夢を見ているだけの『反転』少年   作:歯茎king

3 / 10
Q.お前の父親どこ行った?
A.キヴォトスの外。男ですから

Q.なんで先生と目が合ったとき隠れた?
A.特殊能力「初対面の人と目が合うのってドキッ ってするよね〜」 発動!自分は隠れる!
→ただ単にびっくりしたのと若干の人見知りっす




アビドス編〜ってわけ
誘拐は望んでないから帰らせろ!


「ふ〜ん。連邦捜査部S.C.H.A.L.E……シャーレって読むのね。あの大人がそんなところの所属ですか〜つまりは失踪した連邦生徒会長の代役ってところだな」

 

 

部屋の中で呟く。もちろん返事はない

あの日、あの後に不良共を鎮圧したことや連邦生徒会の手助けをしたことがSNSで話題になり一気に有名になっていた

連邦生徒会長代行が言うにはあの大人はフィクサーになるらしい…

 

 

「まさに混乱した世界のピンチを救ったヒーローってわけだ」

 

 

最初はミレニアム関係の人かと思ったけど、俺の予想を遥かに超えた存在だったことに驚きを隠せない……それにあの瞬間に大人が撃たれてたら…とか考えたくないな

 

俺の交友関係は別に狭くはないけど広くもない

特にミレニアムに関しては知り合いがいない。だから確認できなかった

ゲヘナは給食部にはお世話になってるからわかったけど、連邦生徒会の関係者ね〜とんでもないな

 

 

「にしても、あの赤メガネって風紀委員会だったんだな。フウカさんに聞いて知ったけど…やっぱり風紀委員会って委員長のイメージが強すぎるんだよな〜見たことないけど。それに太ももさんもミレニアムの偉い人だったし…意外と知らないことが多いですな〜」

 

「クククッ、あなたは友人が少ないようですね」

 

「黙れ犯罪者」

 

 

……はい。なんというか……その〜誘拐されたっす

 

うわぁぁん!!なんでぇ!?

なんで俺なの!?1人でいたからチョロそうってか?舐めんなよ!!

おかしいじゃん、だって今日はミレニアムでゲーム買う〜ってノリノリだったのに気がついたらここに居たよ!?知らない間に自分で歩いてたみたいだよ!?

 

目の前にいるスーツのおそらく男の大人。ふざけんなよ!今日休みだったんだぞ!朝食を食べすにミレニアムに向かったんだぞ!時間返せや!…でもそのヒビ割れてる顔はちょっと怖いからこっち見んな……見ないでください

 

 

「かなり落ち着いていますね」

 

「ふざけんな、心臓バクバクだわ。家に帰りたいんですけど?」

 

「それはこちらのお話が終わってからです」

 

「てか、さっきの質問!友人いないんですか?って、いるわ!!てめぇと違っていい人ばかりだわ!!」

 

「クククッ、初対面なのに厳しいですね」

 

「初対面なのに俺のこと舐めてますね〜」

 

 

話が進まない…あ、止めたの俺だ。

一体何者だよ、目の前にいる犯罪者は…

 

 

「話を進めましょう。率直に言いますと私と契約を結んでほしいのです」

 

「契約ぅ〜〜?」

 

「そうです、内容についてですが…」

 

 

いい切る前に俺は引き金を引く。もちろん当ててはない

後ろの壁…そいつの真横を通るように撃った。もしかしたらかすったかもしれないけど

 

 

「なぜ、撃ったんですか?」

 

「いいか?覚えとけ、昔の偉い人はこう言った「変な契約を出してきたやつの話は聞くな」ってな」

 

「契約の内容は教えてませんし引き金を引くには早いのでは?」

 

「男には覚えておけばいいものがあるんだよ。引き金引くならさっさと引けってな」

 

「クククッ…面白いですね。ですが聞いていただかないと帰すことはできません。最後まで聞いて下さい」

 

「それを先に言えよ…撃って損したじゃんか。その前に、お前誰だよ」

 

「おっと、自己紹介を忘れてましたね。私のことは黒服とお呼びください、気に入っているのでね。お願いしますよ?霜月タケルさん」

 

「キッショ、なんで俺の名前知ってるんだよ」

 

「見ていましたから」

 

「ヴァルキューレ!!ここに犯罪者が!!ストーカー行為、及び俺のことを舐めてる罪で逮捕してくれ!!」

 

 

マジでなんで知ってるんだよ…俺が住んでる場所に不審者の情報はないし…さっきの初対面ってのも嘘じゃない。一方的に見てたのか?誰にも気づかれないまま?

