休み時間、生徒会室で会議がある...と、聞かされていたのだがタカトシが来ていない。雑談で時間を潰していたら
「すみません!遅れました!!」
タカトシが遅れてやってきた
「遅いぞ。今日は重要な会議があると言っていただろう?」
「まだどこがどの部屋か把握できてなくて...」
「ふむ、佐々倉くんはどうだ?把握できているか?」
「ある程度は」
そう答えると手を口元に置く生徒会長。何か考えているのか
「よし、2人には校内を案内しよう」
「迷った。なんて言い訳されても困りますもんね」
「2人はそんな事言わないと思うわよ〜」
まぁ助かるといえば助かる
「ここが女子更衣室だ」
一応避けて通る場所としては案内されて助かると言えば助かる...
「ここが女子トイレだ!」
「俺達がどうして女子トイレを使うんですか...」
会長は「む」と言うと次に案内されたのは体育倉庫だった
「ここが体育倉庫だ!」
「体育の時に入り用ですね」
「なぜ反応が薄いんだ!?そこは『閉じ込められた!?助けを待つしかない!』という男女のシチュエーションだろう!?」
「そんなマンガやアニメのシチュエーションは夢の中でしてくださいよ!?」
「オレ達は健全な男子生徒なんで」
「健...全!男の子なのね〜」
今何を想像したのかは....聞かないでおこう
「ここが無人の教室だ!」
「無人?えっ、使われてないのに案内され...え?」
「深く考えなくていいわよ」
あ、そうなのか
「ここが音楽室だ!グランドピアノの上が使い所!」
「「なんの!?」」
授業が終わり、生徒会の仕事が始まる。萩村の隣りで両手でペンを走らせる
「相変わらず凄いな。佐々倉は」
「佐々倉くんは両利きなの?」
七条さんに聞かれたため答える
「はい。幼い頃から鍛えて両手で書けるようにして、作業が出来るように鍛錬しました」
「つまり両手で自家発電できると!!!」
「会長の考えてる事はしませんからね!?」
生徒会の仕事が早く切り上げられたため、みんなで下校する事になった
買い食いは禁止されてるが共に下校するのはなんら問題ない
「そういえばオレの役職ってなんなんですか?タカトシが副会長じゃ、オレは庶務?」
「ソレなんだがな。津田が右腕ならば君は私の左腕だ!これで完全装備!あっ、とはいえ私は左利きではないから左手は恋人ではない」
「そんな事聞いてるんじゃないんですが...」
ため息が出る
「それじゃ私たちはこっちですので」
「ああ、アリアも佐々倉くんもまた明日」
はいと答えると帰路に着く
「七条さんってお嬢様なんですよね?」
「そこまでじゃないよぉ?」
「いや今日のお昼のお弁当...伊勢海老入ってましたよね...」
萩村のその一言で絶句した
「あっ!」
「どうしました?」
「鍵忘れちゃった!」
「なんのですか?」
「〇操帯」
オレと萩村は頬を引き攣らせながら七条さんを見ていた
「2人は先に帰って大丈夫だから〜」
「...オレ、これをあと2年も耐えるの無理そう」
「逃がさないわよ...」
萩村は道ずれとなる相手が欲しかったようだ。いや無理やてこの学校生活は...