山手線とは、ロマサガ2とはいったい……うごごごご   作:葛城

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第15話: 嘘は言っていない

 

 

 

 

 ワグナスから語られたみんなの近況は、口に出すような事はしなかったけど、半分ぐらいは俺の想像通りであった。

 

 

 1.ノエル隊長。

 

 先ほどワグナスが話した通り、元々オアイーブとは良い仲だったのだが、30年ほど前にアバロンを離れ。

 

 今は古代人たちが住まう隠れ里に居を構えつつ、オアイーブと共に『七英雄』討伐に動いているのだとか。

 

 なお、そこに住まう古代人は、俺たちが追放される前から今に至るまで、この世界に留まり続けた古代人たちである。

 

 彼ら彼女らはもはやこの世界の人間は、かつて短命種と呼んだ者たちと考えていて、自分たちは時代の影にひっそりと消えていく存在……と、思っている人たちらしい。

 

 なんか両極端過ぎないかって思ったけど、どうも、今に至る長い月日の中で、天変地異の原因……それが、『同化の法』にあるという可能性を突き止めたから、らしい。

 

 突き止めたのは、ノエル隊長の友人であり幼馴染のサグザーだ。

 

 かつての機材関係は失われたが、かつての俺たち古代人の技術は、道具だけが全てではない。

 

 数千年という月日の中で、サグザーはサグザーなりに色々と調べ続けたらしく……その結果、自分たち古代人の行いこそが世界を崩壊させた原因であることが分かったのだとか。

 

 だから、生き残った古代人たちは引きこもった。

 

 人間と同じく子供を産んで育てて命を繋いできた者たちも居れば、世界が安定するまでは延命し、その役目が終わればもう……そう考えている者もいた。

 

 オアイーブも、似たような考えなんだとか……で、ノエルも『七英雄』の問題が終われば、もう『同化の法』を使うつもりはないらしく、今の人間と同じく年老いていくつもりなんだとか。

 

 

 2.ボクオーン。

 

 なんか『七英雄ボクオーン』を見て発狂してアバロンを飛び出したらしいけど、あくまでも行方知れずというだけで、近況報告みたいなモノは届いているらしい。

 

 冷静に考えたら、そりゃあそうだ、な話である。

 

 何だかんだ言いつつも仲間思いなワグナスが、本当に仲間が音信不通の行方不明になっていたら、気が気じゃないと自ら探しに行っているはずだ。

 

 そうなっていないのなら、ひとまず生存確認は取れているというわけで……で、そのボクオーンなんだけど。

 

 どうも、『あんな醜悪で芸術性の欠片もない、品性をドブに捨てたようなやつをボクオーンとは認めない。私の人形劇で、自らの醜悪さを自覚させてやる! なんなら悔いて死ね!』といった感じで、芸術を爆発させているんだとか。

 

 ……要は、マウント取って溜飲を下げたいって話だ。

 

 追放される前は別として、色々な世界に行って様々な場所で人形劇を行ってきた今のボクオーンにとって、『七英雄ボクオーン』に対して絶対に許せないナニカがあったのだろう。

 

 最初の頃はロックブーケから『いい歳して人形って……』みたいな目で見られることもあったけど。

 

 ボクオーンが本気になって取り組んでいるのを見て、『あそこまで熱意を持っているなら上等じゃないの』と、自ら頭を下げさせた……それが、今のボクオーンだ。

 

 どこかで再会するかもしれないが、少なくとも、会おうと思っても中々会えないだろうなあ……と、俺は思った。

 

 

 3.スービエ。

 

 海が俺を求めている。

 

 地平線が俺を求めている。

 

 大地の風が俺を求めている……以上。

 

 いや、もう、本当にこれだけらしい。

 

 『七英雄』に出会えたら討伐するつもりらしいが、ずっと前に送られてきた『旅は良いぞ(要約)』という中身の手紙を最後に、その後の行方は知れていないのだとか。

 

 いや、まあ、正確には、風の噂程度だが、生存しているっぽいという情報は入っている。

 

