ソードアート・オンライン 白銀の剣劇   作:三流ゲーマー

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仲直りと鼠

2022.12.2 20:00

アインクラッド第一層 民家

 

「見ればわかると思うけど、風呂場はそこだから…ご、ご自由にどうぞ」

 

たどたどしい口調からして、少々緊張しているようだ。もしかしたら、少年ははその可愛らしい顔に似合わず女の子を部屋に入れた経験がないのかもしれない。

 

「…結構広いシ…先に二人で入ったラ?……二人での方が話も進むだろうシ…」

 

情報の共有よりも先に彼女達の仲直りが先だろう……

正直早く風呂に入りたい欲はあるがいくら何でも三人で入る訳にはいかないし

 

「「……ありがと」」

 

二人はいそいそと風呂場に消えていった。

さて……

 

「「…………」」

 

どうっすかなこの空気

 

 

 

 

 

 

 

 

アスナside

 

「「ふぁぁぁ~♡」」

 

私達は一月ぶりに湯船に浸かっていた。

 

「本当に久しぶりよね。」

 

「そうね。………ねぇ…ミト。」

 

「うん?」

 

「あの時は本当にごめんなさい…」

 

私はようやくあの時言えなかった言葉を言う事が出来た。

 

「……あの時も言ったけどあれは事故それに私がトラップを踏んだのも自己責任だよ。」

 

「…ミト…」

 

「もう逃げないでよアスナは私の親友なんだから!」

 

「…うん!」

 

ミトは笑っていた。

あの日から2週間以上経ってようやく私達は親友に戻れた。

 

アスナsideEND

 

 

 

 

「…………」

 

さてどうしよう

 

目の前にいる少年は居心地が非常に悪そうだ。

無理もない風呂場には美少女二人目の前にも女子一人…男だけど

コミュ力の強い者か余程の女好きでもないと初対面で話を弾ませることなど出来ないだろう

この少年はどちらでも無いだろう

 

「取りあえず自己紹介でもスル?」

 

「ぁ…はい」

 

声小さ!

 

「アー…会議の時に聞いたと思うケド、ニェーバですよろしくネ」

 

「ヨロシクオネガイシマス…」

 

何時もならふざける所だがいくら何でも辞めておこう

 

「そんなに緊張しなイデ…俺は女の子じゃないからサ」

 

「ヴェ!?」

 

なんか面白い音が出た。

 

「…ホントに?…」

 

「ホントホント証拠でも見る?」

 

服の裾を持ち上げながら言ってやると

 

ヴェ!?ダ!?ダイジョウブデス…えっと…俺はキリトだよろしく…」

 

どうにかコミュニケーションが取れそうだ。

風呂場から時折聴こえる甘い声にビクついていると

独特なリズムのノックが聞こえた。

 

「よぉキー坊!女の子連れ込んでお楽しみ中だったかイ?」

 

そう言いながらフードを被った小柄な人影が入ってきた。

 

「違いますが!?」

 

フードの中身は女性のようで何処かミステリアスな美貌を持っていた。

その美貌に不釣り合いな三本の髭のフェイスペイントを施した顔

【鼠】アルゴだった。

【鼠】それはβ版SAOにおいて情報屋として名を轟かせた人物のあだ名であった

【鼠】と五分話すと500コル分の情報を抜き取られるというのは有名な話である

 

Привет! (プリヴェット)久し振りアルゴ」

 

 

「よ!ニェー坊オマエにも話はあるけどまずはキー坊取引の交渉ダ」

 

「席外した方がイイ?」

 

商談なら無関係の俺は席を外すべきかと思い席を立つが

 

「いや居てくれて問題ないよ」

 

「おいらも別に良いゼ」

 

二人はそう言ってくれたので席に戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商談の内容はキリトの持つアニール・ブレード+6を買い取りたいというものだった。

その値段なんと39800コルそれだけのコルがあれば全く同じものを準備できるどころか

おつりがくる、何故?

思考を巡らせていると、

 

「1500出すよクライアントは?」

 

話が進んだようだ

 

「ン…ちょいまち………おしえてもかまわないそーダ相手は今日の会議で散々暴れたい男だヨ」

 

キリトの剣を買い取ろうとしたのはキバオウだったようだ。

 

「ニュー坊にも同じ取引が持ち掛けられてけど、どうすル?」

 

「俺の剣も欲しいってどんだけ稼げてるンダ…」

 

「確かにな、なんにしても今回も不成立だ」

 

「俺も拒否デ」

 

剣を買い取りたい要は戦力を下げたいという事なのだろうが何故?

俺だけならまだわかるキバオウの意見を封殺してしまった恨みからだろうし

それにキバオウはβテスターを嫌悪しているようだっただからβテスターである事を明かした。

だから武器を取り上げてボス攻略から締め出したいのだろう

だがキリトは違うあの会議で発言をしていない

アルゴのことを知っているという事はキリトもβテスターであるのだろう

だがアルゴは誰がβテスターという情報は決して売らないと言ってた。

なのになぜキリトがβテスターだと?

 

「ン…商談不成立の連絡終わりット…帰る前に夜装備に着替えたいから奥借りるゾー」

 

思考を回しているとアルゴの声が奥に向かっていく………おく?

 

「「え?」」

 

「「あ」」

 

そんな間抜けな声につられて振り返ろうとした時

 

「ギャン!?」

 

肌色の何かが目に入りそれが何か認知する前に顔面に何かぶつかり意識を失った

 

 

 

 

 

 

 

 

2022.12.3 9:30

アインクラッド第一層 フィールド

 

次の日俺達は連携の確認の為フィールドに出て戦闘をしていた。

ミト達女性陣からは思い出したら腐った牛乳を樽で飲ませると

笑顔を向けて貰った(脅された)ので考えるのは辞めておこう

それにしても…

 

「やァ!!」

 

アスナは本当にニュービーなのか分からなくなってきたソードスキルの速さと鋭さが尋常ではない

システムアシストの限界を優に超えているまるで閃光のような………

 

「ミトがくれたこのウインドフルーレすっごく手に馴染むわ!」

 

凄くはしゃいでる…昨日までの落ち込みは何処へ…

別にいいけど

 

 




最後だけ無理やりな終わり方ですいません
ついでに今後はニェーバ君のみプリヴェートからПривет(プリヴェット)
ダスビダーニャからДо свидания (ダスビダーニャ)になります。長いことロシアに居た設定なのに流暢じゃないのもなんか変ですしね
余談ですがインテグラル・ファクターだとサーニャなる子がいるみたいですね
ニェーバ君とキャラが大分被ってる…はいそんだけです

そしてお気に入り登録して下さった皆様この場を借りて感謝申し上げます。
それではДо свидания (ダスビダーニャ)
あと作者は純正日本人です
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