うっっっっわ……怖すぎるでしょ

 

 

「はぁ…で?契約ってなに?早く帰りたいから簡潔にお願い」

 

「わかりました。契約内容はあなたの解析をしたい、ということです。そのかわり、あなたが決めた金額を差し上げます」

 

「……嘘くせぇ…じゃあ10億とか言っても渡せるのかよ」

 

「当然です。私はお金には困っていないので、それにあなたを調べれるならお釣りがきますよ」

 

「ふ〜ん。つまり、俺の自由をお前に上げろってか?調べ終わったら金やるぞーと?」

 

「そういうことです」

 

「絶対に嫌だ。不釣り合いだろ」

 

 

ありえない契約だな。なんで俺が了承すると思ったんだ?

俺の自由は金じゃ買えないだろ。それに絶対碌なことにならない…実験とかされるだろうし…

 

 

「マジでありえねぇ」

 

「意外ですね。お金さえあれば良いと言うのかと思っていました」

 

「そんなに軽い男じゃないってことだ……ちなみになんで俺なんだ?」

 

「あなたの神秘を調べたいのです」

 

「神秘?あぁ、他の人とは雰囲気が違うとか言われてるやつな」

 

「ええ、それはおそらく神秘が()()()()()()恐怖そのものですよ」

 

「難しいことわかんない」

 

「かなり希少で普通では持っていることがありえないもの、と考えてください。存在自体がレアです。私は神秘について知りたい、突然その力を得た理由も知りたい…全ては私が知るためです」

 

 

反転だの恐怖だの知らないけど、こいつはヤバいってことはわかったぞ!

こいつは自分の探究心のためならなんでもできるタイプのやつだ

関わらないほうが良い…絶対に関わりたくない!!

 

 

「タケルさん…あなたは自分自身のことを理解していないでしょう?どうしてヘイローを手に入れたのか、その力がどのようなものか、知らないことばかりで生きていけるのですか?」

 

「まぁ、確かに黒服の言う通り俺は自分のことをよく知らないよ。さっき言ってた恐怖とか言うのも知らない…でもさ、どんなものであれ()()()()()()。お前に色々言われても変わらないよ」

 

「そうですか…残念です」

 

「でも、俺の質問には答えてもらう」

 

「はい?それは私が不利益です。答える道理がない」

 

「お前が俺をここに来るように仕向けたんだろうが!責任取れや!!…とはいいつつ、タダじゃないから」

 

「ほう…聞きましょう」

 

「質問があるから、お前の予想も含めてでいいから教えてほしい。さっきの話的にお前はこの神秘が何なのかなのかある程度予想はできてるんだろ?」

 

「そうですね。少しならですが」

 

「よし、答えてくれた報酬は…()()()()()()()()()()()()()()()()()。これくらいなら問題ない」

 

「それは興味深いですね……あなたの神秘を直接調べれる。ということですか…いいでしょう。その契約は成立です」

 

「あ、今回が特別だからな。できればもう関わりたくないし」

 

「それは約束できません」

 

「だよね〜あんた変人だし、お願いとか聞いてくれないでしょ」

 

 

契約は成立

俺の質問に答える…その際に嘘はつかない。俺は対価として神秘を纏った銃弾を1発渡す

銃弾1発で調べれるのかわからないけど…誰かの危険には繋がらないらしい……嘘っぽいけど

 

 

「じゃあ質問。俺の神秘は他の人と違うって言ってたけど、詳しく教えて」

 

「私の知っている限りですが…先程も言ったとおり、それは()()()()()()()()と呼ばれるものです。神秘が反転した姿…わかりやすく言えばコインの表と裏、と考えてください」

 

 

ヒビキの言ってたような例えだな…

コインの表と裏って言われても、いまいちピンとこない

それに同じコインとして扱われてないのか?

