三度目の人生はダンジョン配信で   作:雪狐@ただのキツネ好き

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ほとんどセリフなしの説明回です。
行き当たりばったりで書いてるので矛盾があれば教えて下さると助かります!


二度目の転生、どうして…

 

 

(二回目の転生なんて聞いてない。)

 

わたしは、終末獣の始祖(あいつ)と心中したはず。

あんなのと心中なんて本来ならば御免被るのだが、あれしかレリスを生かす方法が思いつかなかったのだから致し方ない。

 

自殺は出来ないように、(のろ)ったから自殺をする心配はない。多分自殺をしようと言う考えすらも思い浮かばなくなってるんじゃないかな。

 

まぁ、前世の事は考えても仕方ない。

どうせ今世とは関係することないんだもの。冷たいと思われるかもしれないけど、これが前世で理解したこと。

前世を気にしすぎると、今世で大切な人を失う。今、生きている世界のことを考えて過ごさないといけないんだ。

 

それにしても…

 

(赤ちゃんの時に前世前前世を思い出すのはやめて欲しいなぁ…)

 

 

 

それから、大体14年が経った。

時の進みとは早いもので、わたしももう14歳だ。

赤ちゃん時代はすることが無さすぎて、時の進みが遅く感じたが…まぁ保育園児くらいになったらできることも増えて、色々していたらもうこんな歳だ。

 

そして今世について。

どうやら前前世と同じく日本だ。ただし、()()()()()()()()()() ()が存在しているのが当たり前のようだが。

 

そしてこの世界ではスキルというものがあるらしい。

スキルには二つが存在し、ダンジョンから手に入る水晶のようなものを砕くと手に入る、《後天性スキル》と生まれつき持つ《先天性特異(ユニーク)スキル》の二つだ。

 

何故先天的に持つスキルが唯一(ユニーク)スキルと呼ばれているかと言うと、このスキルは原則ダンジョンで手に入ることのないと言われているスキルだから、らしい。

 

わたしにもどうやらユニークスキルが宿っているらしいのだが、このスキル…前世のわたしそのままなのだ。

 

スキル名は《救世の歌姫(ディーヴァ)》。

効果は、【人々がスキル所持者に向ける正の感情を歌を歌うことにより己の力に変える。向けられる感情の強さ、人数によって効果が変動する。】といったスキルだ。

 

やっぱり、前世のわたしそのままだ。

この世界にレリスが居れば、同じスキルを持っていたのかもしれない。

 

そして、このスキルの効果を見て思ったが、これ、()()()()()()()()()()()()()()()()()

要するところ有名になればなるほど強くなるということだ。もちろん悪感情を向けてくる人間も居るだろう。しかし前世でもそんな輩は掃いて捨てるほどいた。今更だ。

 

アンチへの対応は無視が一番いいって、よく言われるからね。それに、自己肯定感があればアンチをされようとも堪えないと思うから。

 

わたしは、前世であの子を置き去りにしてしまったんだ。生半可なことで落ち込むのは、許されない。

…おっと。

 

「前世のことは気にしないようにしないと。」

 

神剣への適正とはアイドルの才能値。

神剣は10本存在していたのだが、それぞれ色が違った。違いがあるということは強さにも差異があると言うこと。大体は誤差なのでどれに認められてもあまり変わらないのだが、その中でも桁外れに才能が必要で、桁外れの強さを誇るのが黒と白。

 

わたしは黒の神剣(シュヴァルツ)に認められ、レリスは白の神剣(アルバ)に認められていた。

わたしのシュヴァルツの持つ権能が、《歪曲》と《破壊》。レリスのアルバの持つ権能が、《真理》と《再生》、それと《時遡》だ。

 

他の神剣は、それぞれ1つずつしか権能を持ってないので、このふたつの剣は強さの桁が違う。わたしの起こした爆発は、空間を捻じ曲げる魔法をわざと想力の制御をせずに、爆発する直前で魔法そのものを《破壊》した。

 

その結果が、内側にまとめられていた魔力が行き場を無くして暴走。そしたらあれを一撃で屠ることができたわけだ。レリスは空間歪曲で次元防御したから死なない。

 

わたしの防御もすると魔力が足りるか怪しかったから、アイツと心中したというわけだ。

 

話を戻そうか。

この世界では、ダンジョンに潜る人間を探掘家(シーカー)と言うらしい。シーカーがダンジョン内で死のうが、国のあずかり知らぬことらしい。

 

ダンジョン内は治外法権。

しかしダンジョンから出た際に、ダンジョンで得た力を使い暴れるようなら、当然逮捕だ。

 

嫌がる人間をダンジョンに連れ込もうとするのも犯罪なので、ダンジョン外で犯罪にならないために無理やり連れ込んで殺すなんてことは出来ない。

 

まあ細かい規則はいくらでもあるのでこの辺りにしておくが、割とダンジョンの外の事を決めているらしい。当然か。

 

「…そろそろ時間だ。」

 

中学生にもなったわたしだが、前世前前世で存在しなかった《ダンジョン配信》にハマってしまっている。

今世の親とも既に話はつけていて、将来的にはダンジョン配信者になる予定。

 

先に言っていた通り、わたしのスキルを活かすなら一番いいのはダンジョン配信だからね。

むしろ、なんだかんだ天職とも言えるかもしれない。注目されたくない人がこのスキルを手にした場合は宝の持ち腐れだが、わたしは前世のせいで注目されようとも問題ないから、上手く使える。

 

望民(もちみん)のみんなー!

やっほー!アイドルシーカー・プロダクション所属の、望月(もちづき) 輪廻(りんね)だよ!今日は、東京ダンジョン5層まで潜る予定だよー!

さーさー!楽しんでこー♪』

 

ダンジョン配信事務所の最大手、アイドルシーカー・プロダクション。そこの望月輪廻という人が、推し。

 

「莉愛姉ー!ご飯ー!!」

 

「…わかった、作るから待って。莉月。」

 

どうやらもうそんなご飯の時間らしくて、配信を見ながら作るとしようか。考え事をしていると時間はすぐに過ぎてしまうね…

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

「《世界の記憶よ、我が探し人の居場所を示せ。》【トラクトゥム】。

……この魔法で、見つからないなんて…本当に、死…

いえ、ありえませんね。あの子ですもの。どうせそのうちひょっこり現れます。……その、はずです。

約束を破るなんてこと、絶対にゆるさない…

絶対に、探し出してみせますからね、逃げられるなんて思わないでください。リア?

 

そうつぶやくと、また捜索に戻る少女。

 

 

 

 

 

 

 




うーん、早くて次の次の話から配信を始められそうですね。たぶん
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