従順少女ノ魔女裁判   作:夏目

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 体調を崩してしまい、大幅に投稿が遅れました。
 申し訳ないです。





【第十八審】自傷→反証

 

 

 

 ──その場に居合わせた【魔女候補】の少女たちの中で、ただ一人、紫藤アリサだけは【激怒】の様相を浮かべていた。【見た】ところによると、どうも彼女はトウカを【庇おうとしている】らしい。

 

 つまりは。

 ナノカの死因に【トウカは関係ない】と、そう証言しようとしているということだ。

 

 当然のことながら、トウカはアリサがそんなことをする理由を測りかねていた。だって、彼女とはナノカと育んだ()()のような、【深いつながり】なんてないはずなのだから。

 

 言葉を交わした回数だって、多くはない。というかそもそも、アリサには()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 だって、そうだろう。

 トウカがナノカの死体を発見した直後、現場に現れたのはアリサなのだから。トウカを医務室まで運んでくれたのは、きっとアリサなのだから。

 

 だから、仮にこのまま、トウカの想像通りの証言──例えば「トウカが現場にたどり着いた頃には、既にナノカは死んでいた」だとか──をされようものなら、それこそ最悪だ。

 

 そんなことをされたら。

 ()()()()()()()()()()()()()()()

 

 ……それだけではない。

 もし、そんな状況(こと)になったら。

 

(そんな状況になったとしたら、私ならまず間違いなく、【()()()()()……!)

 

 疑われるのは、トウカだけではない。

 ()()()()()()()()()()()()()

 

 それもそのはず。だってこの状況なら、誰だって【共犯】の線が頭をよぎる。疑い深い(であろう)マーゴあたりなんかは、恐らく既にトウカとアリサが【互いを庇いあっている】という可能性にまで辿り着いているはずである。

 

 そうでなかったとして。死体の第一発見者が【犯人ではない】という証言をしている以上、直後その場に現れた【第二発見者】──この場合はアリサのことである──が疑われるのは、ごくごく自然な流れだ。

 

 どうしよう、どうしよう。

 なんとかこの状況を打破しなければ、疑われる人数が二人に増えてしまう。そうなれば【魔女】を特定できなかったと見做されて、全員が【処刑】されてしまう。

 

 どうにかしなければ。

 ただその一心だけで、トウカは叫んだ。

 

「ゴクチョーさんっ!!」

 

 ──一瞬悩んだ末に、トウカが必死の思いで呼びかけたのは、この牢屋敷の【管理者側】であるゴクチョーだった。

 

 トウカが再び訳のわからないことをし始めるものだから、その場に居合わせた少女たちは再び困惑する。しかしそれは、確かにはっきりとした【意図】がある行動だった。

 

 もう少し詳細に表すのならば。

 トウカには、【確認したいこと】があった。

 

「……はいはい、そんなに大きい声を出さなくても聞こえていますよ──それで、どうしました? まさか今更確認したいことができたとか、言いませんよね?」

 

「……こちらの【確認不足】ですから、どのようにでも仰ってください。牢屋敷を管理しているゴクチョーさんに、一つ質問があります。魔女裁判の結果に関わることですから、ご確認いただきたいです」

 

「はぁ……そんなことだろうと思いましたよ。ただまぁ、仕事はちゃんとこなしますから、そんなに心配しないでください。あっ、でも手早く済ませてくださいね」

 

「もちろんです、感謝します──【魔女裁判】において、牢屋敷内で発生した殺人事件が【()()()()()()()()()】だと判断された場合、最終的にはどのような結末を迎えるのでしょうか?

 

 ──【()()()()()()()()()

 それは【魔女図鑑】に記された規則(ルール)には明記されていない。

 

 考えられる可能性は三つほどだろうか。

 一つ。致命傷を加えた者が【処刑】される。

 二つ。殺人を教唆した者が【処刑】される。

 三つ。関係者全員まとめて【処刑】される。

 

 上記のいずれかだったとして、それなら【投票】はどうするのかとか、同票になった場合に限り二人まとめて【処刑】されるのかとか、疑問は残る。

 

 ただ、何にせよここをはっきりさせていないと始まらない。そういう意図を持って、トウカは質問を投げかけたわけだが。

 

