序盤は説明回ばかりで書いててあんまり楽しくないんですよねぇ…誰か分かりません?
親は仕事の都合で家にいない事が多く、大体はわたしがご飯を作っている。面倒な時はテキトーに惣菜でも買うが。
そういえば、今世の名前は
苗字はともかく名前が前世と一緒なのは運命を感じる。
妹は、歌葉
「んー♪
莉愛姉、相変わらず料理上手だよね!私にも教えて欲しいなぁ…ちら?」
「ちら、って声に出してこっちを見る人、初めて見たかも。別に、料理くらい教えてあげる。またタイミングみてやろう。」
「やったー!!
ふふーん!」
なんか楽しそうだな。
まぁ、ほとんどそうであった感覚は無いとはいえ、前前世ではわたしは男だったのだ。その時のわたしの感覚的に、凄まじい美少女がわたしの妹の莉月。
まぁ前世で圧倒的美形は見慣れているから今更どうとも思わないけれど。それに、わたし自身もすごく顔が整ってる…というよりも、前世のリアそのものだ。
別に今の親と顔が似ていたとかもなく、両親両方に似ていない顔だった。普通なら浮気とか疑うのだろうけどわたしの両親はそれはもう隙があればイチャつくくらいのおしどり夫婦。
傍から見ても本人たちからしても有り得ないという結論に至ったっぽいよ。すごいね、わたしもいつか…
無理だな。うん。
わたしの恋愛対象は女の子。つまりは同性愛だから、受け入れてくれる子に会える可能性は低いと思う。綺麗さっぱり諦めよう。
「ご馳走様ー!
今日も美味しかったよ!お嫁さんにしたいくらい!」
「はいはい。お嫁さんにはなれないけどこの位ならいつでも作ってあげるから。」
うーむ、14歳で自炊洗濯掃除をここまで熟せる子供は少ないんじゃなかろうか。わたしは14歳の詐欺だから当たり前だけど。
「…ご馳走さま。」
配信も終わったし、ご飯もお風呂も全て終わった。
洗い物だけしたら後は何しようかな。
少し早いけど、ダンジョンについて学んでおこうか。どうせ高校生になったらすぐに潜るし。学校?通信制のフルリモートだからもんだいない。
提出物やらなんやらの時だけ登校すればいいって、楽だね。まだ入学してないけど。
「えーっと…ダンジョン…ダンジョン…あ、ついでにダンジョン配信についても…」
ダンジョンの諸々が書いてるページは…ここだね。
最後の方にダンジョン配信についても書いてるし、うん。とりあえず読もう。
まず、ダンジョンとは。
ダンジョンと大きく言ってもいくつかの種類がある。
一つ、地下迷宮型。これが、ファンタジー物の作品などでよく取り上げらがちな、地下に降りていくタイプの薄暗い地下迷宮だ。、所々にトラップがあったり、宝箱が時折置かれていたり、モンスターが居たりするタイプ。
宝箱が置かれている理由については不明だが、わたし達シーカーをダンジョンに誘うためではないか?と言われている。一度開けた宝箱は消え、別の場所で新しく生成されるから。
二つ、
名前の通り、突然世界のいくつかの場所に生成された天を突くほどの大きさの塔だ。
地上からのみ入れて、入るとそこは地下迷宮型よりも随分明るい白い迷宮がある。地下迷宮型と違い、これは下に降りていくのではなく、逆。空へと少しずつ登っていくタイプだ。
宝箱やモンスター、トラップは地下迷宮型と一緒なので割愛。
三つ、
これもタワー型と一緒で、突然世界の色々な場所に生成された闘技場だ。
これは少し特殊で、降りたり登ったりはしない。
だが決して一番楽などと思うなかれ。これは入場すると同時にその闘技場のランクに見合ったモンスターが現れる。
いちばん低いところとかだと、敵も地下迷宮型の1層、2層辺りの雑魚が出るが、それこそファンタジー世界の空の覇者、ドラゴンなんかが出てくることもある事が判明している。
この闘技場型は、一度入ると死ぬか、倒すかしないと出られない。倒すことで、倒した相手に見合った報酬が手に入るというシステムになっている。
