変わり者のホド旅   作:benitubaki

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勢いに任せて初投稿です
地の文は無いので苦手な方は注意
※あとがきに装備構成画像追加・誤字報告対応(2/19)
誤字報告ありがとうございました


0話 下層

やれやれ、下層の空はただ飛ぶだけでも一苦労だねえ。

 

こまめに掃除しないとフィルターに異形がびっちり詰まって不具合起きるし、足を止めたら蟲が群がってくるし……ポロッカの飛行士もよくこんな空を飛ぶもんだ。

 

そろそろファブラー領だね。おーやってるやってる。

 

通信機電源よし、中継器範囲よし。それじゃ観測開始~、ぽちっとな。

 

───通信開始・・・応答確認───

 

<<はーいシーディだよ~。現在ファブラー・元ナガラ境界壁の直上にいまーす。>>

 

<<今映してるの見えるかな? あの赤と砂色の蠢く波は全部異形。これはファブラーもダメだね。もう9割のまれてる>>

 

<<ビルの中にどんどん入り込んで行ってるから、中は今頃悲惨なことになってるだろうね。助けてあげたいけどあれじゃ無理だ。>>

 

<<あ、セル変換炉から異常熱量検知。制御中枢やられたみたいだね。危ないのでいったん壁に隠れまーす。>>

 

<<…………熱量低下、もういいかな? 観測再開。ああ……。>>

 

<<女王が斃れていく……ビルも窓から異形が溢れ出て……。現時刻を持ってファブラーの陥落を確定、記録されたし。>>

 

<<さよなら、ファブラー。もっと交流したかった。>>

 

<<じゃあ次はポロッカに、あっステルスが(笛の音)……やば、飛行型が向かってきてる!>>

 

<<一旦通信切るね!! それじゃ!!>>

 

───通信切断───

 

・・・

 

下に留まり過ぎたか! このタイミングで合図笛型(ホイッスル)に見つかるなんて!

 

号令に応じたのは百……いや二百か? 誘導熱塵砲(Sys100-L G07 Celpek)は足が止まるし迎撃は現実的じゃないね。

 

仕方ない、一旦降りて階層間エレベータで発煙手榴弾ありったけ焚いて攪乱するか。柱に引っかかって減速してくれるでしょ、多分。

 

……ぶんぶんと下品な羽音がうるさいな、あんな連中に生きたまま喰われるのなんて死んでもごめんだね。

 

先回りする様子はないな、そこまでの知性は持ってないか。よし、このまま一息に上がる!

 

~~~! コンデンサが熱い! 頼むもう少し耐えろ私の身体ぁ! そら煙幕だ!

 

着いた! ここでもう一個煙幕! ついでに焼夷手榴弾も喰らえ!

 

……何とか撒いたか。今のうちに急いでポロッカに(砲声)ぐぁっ!? 狙撃型?!

 

しまった熱塵砲が……接続からやられてる。直す暇はないし置いていくしかないか……。

 

見られてるな、ならイチかバチかだ。熱塵手榴弾でも喰らえ!

 

よし撃ち抜いたな! 視界が復帰する前にエレベーターへ! ……ふぅ。

 

・・・

 

異形には追われるし、機密装備は落とすし、今日は散々だよとほほ……。

 

っと、ポロッカ空域に到着~。気を取り直して……。

 

───通信再開・・・応答確認───

 

<<もしもし聞こえるー? なんとか撒いたよ。あと熱塵砲落としちゃった、ごめんね。>>

 

<<それじゃあこれよりポロッカの方を見ていきたいと思いまーす。>>

 

<<さてどれどれ……うわー。ナガラが陥落した時点でそうなるんじゃないかとは思っていたけど、こりゃ下層全滅ルートだね……。>>

 

<<ぱっと見で蟲8・鎧化兵1か。地表は地雷と僅かな自動機械以外に戦力がいないし、地形のおかげで侵攻速度が鈍ってるだけで時間の問題ですわなー。>>

 

<<お?女王が光って……アレは自動障壁! まさか完成していたのか!? 前に行ったときはまだ設計段階だと言ってたけど……。>>

 

<<もしかしてどっかが技術供与して大きく進展があったのかな? そうだったら嬉しいな、上手く上層に辿り着いてくれよ~。>>

 

<<お、微かにカウントダウンの声が……うおっまぶしっ。てか衝撃波すg>>

 

───通信途絶───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……ぁぁぁぁあああああああああああ!! 

 

            あだっ!

 

        んがっ!?

 

                    づんッ!!

 

 あばーっ!!……

 

 

 

 

 

(ガチャン!)ぎゃんっ!!

 

(ベチャッ)ぶべっ!

 

いでで……。

 

(・ω・)コンニチハ

 

ひぃっ!?ガクッ…ウーン

 

(・ω・)オモイ

 

───機能停止───




実質プロローグなので短めです。本編は次話から。
四苦八苦しながら編集中...

・主人公
しっかり距離を取っていれば歴史の目撃者になれていたであろうニンフ
冗談みたいな爆発の、冗談みたいにデカい衝撃波で、冗談みたいな吹っ飛び方をし、下層のどこかに落っこちた
今回は状況が状況なのでシリアス多めだったが、本質的にはギャグキャラなのでこの程度ではロストしない

【挿絵表示】


・(・ω・)
何者だったのかは次話で判明します
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