 意に反して──予想に反して。

 ゴクチョーの口からは、想定外の答えが返ってきた。

 

「ああ、そんなことですか──()()()()()()()()()()()。どうせ、【共犯なんて起こり得ない】……というか、結果的に【共犯ではなくなる】ので」

 

「──えっ?」

 

「散々言っていることですが、【魔女化】した囚人は加害性を抑えきれなくなっている状態なわけですから。そんな状態で【共犯】を立てるだなんて、普通ならばあり得ないことなんですよ」

 

「それは、どうしてでしょうか?」

 

「だって、【魔女化】した方々は()()()()()()()()()()()()()()()()。自身の犯行を知っている方の存在を知っておきながら、それをむざむざ放置しておけるほど、穏やかな精神状態などではないのです」

 

 淡々と、それでいて心底めんどくさそうにそう語るゴクチョー。つまり「【魔女】は【共犯者】すらも殺害する」ということを言いたいのだろう。

 

 その理論に則るのであれば、今回の事件に【共犯者】がいるとは()()()()()。【魔女】は突発的に殺人を思い立ってしまう存在である(らしい)ことから、そもそも計画的殺人の可能性は低くなりがちなのだろう。

 

 もっともそれは、確定で【共犯】があり得ないということを意味するわけではないのだろうが。ただ単に説明をめんどくさがって、途中を端折っているのだろうということは、声音から【聞き】取ることができた。

 

「……そういうことでしたら、構いません。ご説明いただきありがとうございました、ゴクチョーさん」

 

「いいえ、こちらも構いませんよ。あなたはちゃーんと年長者を敬う姿勢を見せていますからねぇ……。他の方も、トウカさんくらい礼儀正しければいいんですが」

 

 実際には、トウカは同年代以外との関わり方をまるで知らないから、標準が敬語であるというだけなのだが。しかしゴクチョーは本心でそう言っているようだったので、指摘はしないでおくことにした。

 

 ともかく。

 これ以上の確認したいこともなくなったトウカは、ゴクチョーから視線を外し──そして、今度こそアリサと向き合った。

 

 アリサの視線は、包帯越しのトウカの両目をはっきりと捉えて離さない。どうやら逃がしてくれるつもりはなさそうだったし、トウカも逃げるつもりはなかった。

 

「……紫藤さん。それで、私の発言のどこが変だったって言うのかな。ナノカちゃんを殺したのは間違いなく私なんだから、【反論】する意味はないと思うんだけど」

 

「どこが変って、()()()()()()()だよ。テメェの発言にはこれっぽっちも整合性がねぇ。ウチとしてはその辺り納得いってねぇからな、邪推せざるを得ねぇんだよ」

 

「邪推、というかまるっきり杞憂だと思うけどね? ま、後腐れが残っても面倒だし、一応は聞いたげるけどさ。何が気になってるの?」

 

 あえて挑発するみたいに、トウカは口の端を吊り上げつつ問う。こんな態度を取っているところを見られてしまえば、幻滅されることは間違いないだろう。

 

 そんな目論見のもと、トウカは挑発的な態度を取っていたわけだが、しかし。アリサは眉の一つも動かさなかった。

 

 というか、むしろ。

 まるで、【悲しんでいる】みたいな雰囲気を──。

 

「なあ、尾形」

 

「っ……なにかな?」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「──…………()()?」

 

 だから、トウカがそんな間抜けな声を漏らしてしまったのもおかしくなかった。

 

 アリサが放った一言。この裁判を無理矢理終わらせようとしてんだろ。その通りだ、間違いない。トウカの目論見はそれだ。寸分の違いもなく合っている。

 

 ……()()()()()

 というかそもそも、どこでバレた?

