ゲーム世界転生〜現代ダンジョン世界かつ1900年開始で生き残るには〜   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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第一次ソビエト戦争

「世界恐慌で弱体化した各種企業を買収したり、日本へ誘致をしなければ!」

 

 世界恐慌で荒稼ぎした日本はその資本を糧に世界各地の企業の青田買いを開始し、既に日本へと支社を出していたブローニング社、航空機メーカーだとダグラス社、セスナ社を日本に本社を移転させることに成功し、アメリカの先進的な航空機技術を手に入れることに繋がった。

 

 他にはコンピューターやレーダー、ソナー等の電子機器関連の特許を持つ企業を次々に買収吸収していくことになった。

 

 あとコーラで有名な2社が日本に進出してもらったりと、文化面でも変化が起こる。

 

 ただノースロップ社やグラマン社、ボーイング社など買収を画策した企業をアメリカ政府の妨害によって頓挫してしまったりなど、全部が全部日本有利には進まなかったが……。

 

 日本国内でも各企業の統合が起こり、自動車メーカーは愛知、静岡、横浜、広島の4社が財閥の自動車部署に競り勝ち、逆に吸収に成功させたり、新興財閥として武田飛行機を母体に武田財閥が発足。

 

 航空機だけでなく船舶にも手が出せるようになり、武田財閥は1社で軽空母であれば船体から艦載機まで製造できるようになるのだった。

 

 電子関連であれば富士グループとシャイニー、人天堂の3社が転生者を集めてゲームやパソコン製造等の電子機器を本格的に作り始めていたりしており、CPU技術確立によってファミコン並みの機体とブラウン管テレビの製造に成功したりしていた。

 

 テレビ普及は時間の問題として、ラジオの値段も安くなり普及がより進んだ。

 

「早くボックリモンスターやりてぇ……」

 

 ダンジョンがあるかつ使い魔がいる状態なのに多くの転生者達はモンスターゲームをやりたがるのであった。

 

 なおそのゲーム機に使われているCPU……爆弾に詰め込んでセンサーをくっつければ誘導弾が作れるんだけどね……。

 

 

 

 

 

 

「日本って凄いわね……あっという間に便利になっていって凄いわね!」

 

「アナスタシア様こちらを」

 

「ん! ありがとうマリー」

 

 日本で悠々と過ごしているアナスタシア元皇女は藤原と一緒に過ごしながら使い魔達に囲まれていた。

 

 マリーというのもアナスタシアが捕まえた妖精を育てて地母神にまで進化した思い入れのある使い魔である。

 

「アナスタシア様に育ててもらって私うれしいです」

 

「あら、改めてどうしたの?」

 

「私! アナスタシア様だけでなくそのお子さんもちゃんと護りますから!」

 

「可愛いこというわね! ほんと!」

 

 30代になっても20代の美しさを持っているアナスタシアは、学校に通っている子供達と仕事に行っている旦那の藤原を家で寛いで待っていた。

 

 家事とかは殆ど使い魔達がやってしまうので、家でダラダラするか、近くのダンジョンに使い魔達と潜るなんてことをして過ごしていたが……。

 

「エアコンを付ければ快適な室温になるし、ラジオでニュースを聞いて、カセットを入れれば音楽が聴ける。冷蔵庫で冷えたコーラを飲むって最高ね!」

 

 アナスタシア自身がロマノフの財産を日本政府に貸しているお陰で、その利息である程度纏った金額が支払われており、生活費には困らない。

 

 ただ自らを鍛える為と子供達の教育の為にダンジョンに潜ることはあったが……。

 

「祖国は凄いことになっているし……私やお姉様達を頼って日本に逃れるロシア貴族や知識層も多かったけど……」

 

 アナスタシアの近所には逃げてきたロシア人が住んでいたりもして、ロシアコミュニティが勝手に形成されていた。

 

 そこで漏れてくる祖国の現状を聞くと眉をひそめざるを得ない。

 

「大丈夫なのかしらロシアは……」

 

 

 

 

 

 

 そんなロシアことソ連では書記長であるスターリンの命令で重工業化を目指した五カ年計画が進んでおり、工業化に邁進する中、ひっそりと農業が死んでいた。

 

 いや、スターリンによる農業の集団化をし、資本を投入して一気に生産性を高めるというやり方……資本主義であれば農作業をしている人もやる気が出るため生産性が上がりやすいが、強制されるし、農業に詳しい知識層は粛清されるし、できた作物は強制徴発されるしで生産性は殆ど上がらないどころか、ウクライナ方面では飢餓が発生。

 

 ただ重工業化するために外貨が必要なソ連は飢餓輸出を敢行。

 

 国民が飢える中、国力のために作物を輸出したのである。

 

 結果どうなるか……大量の人民が亡くなる事に……。

 

 300万人以上が餓死する結果になるのであった。

 

 そんなソ連は係争地かつ穀物産出量が豊富な満州に目をつけ、更に韓国が領地にしている大慶油田の奪取とウラジオストク奪還を目論んで紛争が勃発。

 

 直ちに韓国軍が出動し、10個師団と日本から輸入していたアジア号1000両及び、輸出用とされていた全金属製戦闘機の電撃1000機(イメージは九七式戦闘機)が投入されたものの、ソ連は極東軍の殆ど……約30師団を投入し、物量戦術で攻撃を開始した。

 

 まだ軍として脆弱な韓国軍は南満州各所で敗北及び苦戦を強いられ、日本に救援を要請。

 

 結果日本は機械化装甲師団である第一、第二機甲化師団及び空軍も実戦経験が積めるからと3000機以上の紫電や流星を向かわせるのであった。

 

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