一応今回の話で一旦区切りっていう感じです。
そういえばこういう感じの話ってクロスオーバーでよろしいのだろうか?
ダメだったら泣きます。
戦闘描写は肉弾戦が一番好きです。ホシノさんはそういうの積極的にやるタイプだから結構好きです。
ツァイトの言葉に激昂したベアトリーチェが自身からそう遠くにいない彼目掛けて右手で持っている鉄扇を振った事によって赤い光を照射し、先手を取るがその攻撃に対しツァイトはそこから一歩も動かずに懐からだしたのであろう孔雀の仮面を前に突き出す事によってその光による衝撃を相殺する。
ひとまず彼女の一撃を防いだところで彼は自身の激情を覆い隠すように仮面を顔に被せ、どこまでも軽い声音で話しかける。
「…それじゃあ、ゲーム、スタートだ。おっと!もちろん参加するためのチップはお互いの命さ?まあ知っているようだけどねっ!」
そう言いながらもどこからだしたのか、金色のコインを複数個ベアトリーチェの元へと投げつける。
ガキンッ!「あなたは一体なんなのでしょう?」
しかしすでに冷静になっている彼女…ベアトリーチェが持つ鉄扇によってそれらを弾かれるが、なおも彼の追撃は終わらない。
「さあ?なんなんだろうね?前の人生なんて忘れちゃったよっ!…大当たりだ!」
そう言ってツァイトは空間に積み上がったコインをコインゲームのようにベアトリーチェ目掛けて雪崩れ込んでいくように操り攻撃をする。
そして間髪を入れずに自身も彼女の懐に高速で入り込む、それと同時に彼女の体の脇腹を思い切り殴り飛ばしながら皮膚を掴み、掴んでいる指の間からコインを高速で回転させながら押し当てる事によって脇腹をえぐろうと考えるが当てても火花が散るだけだった。
それを目視した(何個目があんだよ)ベアトリーチェによる反撃の自身の首筋に振り下ろされそうになっている鉄扇の横腹をすぐさま手首で叩きながら*1すぐさま後方へと退避し、息を整える。
「あら、どうやら
「いーや、させないよ?あの子たちにお前みたいなクズの片棒を担がせちゃダメダメ…しっかり僕と二人で踊ろうか?」
「うふふふ、情熱的なお誘いですがお断りさせてもらいます」
「そりゃそうさ、お前となんか誰も踊りたいなんて思う奴がいるわけがない」
そんな軽口を叩きながらも戦闘は両者とも倒れぬまま続いていく……
アッハ!
ガコンッッ
そのような大きな音を鳴らしバシリカの天井が崩落する
しかし飛び散った砂の破片によるモヤが晴れた後も両者とも当然のように立っていた。
すでに戦闘が始まってから1時間近くが経過しており、両者とも立ってはいるが違いとしては片方は肩で息をしているのに対し、もう片方は嘲笑を浮かべ手に持つ扇子で口元を隠しているというところだろうか。
(思っていたよりも体表が硬い!もうすでにそこそこの回数コインを押し当てているのに多少傷がつくだけだ!)
「質問ですが、なぜその仮面を被っただけでそこまでの現象を起こすことが出来るのですか?」
「それは…まあ…こんなんでも『愚者』だからね。こんな屋根を落とすことぐらいできなきゃやっていられないよ」
「違います。その
「は?どうしてこれが見える?」
(虚数エネルギーなんて見れるわけなくないか?どういうことだ)
「おやおや、どうやら驚いたようですね。クククッ……いいでしょう教えて差し上げましょう。今は気分が良いですからね、実は
そう言いながらも顔は見えずとも驚きの声を上げた彼に対してベアトリーチェはなおも嘲るような言動は続いていく。
「ふん、この程度ですか。私の見込みよりもはるかに矮小な力しか扱うことができないようです」
「ふぅ、ふぅ…はぁ…いやー、もー本当そうだよね。こんなオンボロな場所だと少しでも元の力を使っちゃうと崩れちゃうからね。手加減ってこんなに難しかったのか、どうも教えてくれてありがとう」
口から出ている言葉自体は感謝を述べているが仮面に覆われ顔が見えていなくとも明らかに嫌悪感が滲んでいる。それに対しベアトリーチェは特に反応をすることもなくその手に持つ扇子の先から赤黒い光をツァイトに向けて照射する。
「ぐっ…ごほっ…まあ、ちょっと痛かったかな?まだまださっ…!」
「ハァ…そろそろ良いでしょう?貴方にはもう興味がありません。そろそろ死になさい」
そう言って痛みによってバランスを崩したかのように見えたツァイトに対し直接鉄扇を振りかぶり、赤黒い光も照射したものをツァイトが回避することもできずにそれによってベアトリーチェは勝ちを確信した。
「そろそろちゃんと戦わないとダメみたいだね」
「ッッ!(あの体勢から弾かれた?確実に当てたはずでしょうし、手応えもありましたが)
そのような痩せ我慢を言っても無駄ですよ。貴方が勝てる要素がありません」
「でもな〜これ使っちゃうと絶対にキヴォトスに影響が出るからな〜あの子もぜっったいに怒るしなあ…まあ良いや。全員楽しくして仕舞えば良いだけだよね?」
「貴方さっきから何をブツブツと呟いているのですか?早く諦めて…
「賭けよう…このゲーム、僕が勝つ。
オールインだ!僕は死をも乗り越えてみせる!
