更新頻度は結局週一くらいになりそう。
っていうか最近アベンチュリンを描く時の弊害が分かった。何かっていうとなんか敵対的な言動をさせるとまんまレグルスさんになるんだね。でもなんかめっちゃ描きやすい。
筆者は心にノミ以下を飼っていた……?
「フゥ〜〜〜、これで終わりっ!」
そう言いながら彼、アベンチュリンはアリウススクワッドの4人と暮らしている家の外にある物干し竿に自身の分の服も含めて『家族達』の衣類を干していた。
勿論そこにはやましい気持ちなど全くない。元々彼は彼女たちの奴隷となるにあたってこのような雑事や日々戦闘訓練をしている彼女たちのメンタルケアや雑事や炊事も行っており彼女らにとって兄…父のような存在となっていた。(一部を除いて)
最初の頃は話がほとんど通じていなかったアツコとも最近は手話を覚えたことによって、彼女から話題を振られた時には嬉々として会話(手話?)をするようになっている。
「それにしてもサオリちゃん達はいつもどこかで戦闘訓練をしているね…帰ってくると毎回大なり小なり怪我もしてくるし…そろそろ見学に行ったほうがいいかな?
もちろん下僕としてねっ!」
こいつは彼女達の奴隷であることのどこにそこまで誇りを持っているのだろうか。まあ彼がその立場でいることを望んでいるのならそれでいいと思うが。
「それにしても今の時期はもう寒くなってきたな〜、なのにここだと暖を取るためのものが火くらいしかないの真面目に統治者は頭が悪いと思うな!まだ10歳を越えたばっかりの子達に何をやらせているんだか」
そのように愚痴をこぼしているアベンチュリンに近づいてくる影が5つ。お察しの通りアリウススクワットの5人、ヒヨリ、アツコ、ミサキ、アズサ、サオリである。
その中でいちばんに駆け寄って話しかけてきたのは、賑やかし代表のヒヨリちゃん!
「うわあぁぁぁぁん!お腹が空きました〜!早くご飯を作ってくださいぃぃ!」
「こら、ヒヨリ。そんなに大声で泣かないの。でも私もお腹が減ったからご飯作ってくれる?お願いするね」
「ああ、私の分も頼む。……それと、全員の傷の手当てをしてもらえないか?」
「勿論!最初から全員分作るつもりだったからね。傷の手当てはサオリちゃん達全員が水浴びを終わらせたら僕が手当するよ」
「む、感謝する。ᓀ‸ᓂ 私もお腹が空いていたところだ。それと手間をかけるが、服を繕って欲しい。今日の訓練で一部破れてしまった」
「服のどの部分かな?それと持っていたらでいいけど破れた切れ端の布は回収してあるかい?」
「ああ、ここにある」
そう言ってアズサはアベンチュリンに服の切れ端を渡して頼み事をした。
「オッケー、了解した。明日までには治しとくよ」
「感謝する。ᓀ‸ᓂ」
「そんな…もっと崇めてくれても構わないんだよ?」
「?もちろん私は兄さんを信頼もしてるし、慕ってもいるぞ?」
「それはそれは!僕としても嬉しい限りだよ!可愛い妹分達に慕われるのはね!」
そう言いながらアベンチュリンは軽くアズサを抱きしめ、頭を髪が崩れない程度にわしゃわしゃと撫でている。二人の身長差もあいまってミサキたちからは彼の背中と嬉しそうにパタパタと揺らされているアズサの翼が見えるばかりであった。
「いいな〜……ボソッ」
「そうは言っても一番撫でられたり抱きしめられたりしているのはミサキだろう?……それにアベンチュリンと同じ場所で添い寝してるのも…」
「ちょっ!サオリ姉さん!そういうこと堂々と言わないでよ!」
「そ、そうか…すまない」ショボン
「…い、今のは私も悪かったわ、ごめん…」
「………………スッスッ」(私は怪我してないからサッちゃんたちを先に診ちゃって)
わかる…!わかるぞ!アツコが何を言っているのかが分かる!これも彼の数ヶ月にわたる
「ああうん、わかったよ。それじゃみんなは先に手を洗って椅子に座っといてね♪」
「分かりましたぁ…」「分かった」「了解した」「ᓀ‸ᓂ」「………コクン」
「それじゃあいまからご飯作るから、早く手を洗っておいで」
そう言われると同時に5人はぎゅうぎゅうになりながらもわちゃわちゃと家に入っていった。
(やっぱりみんなかわいいな…)後方腕組み兄貴並感
「それじゃ、今日もみんなの舌鼓をポンポン鳴らすようなご飯をつくるとしようか。特にヒヨリは毎回すごい喜んでくれるから嬉しいなあ。やっと姫ちゃんも顔面マスクを外してくれるようにもなってくれたしね!」
そう言ってアベンチュリンは台所へと消えていった。
そしてアベンチュリンと別れて居間に入っていっ4人はヒソヒソと1人は手話でアベンチュリンに声が届かぬように相談していた。
「っていうか、あの命令って本当にやるの?私としては…アベンチュリンを逃したいんだけど」
「私もミサキの意見に賛成する。マダムに呼び出された危険性も考えると私はアリウスから兄さんを逃がしたい。
…それにしても兄さんがマダムに呼び出されるのは予想外だった。ᓀ‸ᓂ」
「ああ、まさかマダムにアベンチュリンのことがバレているとは思わなかった。それに私たちはアリウススクワッドだ。やれと言われたからにはやるしかない。
…vanitas vanitatum et omnia vanitas…全ては虚しいのだから
それに悪く扱われることはないはずだ。マダムも『客』として招待すると言っていたからな」
「ご飯を作ってくれなくなるのは嫌ですうぅ…マダムにも直談判しますぅ!」
「……分かった。でも危なくなりそうだったらまず連れていく前に逃すからね?」
「ああ、それでいい」
少女たちの中に根付いていた
アッハ!
