怪物≠獣   作:本気は後で出す

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変なテンションで書いたら感想が来て舞い上がりました。イギリス行ったんじゃないかな。

(^o^)所詮他人同士理解できんよ




他人の評価

 

 

「きりーつ、れーい」

 

「あざーったー」

 

ありがとうございましたともしっかり言わずにがたがたと教室を出て行くクラスメイトたちと、いつも通りくだらない話をして下校する。

 

くだらない話とは、前までは最近の学校だの先生がどうのというものだったが、最近ではもっぱら噂の『獣』についてだった。

 

ニュースにまで取り上げられ、映像の黒い影が証拠となって噂はさらに広まった。

 

これはもう、都市伝説でも噂でもないと言っていいのでは無いだろうか?

 

だって現実で起こってしまっているのだから。

 

「なあ、お前どう思う?あの怪物」

 

「はー?獣じゃないのか?」

 

「俺人って聞いたけど」

 

「バカ、お前人があんなことできねーよ」

 

獣、怪物、化け物、人間

 

あの殺人鬼については殆どなにもわかっていない。

 

まるで化け物が潜む世闇のような真っ暗闇を手探りで進む警察は、未だに「あれは狂人がやったんだ」と言っている。大人の社会にもいろいろあるんだろうが、それでも人には出来ないことが多すぎる。

 

アレは何なのだろうか?

 

「俺は…そうだなあ、宇宙人だと思うけど」

 

「げー、宇宙人?」

 

「ないない」

 

「宇宙人ならさらってくだろ」

 

俺の考えはあっさり否定されてしまった。結構イケると思ったんだけどなあ。

 

「だって人じゃないんだろ?」

 

「それに単独だ」

 

そういえばそうだ。

 

 

 

 

あいつらと別れて一人帰路に着いた。

 

ふと通りかかった路地が気になった。

 

妙に暗くて、何も見えない。

 

……嫌な予感がして俺は早足でそこを立ち去った。いつの間にか走っていて、すぐに家に着いた。あの路地は一体何だったんだろうか。

 

「ただいま!」

 

「おかえり」

 

小学生の妹が出迎えてくれた。珍しい。いや、これは何か…

 

「金かして」

 

あった。下心満載だった。

 

「…やだよ。」

 

「何で!?バカ!ケチ!死ねっ!」

 

「は!?」

 

そんな言葉軽く言うな。そう注意する暇もなく妹は飛び出して行ってしまった。なんてことだ、死ぬぞ。

 

どうしても死亡フラグに思えた俺は荷物を置き家を飛び出した。妹が学校の方向に走り去るのが見えた。

 

「…っ(暗くなってきてるのに!)」

 

そう、今は冬だ。当然日が落ちるのも早い。

 

最近の妹は何かとおかしな言葉でバカにしてくる。この間「あんた童貞なの?だっさ(笑)」と言われた時は流石に殺意が湧いた。

 

くだらないことを考えながら走るうちにすっかりあたりは暗くなってしまった。

 

いつの間にか電灯が点いている。そんなに走ったか?

 

とにかく妹はどこへ行ったのだろう。もしかしたらもう帰っているかもしれない。

 

あんな心なんて欠片もないような犯行をする殺人鬼なんかに会ったら…

 

ぞっとした。それと同時に俺自身の身も危ないことに気がついた。

 

しまった。獣がいるこの街で、暗くなってから外にいるのは自殺行為なのに!

 

どんなろくでなしの妹でも、俺にとっては大事な家族だ。とにかくはやく連れて帰らなければ…

 

辺りを見回して振り返った。電灯の下に誰かいる。

 

殺人鬼…?

 

一瞬化け物についての知識が脳裏をよぎった。走馬灯ってこんな感じかな。

 

でもそれは本当に一瞬だけのことだった。

 

そこにいたのは幼い…、中学生くらいの少女だった。

 

なぜこんなところにいるんだろう。そう思っていると少女がこちらを振り向いた。

 

「あ、」

 

思わず声が出た。別に何でもないのに。

 

ぱっちりと開かれた目は真っ黒だ。生粋の日本人って感じがした。でも、こんな子近所にいたかなあ。

 

最近引っ越してきたのか?いや、無謀だ。

 

「…何してるの?」

 

不思議そうに少女が聞いてきた。頭には大きなリボンをつけていた。一風変わったネクタイもつけていて、まるでアニメから出てきたような感じだった。

 

「…あ、いや…小学生くらいの女の子見なかった?」

 

「?あ、もしかして、赤いスカート履いた子?」

 

「いや、あいつ今日はジーンズだった」

 

「…んー?じゃあ知らないかなあ。見つけたら帰るように言っておくよ?」

 

にこにこ笑いながら俺に少女は言った。

 

「いや、お前こそ帰れよ?今ここは…なんというか、危険なんだ。狂った殺人鬼がこのへんに出没して、無差別に小学生以上の人間を殺してるんだ」

 

そこまで言って少女の様子を見る。眉間にしわを寄せていた。

 

考えるように顎に手を当てていたので、もしかしたら言葉の意味が難しかったかもしれないと思った。

 

「あー、出没って意味わかる?」

 

そう問いかけると少女は「は?」と言った後思い切り睨みつけてきた。

 

「知ってるよ、そのくらい。バカにしないで。」

 

「わ、悪かった。謝る、すまん」

 

いよいよ本格的に真っ暗になってしまった。この少女から離れるのは情けないが心許ないので話を引き伸ばしたい。もしくは家まで送るついでに妹を探したい。

 

「…妹さんにはちゃんと言ってあげる。家に帰ってるかもだよ?一旦帰ったら?」

 

「え、でもお前もしかして妹を探すのか?」

 

「…ついでだよ」

 

「ダメだ!危険なんだぞ、本当に!殺人鬼ってのは何考えてるかわかんないし、第一人じゃないかもしれないんだ!人だとしても狂人なんだから、何言っても無駄だぞ!?」

 

不意に少女が無表情になった。さっきまでコロコロと表情を変えていたのに。もしかして怒ったか?まずい、子供扱いしすぎた。

 

「…酷いね。それより本当に帰りな。あんたは襲われないから」

 

「は?なんで言い切れるんだよ…」

 

「知ってるんだ、その化け物のこと。だから私も襲われない。ほら帰りなよはやく。妹さんも襲われなくなったから」

 

「…?」

 

そこまで言うならと渋々帰ることにした。かどまできたところでちらっと様子を見た。もう少女は居なかった。

 

家に帰って暫くすると妹が帰ってきた。

 

化け物を見たらしい。だから危険だと言ったのに。でもなぜ襲われなかったのか?もしかしたら、少女が言っていたことは本当なのかもしれない。

 

「こ、怖かった…。角を曲がったら、道の先に赤い光が2つ見えたの。それが消えた後も暫く動けなかったんだけどね…、女の人が助けてくれたんだ。ただ、兄にしか言うなって」

 

「…。その人がそう言ったなら、俺以外には言うなよ?今度は殺されないという保証なんてできないから」

 

「え?」

 

何だか不吉な感じがした。

 

いつ殺されるかわからない。不安で不安でしかたない。

 

次襲われるのは誰だ?俺か?妹か?両親?他人?

 

ぐるぐる、ぐるぐると混乱してきた。水を一杯飲んでからベッドに入った。

 

その日は暫く眠れなかった。

 

 





(^o^)狂気最高

ほぁぁぁあ…

私は狂気大好きというか「このひとは悪くないよ!悪いのはヒーローだよ!」派なので…

なんというか、この男(名前決まってない)のセリフ…疲れました…。

ヤンデレも病みも狂気も好きなんですが…ただし人による…。

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