変わり者のホド旅   作:benitubaki

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筆の進み方違いすぎて笑った(※前回は3週間、今回は1週間)


7話 中央大洞穴(ー???)

「落ち着いたか?」

 

はい……すみません。

 

「謝る事でもないだろう、気にするな。」

 

「それより立てるか? かなり損傷しているが。」

 

ダメみたいです。制御系にダメージ入ったみたいで、感覚もありません。機能がダウンしてるせいでパージも出来ないし……。

 

「なら落ち着いて修理できる場所(中央大洞穴)に向かうから、着くまで私の脚に乗っていろ。」

 

あ、ありがとうございます。

 

「ナズも来い。お前の脚も修理が必要だろう、私のを融通してやる。」

 

「へへ、ありがてえ。」

 

っ、うぅ……。

 

「なんだ、今更ビビってんのか? ったく……さっきまでとは別人だな。」

 

「……。」

 

「……そンナに違ったノか?」

 

「おう。欠けた面から赤目をギラギラ光らせてよ、『お前だけは絶対ぶっ殺す!!』って剣幕で迫ってきてたんだぜ?」

 

「それが今はベルの腕ン中で縮こまってやがんの、意味わかんねぇ。通常型みてーなビビり方しやがってなァ!!

 

ぴぃっ!?

 

「止めろ。部品分けてやらんぞ。」

 

「なんだよ、ちょっとくらい良いじゃねえか。俺を追い詰めやがった奴がこんなので畏縮する姿なんざ、この先見れるか分かんねえんだし。ハハッ!」

 

「……コの銃は要らンヨうだナ、ナズ。」メキィ

 

「あっサーセンしたっ!

 

「……分かレばイイ。」

 

「ふむ、丁度いい。大洞穴の小型は再配備されてるかもしれんから、露払いは任せたぞ。」

 

「はいはい了解っと。」

 

わ、私もお手伝いを……。

 

「……そレは自分ノ脚で動けル奴が言うモノだ。」

 

あぅ。

 

「いいから休んでいろ。戦い通しで疲れただろう?」

 

……はい。少し、休ませてもらいます……。

 

・・・

 

ドォン! ボガン! ドガガガガッ!! ボガン!

 

ほい、一丁上がり! ……さっきの戦いの後じゃ余計物足りなく感じちまうなあ。そんじゃ次のエリア掃除すんぞー。」

 

<<ナズ、リフトじゃなくてこっちに行くぞ。>>

 

「んあ? でもソッチはエレベーターくらいしか無くねえか?」

 

<<向かい側に小部屋があったろう。>>「そこに向かう。」

 

「ああ、あの宙吊り部屋ね。んじゃクリアリング……っと、四脚が陣取ってやがるな。ちょっと時間かかるぞ。」

 

「……私ガ先行スる。ナズは狙撃型をヤれ。」

 

「OK。そんじゃ行くぜ!」

 

疾ッ!!」バヒュッ! ブォンッ グシャァッ!! ボガァン!!

 

「いつ見ても豪快だなあ、それ。」ダァン! ドガガガガガガガガッ! バガァン!

 

「お前も興味が湧いたか?」ッバシュゥゥ

 

「ねえ訳じゃねえんだがなあ……。どうしてもあの頃を(パイル特攻時代)思い出しちまうからパス。」

 

「……フむ、残念ダ。」

 

・・・

 

「敵反応は……ねえな。相変わらず不気味なトコだ。」

 

「……窟帝ガ斃レてからあレだけ経ったトいうのに、まだ腐ラズにいるとはナ。」

 

「育成スケジュールが凍結して現状維持されているんだろう。シーディが下敷きにした個体はとっくにセルに還っていたからな。」

 

「どーりで妙な匂いがしてるわけだ、ナカにまでこびりついてんじゃねえのか? ……んあ? じゃあそいつ、種子の上で寝てたってのか?」

 

「状況から見てほぼ間違いないだろう。ちょうどその瓦礫の柱の上だな。」

 

「……一体ドれ程の期間寝てイたのだ。」

 

「145年。」

 

「はあ!? 下層が終わった辺りじゃんそれ!」

 

「……驚いたナ。」

 

「ナガラの景色も知っていたから、歳は少なくともそれより上だな。もしかしたらレキと同期かそれ以上かもしれん。」

 

「……ほウ……。」

 

「はー、訳わかんねえ経歴してんなそいつ……。」

 

「同感だな。……シーディ、起きろ。着いたぞ。」

 

んぅ……ゃら……。

 

「寝ぼけてんのか? 爆睡しすぎだろ。」

 

「ヤダじゃない、起ーきーろー。」 ユサユサ

 

……ふぁあ、……ぅ、おはようございましゅ。

 

「寝起き悪ーなこいつ。」

 

「……145年寝てイた寝坊助ダぞ。」

 

「そういやそうだったわ。」

 

ガシュ…ガシュ…

 

「足音だと? 誰だ!」ジャキッ

 

ひゃっ!? ど、どんとしゅー!