 

 ──ああ、いや、違う。

 そうだ、アリサが自身を助けた時、みっともなくナノカを助けてと喚いたのは、他でもないトウカ自身ではないか。

 

 しかもアリサは、ちょうど自殺をしようとしていたトウカの姿を目撃しているわけで。それに加えて、レイアによる【検死】の結果、ナノカの死亡推定時刻は【21〜22時の間】とされているわけで。その時間、トウカはココと一緒にいたから、アリバイが証明できてしまうわけで。

 

 トウカによるナノカの殺害は、どう考えたって無理がある。だけど【自白】さえしてしまえば、それで終わると思っていた。

 

 思っていたのだが。しかし一度冷静になってしまえば、トウカの【主張】は、取り繕うには無理があるし穴だらけだ。だけどそれでも、ここで引き下がるわけにはいかない。

 

 何にせよ、友達を失ってしまった今、生きる理由など見つけられない。さっさと死んでしまいたいという気持ちは収まっていない。

 

 だから、醜くとも進むしかない。

 嘘でも何でもいいから、前に進まなければならない。

 

 みんなを騙さなければならない。

 アリサを騙さなければならない。

 そして、ナノカに謝らなければ。

 

「いいや、私が殺した。これはただの事実だよ、嘘でも何でもない」

 

「尾形、テメェ自分で何言ってるか分かってんのか? つーか、だったらどうやって殺したのか言ってみろよ。その辺りハッキリさせんなら、ウチだってテメェの言うこと信じてやる」

 

「難しいことはないよ。そもそも、蓮見さんの【検死が間違っている】んだから。私は深夜にこっそり監房を抜け出して、湖でナノカちゃんを殺害したんだ。時間はちょうど、23時頃だったかな」

 

「【犯行動機】は監視されてたから、【犯行時刻】は23時頃──そんじゃあ、【犯行に用いた物】は何なんだよ。言っとくが、適当な嘘じゃウチの目は誤魔化せねぇぞ」

 

「それはもちろん、この【魔法の銃】だよ。ナノカちゃんは私のことを信用していたから、ちょっと貸してもらって、その隙にね」

 

「それじゃあ納得いかねぇな。黒部の死因はどう見たって【至近距離から頭部に受けた銃弾】だろ。しかも傷があったのは口の奥の方だけで、歯とか唇には何の傷もなかった。どんだけ油断してたって、大口開けてその場に突っ立ってるほど黒部もバカじゃねぇだろ」

 

「……ナノカちゃんはその時、【あくびをしていた】んだよ。時間も夜遅かったし、ちょうどいいタイミングがあったから、そこにズドンと一発、銃弾を撃ち込んだんだ」

 

「へぇ、【一発】だけ? そうなると、一つ不思議なことがあるよな。テメェが持ってるその【魔法の銃】、()()()()()()()()()()()()()()()んじゃなかったか?」

 

「…………」

 

「それだけじゃねぇ。黒部の死体の近くに転がってたこの【ビン】、こいつは一体どうしてあんなところにあったんだ? 本当にテメェが黒部を殺したんだったら、これも説明できるんだよな?」

 

「それ、は……【ナノカちゃんに飲ませた薬のビン】だよ。それに入っていた、気持ちの落ち着く薬を飲ませて、ナノカちゃんが副作用で朦朧としている間に、銃を──」

 

 ……【嘘】というのは、【真実】と織り交ぜるからこそ効果を発揮するものだ。だからトウカの選択は、つまりは悪手だった。

 

 薬。

 青色の薬。

 気持ちを落ち着ける薬。

 

 ──()()()()()()()()()()()()()()

 

「尾形」

 

「っ……なに、かな」

 

「この薬は【睡眠薬】であって、気持ちを落ち着ける薬なんかじゃねぇよ。しかもとんでもなく強い、()()()()()()()()だ」

 

「────…………な、嘘っ」

 

「嘘じゃない。だから【黒部がお前に銃を渡す時間】なんて()()()()()()()んだよ。ウチの言葉が嘘だと思うってんなら、氷上にでも聞けよ。薬に詳しい氷上の言うことなら、信じられるかもしれねぇしな」

 

 驚愕のあまり、トウカは言葉を継げなくなってしまった。壊れたブリキのおもちゃみたいに、ゆっくりと首をメルルの方へと向ける。

 

 するとメルルは、はらはらと涙をこぼしながら、ただ()()()()と頷いていた。

 

 ……()()()()

 トウカがそのことに気づくまで、そこまでの時間は要さなかった。

 

「……とにかく、これではっきりしたろ。尾形の言ってることは穴が多すぎてめちゃくちゃだった。そりゃそうだ、そんなことやってねぇんだから──黒部を殺したのは尾形じゃねぇんだからな

 

 裁判所にアリサの声が、ただ淡々と響く。

 その声の通り、【魔女候補】の少女たちは、既にトウカのことを疑ってなどいなかった。

 

