夢を見ているだけの『反転』少年   作:歯茎king

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犯罪者に囲まれた!!しかし俺は犯罪と関係ないものとする

おかしい……なぜこうなったんだ…

 

 

「待てやー!!」

 

「逃げるなー!!」

 

「ひぃぃ〜!!来ないでください〜!!」

 

「暴れるな!!頼むから本当に暴れないで!!ギャーッ!撃ってきたーっ!!」

 

 

おかしい…本当におかしい

どうして不良に追いかけられることになったんだ?

全部、今担いでる人のせいじゃ……最悪だ…ここに来たのが運の尽きってやつか…

 

クソがっ!!

 

 

 

 

遡って、遡る。その時刻は何時なのか…私にもわかりません

 

 

 

 

 

「着いた〜ブラックマーケットってこんなにデカかったんだ…知らなかった」

 

 

ブラックマーケット。

それは連邦生徒会の許可なく、非公式の部活、店が多く活動している場所

退学、中退、休学。さまざまな理由がある生徒が集まる場所

規模がとてつもなく自治区と比べても大差ない。そんな場所は一般の生徒ではまず行くことがない

なぜなら危ないから。一人で行って危険な目にあうならまず行かない

 

というか、学校から「行くな!」って言われるくらい

 

 

「そんな場所に来たのが俺!ゲーム買うためにここに来るってどうなんだろ。ミレニアムに行けって言われるだろうな…気分転換だから仕方がないのだよ!!」

 

 

周りに人がいたらいきなり一人で話し始めた頭のおかしいやつだと思われただろう

しかし、周囲に誰もいないことは確認済み!!

残念だったな!!俺は恥ずかしいような存在じゃない!

 

 

「にしても…デカいな……生産が終わってる武器とか道具とかたくさんあるわ」

 

 

目的はただ単純にゲームを買いたかったから。昨日の出来事の内容が濃ゆすぎて娯楽で気分を上げたかったのだが、あいにく今持っているものは殆どをやり込んでいたため別のものをやりたかった

 

先にブラックマーケットには生産が終わっている物も多くあるため、少し昔のものに人気すぎて即売り切れになったものなどなど……まさしく俺のための楽園と言っても()()()

 

 

「ダウンロード版もありだけど、ソフトを買うことも面白みの一つだよな〜。そういえば、ちょっと前に『テイルズ・サガ・クロニクル』だっけ?そんなゲーム見つけたんだよな。評価的には最悪だったけど……またやってみるか。クソゲーにも面白みはあるはず!」

 

 

このときの考えは愚かだったんだけど、それはどうでもいい

問題はここからだった。ゲームを探してみたり、別の店を見てみたり

ブラックマーケットには初めて来たわけだから好奇心を抑えることはなかったんだ

それこそ…近づいてくる声に気づかないくらい楽しんでた

 

 

「うわ〜〜ん!来ないでくださーい!!」

 

「はい?」

 

 

声の方向……いや、俺の正面から何かに追われているのか後ろを気にしながら走る女子…あ、後ろにいるのは不良さんですね。こんちゃ〜

俺はこのときに横に避けるのが最適解だっただろう

そうじゃなかったとしても店に入るとか…あったはずなのに、俺が取った選択は

 

 

「なになに!?来ないでーー!!」

 

 

その女子から逃げる。だった

第三者からみたら不良から逃げる女子から逃げる男子、になっているわけだ

う〜ん。どうしてこの選択を取ったのか…

 

 

「お願いです!助けてくださーい!!

 

「無茶言うなよ!!あんたが来てるから俺も撃たれる可能性があるんだわ!!ひぃぃ〜来てるぅ〜〜!」

 

 

あまりにも情けない声が2つ。その女子はなぜだか俺に着いてくるように逃げてくる

おい、あまりふざけるなよ?

 

 

「なんで着いてくるんだよ!!」

 

「見捨てられたくないので!!お願いしますよ〜!!」

 

「アホだな!お前もしかしなくてもアホだな!他人は巻き込んじゃいけませんって習わなかったのかよ!?」

 

「撃たれてるんですよ〜痛いっ!痛い〜撃たないでくださ〜い!」

 

「待てぇ!!お前を逃がすわけにはいかないんだよ!」

 

「いい加減諦めろっ」

 

「「ひぃぃ〜!!嫌だ〜〜!!」」

 

 

本当に巻き込まれただけなんだ。もちろん最初は俺も逃げてたよ?

