倒くさそうな表情で淡々と言う。

 

…確かに私は武術の一つもやったことが無い。多少他より足が早い程度。多少座学はできたが、あくまで多少。所詮は何処にでもいる普通の学生。それが私だ。

 

「それに関しては大丈夫。こっちで単純な戦闘技術とか異能力の活用とかは教えるから」

 

「! いいんですか!?」

 

「ただし、とても厳しい訓練になるけどね。できる?」

 

「承知の上です!」

 

まさか、国防戦力級に教えをこえるなんて思っても見なかった。嬉しい誤算だ。

 

「じゃあ決まりだ。家で護衛役として働きつつ、訓練を受けて貰うよ。時期をみて、国防殲滅部隊の試験も受けて貰おうか」

 

「えっ、大丈夫ですか?ソレ…私みたいな子供が入っても…」

 

ハルトはあまりにも淡々と、さも当然といったようにとんでもないことを言ってきたため、思わず聞き返してしまう。

 

「全然問題なし。少ないけどいない訳じゃないし。近い歳の子もいる」

 

「そうなんですか…試験ってどんな感じなんです?」

 

「まだ気が早いよ。けどまぁ、いいか。試験は筆記と実技。わりと単純だろ?アドバイスは…筆記は問題ないと思うけど…実技はかなりマニアックだから気をつけることだな」

 

ハルトは気の早い私の質問に、苦笑しながらも答えてくれた。

 

「解りました。…ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします」

 

「承りました。…よろしくな、立香ちゃん」

 

深々とお辞儀をした私の頭を軽く撫で、ハルトはにっこりと優しい笑みを浮かべた。

 

「それじゃあ今日はもう寝るといい。夜も遅くなってきたことだしね。これ、隣のアパートの鍵。ここが今日から君の部屋になる。家具とか私物は…また後日、こっちで手配しておくから」

 

「ありがとうございます。お休みなさい」

 

 

◇◇◇

 

部屋の前、ハルトから受け取った鍵を使い、中に入る。部屋の   中は良く手入れされていて、家具はベッドと小さな机以外何もない。

 

因みにギルガメッシュはハルトとまだ話す事があるとかで、リビングに残っている。何を話すんだろうか?

 

「気にしても仕方ない、か」

 

私はベッドに寝転び、今日の出来事を振り返りながらゆっくりと目蓋を閉じた。

 

 

 

 





どうも。ギルは難しいですね。どうしてもエアプ感がでてしまいます。
申し訳ないんですが、入隊試験うんたらは割愛させていただきます。俺クロ本編で入隊試験の内容がまだ解っていないからですね。動画になるのもまだかかりそうですし。
修行描写もほぼ無いですかね。大まかな内容と、それによって身に付いた技能諸々を書く感じです。

ご迷惑をおかけします。


俺クロ人気投票の感想・・・親父ーズ…悪路王…酒呑童子…オッキー、ナナエム…やっっべぇ…マジパネェ…!

悪路王とか酒呑童子はあのレベルなら大聖杯バックアップ有りのアルトリア・オルタとかヘラクレス(狂)ともやり合えそうですね。
流石に冠位(グランド)や神霊は厳しそうですが。

…比較に冠位と神霊が出る時点でヤバいのか?

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