 ただ、それだけ。

 

 無事が気にならないのかとワグナスに尋ねたら、だ。

 

 『あいつは死ぬことすら自由のままを望む。それが本望なら、私からはもう何も言えんよ』、とのことらしい。

 

 なるほど、実にスービエらしい。

 

 そういえば、アリの討伐すらも運命がどうとかでワグナスが戦うならと参戦した男だし、とことん誰かに縛られるのを嫌う男だ

 

 

 4.ダンターグ。

 

 こいつに関してはもう、ワグナスはノータッチらしい。

 

 元々、アリ討伐参戦のキッカケはより強いやつと戦いたいという話であって、別に相手がアリである必要性ですらなかった男だ。

 

 『七英雄』はそこらのモンスターよりよほど歯応えがあるということで積極的に探し回っているらしいが、その途中で命を落としても本望なんだとか。

 

 まあ、うん、ダンターグらしいと言えば、らしいけど。

 

 始まりからして、ノエル隊長の強さに一目置いて協力したぐらいだし、むしろ、何だかんだ言いつつも『七英雄』を倒すことに協力してくれるあたり……まあ、そういうやつだ。

 

 

 5.そして、ワグナスだ。

 

 ワグナスはどうやら俺たちが戻って来るのを待っていたらしく、この話を終えたらみんなと同じく、世界を見て回るつもりなのだとか。

 

 元々が教授職に就いていた人だから研究するのが好きらしく、フィールドワークってやつをしていくつもり……となると、申し訳ないなあという気持ちになる。

 

 だって、俺たちが戻らなかったばっかりに、何十年としばりつけてしまったようなものだ。

 

 これに関してはロックブーケも気付いたようで、とても申しわけなさそうにワグナスに頭を下げて……でも、ワグナスはまったく気にしていなかった。

 

 待つのが苦にならないというわけじゃなくて、帝国は帝国の方で色々と済ませておきたいことが多かったらしく。

 

 むしろ、一通り済ませたあたりで戻ってきたので、タイミングとしては最高だったのだとか。

 

 このタイミングを逃すとあの手この手でアバロンに残ってとお願い攻撃が来るから、むしろ有難い……という本音を、こそっと教えてもらった。

 

 

 ……。

 

 ……。

 

 …………で、まあ、そんな感じで、一通りの近況を教えてもらったので、今度は俺の方からワグナスに尋ねた。

 

 

「なあ、ワグナス。俺たちの、その、寿命のことなんだけど」

「ん? ああ、私たちが歳をほとんど取っていないという話だろう? それならもう、ある程度の推測は出来ているよ」

「マジかよ」

「さすがですわね、ワグナス様」

 

 

 すると、もうワグナスは持論を用意していた。息を吐くようにロックブーケが褒め称えるが、俺も同感だ。

 

 さすがは、頭の出来が違い過ぎるワグナスだ。

 

 もしも『神の知識』が俺ではなくワグナスに宿っていたら……そう思ってしまうぐらいの先回りっぷりであった。

 

 

 で、話を戻すけど、俺たちの寿命の件だが……要点をまとめるなら、どうやら『七英雄』の存在が関係しているらしい。

 

 

 いわゆる、あの『七英雄』は、別の時間軸の……つまり、パラレルワールドの俺たちであり、限りなく俺たちに近い存在なんだとか。

 

 言うなれば、右手と左手の存在……ううむ、分からん。

 

 ただ、近いとは言っても、あくまでも『存在』として近いというだけで、名前こそ同じでも『七英雄』と俺たちはまったく別人と言っても過言ではないらしい。

 

 けれども、『世界』という存在の目線から見たら、俺たちは限りなく同じ存在であり……そしてそれは、世界がエラーを吐き出すには十分すぎる異常であった。

 

 つまり、俺たちは『半分だけ世界の異物』みたいな立場になっているらしく、『世界』もまたどちらがこの世界の本物なのかが判別出来ていないようで。

 