一緒に走ったさ。でもね、途中で女子が転んでさ…なんか見捨てれなかったんだよ。まさかの善人の心が出てきて…

 

()()()()()()()()()

 

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「なぁ!撃ち返さないのか!?」

 

「それをしたらマーケットガードに捕まっちゃいますよ〜」

 

「あっちは撃ってきてるだろ!?名前的に治安維持してる奴らだな……ハァ…ハァ……」

 

「ご、ごめんなさい…重いですよね…」

 

「あ!?んな訳ねぇだろ。軽いわ!!羽かと思ったぁー!!」

 

「そ、そうですか///…それならいいんですけど……っと、とにかく!今は少しでも離れないと!」

 

「後ろとの距離は〜〜?」

 

「さっきから変わっていません、離れてませんよ。でももしかしたら騒ぎを聞きつけてマーケットガードが来てるかもしれません」

 

「結局追いかけられるってことね!あんたこの辺の道わかる?」

 

「ある程度なら…」

 

「じゃあ指示お願い!俺、今日初めて来たからわからない!!」

 

「わ、わかりました、任せてください!」

 

 

そこからは女子の指示に従い入り組んだ道を走り抜ける

もちろん担いでいる状態だから頭をぶつけることがあって、悶絶していたけど…仕方がない

まぁ走ってる途中で思ったんだけどさ…

 

この子絶対にブラックマーケットの常連だよね!?

 

普通じゃ知らないような抜け道だったり、入り組んでるはずなのに知ってたり

〝ある程度〟とは何か?これはそんなものじゃなく〝よく知ってます!何度も来てますから!〟くらい言えや!!

 

え?なんでそんな道を走ってたのに追いかけられてるのかって?

それはな…この女子のせいだ!

当然だけど、こんな道を行っていたら追いつかれていないときもあったさ。というかそこそこあったよ…でもそのたびにこいつが

 

 

「撒けましたかね…?」

 

「おい、それを言うな…」

 

「え?どうしてですか?」

 

「そういうのはな…フラグって言って…「見つけたぁ!!」……ほらぁ…」

 

 

フラグ発言ですよ…言うなよ!なんで言うんだよ!

何度も何度もこれを繰り返すから流石に疲れてきた

というか!マーケットガードさんたちはいつ来るんですか!?遅くない?遅すぎない?

 

 

「ハァ…ハァ……キツイ……水、飲みたい」

 

「大丈夫ですか?…ごめんなさい、私が巻き込んでしまって…」

 

「気にしないでいいよ、ただあいつらがしつこいだけで「待て!!」来たぁ、ギャーッ!!」

 

「あはは…思ったよりも元気でしたね」

 

「笑ってる場合か!」

 

「そうです…あれ、近づいてきてますよ!!まずいですよ、まずいです!!」

 

「近づいてきてる〜?そんなアホな…来てるぅ!!」

 

 

7回戦が開始しました。今回の距離は以前よりも明らかに近い

そしてこちらの体力、というよりも体が水分を欲しているため万全ではありません

そんな中どのような走りを見せるのか!?

 

2分後!俺、死す!

 

 

「スタンバイしてる場合か!!」

 

「へ!?何がですか?」

 

「あ、ごめんこっちの話」

 

 

なるべく走るが距離は縮まっていく、いつになったらマーケットガードは来るんだよ!!

おかしいじゃん、遅いでしょ!襲われてまーす!

今すごく襲われてまーす!!助けてくださーい

 

 

「待て!!」

 

「ひぃぃ〜来ないでください〜!」

 

「まじで来んな!!ギャーッ!助けてー!!」

 

「ん、眼の前にタケルと女の子」

 

「何かに追われているみたいですね〜♪」

 

「”何してるんだろ”」

 

「ん、今は助けるべき」

 

 

この聞き覚えのある声は!!

シロコさん!!………ん〜〜?

 

おかしいな、見間違いじゃなかったらすでに銃口がこっちに向いてるな

ノノミさんも一緒になって向けてるな、先生?止めないの?

 

 

「ん、タケル。早く避けるべき」

 

「お掃除の時間です〜♪」

 

「なっ!?女子、頭下げろ!!」

 

「えぇ!?わかりました〜」

 

 

本気で走って横避けました。あと数秒遅かったら蜂の巣でした by俺

 

もう少し待ってくれても良かったんじゃないのかなぁ?

シロコさんはまだいいけど、ノノミさんの武器は蜂の巣になるの確定でしょうが!!