 

 

「それって結局は同じコインじゃね?」

 

「見え方が違うということです。それは性質が全く別のものでもあります」

 

「飲料水と泥水とか?」

 

「その考えも間違いではありません」

 

 

理解できた。性質が違うっていうのでわかったわ

原点を辿れば同じようなものなんだろうけど、全くの別物となってるってことね

 

 

「じゃあ次、なんでいきなりヘイローが現れたの?」

 

「こちらは私の予想となりますが、タケルさんは最初から神秘を受け入れる準備はできていた。と考えるのが妥当かと」

 

「解説プリーズ」

 

「生まれながら神秘を持っていない者は受け入れる容器を持っていない状態です。タケルさんは容器はあるけど中身がない。一般の生徒は容器を持っていて中身もある」

 

「じゃあ何らかの影響で中身が現れた?」

 

「そうです。例えるならバケツを持っており一般の生徒には水が、タケルさんは持っていたバケツが空だった状態から水ではなく泥水が入った。ということです」

 

「なるほど、イメージしやすい…じゃあヘイローが出てきたのも中身が入ったせい?」

 

「そういうことです。神秘があることによりヘイローが生まれる…一種の()()と思ってください」

 

 

証明ね。ヘイローが神秘を持っていることを証明している

ただ、俺の場合はその証明が遅れた。しかも神秘じゃなく、恐怖ってやつの証明をしている

 

 

「じゃあさ、誰でもヘイローは生まれるのか?ほら、獣人の方とか」

 

「それはありえません。前提としてバケツを持っていないと水は受け取れません。手で受け取ろうとしてもいずれ全てこぼれてしまう。バケツを持っていたのが生徒たちということです」

 

 

理解。じゃあ俺ってかなり異例なんだな

バケツはあっても中身が無い状態だったり、中身が泥水だったり…

 

もう少し聞いてみたら、水の量は人によって違うらしい

多い人もいれば少ない人もいるらしく、俺はどちらかと言うと多い方らしい

と言っても、平均よりも1.3倍くらいの量で、最強格となると平均の2倍はあるらしく

最も多い人は3倍くらいとのこと……流石に盛ってるでしょ…さすがにね?

 

 

「多い方なんだ…」

 

「ええ、持っているバケツの大きさに直結しますからね。大きなものをもつには強靭な肉体が必要となります」

 

「なるほどな…神秘の量の多さと強さはイコールになってるのか」

 

「いえ、それは違いますよ。多くても病弱の人もいます、肉体が耐えきれていないこともありますから…強さといえば、タケルさんは無意識のうちに出す力を抑えているようです」

 

「はい?」

 

 

俺の戦ってる場面とかほぼないのになんで知ってるんだよ…

怖い通り越して興味が出てきてる、今はその気持ちいらないでしょうが引っ込みなさい

でも…無意識のうちにね…

 

 

「本来その力はもっと大きな力を出しています。名のとおり相手に〈恐怖〉を与えるほど、ですが今感じるのは「自分と多少違うかも」…といった〈違和感〉しかありません。使い方は知らないのですか?」

 

「いまいちわからん。でも、無意識ってのは間違いだ」

 

「ほう…意識的に抑えているということですか」

 

「これ以上先に進んだらヤバいな〜って感じるところがあるんだよ。それよりももっと手前で止まってる。沼みたいな感じでさ、そこに入れば黒服が言うようなエグい力はあるんだと思う…でも、別に傷つけたいわけじゃないからさ。守るためなら使うけど、今は使う必要ないでしょ」

 

 

ツルギさんとの模擬戦闘で一度だけ、一瞬入ってみたことがある

ほんの少しだけ、足先だけその沼に入った…それだけなのに意識が持っていかれそうになったし、すごく疲れて鼻血が出てきた。結果的に闘う前に倒れてしまった

多分、自分の力に追いついていないだけだろうけど…あれはあまり使いたくない

自分が自分じゃなくなるような感覚で、化物になるような気分だから

 

 