 

「落ち着けシーディ。お前に言ったんじゃない。」

 

「……よウやく頭ガ起きたカ。」

 

「一人二人ではないと思ってはいたのだけれど。」

「ずいぶんと賑やかね。」

 

「そこで停止しろ! ……って、なんだぁ?」

 

「自動機械に乗った、技師型?」

 

「話し声を辿ってきてみれば、随分な歓迎なのだわ。」

「あら? 貴女が禁域を離れるなんて珍しいわね、レキ。」

 

「ここは種子の揺り籠。」「ナガラの再興でも目指すつもりかしら?」

 

「……質の悪い冗談だな。ナズ、銃を下せ。敵じゃない。」

 

「知り合いか?」

 

「ああ、同郷だ。……久しいな、ヤシカムシカ。どこぞで野垂れ死んだのかと思っていた。」

 

「アルカンドに招かれてしばらく世話になっていたのよ。」

「今度は此方からお呼びがかかったから、久方ぶりに帰郷したのよ。」

 

「ほう、お前達を呼ぶモノが此処にいたとはな。」

 

「ええっと……? こっちがむしか?で、向こうが、やしか……?」(;`・ω)ヒソヒソ

 

え? こっちがムシカさんで、あっちがヤシカさんじゃないですか?(ω・`;)ヒソヒソ

 

「全く……右に髪を束ねているのがヤシカで、左に束ねているのがムシカだろう。」ε-(-ω-)

 

「……二人には見分けがつかないかしら?」

「初見だもの仕方ないわ。名乗りを済ませてしまいましょう。」

 

「「ごきげんよう。」」「ヤシカはヤシカよ、こっちがムシカ。」

「ムシカはムシカよ、こっちがヤシカ。」「「レキと同じ、ナガラの生き残りよ。」」

 

「それ他所でも同じようにやってんのか? 余計こんがらがると思うんだが……。俺はナズ。元ガーディナだ。」

 

「私はギプロベルデのギリー・ベルだ。下層で亡骸漁りをしている。」

 

……はっ!? わ、わたしですね! アルカンドのシーディです! よろしく願いします!

 

「ふふ、慌てなくてもいいわよ。」「貴女の子からは、面白い話が聴けそうだわ。」

 

へっ? それってどういう……。

 

「……良かっタナ、眼鏡にハ適っタようダぞ。」

 

え? え?

 

「お前たちだけで分かりあわないでくれないか……ついて行けん。」

 

「何も変なことを言っているのではないのよ。」「貴女の装具に興味が湧いただけ。」

 

装具……鎧殻のことですか?

 

「ええ。貴女、その子を身に着けていて何ともなかったの?」

「とても強い意志を感じる聲。触れる前から聞こえてくるなんて珍しいわ。」

 

ええっ!? そんなことになってるんですか、私の鎧殻!?

 

「そうだシーディ、さっきお前声が聞こえてるとかなんとか言ってなかったか?」

 

「ああ、確かに言ってたな。なんか俺にすげえ恨みあるって感じの言い草だったが。」

 

あれは……まあ、たしかに……。

 

「あら、聲を聴いたのに正気を保ってるなんて。」

「貴女、見かけより年季が入っているのね。」

 

それってどういう意味ですかぁ!? 今のとこ全然ついて行けてないんですけど……!