 元の世界に居るのは確かなのだけど、俺たちは異世界を旅していた時と似たような存在になっているので、あの時と同じく歳を取らないのだとか。

 

 これを解決するには、『七英雄』を討伐し、俺たちがこの世界の本物であることを『世界』に示す必要があるらしく……それをしない限り、俺たちは実質不老の存在で固定されているのだとか。

 

 

 ……なるほど。

 

 

 俺は、ワグナスの話を聞いて納得した。

 

 本来、その世界には同じものが存在しないはずなのに、何故か同じ識別番号を付けたのが紛れているのだ。

 

 世界からしたら、どっちも消すわけにはいかず、とりあえずは保留という形で収まったのも無理はない。

 

 いや、というか、結果的に保留になっただけで、下手したら世界が両方とも異物として排除に動いていたら……考えたら、とても恐ろしい話だ。

 

 

「ゆえに、『七英雄』の問題はもはや人間たちだけの話ではない。私たちが人として命を終えるためには、是が非でも『七英雄』を討伐しなければならないわけだ」

「と、なると、ワグナスもフィールドワークの傍ら、『七英雄』を討伐するつもり、と?」

「私が敵う相手ならば、な。無謀と勇敢をはき違えるつもりはない、状況を見て、ノエルやおまえにも手を貸してもらうぞ」

「あら、ワグナス様。私は蚊帳の外かしら?」

 

 

 もちろん──そう頷いた俺とほぼ同時に、ちょっと不機嫌そうに唇を尖らせたロックブーケが口を挟んできた。

 

 ロックブーケの気持ちは分かる。伊達に俺たちと旅をしてきたわけではないし、戦ってきた自負もある。

 

 最初の頃ならいざ知らず、いまさら関わるなと言わんばかりに省かれたら、ロックブーケでなくとも不機嫌になって当たり前だろう。

 

 

「ロックブーケ、君の実力を疑っているわけではないよ」

「だったら──」

「だが、君は刃を交えられるのか? それこそ、『七英雄ノエル』や、『七英雄ワグナス』にも、だ」

「……!」

「あまり詳しくは語ってくれなかったが、『七英雄ワグナス』は、私とは似ても似つかない姿をしているらしい。ならば、倒すことに戸惑いは生まれにくいだろう……だが、『七英雄ノエル』は違う」

 

 

 ワグナスは厳しい目で……というより、ロックブーケを慮る目であった。

 

 

「ほとんど本物と違いがない、兄と全く同じ姿をした相手を、おまえは殺せるのか?」

 

 

 ……。

 

 ……。

 

 …………沈黙は、そう長くは続かなかった。

 

 

「バカにしないでくださいな、ワグナス様」

 

 

 沈黙を破ったのは、静かではありながらも、少しばかり怒りを声色に滲ませたロックブーケの憤りであった。

 

 

「私たち、どれほどの付き合いがあると思いますの? たかが姿形が似ている程度で、私がそれを混同するとお思いで?」

「……すまなかった。どうにも、余計なお節介は何千年経とうが繰り返してしまうようだ」

 

 

 そして、そんな怒りを真正面から受けたワグナスは、素直に頭を下げた。今のロックブーケは、ちゃんとワグナスにも言うべき時は言えるのだ。

 

 それで、この話はお終いだ。

 

 現状、まともに『七英雄』討伐に動いているのはワグナスとノエルしかいないあたり、なんとも不安が残るが……ダンターグ? 