「思い出しただけでも最悪だ。とにかく、できるだけその力は使わない。見たかっただろうけど残念だったな!!どんまーい!!」

 

「ここぞと言わんばかりに煽りますね。ですがそうですか………色彩は操っているわけじゃない?ですが何のために……」

 

「最後のほうなんて言った〜?教えろ〜」

 

「これは関係ありまえせんよ。ただ、精神的な年齢は幼い。と思っただけです」

 

「よーし!決めた、お前の頭撃ち抜くわ!」

 

「いいのですか?ここから出れなくなりますよ?」

 

「ごめんなさい。帰らせてください。質問は次で最後だから」

 

「なら答えるとします」

 

「よし…最後な、神秘…いや恐怖?……とりあえず今は神秘とするわ。俺が神秘を手に入れたときなのかな?…その時から夢を見るんだけどさ、誰かがいなくなる…もしくはその可能性がある場所を見るんだ。これって神秘の影響?」

 

「なるほど……それは…」

 

「それは?」

 

「はっきり言ってわかりません。私が経験しているわけではないので、ですがその可能性は高いと思っていいですよ。人が消える…という部分は回数が少ないでしょうから正確ではないでしょう」

 

「だよね〜。わかった、色々教えてくれてありがと。じゃあこれで終わり!帰る!!」

 

「こちらから帰れますよ」

 

「よっしゃ!!できれば二度とお前と関わりたくない!!銃弾あげたから関わってくんな!」

 

「それはどうでしょうね」

 

「ふざけんな!!」

 

 

俺はその言葉を最後にその部屋から出る

部屋…っていうか、建物だなこのマークなんか見たことあるな……って、これカイザーの建物だったのか

 

カイザーといえばかなりの大企業だけど、黒い噂が後を絶たないとかなんとか…

黒服の野郎カイザー関係者って感じしなかったけど…どっかで繋がってるのかもな

カイザーねぇ……嫌な大人が経営してるんだろうな…

 

 

「えーっと?周囲を見る感じ、ここはアビドスですか……腹も減ったし、めっちゃ減ったし!柴関ラーメンだな。さっさと行こう!ラーメンが俺を待っている!!」

 

 

謎の気力がでてきて柴関ラーメンまでダッシュする俺

到着までにめっちゃ疲れて後悔することになるとは、思わなかったんです

 

 

 

 


 

 

「後悔するには遅すぎた…もっと早く気づいていれば、失うこともなかったのに(体力を)」

 

 

体力が少ないってわけじゃないのに、暑さもあってかすごく疲れた

でもラーメンなのかって?バカが!暑い時に食うラーメンもうまいだろうが!!

 

久々の柴関ラーメンの中は思ったよりも人が少なかった

時間的に空いてるのか?もっと人がいると思ってたからラッキー!!

 

 

「いらっしゃいませ!何名様ですか?」

 

「1人です」

 

「カウンター席へどうぞ〜」

 

 

この店員さん、前にいたっけ?バイトか?

 

店の中には大将と店員さんを除いて生徒が8人、そして大人が1人…

この大人……シャーレの先生か

 

 

「おっ!また来たのか坊主!」

 

「近くに来たんでね〜大将、豚骨ラーメンにトッピングでチャーシューと卵、ネギ多めで!」

 

「餃子はどうする?」

 

「もちろんいただきます!!」

 

「了解だ!!」

 

 

ラーメンを待っている間はすごく暇だけど、会話が聞こえてくる

金欠で困ってるとか、学校のために頑張ってるとか、etc.

学校ね〜アビドス高校のことかな?確かに砂漠化が進んでるけど…自然災害ってなんとかできるのか?

 

会話に入っているわけじゃないのに自分で考えてしまう、はっきり言ってキモいな

お前誰やねん案件だし。外野がどうこう言うわけにはいかない

 

ちょうどラーメンも来たし、まずは食べることに集中するべき!

俺の思考は空腹には勝てませんでした

 

 

「”ねぇお隣いいかな?”」

 

「んぁ?いいれふけど……どうしました?」

 

「”ごめんね食べてる最中に。いきなりなんだけどさ、君って私のこと助けてくれた?”」

 

「……あー」

 

 

突然話しかけて来たのはまさかの先生だった。うーん、他の生徒と話していたんじゃ?