 

とにかく2人のお陰で不良たちは撃退された

 

 

「「助かった〜〜」」

 

「ん、タケル無事でよかった」

 

「ケガもないみたいですね〜♪」

 

「”にしても、どうしてここに?”」

 

「まぁまぁ、みんな一気に話しすぎだよ〜タケルくんは一旦水を飲もうか〜」

 

「ハァ…ハァ……そう、します…」

 

 

水…水うまぁ!え、美味すぎぃ!あ゛〜体が喜んでる〜

 

俺が水を飲んでる間に先生達は女子に話を聞いている

 

 

「あ、私はトリニティ総合学園の2年、阿慈谷ヒフミといいます!助けてくださり本当にありがとうございます!!」

 

「”どうしてあんなに追われてたの?”」

 

「えーっと、トリニティ所属だから身代金になる。と言われて…」

 

「それは災難だったね〜」

 

「へ〜ヒフミって言うんだ。俺は霜月タケル、よろしく」

 

「はい!タケルさんも助けてもらって…」

 

「お互いに助けられたから貸し借りなしね」

 

「はい!」

 

「え?何、タケルさんって誰かわからないまま助けたんですか?」

 

「う〜ん、巻き込まれたが正しいのかな?でもな、俺の判断も悪かったし…でも助けたのは合ってるのか!うん、助けた!」

 

「”ちなみにさ、どうして2人はこんな場所にいるの?”」

 

「え…先生も…「”何か言った?”」何でもないです!!」

 

「私は、モモフレンズのペロロ様のグッズが売られると聞いて…それも限定品なので機会を逃すわけには!」

 

 

モモフレンズ、聞いたことがある。謎のキャラクターたち

それにペロペロ様?とかいうやつは…俺からしたら可愛いとは思えない。なんか不気味なんだよな

 

他の人達も反応できないみたいだったけどノノミさんは知っていたようで会話が弾んでる

アイス屋とのコラボ?なんか異質なぬいぐるみ出てきたけど?

 

 

「うへ…最近の若い子の流行はわからないねぇ〜」

 

「大丈夫ですよ…俺もわからない」

 

 

どうやら先生達は先日の学校襲撃とかセリカさんが襲われたときにあった銃弾などがブラックマーケットで流通しているものと知ったため調べに来たらしい

 

俺の目的の「ゲームを買いに来た」というのを知るとアビドスの人は引いてた

おい、待てよヒフミ。お前はこっち側だろ?

 

結局、助けられた恩を返すためにヒフミさんがブラックマーケットの案内をするらしい

ということで俺は帰るとしますかね〜〜…………シロコさん、手を離そうか

 

 

「ん、タケルも手伝うべき」

 

「なんでだよ!」

 

「うへ、助けた恩を返さないの?」

 

「いつか返しますよ!第一俺はこの場所について知らないんだ、手伝えることなんて何もない!!」

 

「そっか〜女の子を怒らせるとどうなると思う?」

 

「マジで手伝います。手伝わせてください」

 

「”タケル…”」

 

「あはは…」

 

 

仕方がないな、怒らせたらダメだもんな

特にホシノさんを怒らせるのは良くない。絶対にユメさんが出てくる

 

くそっ!ここに来てユメさんとも連絡先を交換しているのが痛手になった!

 

 

「じゃあ手伝ってね〜」

 

「はいっ!やらせてください!!」

 

 

気合をそこそこ入れつつ、進む………ヒフミさん、もう担がないからバンザイするのやめてね

ホシノさん。もちろんだけどあなたも担がないからね、絶対寝るじゃん

シロコさん。先生に乗ろうとしないの、先生の首が大変なことになるよ

 

 

 

 

 


 

 

「はぁ…全然手がかりがない」

 

「おかしいですね、これだけ探しても何も見つからないなんて…」

 

「さすがのヒフミさんでもわからないのか」

 

「”ヒフミでもわからないならどうしようか”」

 

「先生、タケルさん!?どうして私なら〜みたいな風に言うんですか!?」

 

「だってここの常連であるヒフミさんだぞ〜?」

 

「”そうだね”」

 

「そんなことありません!私なんて平凡ですから」

 

 

平凡?平凡ってなんだ?

この人が平凡?ヒフミが?ありえねーどこまでが本気なのかわからないわ

 

 

「まぁ自称平凡は置いといて」

 

「ひどくないですか!?」

 

「皆さん〜少し休憩しましょう♪たい焼きを買ってきましたよ〜」

 

「よっしゃー!俺カスタード〜」

 

「”タケルって遠慮がないよね”」

 

「いいんですよ〜同じ年の男の子なんて新鮮ですから〜」

 

「やっぱりそうだよなー他の男子生徒は見ないもんな。周りに異性しかいないのは落ち着かないよ」

 

「ん、タケルは今ハーレム状態。モテモテだね」

 

 

モテモテ?シロコさんは一体何を言っているんだ?