 というか、そりゃあそうだろう。

 生まれて初めてできた友人をその日のうちに殺害するとか、どれだけ人格が破綻していたってそうそうやらないことだろうし。

 

 それにやはり、トウカが犯人だと仮定した場合、発生する矛盾が多すぎるのだ。精神的にどうこうとかではなく、物理的に不可能なことが多すぎる。

 

「……しかし、トウカくん。私としてはやはり疑問を呈さざるを得ないのだけれど、どうしてキミは()()()()()()()()()()()()()()? 正直なところ、まるで意味が分からないのだけど……」

 

「ええ、確かにそうね。トウカちゃんとナノカちゃん、あんなに毎日仲良くしていたじゃない──って、ああ。もしかしてあなた、ナノカちゃんの後を追って死のうとしていたのかしら?

 

「…………()()()()

 

 レイアの【疑問】も、マーゴの【指摘】も、どうでもいい。どうせ目論見は失敗した。この裁判で自身を殺すことはできない。ナノカのところへ行くことはできない。

 

 どうしていつもこうなる。

 どうしたっていつもこうなる。

 どうして放っておいてくれないの。

 どうしたら世界は私の思い通りになるの。

 

 世界はいつだって、トウカの思い通りにはならない。

 思い通りになんて、なってくれない。

 

 ああ。

 ダメだ。

 信用できない。

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()──。

 

 

 

 

 

(…………()()?)

 

 トウカはそこで、突如として、さながら天啓を受け取ったかのように、とある【違和感】を覚えた。

 

 この中に銃を用いてナノカを殺害した【魔女】が【()()()()()】。どうしてそう思ったのか、自分でも分からなかった。

 

 裏を返せば、それはトウカ自身も、どこかで薄々そう考えていたということで。恐らく発端は、マーゴに言われた言葉だったのだろう。

 

 

 

──◆──◇──◆──◇──◆──◇──◆──

 

 

 

「それに、それならあなたたちの行動の方が不可解よ。わざわざ友達の【自殺の理由】を暴こうとするだなんて……、人には触れられたくない部分が少なからずあるものなのだし、本当に【自殺】だと考えているのなら、放っておいてあげればいいじゃない」

 

「それ、は……」

 

「トウカちゃん。あなたも本当は気づいているんじゃないの? もしくは、信じているんじゃないの。ナノカちゃんは【自殺】なんかしていないって

 

「それは……っ!」

 

「……もし。あなたが本当にナノカちゃんのことを想っているのなら、【目を背ける】のは()()()()()()()()()()()。というかそもそも、()()()()()()()()()()()()()()調()()()()()()()()()()()?」

 

 

 

──◆──◇──◆──◇──◆──◇──◆──

 

 

 

(それだけじゃない……紫藤さんは言っていた。あの薬──【睡眠薬】は、即効性が強いって)

 

 現場の状況から考えるに、ナノカは死亡時、睡眠薬を【服薬していた】と考えるのが妥当だろう。

 

 だけどその睡眠薬は、()()()()()()()()()()()()。少し前までは副作用だと信じていたけれど、今となっては、トウカ自身もアリサに飲まされた経験から分かる。

 

 ナノカも服薬したであろう睡眠薬は、一気飲みした直後に銃を発砲できるわけがないくらいには強い。ほんの数mℓ(ミリリットル)で眠りに落ちるほど強い薬をビン一つ分飲み干しているのだから、ナノカは即座に【昏睡】したはずだ。

 

 だったら。

 本当に、そうだったら。

 

(……本当に、この中に──ナノカちゃんを殺した奴がいる

 

 全員の力を借りた自殺だなんて、そんな悠長なことをしている暇はない。トウカは自分がやるべきこと──否、()()()()()()()()()()()()に、ようやく気づいたらしかった。

 

 自罰などしている場合ではない。

 友人のためにも、【魔女】を裁かなければならない。

【魔女】を生かしておけば、きっとまた新たな犠牲者が出る。

 

(私は、()()()()()()って言ったんだ。私の自己満足にみんなを付き合わせるだなんて、どうかしていた!)

