怪物≠獣   作:本気は後で出す

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命がかかってても手加減してもらえるとはかぎらないんだなあ。ほんを。
( ^o^)<ンンンンンンンンンンンンンン


必死の粘り勝ち

 

こんこんこん、

 

ついこのあいだ知ったばかりの、まるで最初からあったかのように違和感を発しない真新しい家の扉をノックする。―――返事はない。

 

「あ・・・あのー・・・」

 

声をかけても返事はない。しかし妹は確か夜しか活動しないはずとか言っていた(どこから仕入れてきたのかは知らないが)。それならすでに日の傾いた今、彼女は起きていて家にいるはず。

 

居留守?

 

・・・どこかへ行っているとしても、一刻も早くもういちど話したいので粘るしかない。いまどきおかしい話だがインターホンがない代わりにあるドアノッカーでドアをノックして声をかける。これを繰り返すしかなさそうだ。

 

 

 

1時間後、日も沈みかけたころいきなり変化は訪れた。ドアをノックし終えて口を開きかけた時、何の前触れもなくドアが大きな音を立てた。内側から叩かれたらしい。

 

まさかこの家の中に強盗?それとも化け物、ブラッドか?

 

半ばパニックになりながらも必死で声をかけると、今度はやけにクリアな声で「うるさい!!」と聞こえてきた。はて、と声の方向を見上げると、窓から身を乗り出した(・・・・・・・・・・)少女アリスがイラついたようにとても少女とは思えない形相でにらんできていた。

 

「いったい何時間粘ってんだオラァ!!うるせーんだよ!!テメェら兄妹は毎回毎回、近所迷惑ってもんを考えないのか!!」

 

正論だ。本当に済まないと思ってとにかく謝りつつ家に入れてもらえないか、もしくは少しこのままでもいいから話をしないかと必死に頼みこむ。

 

「お願いします!!!!!!」

 

「やだよ眠いの!!私が夜中どんだけ起きてると思ってるの!」

 

そんなことを言いつつあまりねむそうには見えない。イライラしてそうだな、とは思うけれど(僕のせいなんだけど)。

 

「本当に、どうかお願いします!話をさせてください!!」

 

「何はなすって言うのさ!話すことなんてなくない!?」

 

話は並行している。しかしどうにかして話がしたいという意思は曲げるわけには行かない、粘って粘ってうざがられて、とりあえず意見と質問を紙にまとめてから明日の夕方(夜?)7時に出直してこいと言われた。出直してこいと言うことは少しでも話を聞いてもらえるってことだ。

 

約束を結んだことだしとお礼を何度か言ってから自分の家に帰る。帰りながらストーカーみたいだし警察に通報されても文句は言えなかったなと思って少し反省した。でもこの街の人の命がかかっていたんだから、少しは手加減してくれないだろうか。いや、無理だろうなあ。

 

 

 

 




(´;ω;`)ソウオンツライ
近所迷惑ですね!!!!!!真似しないでください!!!!!!
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