(^o^)真っ赤なスカートの女の子
赤
むくりと起き上がる。暫くぼけっとしていたが、差し込んできた日の光に慌ててカーテンを閉めた。
昨夜はとても疲れた。ため息をひとつつくと、ベッドの横にあるテーブルの上からチョコをひとつとり食べた。甘い。
ねむい、ああねむい。もう一眠りしてしまおうか。
いや、それより前にまずは今日の準備をしなければ。どうすればいいだろう、復讐はすむだろうか。
いや、もう人類が殆ど滅びないと終わらないだろう。何故こりない、何故無差別だと思う?
私にはわからない。きっと普通の人間とは感性が違うからだろう。
何より人じゃないから。
獣、化け物、宇宙人。
私には沢山のあだ名がついている。どれも本当は呼んでほしくない嫌なものだが、私だから仕方ない。罪深い私だから仕方ないことだ。
ゆっくりと体を起こし伸びをし、またあくびをすると着替えを済ませてしまう。
いつも通りの真っ黒なスカート、真っ黒なブーツ、ニーハイ、真っ赤なシャツ、黄色のネクタイ。
どこのルパンだと言われそうな組み合わせだとぼんやり考えつつ、やっぱり今日は黒のシャツに緑のネクタイにすることにした。
真っ赤なスカートのあの女。今までで一番憎たらしかった。まるで人間の私が嫌いなところを集めたようなアホ女。
あの兄妹の妹は狙っていたけど、兄がいい人だったからやめた、何より頼まれちゃったからね。
髪を結んで、遅めの朝ごはんをとる。眠いし寝起きで食欲もないし、食べなくても平気なんだけどいろいろな理由からちゃんと食べるようにしている。
もう注意してくれる人は居ないから。
せめて、もう少し。もう少しだけ、このまま。
もう二度とあんなことしないから。
私を許してくれなんて言わないから。
誰か……
Side Takashi
今日もいつも通り、大切な友人と馬鹿話。なんだかんだいって、つまらないと言いつつこんな日常が愛らしい。このままずっと続けばいいのに。
だがそうはいかない、俺ももうすぐ大学受験だ。ごたごたと殺人事件が起きている今、夜遅く塾へと勉強に行くのは自殺行為と言えるが、それでも行かなければ。
両親は反対しているし、それに殆どのやつは塾へ行くなど言語道断!と拒否し塾をやめてしまっている。
しかし俺はリボンの子のお墨付きだ。危ないとは言われたが襲われないと言われた。俺は特別と言えるらしい。
でも油断はしない。少しでもなにか物音が聞こえたら警戒するし、あの路地も嫌な予感がするようになってからは近づいていない。一体何があるのか、一度見てみたがなんのことはない普通の路地だった。なら何故なのか。
気のせいなのか違うのか、いろいろ考えはしたもののやはり気のせいとは思えない。結論として近づかないようにしているのだ。
妹はというと、この間から一気に変わり軽々しくああいうことを言わなくなったし、少しは素直になった。いいことだ。
(^o^)真っ赤なリボン
今回はちょっと考えてたので楽でした。最初の視点は誰でしょう。