 

「そうね、立ったままするには長い話になるわ。」

「ついてらっしゃい、落ち着いて話せる場所に行きましょう。」

 

「どこに行くつもりだ? 自動機械がいない場所はここくらいしか無いと思っていたが……。」

 

「今から向かうのは、普通の手段では立ち入ることのできない領域。」

「『彼女』との縁が無ければ、見る事すら叶わない場所。」

 

「私たちにも招く権限が与えられているのよ。」

「共に彼の地へ向かいましょう。」

 

・・・

 

「ここはさっき通ったとこじゃねえか? 抜け穴しかないはずだぞ。」

 

「まさか……この壁の向こうか?」

 

えっ、でもこの奥にはアレが居るんじゃあ……。

 

「……何の話をシテいる? 向こウ? アレ?」

 

「あら、貴女達(シーディとベル)は知っているのね。」

「そう、この奥に彼の地へと続く道がある。」スゥ

 

「!? おい壁に入ってったぞ!?」

 

「まサか……。」スゥ「成程ナ、こノ壁は偽装ダったか。」

 

スゥ「マジだ……こんなでけえ通路、今まで誰も気づかないことがあるか?」

 

やっぱりここ、権限が無いと感知できないところなんですね。

 

「そうだな。私も今まで気づかなかったくらいだし、認識を阻害するだけじゃなく意識もさせない特殊なジャミングが仕掛けられてるんじゃないのか?」

 

「何の話してんだ?」

 

な、なんでもないですよ!

 

「さっき私たちも同じような反応をしていたなと思い出していただけだ。」

 

「ほーん。」

 

「ここで待っていて頂戴。」「番人に話を通してくるのだわ。」

 

「話すって、奥には誰も居ねーぞ?」

 

ナズさん、入っちゃダメですよ! ここヤバいのがいるんで!

 

「コイツ一度鼻を潰されたからな。」

 

「……なンだそレは……。」

 

・・・

 

「「ヤシカ・ムシカ、招集に応じ只今馳せ参じました。」」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴギャリギャリギャリッ!!

 

ドゥッ!! ドガァァアアアンッ!! キュラキュラキュラ……プシューッ 

 

「おわっ! なんだあのでけーの!? うちの六つ脚(多脚要塞)よりデカいじゃねえか!!」

 

「……潰しガイがありソウダ。」

 

イヤー改めて見るとすごい迫力ですね。あれに轢かれたんですよね、私?

 

「ああ。よく生きてたものだ。」

 

「お前、変な体験ばっかしてんな。」

 

[貸与権限、発行ID確認] [通行ヲ許可シマス]

 

「ありがとう。それともう一つ。」

「同行者達の通行を許可していただきたいのだけど。」

 

[対応具申中...] [・・・] [ニンフ四体ノ通行ヲ許可シマス(……いいよ、通って。)] ギャルギャルギャルギャル…

 

「寛大な対応に感謝します。」

「さあ、入ってきていいわよ。」

 

「やりあうことになったらどうしようかと思ってたぜ。」

 

「……奥は崩落シテいるナ……。」

 

もしかして、あの機械根みたいなのが入り口なんでしょうか?

 

「まさか。機械根はアーヴドの神官等、窟帝に近しいモノしか使えないと聞いたが……。」

 

「権限が貸与されたから、私たちでも使えるのだわ。」

「この先が目的地よ、ついてらっしゃい。」スゥオオアア……

 

「お、おい、分解されちまったぞ!?」

 

「……かツて高位のニンフは、あらユル場所かラ機械根へアクセスし意識を転送し、身体を再形成できたとイウ。コレもその一ツだとスルならバ問題あるマイよ。」スゥ…

 

「物怖じしないな。じゃあ私たちも続こう。」わ、わ、乗っかったままで大丈夫なんdスゥ…

 

「……腹ァ決めるか。」ソーッ スゥ…

 

 

目がァ!……って、あれ? なんだここ。

 

ベルさん? あれ、誰も居ない……。

 

[システムチェック中...]

 

ぅわっ、なになに?

 

[技師型用システムファイル34か所にプログラム破損の形跡を検出]

 

えっ。

 

[戦闘型用システムファイル102個の欠損を確認]

 

えっ?

 

[破損箇所修復、システムファイルの補填、及び、最新バージョンへのアップデートを開始します]

 

ちょっ、なんなの!? 勝手に進めないでよ! ウワーッ!

 

……? 何ともない……?

 

[...技師型用システムファイル、修復完了]

 

あ、終わったんだ。

 

[戦闘型用システムファイル補填...完了]

 

[アップデート中...]

 

んんっ!?

 

んう……なんかヘンなカンジ……。これほんとに何か書き換えられて……。

 

[アップデート完了]

 

……うぉっ、視界になんか増えてる。何この六角形?

 

[戦闘訓練カリキュラムが未実施です]

 

へっ?

 

[仮想空間へ転送します]

 

いやいやいやいきなりそんな、

 

[戦闘訓練(チュートリアル)を開始します]

 

なんなんだよーっ!!

