ゲーム世界転生〜現代ダンジョン世界かつ1900年開始で生き残るには〜   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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迫真!最強お嬢様部 戦争の終結

【ロシア浸透ですわ】

 

1:名無しのお嬢様

 日本が勝利するための一手……サンクトペテルブルク強襲ですわー

 

2:名無しのお嬢様

 長かったですの……まさかシベリア横断やらされるとは思いませんでしたわ

 

3:名無しのお嬢様

 特殊部隊に編成された時は何やらされるかと思いましたが、ロシアの首都強襲とはヤバいですわ! 

 

4:名無しのお嬢様

 作戦立案した村上の野郎にはお紅茶とお菓子をお姉様方にも奢ってもらわないと割に合いませんわ

 

5:名無しのお嬢様

 では……いざ突入でしてよ

 

6:名無しのお嬢様

 ウラーですわ! 

 

7:名無しのお嬢様

 万歳ですの! 

 

8:名無しのお嬢様

 突撃ですわ! 

 

 

 

 

 

 

21:名無しのお嬢様

 印刷局制圧ですわ

 

22:名無しのお嬢様

 警察署も押さえましたの

 

23:名無しのお嬢様

 近衛兵の部隊制圧に手間取ってましてよ

 人回せるかしら? 

 

24:名無しのお嬢様

 皇帝一家を捕縛しましたわ

 これで勝ち確定ですの! 

 

25:名無しのお嬢様

 やりましたわ! 

 ニコライ一家ですわ! 

 

26:名無しのお嬢様

 生アナスタシア皇女ですわ! 

 

27:名無しのお嬢様

 ニコライ4姉妹は美しい方ばかりでしてね

 

28:名無しのお嬢様

 早く宮殿を制圧するのですの

 

29:名無しのお嬢様

 議会制圧しましたわ! 

 

 

 

 

 

「君達は何者かね」

 

 私……ロシア皇帝であるニコライ2世は急な襲撃者の襲来に毅然とした態度で振る舞っていたが、目の前の東洋人の少女は警護兵を一瞬で無力化すると我々一家に向かって話し始める。

 

「名乗らないと始まりませんね……我々は日本軍の特殊部隊になります。部隊名までは言えませんが」

 

「ふむ……極東からわざわざここまで殺されに来たのかね? 来れたとしてもそう人数は多くは無いはずだが」

 

「ええ、そうですね。1つ訂正を……私らを殺すことはできませんよ」

 

 彼女はそう言うと、手に持っていたピストルをこちらに投げ渡してきた。

 

「試しに撃ってみます? 私のことを」

 

 私は目の前の少女を殺しても意味は無いと思い、銃を手放したが、次女のタチアナが素早く手に取り、彼女に向けて発砲した。

 

「タチアナ!」

 

「お父様! 銃で死なない人間はいないわ!」

 

 銃弾は目の前の少女の頭に当たったのだが、少女は傷一つ付いてない。

 

「な!?」

 

「銃は効きませんよ。勿論あらゆる武器もね」

 

「化け物だったか」

 

「まぁそういうことにしておいてくださいな。さて、皇帝ニコライ、貴方達の命は私が握っている状態になります。戦争の敗北を認めるのであればすぐにでも解放しますが」

 

「……」

 

「拒絶ですか……残念です」

 

 すると、別の少女が現れ、心臓をえぐり取られた大臣1人の亡骸を投げ渡してきた。

 

 娘達は怯え、流石の私もこたえるが、それでも敗北を認めるわけにはいかない。

 

 するとどんどん亡骸が増えていく。

 

 別の大臣、近衛の隊長、従士長官、さらには近くに駐屯していた軍の将軍の亡骸まで出されていく。

 

 少数で侵入したと思っていたが、出される亡骸の数と人物達に驚きが隠せない。

 

「どうします? さらに犠牲者を増やしますか?」

 

「……負けを認めよう」

 

「賢明な判断感謝いたします」

 

 そのまま私は生き残っていた外務大臣に指示を出し、日本との交渉を行うように命令を行った。

 

 

 

 

 

 

 前線では部隊指揮権限の多くを転生者達が掌握し、ハラスメント攻撃を続けていたが、大規模攻勢に転じた。

 