 

 あれは本当に次いでにだから……『七英雄』以上に面白い事が見つかったら、そっちに行っちゃうし……まあ、それ抜きでも致し方ない。

 

 そもそも、この広い世界から、いくら強大とはいえたった7人を見つけ出して討伐しろって話が無茶なのだ。

 

 それこそ、100年、200年……もっと掛かっても不思議ではないし、下手したらもっと掛かるだろう。

 

 

「──私の方からの話は終わりだ」

 

 

 しかし、幸か不幸か俺たちには時間があって、長生きする耐性が備わっている古代人だ。

 

 ワグナスも、そんな短い時間で成し得るとは端から思っていないのだろう。

 

 人間たちの手助けはするが、いずれ自分たちの手を借りなくとも『七英雄』は討伐される……なんとなくだが、ワグナスの目がソレを物語っているように見えた。

 

 

「これから最後の引き継ぎを終えたらアバロンを旅立つ予定だが……お前たちは、どうするのだ?」

「どうすると言われても……」

 

 

 チラリとロックブーケを見やれば、肩を竦めてそっぽを向いてしまった。

 

 態度で分かる、『考えるのが面倒だから、あんたが行き先を決めなさい』ってやつだ。

 

 これで変なところだったり、蓋を開けたら未開の地だったりすると、ブツブツ文句を言ってくるのが……まあ、いい。

 

 

「せっかくだ、何か不穏な噂というか、話はないか? 出来るなら、まだ俺たちが言っていない東の方に行きたいのだが」

「ふむ、東か……それなら、先々代皇帝が奪い取った運河要塞のさらに東にある、『ステップ』に行ってみたらどうだ?」

「『ステップ』?……あ、そういえば、ジェラール皇帝って亡くなったんだよな?」

「そうだが、正確にはジェラール皇帝は先々代になる。先代の皇帝は、身体があまり強くなかったかわりに内政に力を入れてな、あまり外には出ていない」

「そうなの? てっきり強さが全てで伝承されるのかと思っていたけど?」

 

 

 素直に尋ねれば、「少し、誤解があるな」ワグナスは苦笑と共に説明してくれた。

 

 オアイーブが授けた『伝承法』は、受け継がせる者と受け継ぐ者が強い意志で同意することで成立する術法だ。

 

 言い換えたら、この術は二人の間で完結する術でもある。

 

 剣の腕が悪くとも、内政に強く次代に必要と思えば、受け継ぐ者がそれを受け入れるならば、それで『伝承法』は成立するのだ。

 

 

「剣の腕だけでは国は成り立たん。実際、先代は目立った功績こそないが、見事な手腕で国を安定させ続けて国力を蓄え続けた……内政という点を見れば、ジェラール皇帝より上かもしれん」

「なるほど、そりゃあそうだ、蛮族じゃあるまいしな」

「うむ、それで、現在の皇帝は『カンバーランド』へと出向いて外交を行っているところだ」

「は~、なるほど、皇帝様は忙しいようだな」

 

 

 さて、話を戻して、だ。

 

 詳しく聞けば、どうやら『ステップ』とは、とても広大な草原が広がる地帯らしく、ここには居ないモンスターや、遊牧民たちが暮らしているのだとか。

 

 そして、そこでは現在……詳細は不明だが、依存性が極めて高い麻薬が出回り始めているらしく、そこに『七英雄ボクオーン』が関わっているのだとか。

 

 情報が曖昧なのは、まだバレンヌ帝国の力がそちらにまで及んでいないから。

 

 カンバーランドを取り込むか、同盟を組むか、どちらにせよ、新鮮な情報が入って来るのは現皇帝が外交を成功させられるかどうか、それで決まるのだとか。

 

 

 ちなみに、だ。

 

 

 そこから更に東へ行けば砂漠が広がる『サバンナ』があるらしく「砂漠なんて嫌よ、ステップにしましょう」……ということなので、行き先は『ステップ』だ。

 

 いや、まあ、いいんだけどね。

 

 嫌いってわけじゃないけど、砂漠ってどうしても乾燥地帯になるから、ダメな人は本当に嫌気を覚えるぐらいダメな場所だし。

 

 それこそ緊急事態でない限り、食事は抜いても毎日の入浴だけは絶対に欠かさないロックブーケにとっては、死活問題なのだろう。

 

 俺だって、出来るなら毎日入りたいし。

 

 でも、状況によっては……いくら俺の『影』があるにしても中身は有限だし、定期的に補給しないと無くなるわけで……そういえば。

 

 

