遡ってござーい
時間はおよそ3時間遡る
短髪の少女にジャッジメント支部へと案内してもらうとそこには黄泉川さんと初春、そして白井さんがいた
「黒子ー、バナージさん迷子になってたから連れてきたわよ」
それは言わないでくれ!恥ずかしいから!!
白井「ハッ!お姉様ぁ〜、もしかして黒子に愛に来てくれましたの」
「字が違う!!」
黄泉川「はいはい、じゃれあいはそこまでじゃんよ。そんなことより自己紹介が先じゃん」
初春「私達は一応しましたけど、まだお互いをきちんと理解していませんからね……いい機会ですね」
白井「そうですわね。それでは改めて白井黒子ですの。お姉さまは私の物なのであしからずギイャァッッ!」
御坂「誰がアンタのだ!私は御坂美琴よ。よろしく」
初春「私は初春飾利です。情報戦は任せてください!」
黄泉川「あたしは黄泉川愛穗じゃんよ」
バナージ「俺はバナージ・リンクスです。よろしく」
御坂「バナージさん、敬語なんていいわよ。堅苦しいし。私そういうの苦手なんだよね」
黄泉川「それには私も賛成じゃんよ」
バナージ「わかった。よろしく御坂さん、初春さん、白井さん、黄泉川さん」
黄泉川「よーし、自己紹介が終わったところでバナージの初仕事の開始じゃんよ」
そうだ、俺はジャッジメントの件を断りにきたんだ
朝のように断りにくくなる前に早く言わなくては
バナージ「あ、そのこと―
初春「そのまえにバナージさんシステムスキャンをしませんか!」
白井「そうですわね。能力がわからなければサポートのしようもありませんし……というよりも訓練もなしにジャッジメントに入れるというのは大丈夫ですの?」
黄泉川「大丈夫じゃんよ? 一人ジャッジメントが増えても誰も分からないじゃんよ。それにコイツの実力は私が保証するじゃんよ!」
あぁ!! また、断わりにくい雰囲気が出来てしまった!
困った、本当に困った!
俺はどうしたらいいんだ。オードリー教えてくれ!
白井「? どうして頭を抱えていますの。はやくシステムスキャンをしますわよ」
バナージ「えっ!? しシステムスキャン?てなんだ」
初春「うーん、説明するよりもやってみた方が早いですよ」
1時間ぐらい使ってトランプの数字を言い当てるなどのまるでゲームのようなことを延々とし続けた
もちろん結果はボロボロだ
御坂「レベル0……」
黄泉川「無能力者じゃんよ……」
当たり前だ。俺はこの時代に生きた人間ではないのだ
能力なんて持っている筈がない
黄泉川「ま、まぁ、暫定だからな!ちゃんとした検査を受ければレベル1はあるかもしれないじゃん。それより初仕事じゃん!」
そういうと黄泉川さんは端末を渡してきた
黄泉川「この端末の中に入っている地図にマークをつけている。最近路地裏でスキルアウトの喧嘩が絶えないじゃん。バナージにはそれを見つけて止めてもらうじゃんよ」
バナージ「俺一人でできますかね……」
黄泉川「大丈夫じゃんよ!今回は白井を同行させるじゃん」
白井「私ですの!?」
黄泉川「当たり前じゃんよ。本来なら固法に頼むんだが今日はいないからな」
白井「そ、そんな……せっかくお姉さまが来てくださいましたのに!お姉さまとの愛の時間が失わ―」
御坂「同行したらいいじゃない黒子。終わったら何か食べに行きましょ」
白井「行きますわ」
バナージ「あははは……」
苦笑いしか出来なかった
これがレズというものなのかそれとも単なる友情なのか判断に困るな
バナージ「それじゃあよろしく白井さん」
白井「分かりました。この黒子お姉さまに褒めてもらえるよう精一杯頑張りますわ。そして夜にはハアハア」
前言撤回!白井さんはレズだ!!
その後、黄泉川さんから渡された端末を手に街に出掛けた
バナージ「白井さん。この腕章って何のが意味あるんだ?」
白井「それは簡単ですの。ジャッジメントの証ですのよ。一般の生徒が能力を行使して他の生徒を傷つけるのは禁止されてますの。ですがこの腕章を着けていれば能力を行使してもお咎め無しということですの」
バナージ「へぇー、そんな意味があるのか」
腕章の意味に感心していると突然耳につけていた無線機が反応する
初春「聞こえてますか、白井さんバナージさん」
白井「はい、聞こえてますの」
初春「近くに喧嘩が発生していると通報を受けました。直ちに急行してください」
白井「分かりましたの。場所は?」
初春「その先の広場です」
白井「了解ですの。それではバナージさん行きますわよ」
唐突に手を掴まれて驚く間もないまま白井さんは能力を使った
シュン、シュンと一瞬で位置が変わる
時に上空であったりビルの上だったり感想を言わせてもらうならば怖いの一言だ
1分もたたずに通報を受けた場所にいくとそこには御坂さんがいた
バナージ「て、えぇ!!」
御坂さんが容赦なしの攻撃で一人の少年を襲っていた
その光景を見た白井さんはムキイィィィイイイと何やら奇声をあげていた
正直、白井さん怖い
白井「あんのぉ類人猿!お姉さまにあれだけ色気を使うなと申しましたのに」
バナージ「あれ御坂さん照れてるのか!? 怒ってるようにしか見えないぞ」
白井「まぁお姉さまを良く知らない者が見たらそう思いますが私にはわかりますの。あれは照れていますの!」
バナージ「そ、そうかな?」
白井「通報を受けていますし止めますわよ」
バナージ「あれを!? どうやって―」
白井「こうしますのぉ!!」
シュンと消えた白井さんは一瞬にして御坂さんの背後を捉え抱きついた
御坂「うひゃァっ! 」
白井「お姉さまいけませんわ。能力を使用して傷つけるのは禁止されてますの」
言っていることはまともでも白井さんの手はまるで蛇のように御坂さんの体を這っていた
あぁ、白井さんはレズで決まりだな
御坂「あ・ん・た・は何してんだああぁぁぁぁ!!」
ビリビリと高圧電流が御坂さんの体から放たれた
てゆーか悪化してるぞ!?