全ての愉悦を━━━笑いの主に!」
直後ベアトリーチェの視界は真っ白に染まった。
(なっ!?何が起きたのですk) アッハハ!!
そのように思考する暇さえ与えられず彼女の意識はどこかから聞こえてきたる笑い声によって塗り潰されていた。
彼女自身の意識はほとんど残っていなかったがわずかに残った理性を振り絞って見た先の景色には
其は言った
アッハハ!キミは本当に愚かだね!子供達は消耗品?笑笑千万!諦めの悪い、バカだね!子供には可能性がある!純粋な
だが、それも愉悦!!!
アッハハハ!!
そのように前半の文面だけ見ればとても子供思いな人物が怒って言っていることのように思われる、しかしその仮面は喜色満面の笑みを常に湛えておりそのギャップが実に不気味であった。
ベアトリーチェは其の一瞥を受け、一瞬気が飛んでしまいかけていたがすぐに意識を回復した。しかし頭の中には常に笑い声が響き渡り、視界の端には笑顔が浮かんでいるようにも見える。
そうした頭で考えたことは目の前にいる存在の排除ではなく保身。
アリウスの生徒たちに自分を守れと命令をする。
アッハ!
マダムはアベンチュリンによって混乱し私たちに彼女を守るように命令をしてきた。
そこで私は周りにいるアリウス生の中の…その最前線で彼と対面していた。当然のように銃を向けながら。
「サオリっ、貴女たちはこの化け物から私を守りなさい!」
「……了解」
「…っ!サオリちゃん!危ないよ!」
そうするとベアトリーチェ目掛けて手を伸ばしていたツァイトはすぐさまその手を引っ込めてから自分の目の前に立ちはだかっているサオリのことを心配するような目で見ながら肩に手を置いていた。
そんな目をするな私はお前にとっての敵だ、早く私を退けてマダムの所へ行け。
「サオリ!撃ちなさい!」
撃ちたくない
「……その手段以外にもあるはずです。マダム、私は縄での拘束を実施し
「その男とのたった数ヶ月の関係で絆されてしまって忘れたのですか?サオリ。全ては虚しいものです、そのような物に執着する必要などありません。貴女は私のために動くだけでいいのです。」
「すべては…虚しい…」
「そうです、その通りなのです。貴女は私に尽くすべきです。サオリ、撃ちなさい」
ベアトリーチェはいまだに頭痛がするのか頭を抑えながらも口の端を釣り上げてサオリへと命令を下した。
嫌な記憶というものは長年頭の中に残ってしまうものだ。それと同様に嫌な記憶は人の心を縛り付けてしまう。そう、特に幼少期のものはその後の人生全てにおいて傷跡を残していく。
例えば今まさに彼に向けて銃口を向けている彼女のように。
撃たなければならない…マダムにそう命令された…ならば撃たなければならない…
「………すまない」
「…キミならいいさ」
ドンっと響く音が鳴りアベンチュリンの胸には一つの小さな穴が開いていた。そこからはサオリにも見えるほどに虹色の
なぜ避けなかった?お前ならその程度の弾丸なんて聞かないはずだろ?
「あっ…アベンチュリン…」
「ぐっ……普通の銃弾なら大丈夫なんだけどね…君たちの神秘があるとこの身体にも通るみたいだね」
「……えっ」
これは私のせいだ。私の力で。私が命令されて。私が自分で。私が撃って。貫いて。
ああ、あの子達が悲しんでしまう。私のせいで。
「ああ、心配しなくていいよ?別にそんな重症ってわけじゃないそれよりもキミの方がまずい」
「………」
何を言っているんだこの男はお前の方が重症に決まってる。
「キミはあの女の言いなりになってていいのかな?サオリちゃんの未来にも関係することだからきちんと考えた方がいいよ……って、あ〜〜とってもまずいね」
「なんだ……いきなりっ」
そういうとあいつはステンドガラスの方へと走っていく。マダムにも私たちにも一瞥もせず焦ったかのような声音で。
(何があったのだろうか?)