(どの世界だったかな……砂漠の中に住み着いた骸骨モンスターを倒すために潜り込んだ時、ず~っと不機嫌そうだったものなあ……)

 

 

 町に戻るたび、真っ先に湯を買って身体(特に、髪は念入りに)を洗っていたのを思い出した俺は、フフッと笑ったのであった。

 

 

 

 

 

 ……。

 

 ……。

 

 …………そうして、俺たちは陸路を通り、運河要塞があった『ミラマー』より南下し、『北ロンギット地方』より向かおう……としたのだが。

 

 

「山歩きなんて嫌、海路を行きましょうよ」

 

 

 当然と言えば、当然な提案がロックブーケよりなされたので、俺も特に反対せず、ならば船はどこから出ているのかと探してみたら、なんと『ソーモン』より出ているのが分かった。

 

 それならば、『ソーモン』から『ステップ』……の手前にある町、『マイルズ』へと向かって、そこから『ステップ』に行こう……と、決めたのだけど。

 

 

「──武装商船団?」

「ああ、済まないね。あっちの方はそいつらが縄張りにしてしまっているんだ」

 

 

 どうも、スムーズには事が運ばないようだ。

 

 どうやら、『武装商船団』が不法に見張りを立てて通行料をせしめているらしく、そのせいで以前のように船は出ていないようだった。

 

 

「特に、あんたのお連れさんのような美女を連れて行ったら、あっという間に奪われてそれっきり……変に目を付けられたくないし、今は『マイルズ』への船は出していないんだよ」

 

 

 チラリと、以前は『マイルズ』に船を出していた男の視線を受けて、背後のロックブーケを見やった俺は。

 

 

「まあ、ロックブーケは美人だしな、それなら致し方ないか」

 

 

 煽りとかじゃなく、ガチでそうなのだから、素直にうなずいた。

 

 実際、美女だし。そのうえスタイルも良いし。

 

 海賊紛いのやつが何百人来ようが一瞬で返り討ちに出来るとはいえ、わざわざそっち方面の危険を冒す必要はないだろう。

 

 

「そうね、私ってば美人だものね、美しいって時に罪だわ……!!」

 

 

 そんな俺の心配を他所に、ロックブーケは鼻高々なご様子で胸を張っている。

 

 おまえ、ただでさえ胸がデカいんだから、そんなポーズを取ると周りの男たちから一斉に注目が……いや、分かったうえでやっているのか。

 

 

「いちおう、手前の町には船が出ているから、陸路を通る必要がある。でもまあ、船で『マイルズ』に行きたいなら、もう2,3か月待った方が良いかもな」

「ん? なんでだ?」

 

 

 首を傾げて尋ねれば、その男はなんてことはない様子で教えてくれた。

 

 

「15年ぐらい前になるのかな。武装船団のやつら、風変わりな男と本気で一戦交えたらしくてな。それから、たま~に姿を見せてはやりあっているようで、それでかなり疲弊しているらしいんだよ」

「なにそれ? どういうこと?」

「俺も詳しくは知らねえ。ただ、その男と武装船団は陸でも海でも喧嘩しているみたいでな……なんでも、相当に腕が立つらしいから、武装船団もほとほと困り果てているんだそうな……」

「へえ、世の中には変わった男がいるもんなんだな」

「そうだな、名前はたしか……スービエ、だったかな? 俺も一回だけ見たことあるけど、『海は自由だ~! 俺は自由だ~!』って叫んでいたっけ」

 

 

 ──その瞬間、俺は無言になった。

 

 

「……ほんと、変わった男がいるものね」

 

 

 俺の後ろで、真顔になったロックブーケが、ポツリと呟いた。

 

 

 

 

 






 オアイーブ「『七英雄ワグナス』は、その……翼を生やしたモンスターです。天空の覇者、そう思ってしまうほどで、思わず目を瞑ってしまいました」
 ワグナス「なるほど、怖い事を思い出させてすまない、ありがとう」

※ 嘘は言っていない
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