 飛行できる使い魔を使い、観測射撃という位置情報を逐次更新しながら行う精密射撃と山がちな地形を活用して、高所優位による射距離の延長を行うと、面白いようにロシア軍の砲陣地や機関銃を設置してあるところが次々に砲撃されて機能不全に陥っていった。

 

 そこに一般兵が突撃し、敵兵と戦っている傍ら、転生者達による特殊部隊が、敵司令部を強襲し、司令官の殺害もしくは捕虜にすることを繰り返した。

 

 ダンジョンに隠れていた部隊も合流し、多方面による攻撃でロシア軍は崩壊。

 

 結果殆どが捕虜もしくは戦死し、北海道から叩き出されることになる。

 

 そこからいざ満州で決戦か? という雰囲気の中、ロシアに潜入していた転生者達の部隊によりロシアが和平交渉に応じるという展開になり、ウラジオストクで速やかに条約が結ばれたのである。

 

 転生者の部隊によって皇帝一家が人質に取られていたので、外交官達もどうしょうもなく、結果日清戦争の2.6倍の賠償金と樺太島の割譲という条約で合意。

 

 誰も勝てると思っていなかった日本がロシアに判定勝ちに持ち込んだとして驚愕を与えることになるのだった。

 

 

 

 

 フランスに居た大木戸ことフランス外国人部隊ニキにもロシアが日本に戦争で負けたというのは驚愕を持って受け入れられ、日本の勝ち方が首都に特殊部隊を送り込み要人暗殺及び拘束によるものと聞いて首都防衛部隊の拡張や警察の権限強化等の影響が既に起こっていた。

 

「そうか……日本が勝ったか」

 

 日露戦争や戦争の期間が4ヶ月だったため4ヶ月戦争とも言われるが、観戦武官……戦争している国に軍人を送り込んで、情報収集をさせてもらう人達により、機関銃の重要性が認識され、さらに機関銃を無力化するための戦闘方法として機関銃の無い場所から攻めること、山を利用したりする地形の活用次第で数的不利を逆転できる……というのが共有された。

 

 まぁ使い魔についてはロシア軍も観戦武官も分からなかったのでバレてないらしいことを本国の同志達に通達し、戦争の勝利を祝った。

 

「オオキド! 貴方の祖国がロシアに勝っちゃうなんてね!」

 

「だから言ったろルイーズ。俺より凄い奴らがいっぱいいるんだって」

 

「極東の神秘ってやつね! すごいわ!」

 

 ちなみにちゃっかり俺はフランス人のお嫁さんをゲットし、皆が戦争している間に結婚していた。

 

 戸籍上は同じ年なのだが、実年齢だと3歳差である。

 

 ちなみにフランス人の上官の娘さんである。

 

 外国人部隊所属なので階級はそんなに高くないが、義理の親父になった上官の従士の様な感じで扱われた。

 

 なので結構作戦立案の時に立ち会う場合もあり、重宝されている。

 

「おや、ここに居たのかオオキド」

 

「あ、お義父さん。ルイーズと日本のことについて話していたんですよ」

 

「そうかそうか、まぁ君の祖国に君と同等の力を持った人が数千人近く居ると聞いていたから、勝てるとは思っていたが、まさか皇帝を人質に取るなんてな」

 

「フランスにとっては苦い思い出でしょうか」

 

 フランスは昔ドイツの前身であるプロイセン王国と戦争をした際、時の皇帝だったナポレオン3世(有名なナポレオンの甥っ子……小ナポレオンとか言われるが、現在に残る首都のパリを大改造して近代化したり、法律を整えたりと内政能力はナポレオン以上と言われていた選挙で選ばれた皇帝)が戦争中に捕虜になってしまい負けてしまったという過去があった。

 

「まぁ普通はそんな事は起こりようがないんだが、実例が出来てしまったからな……戦争の終わらせ方が変わるかもしれないな」

 

「フランスと日本が戦争にならないことを願いますよ」

 

「もし戦争になったらどうするんだ?」

 

「そりゃフランスの為に戦いますよ……ルイーズも居ますし」

 

「それならば良い」

 

 フランスに居ながら情報収集を今はしているけれど、どこまでやれるか……日本の連中は今回ふんだくった賠償金でどれだけ近代化できるか見ものだな。

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