 

・・・

 

[目標の達成を確認]

[訓練を終了します]

 

全く、基礎も基礎の部分でしょあんなの……今更やる必要ないじゃん。

 

てかあの六角形HUDだったんだ……今まで全部マニュアルでやってた私の苦労は一体……。

 

ジジジッ

 

[プログラムを弄ったら、動作確認をするのは基本でしょ? 人形。]

 

ひょえっ!? なに、この頭に直接響く声は……!?

 

[貴女、随分身体を弄繰り回されたんだね。結合も半端で異物が入り放題……酷い有様。]

 

むっ、私の身体に文句でもあるんですか!

 

[ないよ。]

 

無いんかい! じゃあなんで貶したんですか!

 

[本来のカタチから外されて可哀想だなって。]

 

憐れまれてる!? それはそれでショックなんだけど!

 

[でも、そのおかげで糸は繋げたから。もう行っていいよ。]

 

勝手に話進めないで!? 糸って何の話ですか?! そもそもあなた誰ですか……!?

 

[起きた時にはきっと忘れてるから、教えても無意味じゃない? さあ、行って。]

 

ジジジッ

 

スゥオアア……

 

ああっ、また視界が。

 

 

「皆揃ったかしら?」

「一人気が付いてないようだけれど。」

 

「こいつまたか。おーい、起きろー。」コツン

 

ん……。わっ、皆さんもう終わったんですか?

 

「あ? 何がだよ。」

 

え、システムの修正がどうとか、訓練カリキュラムがなんちゃらって……。

 

「何の話をしてるんだ? そんなものはなかったぞ。」

 

「……別に何カ違和感がアる訳デもナイのだロウ?」

 

ええ、まあ。逆に調子上がってる感じはありますけど。

 

「私たちの時と似ているわね。」

「彼女に会ったのかしら?」

 

彼女? いえ、別に誰とも……んん? いや、なんか話してたような……。

 

うぅ~~、思い出せない! 実感があるなら何かあったでしょ! 思い出せ私ー!

 

「今無理に思い出そうとすることでもあるまい。」

 

「そのうち思い出すだろ、先行こうぜ。」

 

は、はい。

 

「しかし此処にもアレが垂れ下がっているんだな。」

 

幾つかは落ちちゃってますけど、殻が割れてなければ保存は効くんですね。

 

・・・

 

ここは……。

 

「ここが彼の地。」

「かつて窟帝が座していたホドの中枢。」

 

「ほーう、ここがねえ……。」

 

「随分殺風景だな。中央にやたらと大きな機械根が生えてはいるが、それだけか。」

 

「……設備モ生活感も、何もナイのだナ。」

 

「あの奥にあるのはなんだ?」

 

「なにか突き立っているな。近づいてみるか。」

 

……。

 

・・・

 

「棒と……ニンフの残骸?」

 

「……これは簪か。」

 

「カンザシ? なんだそりゃ?」

 

「我らが使っていた武具の一つだ。先陣を切る一番槍はこれで敵の陣形を突き崩したのだ。私の槌も元は此れだったのだぞ?」

 

「懐かしいわね、思い出深い子の一つだわ。」

「傷は増えているけど、まだ元気そうね。」

 

「それは流石に形変わり過ぎだろ……。んで、それに貫かれているコレはなんだ? こんなところにいるという事は、普通のニンフじゃないんだろ。」

 

「だが古すぎて生体部分がほぼ残ってないな……これでは何も分からんぞ。」

 

……もしかして。 スッ

 

「手を伸ばしてどうした? 何か……。」

 

ボゥ……

 

「うわっ、なんか光ったぞ?」

 

「……コレハ、先程の転送ノ光に似テいるナ。」

 

スゥゥゥ…

 

これ、窟帝ですよ。

 

「は? なんで知ってんだ!?」

 

知ってるというか……見えたというか……。

 

多分私、この人と直接話したことあると思います。

 

「あら、彼女の声を聞いていたのね。」

「ならば貴女もここに来るべきモノの一人なのだわ。」

 

「来るべきモノ? ……さっきから招かれただの呼ばれただの言ってるが、それの事か?」

 

「声を聞いたという事は、生きてはいるのか……?」

 

「……だガ、これハどう見テも死ンでいル。」

 

彼女……窟帝の意識は、ホドに蓄積されたデータの海に揺蕩っているんだと思います。力を奪われて干渉できないだけで、常に機会を窺っている。

 

「ええ、その通りよ。彼女もそう言っていたのだわ。」

「そしてその機会ももうすぐ訪れると。」

 

「私たちはその時に備えてここへ呼ばれた。」

「『人形』の手助けをしてやって欲しい、とね。」

 

人形……窟帝が気に掛ける存在。もしかして、種子が産まれるんでしょうか?