 

 

「シロコさん。俺がモテてたら年齢=彼女いない歴になんてならないんですよ?何言ってるんですか?喧嘩なら買いますよ?」

 

「………ん、ごめん。でも勝負ならする。弱者はひれ伏すべき」

 

「え、怖いんですけど…」

 

 

戦闘狂ってやつとは関わるなって爺さんに教えてもらったんだ!顔知らないけど

先生も苦笑いしない!ヒフミさんも「あはは…」じゃない!

 

 

「ふん、どうせ俺はモテませんよ〜」

 

「”拗ねないの、いい人ならすぐに見つかるよ”」

 

「本当かな〜」

 

「”先生が言うんだから信じて!”」

 

「そういう先生も恋人はいないのでした」

 

「”まずはその口から千切ってあげる”」

 

「スミマセン」

 

 

大人って怖い。怒らせないようにしないと…今日だけで何人怒らせないことになったんだ?

 

 

俺がたい焼きを食ったり、飲み物買ったり、トイレ行ったり、たい焼き買ったりしてたら

どうやら進捗があったらしい。なんか隠れてるし、ん?あれって銀行か?

 

 

「おーい、なんかわかったの?」

 

「ちょっ!静かにして!」

 

「ブッ………セリカさん、いきなり頭を押さえつけるのは違うじゃん」

 

「それはごめんだけど!あそこにいる銀行員は私達が毎月利息を払ってる奴なの」

 

「へー、カイザーローンだって。カイザーコーポレーションが運営してる金融業者だね」

 

「そうなの!?」

 

「”タケルの言ってた悪い噂もカイザーだったよね”」

 

「カイザーコーポレーション自体は悪事を犯してるわけじゃないんですがグレーゾーンで…トリニティの生徒会である『ティーパーティー』も目を光らせています」

 

 

『ティーパーティー』がねぇ

というか、利息って…問題があるっていうのは知ってたけどまさか借金だったとはね

言い方は悪いけど、あんまり価値がないと思うアビドスに金を貸すのってなんでだろ

なんか目的がありそうだな、カイザーとかいう大企業が環境も終わってるアビドスに肩入れする理由か……なんだろ

 

アビドスで何かをするっていう噂もあるし、というかアビドスの権利はアビドスの生徒会が持ってるものだろ?いくら天下の大企業だからといってそれは犯罪になるし、リスクがでかすぎる

 

アビドスで何かするには生徒会からの許可をもらう……もしくは土地の権限がカイザーにある

権限を持っていればアビドスの自治区だったとしても生徒会は何かをいうことはできない。逆に生徒会側が犯罪行為をすることになる

 

あれ?待てよ……借金を返すためには金がいる。でもアビドスで金を稼ぐとしたら賞金稼ぎをするかアルバイトをするか、アビドスにあるものはバカでかい砂漠くらいしかない

土地も多少の金にはなるよな?

 

借金、土地、砂漠、権限……まさかね〜

 

 

「探偵なら調べれたんだろうけど…「ん、銀行を襲う」…」

 

 

ちょっと待てぇ!!

 

 

「どうしたの?」

 

「どうしたの?じゃないわ!なんで銀行を襲うことになった!?」

 

「”話聞いてなかったんだね。ぼーっとしていたけど、本当に聞いていないとは思わなかったよ”」

 

「タケルさんもそう思いますよね?皆さんが払った現金が闇銀行に流れているらしくて…悪事を暴くには集金確認の書類が証拠になるので」

 

「だから銀行を襲うと……なるほどな」

 

「ん、理解できた?」

 

「できるか!犯罪でしょ!?だめじゃないの?」

 

「ん、先生は止めてこない」

 

 

おい!教師!!

 

 

「”仕方がないことだからね。とは言っても、私が銀行内に入るのは危険すぎる”」

 

「だね〜先生なら顔が知られてるだろうし、あいにく覆面もない」

 

「なら俺不参加で!」

 

「わ、私も!」

 

「だめだよぉ。タケルくんはともかく、ヒフミちゃんってトリニティの生徒でしょ?ここに来てたのがバレたらやばいよね〜」

 

「あ、悪魔だ…それはいわゆる、「来なかったらバラしちゃうよ〜」ってやつじゃん!良かった〜トリニティ学園行ってなくて」

 

「あ、もちろんだけどタケルくんは先生の護衛ね」

 

「うへぇ〜〜なんでぇ〜〜」

 

 

まさかの脅迫によって俺とヒフミさんの参加が決まった

いや、先生なら止めろよ「よし!銀行を襲うよ!じゃないんだわ」

俺は犯罪者とは関係がありません。強制的に手伝わされてるだけです!俺は無実!