そう私が考えた直後、私たちは全員吹き飛ばされた。その後はすぐに意識を失ってしまったがアベンチュリンが割ったステンドガラスの外には
アッハ!
やばいやばいやばいやばい!何だよあれは!?サオリちゃんが罪悪感と命令の間で不安定になっていたから心配になって声をかけてあげた。そこまでは良かった。
それでベアトリーチェが隠れているようだからどこにいるのか探そうと周りを見渡した時に目に入ったから良かったけど気づかなかったら絶対にやばかった!
……ふぅ〜柄にもなく取り乱しちゃったけど、アレってほぼ確実に僕が仮面の力をちゃんと使った時に出たあの虚数エネルギーに釣られてやってきたよね?
…もしかして僕のせいかな?じゃあ僕が解決しなきゃっていうことですぐに飛び出してステンドグラスを割ってでてきたけど、ごめんね?作った人には謝りたいな。
それにしても
それにコレはなんかサオリちゃんとかの生徒のみんなには近づけちゃいけないような感じがする。
何というか…
名称としては……『繭』でいいか。丸いし
ん?なんかこっちに近づいてきてない?ちょ、ちょっと待つんだ!今はまだキヴォトスに近い!やるなら別の場所でやろう?
「…………」(接近)(絶望)
あっ(察し)これは避けられなさそうだね。それじゃあ僕が後することは『繭』がぶつかってきて、吹き飛ばされた後にキヴォトスに近いここから遠ざけて、場所を特定されないようにするだけだ。
…流石に2回も見つかることはないはずだからね?頼むよ。
「まぁ……心残りは…アリウスのみんなに別れを言えなかったことと、……サオリちゃんにあんな顔をさせたことかなぁ」
あの時のサオリちゃんの顔は酷いものだった少しは良くなっていると嬉しいかな?
まあ僕が悪化させたかもしれないけどさ
…そのように無駄な妄想をちらかし続けていたツァイトに『繭』…もとい『色彩』は無慈悲にも接近し続け最終的には衝突。ツァイトも吹き飛ばされてしまったが、ツァイトの働きによって想定通りに『色彩』も遥か彼方へと吹き飛ばされキヴォトスを見つけ出すことは振り出しに戻ってしまっていた。
…数年後再度『色彩』がキヴォトスに訪れることをこの男はまだ知らない。
アッハ!
さて、『繭』にふうき飛ばされてしまった僕なわけだが、吹き飛ばされた直後に何かの画面が割れるようなバキッという音が鳴ったのを聞いてすぐにまずいと思いその壊れた境界線を急いで補填したが不完全なモノで終わってしまった。
違和感
なぜ僕は世界の境界を補填できるほどの力が持たされているのか?その答えは簡単だった。
もうわかっただろう。こちら側は崩壊:スターレイルの世界であった。
つまり宇宙滅亡レベルの事象がポンポン起こって家うのだ!
そう例えば!自身の目の前で起きていることのように。
「親は死んだ。人は皆死んだ。土地は滅びた。星は崩れた。この
視界の先にいる
その周りにはツァイト自身から漏れた愉悦の力も混ざった膨大な量の虚数エネルギーが吹き荒れておりその青年が行動を起こすのを今か今かと待ち望んでいるようだった。
「壊滅…この
「マジか…」
僕は青年によるその宣言…全宇宙に対する宣戦布告を耳にした瞬間その手をふるい青年…ナヌークの胸を抉り取った。
しかし其の周りに吹き荒れていた膨大な虚数エネルギーは完全に其の中へ内包され其の一瞥によりアドリヴンは完全に壊滅したが、其の胸には黄金の血が湛えられている大きな抉り取るような傷跡があった。
後の世で其の胸の傷跡は名もなき愚者によってつけられたモノだと語られるが、彼は其の昇華を前に
「いや、あの名もなき愚者って僕のことだったのかよ」
そう検討はずれなことのたまっていた。
ちなみに入られなかったけどある設定としてはこの時アリウス生たちはほとんど全員バシリカの近くまできて何が起こっているのかが気になっています。さすがアベンチュリン。虚無教育をさせられた子供達をここまで人間に戻したんだよ。まあ彼女たちは恩人の危機に何もできないばかりかその後ベアトリーチェの肉壁かつアベンチュリン包囲網として活用される事によってアベンチュリンは色彩と衝突するんですけどね。
さて!ここからは新章だー!と言ってものあと数話で終わるんですが。
ナヌークの胸の傷はこの世界だと主人公がつけたことになります。ファイノンの大先輩やね。
ベアおばは愉悦の一瞥を受けました。と言ってもパブにいる一般愉悦の愚者に余裕で負けるレベルのものしかもらっていませんが
接点はパム、華元帥、オーク家かなぁって思ってる。