それに先生の言ってる「助けた」っていうのは前の不良鎮圧のときのことだろう

別に隠す必要ないしいいか〜

 

 

「まぁ、そういうことになるかも?大丈夫でした?」

 

「”うん、おかげで助かったよ!いきなりお陀仏かと思ったし”」

 

「それなら良かったんですけど…よく俺ってわかりましたね?ちょっとしか目があってないでしょ」

 

「”君のヘイローを見たからね。他の子とはどこか違う雰囲気だったしすぐに気づいたよ。改めて本当にありがとう”」

 

「そんなに気にしないでくださいよ〜先生にケガがないなら良かったですよ〜」

 

「”うーん、それでも何かお礼をしたいんだけど……あっ!じゃあ連絡先交換しよう!何か困ったことがあるなら連絡して、シャーレが力になるから!!”」

 

「わお、さすが先生だな…光が強い……じゃあ困ったら助けてください。

〇〇通信高校の霜月タケルです。よろしく、先生」

 

「”もちろんだよ!”」

 

 

今ふと思い出したけど、シャーレって先生1人でやってるわけじゃないんだよな

確かあの人もやってるって言ってたな

 

 

「タケルくん?……うへ、久しぶりだね」

 

「うへ?……まじかよ、あんた雰囲気変わったな……ホシノさん」

 

「う、うへ〜それは言わないでほしいな〜」

 

 

はい、またしてもいきなり声をかけられました。でも今回はバリバリ知人です

彼女の名前は小鳥遊ホシノ!アビドス高校の生徒で今まで隠れてたせいか気づかなかった

 

なんで面識があるのかって?

2年前にアビドスで人を助けただろ?その人がその時のアビドスの生徒会長らしく、ホシノさんの先輩だったわけ。後日お礼を〜って言われたけど、なんか金欠だったらしく柴関ラーメンにつれてきてもらった。今思えば、俺の柴関ラーメン愛が始まったのもこの時からだったな〜

 

じゃなくて!確かにその時に会って以降直接会うことはなかったけど

たまーーーにモモトークをしていた。もちろん先輩の梔子ユメさんもやっていた

だけど!!その時に比べて明らかに人が変わってる!!

 

 

「ホシノさん……ユメさんの影響受けた?」

 

「それを言わないでくれるかな……お願いだからっ!」

 

「……うん。後輩できたら嬉しいもんね〜優しくいたいもんね〜」

 

「本当に!やめてって言ってるじゃん!!」

 

「えーっと、ホシノ先輩…その人は?」

 

「あ、そうだね〜紹介しないと〜この人は霜月タケル。ユメ先輩を助けてくれた恩人だよ〜」

 

「どもっす」

 

 

紹介してもらったはいいけど、後輩に説明してもわからんだろ

実際に「へ〜そうなんだー」くらいとしか感じてないだろうし、一緒に話してた別の学校の子達は話についていけてないじゃん!なんか恥ずかしいんですけど〜

 

 

「ん、ユメ先輩の話はよく知ってる。恩人ってあなただったんだ」

 

「一応そういうことにそういうことになってますね〜ところで一緒に話してた人たちは放っておいていいの?」

 

「えっ!?いいのよ!私達は!なんか大切な話だったんでしょ」

 

「うへ?いや、そこまで重要じゃないけど…」

 

「えぇ!?そうだったの!?」

 

「あははっ!だから黙らないでいいって言ったじゃんアルちゃん!」

 

 

なーんか騒がしくなってきた。別に嫌ってわけじゃないけど…飯はゆっくり食べたいじゃん?

ホシノさんの変わりようには驚いたけど、後輩さんもいい子みたいだしユメさんも安心だね〜

というか、ユメさんって今何してるんだ?