「ごちそうさまでしたぁぁ!美味しかったです!」
「今日もおいしかったよ。皿洗いは今日も私が一緒にやるよ」
「ご苦労だった。あと、皿洗いも頼む」
「服の繕いも、私たちが食べてる最中にやってくれたのか……いやまて、兄さんもご飯を共に食べてなかったか?……気にするな?……ᓀ‸ᓂ まあいいか。今日もありがとう。おいしかった」
「…………スッスッ」(今日もおいしかったよ。また今度も作ってね!)
「はいはい。まあ奴隷としての『覚悟』を果たしただけだから気にしなくていいよ。お皿もちょーだい?洗うからね」
食事が終わり、傷の手当てもされた5人はごちそうさまもちゃんと言って全員各々のやるべきことや趣味をするためにアベンチュリンに食器を手渡してそれぞれの持ち場へと散ってゆく。
そんな中ミサキはいつものようにアベンチュリンの隣に立ち、皿洗いを二人でしていた。
「ほんと、みんないい子すぎて困っちゃうよ。特にミサキなんてみんなめんどくさくて嫌がる皿洗いを自発的にやるなんてもう聖人の類だよ…僕が聖書作ってあげようか?」
「いらないし。…別に嫌じゃないから」
「ハァ〜ほんとなんでこんなにも人が出来てるんだろう。まだ11歳だよね?やっぱり教育者がちゃんとやってるのかな?」
(でもそれにしてはここの子達は来た当初は餓死しかけてる子もいたんだしまともなやつではなさそうだ。あった時にはその子達の分も含めて殴らなきゃね)
「………まあね。と言ってもマダムは私にこんなこと教えてくれなかったからほとんどアベンチュリンに教えてもらったことを実践してるだけなんだけどさ」
「…そのマダムっていうのがここの生徒会長らしいけど…ってどうしたのサオリちゃんたち!?こっちに銃なんて突きつけてきて!?」
アベンチュリンが背中の違和感に気づいた時には後ろからミサキを除くスクワッドのみんながアベンチュリンの背中にそれぞれの銃口を向けており、サオリに関しては背中に直接突きつけていた。
再度ミサキの方を見ると、
「ごめんね、でも命令だから」
最近持ち始めたロケットランチャーとは違い拳銃を握ってこちらに向けていた。
「ん〜〜…この構図、なんかどこかで…そうだ!!初日と同じだ!」
「何訳のわからないことを言っている。早く着いてこい」
「でも僕は最初の賭けでちゃんと言ったよ?僕は君たちについていかないって」
「ああそうだな。だがこれは私たちについてくるんじゃない、マダムによるお前への呼び出しだ。詰まるところ私たちが連れ出すのではなくマダムが引き摺り出しているだけだ。
だから私たちはあの賭けの結果に抵触してはいない」
「…やっぱりサオリちゃん頭が良すぎるねぇ!屁理屈じゃないかな?でもう〜ん、そう言われちゃったら行くしかないかな。じゃあ案内は頼むよ?
(そう呼ぶのだな…これは…何だ?この感じは?)
「……ああ、任された」
「じゃあ手を拭くから待っててくれないかな?」
「そのくらいは待ってやる。
…………ミサキ。お前、何をしている。なぜ私たちに銃口を向けている?」
そのようなアベンチュリンの要望に応えて私がアベンチュリンが手を拭きに行くのを見守っていたところミサキがこちらに彼女の拳銃を向けていた。
その目には不安、焦燥、敵意が滲んでいた。
「……………何でもない」
そのような強い感情の色が彼女の目に浮かんでいたのも一つ瞬きをする頃には消えていて、今までと変わらない光を映さない目が浮かんでいた。
「…なぜ、こんなことをした。答えろ」
「……分からない。体が勝手に動いた」
サオリは少し驚いていた。なぜならこの数分でミサキが自発的に動き、感情を滲ませていたからだ。
(最近のミサキは変わったな…あいつが来てから、あの問答の後私たちでも見たことがない大笑いを見せた後から何かが変わり始めた。自傷をすることも無くなったが……それにあいつに関して執着も見せるようになった…これは良いことなのだろうか?まああいつがミサキに何か悪さするようなことはあり得ないだろう)
「それじゃあ、行こっか。そのマダムって言われている人の所にさ?」
そう言って歩いていくアベンチュリンの右側には当然のようにミサキが付き添って歩いていた。
アッハ!