 

「それが本当ならエライことになるぞ。」

 

「ああ、ガーディナの耳に入ったなら血眼で捕えに来るはずだ。」

 

「……だが簡単には捕まえラレんだろウ。かつてノ種子達は神出鬼没デ、捕らエル試みハ全て失敗二終わったト聞ク。」

 

「だろうな。あいつら目的遂行が困難と判断するとすーぐ自爆すっからなー……。」

 

「前に種子の亡骸を見つけた時は散々な目に遭ったな……。」

 

「しかし今更何の為に? また大繁殖時代を迎えさせようとしているのか?」

 

「……窟帝ガ弑逆されたノは、ニンフを滅ぼソウと目論んでイタのが理由だト聞ク。それハあり得ンのデハないカ?」

 

情報が少なすぎます。これ以上考えていても仕方ありませんよ。

 

「それもそうだな……。」

 

「終わったかしら? ならこちらにいらっしゃい。」

「修理くらいならやってあげるわよ。」

 

「助かるぜ! さっき思いっきりやられたばかりだからな!」ガチャガチャ

 

「ギプロベルデの鎧殻は触る機会が少ないから新鮮だわ。」

「バラしがいがあるわね。」

 

あ、この子もお願いします。ガチャ

 

「ええ。少し待っていて頂戴。」

「ふふ。元気に聲を張り上げているわね。」カチャカチャ

 

まだ何か喋ってるんですか!?

 

「……彼女(ナズ)が近くにいるから余計に、というところかしら?」

「もはや因縁の相手といった感じなのかしらね?」

 

「おいおい勘弁してくれよ。殺し殺されはこの世の常だろ?」

 

まあ、それはそうなんですが……。当人としては諦めきれないんでしょうねー。

 

「そういえば降りてくる前、ハティという子から『巡礼に行ったきり連絡が取れない仲間がいる』と相談されたわね。」

「もしかしたらこの子の装着者のことだったのかしら?」

 

もしそうなら、そのハティって人に返してあげたいですね。私もいずれアルカンドに戻る予定なので、その方の特徴を教えていただけますか?

 

「ええ、いいわよ。代わりに少し手伝って頂戴。」

「聲を聞くコツも教えてあげるわ。」

 

そ、そっちはいいかなーって……。

 

「あら、聞こえた方が便利よ。」

「整備や運用の助けにもなるわ。」

 

あ、それならお願いします。




・主人公
当時のイーデンの手術は未成熟な技術で行われた物だったので、あちこち不具合が起きていた模様
これまでの戦闘はHUDオフ+エイムアシストオフ+デバッグコマンドぶち込みで何とかしていた
今は忘れてるだけで実はネマ様を知っている人

・ベル
一発でヤシカ・ムシカの見分けがついた幼精マスター
脚だけ格納できなくなっているシーディを、タンクの上に乗せて抱っこしていた
昔種子の亡骸と知らずに漁ろうとして、蟲自爆に巻き込まれかけたことがある

・ナズ
ギプロベルデ鎧殻の頑丈さは世界一ィィィィィ!!!
装甲に大穴が空いてても問題なく動けているので露払いを任された
昔種子捕獲作戦に従事したが、追い詰めはしたものの蟲自爆され骨折り損となった経験がある

・レキ
実はナガラの中では若い方のニンフ(ということにさせていただきます)
異形相手に技を磨いてもしょうがないので、現在の力isパワーな戦闘スタイルに落ち着いた人
双子が生き生きしているとそれだけで嬉しい

・ヤシカ・ムシカ
アルカンドとガーディナの二脚に乗って登場(本編で裏に転がっている残骸)
興味本位で機械根に触ってたらネマ様に繋がって育房に招かれた
レキのブーストハンマーの製作者(ということにさせていただきます(二回目))

・ネマ様
本作では機械根に繋がると自動的にリンクされる仕様
シーディは論理防壁どころかシステム構成が滅茶苦茶になっていたので一言申しに来た
間接的にイーデンを煽る意味もあったが、憐れみの方が勝った様子
本格出演はまだ先

・ハティ
名前のみの登場
まだ巡礼の旅には出ていない
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