白井「うびょららろろぉおおおおぉぉおぅふ」
バナージ「し、白井さん!?」
御坂「ん? あ、バナージさんじゃない、どうしてこんな所にいるの?」
バナージ「え、ここで喧嘩が起きてるって通報があったからきたんだ」
自然に話しているけれど白井さんへの電撃は依然続いたままだ
白井「あぎゃぎゃぎゃぎょえええエエエエエエ!」
御坂「なんですって! 誰よこんなところで喧嘩してるのは……あっ!」
御坂「それってわたし達のことか……」
御坂さんは少し頬を紅く染めて俯いた
「なんでそこに俺がはいってるんですか!上条さんは早く家に帰らないと腹ペコシスターさんにころされるんですよ!?」
御坂「あ、アンタが私を見たら一目散に逃げるからじゃない!」
「だって勝負しろとか言って時間を喰うからだろ!あぁ!!もぅセールが始まってんじゃねぇか。早くいかなきゃ!じゃあなビリビリ!!」
それだけいうとツンツン頭の少年はものすごいスピードで走って行った
御坂「ビリビリ言う―てもういないし……はぁ」
白井「(・:゚д゚:・)ハァハァ( ^o^)Г☎チンッ(´●ω●`)(。´•ㅅ•。)(つ∀<。)キャハッ♪(〃▽〃)ポッキタタタタタタタタタ━(゚(゚ω(゚ω゚(☆ω☆)゚ω゚)ω゚)゚)タタタタタタタタタ━!!!!!」
バナージ「てか白井さんがそろそろ危ない!!言葉をしゃべってないぞ!!」
御坂「うわっ!本当だ」
白井「コヒュ-ヒ-ご、極楽が見えましたのォ……ガクッ」
御坂「え、黒子? 黒子おおおお!!」
あれからかれこれ三十分が過ぎただろうか
なんとか一命もとい意識を取り戻した白井さんは「疲れが取れましたの!」と言ってハッスルしていたところをまた電撃を喰らわされのびた白井さんを連れて近くのファミレスに来ていた
店に入ったときは定員にギョッとされたが御坂さんをみると納得したような顔をしてテーブルまで案内された
こんなことが日常なんて恐ろしいよ白井さんは
御坂「ふーん。で結局は何もなかったのね」
バナージ「あぁ、路地裏を散策したけど何にもなかったよ。」
御坂「メモリーキラーに次いで相次ぐ路地裏での喧嘩か……佐天さんが喜びそうなネタよね」
バナージ「さてんさん?」
御坂「いえ、こっちの話よ。そっかー、つまらなかったんじゃないの?初仕事が何にも無しじゃ」
バナージ「いいや、何にも無しってこては平和てことだよ。喧嘩とかするもんじゃないんだ」
そう、喧嘩なんてするもんじゃない。戦争だって……
御坂「なんかバナージさんがそう言うと威厳があるわね。」
バナージ「そう? 良く分からないけど」
ドオオォォォォン
どこかで衝突事故があったのか、激しい衝撃と音が響いた
白井「何事ですの!?」
御坂「黒子目が覚めたの!」
白井「えぇ、さっきの音で目が覚めました。何が起こったのです?」
バナージ「分からない、初春さんに聞いみる」
初春「こちら初春です」
バナージ「初春さん、さっき大きな音がしたんだけど何かしらないか?」
初春「んー、どうやら能力の使用が原因のようですね。現場はそこの近くの路地裏みたいですよ。もしかしたらアンチスキルに対抗して能力を使用したのかもしれません。被害が他の生徒に及ばないよう直ちに急行してもらえますか?」
バナージ「分かりました。白井さん」
白井「ええ、聞こえてましたわよ。私が先に行って止めてきますのでバナージさんは後からきてくだいまし。くれぐれもお姉さまはついて来ないでください」
シュンとテレポートで白井さんは一瞬にして消えた
バナージ「それじゃあ、俺は白井さんを追います」
御坂「えっ!? あ、ちょっとぉ!」
俺は御坂さんの呼び止めを聞かずファミレスを飛び出した
白井「能力の使用であそこまで衝撃をうめるのは最低でもレベル4以上ですの。」
シュン、シュンと現れては消えてを繰り返し現場に到着するとそこには今にもトドメをささんとする紅色と膝をつく学園都市最強がいた
瞬時に保護対象を判断し膝に巻き付けた棒を赤色の腕へとテレポートさせた
普段はこんなエグイことはしないのだが、場合が場合であるため即効性のある撃退法を選択した
「ハハハッ、ヒーローの登場ってか?」
白井「いいえ、ジャッジメントですの!!あなたを暴力罪で連行します!」
自分の中では盛り上がってます!
バナージの能力どうしよう……