「ふぅ〜ん大きいね…で、僕をここに呼んだ生徒会長サマはどこにいるのかな?」
アベンチュリンはすでに呼び出されていたバシリカについており、アリウススクワッドの5人はすでに「役目は終わった」と言って別れていた。暇になっていたアベンチュリンは前の方にある十字架や大きなステンドグラスに目を向けながら未だ来ない自分を呼び出したと言う存在を待っていた。
(それにしても…ここは何かが変だ。この世界に溢れている
「まったく、有能な奴隷にはそれに応える『覚悟』ってものが必要になるとはよく言ったもんだよ」
「そのようなことを聞いた覚えはありませんねぇ…おっとこれは失礼いたしました。私は崇高に至るゲマトリア所属『ベアトリーチェ』。以後お見知り置きください、まあもう会うことはないでしょうが」
「…僕はアベンチュリンだ。それで君は人を待たせたというのにそんな失礼な物言いをするのはどうかと思うな?」
「そうですね、それは失礼いたしました。…ククククッ」
「……まあいい。それで?なんで僕をここに呼んだ?僕は家で残してる家事があるんだ早く応えてもらえるかな?」
「クククッ…ええ、良いですよ。一つ目はあなたがアリウスの生徒達に何やら自分勝手なことをしていると耳にしたものですからね」
「一つ目?……別に何も彼女達を害することは何もしていない。でも木を投げ入れた事に関しては申し訳なかった、謝罪をしよう。それで?二つ目は?」
(違和感…なんだ?僕は何にそこまでの嫌悪感を抱いている?)
普段は人当たりがよく誰にでもにこやかに接しているアベンチュリンであるがこの時目の前に立つ
その様子に対しベアトリーチェは目には嘲笑を浮かべ口の端は歪んで弧を描いている。
そのような様子にアベンチュリンの
「そこまで焦らなくても良いではないですか。…クスクス…ええ、二つ目の理由はあなたを勧誘するためです。ねえ『サンクトゥムタワー単独破壊工作』の犯人、ツァイトさん?」
「……続けて?」
「今までの会話で把握しましたが、あなたは見た目は子供ですが中身は大人のはずです。ならば私たちの組織『ゲマトリア』に招待して差し上げましょうと思ったからですよ」
「あなたには私でも観測することのできない力が膨大に溢れています。そう、
「…そうか。それで具体的には何をするのかな?」
「おやおや、積極的で何よりです。私が研究しているのは私がどう崇高に至るかでありその手段としてロイヤルブレッドの秤アツコの神秘を利用し『色彩』による力を手にし、崇高へと至るのです!」
「…アツコちゃんはどうなるんだ?」
「もちろん死ぬでしょう。神秘を捧げられるのですから当然です」
「……お前は何かそれについて思うことは?」
「?どのような意図の質問かわかりかねます。元々子供というのは大人に搾取されるべき存在です。それに対し何か感情を抱く必要があるのですか?」
「…そうか、そうか。…うん、そうだね。今の話を聞いて分かったよこの野郎!
僕はお前が嫌いだ!だからここで死ね!」
ああ今気づいた。僕はこいつが嫌いなんだ。こいつは僕と反りが合わないなんてもんじゃない。こんな人を馬鹿にした冷たい、何の面白みもないこいつの笑いが気に食わない。僕に対してあからさまに下に見ているような視線が嫌いだ。いかにも自分が偉い存在であるかのように主張する所が嫌いだ。
…そして何よりも子供達を自分がさらに高次な存在になるための道具…いや使い捨ての足場とでも思っているこの女が気に食わない。嫌いだ。僕は愉悦だ。感情に従ってこいつはここで消す。
「ハッ?ッッ!」
その日アリウス地区の一部…ベアトリーチェの領域『
「僕はね子供達を不幸にする大人が大嫌いなんだ、だからここで死んでもらうよ。この腐れババア!」
「ッ!ツァイトォォオォォォォオ!お前ぇぇぇえぇ!図ったな!?」
「あいにくそんな計画を作ることは苦手なんでね図ることなんてできないよ、だけどそんなことはいらない。なぜって?僕がお前より強いからに決まっているだろう?」
愉悦の使令、キヴォトスにおいて初めてここに観測された。
アズサの口調とかあんまりわからないせいでᓀ‸ᓂに逃げちゃうのな。
アベの口調はレイシオこの野郎のところのノリで言ってます。ちょっと口悪すぎたか?
アベ:殺す
ベアおば:なぜ突然襲ってきたのか分からない。殺す
アッハ:元の物語の本筋から離れてきて面白がってる。
アリスク:思ったよりドンぱちやり始めて焦ってる。ミサキに至っては泣きそう。
次回予告
アベ「殺します」
ベアおば「ファ-----www
じゃけん、色彩呼びましょか〜」
アベ「」