 

 

 

 

 


 

 

行っちゃった…みんな銀行に入っていった…うわ、銃声聞こてる。絶対撃ったのセリカさんじゃん

ヒフミさん…あなたの勇気はわすれない

 

 

「”それを言うなら勇姿じゃないの?”」

 

「声に出てました?」

 

「だいぶね」

 

「恥ずかしいんですけど…それに俺の覆面はないからってバンダナで口元隠せって…」

 

 

ヒフミさん以外はなぜか目出し帽を持っていた。最初からそのつもりだっただろ…

ヒフミさんはどうしたのかって?たい焼きの紙袋を被ってます。匂いすごそうだ

 

 

「止めないのが不思議だわ」

 

「”これもあの子達には必要なことだからね”」

 

「ふ〜〜〜〜〜ん」

 

「”信用してないね!?”」

 

「まぁ、できないですね。先生としては不正解でしょーでも、言いたいことはわかります。それが唯一の証拠で手がかりなんだから逃がすわけにはいかない」

 

 

中から銃声がまた聞こえた。それで確信したのか、外に立っていたマーケットガードたちが一斉に集まる。俺の役割はこいつらを止めること

これで、俺も犯罪者ですか……いや、私は認めません!犯罪者にはなってません!ケンカみたいなものだから!

 

そう自分に言い聞かせながら引き金を引く

 

 

 

 

 

「”すごっ、タケルって強かったんだね”」

 

「そんなことないでしょ。不意打ちだし、対応が遅れたからであって〜ホシノさんもできると思いますよ?」

 

「”ホシノとは比べない方がいいと思うな〜あっ!みんな出てきたよ!”」

 

「はーい。道は作りまーす」

 

 

出てくる敵を撃つ。単純だ

頭、足…とにかく追いかけて来れないようにしたらいいんだ

 

頼むから顔バレだけはしないで!

 

 

「どけ!!」

 

「ウグッ!」「ウッ!!」「ガハッ!」

 

「う〜ん快感。当たるのは気持ちいいね〜」

 

「ホシノさん、変なナレーションしないで」

 

 

目的のものは手に入れたみたいだしさっさと帰ろう。あれ、札束も一緒に入ってる

これは流石にダメだよなー、セリカさんは喜んでるけどホシノさんが許さないでしょ

 

 

「私達に必要なものはこの書類だけ、お金じゃない」

「後輩にそんなふう(犯罪者)になってほしくないな〜」

 

「選択肢ができるのがダメってことだろ?」

 

「うへ、そういうこと〜一度でもその選択肢ができちゃうと次もそれを選んじゃうかもしれない…そんなふうに学校を復興できても意味はないと思うな〜」

 

 

言いたいことはわかるな。セリカさん納得できてないみたいだ

でも、諦めたみたい。なんやかんや言いながらも先輩の言うことは聞いてるんだよな〜

 

 

ん?後ろから誰かが来てる?

全員が慌てて顔を隠そうとしてるのなんか面白いな……ってあの人は!?

 

陸八魔アル!!

 

どうしてここに……え? アウトロー、衝撃的、感動的

あ〜この子アビドスの人たちって気づいてないのか〜〜面白い女だね〜

 

 

「私達は覆面水着団!!」

 

「〝達〟っていうのやめて?」

 

「うへ、目には目を、歯には歯を。無慈悲に、孤高に、我が道の如く魔境を行く。これが私らのモットーだよ」

 

「一緒にするのやめて?………お、自分はただの傭兵だから。水着は着ないしアイドルでもないから」

 

「あの、リーダーって言うのやめてください…あ、違います『ファウスト』って呼んでほしいわけじゃなくて…えっと……その、あうぅ…」

 

「それじゃあこの辺で。アディオス〜☆」

 

「行こう!夕日に向かって!」

 

「夕日、まだですけど……」

 

「全然昼なんですけど…」

 

 

もうどうでもいいや、一応俺のことは否定できたから良し

ヒフミさんには申し訳ないけど、犠牲になってもらうとして

 

マジで信じちゃってたよ…あの子将来詐欺に遭わないかな?そのために真面目枠のムツキさんとカヨコさんがいるんだろうけど……あの子アウトローと真逆の性格なんじゃ……

 

 

 

考えることはやめて走ることにした。向かう先はアビドス高校

 

 




「覆面水着団がアビドスだったですってええ!!??」

う〜んなんか面白い反応が聞こえた気がする。



またまた長い。ストーリーを見ながら書いているので書き切るのも長くなってますね〜
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