 

 トウカは再び前を向き、アリサの目を見据えた。

 予想通り、アリサはナノカが【何者かによって殺害された】と、とっくに気づいていたようだった。

 

 それが、たった今、目を【見た】ことによって分かった。

 

「……尾形。黒部が死んだのは、お前のせいじゃねぇ。だから──()()()()()()()()()()()()()

 

「……うん」

 

「テメェが勝手に死ぬのは……最悪の場合、どうでもいい。最悪だけどな。勝手にどこかで死ねばいい。でも! それでも、今じゃねぇ」

 

「うん──それで、()()()()()()()()()()()

 

黒部を殺した【魔女】を見つけてやれ。もし今もテメェが、黒部に対して少しでも、『悪い』って気持ちがあるんだったらな」

 

 世界はいつだって、トウカの思い通りにはならない。

 思い通りになんて、なってくれない。

 

 ──()()()()()()()

 

 世界がどうした。

 思いがどうした。

 

 くだらない命かもしれない。

 どうでもいい人生かもしれない。

 

 だけど、それでも。

 友達のために、命一つくらいは賭けてやる。

 

 どうせ無意味な私の命も。

 あなたのためになら、きっと意味がある。

 

 だから、トウカは。

 先ほどまでとは段違いの覇気で。

 覚悟の決まった、言葉を吐いた。

 

承知した!!

 

 もはや、【()()()()()()()()()()()()】。

 

 だからトウカは、その目を覆う包帯を、視界を狭める包帯を、勢いよく取り去った。

 

 

 







魔女図鑑

【証拠品】

黒部ナノカの死体写真
 湖のほとりで死亡していた黒部ナノカの写真。
 頭部に二発の弾痕があり、即死ではなかった可能性がある。

 左手の爪が剥がれており、土が付着していた。


魔法の銃
 黒部ナノカが所有していた魔法の銃。
 装弾数は六発。一日一発ずつ銃弾が復活する。
 弾を撃ち切っているらしく、引き金を引いても発砲されない。

 現在はトウカが所持している。


黒部ナノカのスマホ
 シンプルながらも所々にゴシック風味の装飾が施されたスマホカバーが装着されている。

 指紋のつき方から推察するに、パスワードは0606だと思われる。


睡眠薬
 青色をしている、即効性のある睡眠薬。
 紫藤アリサが服用しており、尾形トウカもほんの少しだけ口にした。

 かなり強い薬らしく、ビン一本分を一気飲みすれば、即座に昏倒するだろう。


空きビン
 薬液を入れておくためのビン。
 紫藤アリサが黒部ナノカの死体の付近で発見し、持ち歩いていた。


牢屋敷前の壁画
 城ケ崎ノアが牢屋敷前の壁に描いた絵。
 牢屋敷に拉致された少女たち14人をモチーフとした蝶が飛び交っている。

 今後絵を増やしていく予定らしく、今のところ他の絵はない。


腐ったリンゴ
 食堂のフルーツかごに放置されていた、沢渡ココの配信で蓮見レイアがレイピアを用いて貫いたであろうリンゴ4個の内の1個。

 前日まではまだ食べられる状態だったのだろうが、現在は腐ってしまっていて食べられそうにない。


ココの配信アーカイブ
 娯楽室にて行われたココの配信のアーカイブ。
 ゲストとしてトウカが参加しており、手作りのトランプでババ抜きをしていた。結果はトウカの全勝。

 配信は21時30分に終了している。



──◆──◇──◆──◇──◆──◇──◆──





共犯者(評価者)様紹介(敬称略)
 ☆10
 せろリーヌ はちのこ ちゃも

 ☆9
 落ち着け俺 墓地活用 猫郷菜日 春夏 フユ

 ☆8
 プッチーノ 炭鉱鳥 夜神桜

 ☆2
 しもつき




 お気に入り登録やここすき、感想など大変励みになります、ありがとうございます。
 今後とも何卒よろしくお願いします。

現時点で怪しいのは誰?

  • 桜羽エマ
  • 二階堂ヒロ
  • 夏目アンアン
  • 城ケ崎ノア
  • 蓮見レイア
  • 佐伯ミリア
  • 宝生マーゴ
  • 黒部ナノカ
  • 紫藤アリサ
  • 橘シェリー
  • 遠野ハンナ
  • 沢渡ココ
  • 氷上メルル
  • 尾形トウカ
  • ゴクチョー
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