 

 

「ホシノさん。ユメさんって今は何を…」

 

「ユメ先輩は今シャーレで働いてるよ。ね?先生〜」

 

 

元気そうなら良かった。またどこかで騙されているかもって思ってたし

それにシャーレの手伝いね〜もしかしてすごい人だった!?…んなわけないか〜

 

 

「”そうだね。本当に助けて貰ってる…アビドスの問題を任せてる間ずっと書類仕事してくれてるし…ちょっと申し訳ないな…”」

 

 

アビドスの問題……やっぱり砂漠化か…でも自然災害はどうすることもできないでしょ

別の問題だとするとなんだ?調べてみるか…

 

ん?いや、ちょっと待てや…

 

 

なんで黒服の連絡先が追加されてるんだよ!!

 

 

はぁ!?マジで……はぁ!?

いつ交換した?誰が交換したいと思うんだよ!ありえないでしょ!!

犯罪者と話したいことは何もない!!さっさと消す!!……と思ってたんだけど…

 

『気になることがあればお答えしますよ』……なるほど。今はまだ残しておこう

 

黒服の方が知ってることは多いだろうし…神秘のことはあいつに聞いたほうがいいのかもしれない

信じることは絶対にないだろうけど…一応ね

 

 

「アビドスの問題ね……あ、そうだ。先生、ホシノさんちょっと…」

 

「”どうしたの?”」

 

「なになに〜〜?」

 

「俺はアビドスの問題のこと知らないんですけど、最近カイザーがアビドスで何か初めてるみたいです」

 

「”カイザーって?”」

 

「う〜ん…なんて言えばいいのか…ヤバい大企業と思ってください。黒い噂も絶えないんで頭の片隅にでも置いといてください」

 

「”ん。わかった”」

 

「カイザー…わた、おじさんたちがいつも渡してるのもカイザーローンだったね…何か企んでる可能性も………うん、わかったよ〜ありがとね〜タケルくん」

 

 

お、おじさん……一人称わざわざ言い直してる感じ……

ユメさんだけじゃない何かに影響を受けたのか…ホシノさん、お労しや…

 

そこから後輩さん達や少し話して、便利屋?という仕事をしてるゲヘナ生徒とも話して

最終的には連絡先を交換することになった!コミュ強のノノミさんに押されました…

友人の連絡先が増えるのは気分が良いな……噛み締めよう!

 

 

「お仕事上手くいきますように!」

 

「あはは!そっちも学校の復興頑張って!!」

 

「じゃあタケルくんも便利屋に来てまた遊ぼうね〜!」

 

「はい。遊びましょ」

 

 

その言葉を最後に解散し

ムツキさんの距離の詰め方にはびっくりしながらもカヨコさんがいい感じの距離感でいたから温度差で風邪引くかと思ったっす

アルさんはなんとなくだけど、ポン……いや、そんなことないか!!

ハルカさんに至っては自己肯定感の低さにむしろドン引きした

 

少なくとも便利屋の人たちは悪い人じゃないと思う

アビドスの対策委員会だっけ…その全員が仲良く話していたし、面識があったんだろうな

 

 

 

 

 

 

 

そう思ってたんです。本当です

だって、想像しないじゃん…あの後すぐに()()()()()()()()()()()()()。なんてさ、誰が想像できるんだよ!!キレそう!!(なんでや)

嘘だと思うだろ?違うんだな〜これが!!

 

 

「人は話しただけじゃ本心がわからない。俺、心の一句」

 

 

まぁ!俺、アビドス生じゃないし!……ないんだけど……ねぇ…流石にねぇ…

そこまで人の心を捨ててないし…ちょっと引くよねぇ…

 

 

「もういいや、明日こそゲーム買ったろ。気分転換しっかりしよ……なんならブラックマーケットに行ってレアなゲーム見つけよ…うん。そうしよ」

 

 

今日は何か疲れた…もう外には出ません

誘拐されたあとに友人ができたと思えばそこがあり得ない荒事になるとは…世の中何が起きるかわからないね

 

明日も外に出るんだし、今日はのんびりしとこ〜じゃあお疲れ〜

そうして俺の1日…残り半分が始まるのであった

 




思ったよりも長い!
長いのにそこまで話が進んでない!でも、許してください。そういう書き方なんです…
もう少し早く進めていきたいとは思っているので……思ってるんで……はい。そういうことでお願いします!!!

次回もお楽しみに〜!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。