不思議に思うが、そういうものらしい。…何かの作為を感じるけどわたしにできることなんて無いから気にしないでおく。
スライムを倒した人が手に入れたのは、迷宮に普通に生えている薬草だったらしい。ドラゴンに関しては討伐できていないのでドロップは判明していない。
ドラゴンが出ることが判明しているのはそのドラゴンもやりあったのが配信者だったからだ。倒せていないということは、そういう事。
ダンジョン配信は、見るのにも多少の勇気がいる。ダンジョンに絶対はない。イレギュラーが起きて5層に10層クラスのモンスターが現れたこともあったらしいし。
地下迷宮と塔迷宮の層毎の強さだが、1〜5層が初心者層。6〜10層が中級者層。11〜20層が上級者層。21からがトップ層だ。21層からは突然迷宮じゃなくなるらしく、開けた草原だったり、水で埋め尽くされていたり、はたまたゴーレム蔓延る移籍だったりする、と書いてある。
ダンジョンについてはとりあえずこんなものでいいか。
ダンジョン配信については…
ふむ、装備が壊れることもあるから、多少の肌色は気にすることないらしい。流石に限度を過ぎたら怒られるけれど、装備の破損とかでならば仕方ないと判断される。
…悪用してる人いそうだね、まぁ、そういう路線で売る人がいるのもわたしはなんとも思わないけど、仮にも敵が出てくる中で薄着になって殺されても知らないよ、って事だね。
その他は…かなりグロに対しては体制ができているらしく、ちょっとやそっとではBANされないってかいてる。
それこそ解体とかしたらまずいかな?
まぁ敵を倒しても一部をドロップするだけで剥ぎ取ったり出来ないからどちらにせよ、だね。
うん。ある程度は知れたかな。
後は…まぁなるようになる。レリス、わたしのことを忘れて幸せになってくれてると、嬉しいな。
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「……どれだけ探しても、見つからないです…どうして?どうして?どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして」
14年間も探しているのに、どうして見つからないのでしょうか。私を避けている?いいえ、有り得ません。有り得ては、いけません。
「あ、あのぅ、レリス様…少し、おやすみになられては…
そ、その、差し出がましいようですが、レリス様が倒れられては死後の世界でリア様が悲しむとおも…!?」
「リアは、死んでいません。
滅多なことを言うような口はこれですか?」
「ひっ…!そ、そうですよね!
り、リア様が死ぬなんて有り得ませんよね!申し訳ございませんでした!!」
顔を真っ青にしながらガタガタ震えて謝罪するメイド。
例の怪物をリアが倒した後、私だけで泣きながら帰還した。すると、今までの報酬とか何とか言って屋敷と金銭、それにメイドを押し付けてきた。
そんなもの、いらないのに。リアさえ居れば私は満足なのに。どうして?早く帰ってきてください。早く見つかってください。
死後の世界なんて、認めな…死後の、
「…死後の世界があるのなら、また、別の世界があるのでは?別世界に行ってしまっているのなら、この世界でどれだけ探しても無駄。ふ、ふふ、そう。そうだったんですね!リア!
あなた、ふふ、さっきの事はごめんなさい。
あなたのお陰でやることが見つかりました。あなたの言う通り、少し休みます。感謝します。」
「ぁ、ぇ?」
きょとんとした顔をしているメイド。
だけど、もうどうでもいい。別の世界でリアを捜索するとしましょう。まずは、別世界についてを探して、一つ一つリアを探索する魔法をかけましょう。
何年かかるか分かりませんが、絶対に
「見つけ出して、みせます」
流石にヤンデレタグをつけるべきだろうか…