まるで嵐のような少年だった
喧嘩をするだけして終われば颯爽とどこかにいってしまう
あれは何だったのだろうか?
人間であることさえ危うい
あの赤すぎる髪は偽物ではないだろう
染めたとしてもあんなに炎を、血液を思わせるような緋(あか)は出せるはずかない
蒼眼だって同じだ
何もかもがデタラメだ
デタラメで滅茶苦茶で支離滅裂だ
バナージ「一体何だったんだ」
正方形の白い部屋
机が二つあり、一つは扉のすぐ横にもう一つは真ん中に
俺は今取調べ室にいる
あれから、応援に来たアンチスキルの人達によって保護された
起こった出来事の詳細と赤髪の少年について聞くためだ
それだけならばすぐに終わる取調べだったのだが最後に在学している学校名を聞かれたのだ
そんなものあるはずがない
俺はここに住んではいないし、この時代に生きた人間じゃないのだから
バナージ「学校には……通っていません」
「馬鹿言っちゃいけないよ。この学園都市にいる限り学校に入学する必要があるし、ましてや君は未成年だ。学校に在学していない訳がないだろう?」
どうしたものだろうか
何かいい言い訳を考えなくては
確かジャッジメント支部に連れていかれた時に記憶を無くしていると勘違いした初春さんが何か言っていたような
何だったっか?
いけない、今日はたくさんの出来事がありすぎて思い出せない
キ……キルー? メモリー…………
バナージ「メモリー……キ…キ……」
「ん? メモリーキラーがどうしたんだい。」
バナージ「そう! それです!俺、メモリーキラーにあいまして記憶を無くしているんですよ」
「いやいや、それでも全部の記憶を消されたワケじゃないだろう?」
俺は初春さんに会ったことと記憶を無くしていることを話した
もうほとんどが嘘をついているようなものなので心が傷んだが早く寝たいという欲望に負けてついついデマカセを言ってしまった
「わかったよ。一応本当かどうか本人に確認とってみるよ」
ウンウン……ソウカワカッタヨ
「確認が取れたよ。時間をとってすまないね。メモリーキラーの被害にあったというのは本当みたいだね。」
やっと、開放された
かれこれ二時間ぐらいは事情聴取をされたので正直体力の限界だ
どうやら、アンチスキルが送ってくれるらしく出入口で待っているとのことだった
重い足を動かし出入口へと向かうとそこには語尾にじゃんと言う変わった口調の女性がいた
黄泉川「お前メモリーキラーにあったらしいじゃんなー、どうだ? もし行くところがないのなら家に来るじゃんよ。居候が四人いてな今更増えても変わらないじゃんよ」
バナージ「えっ!? そんなそこまでしてもらうなんて悪いですよ」
黄泉川「言ったろ? 人のお節介には遠慮するもんじゃないじゃんよって」
そんな風に言われたら断れないじゃないか
まさに殺し文句だ
バナージ「それじゃあ、お世話になります」
黄泉川「そうと決まればさっそく出発進行じゃんよ!」
ブルルンとエンジンがかかる音を鳴らし全く車が通らない車道をすすんだ
黄泉川「しかし、お前は運動神経がいいんだな。驚いたじゃんよ。私でもあの少年の拳はよけれなかった」
バナージ「……えぇ、まぁ生まれつきですよ。特になにかしていたわけ……じゃあありません」
黄泉川「へぇー、何もしていなくてそれかよ。どうだ? ジャッジメントにならないじゃんか?」
よく聞こえない
瞼がとても重い
バナージ「……え…ぇ、そ……ですね」
黄泉川「決まりじゃんな! お前がジャッジメントになってくれれば私も助かるじゃんよ」
もう最後は何を言っているのかも分からず
俺は静かに瞼を閉じた
そろそろネタ切れがくる!
感想などを書いてくれれば作者が発狂します
キタタタタタタタタタ━(゚(゚ω(゚ω゚(☆ω☆)゚ω゚)ω゚)゚)タタタタタタタタタ━!!!!!