【青学三次】(自称)モブの日常掲示板 作:掲示板物好き
カルバノグのテーマが”正義と信念”で、百花繚乱のテーマは”嘘と期待”かと
青学スパイと”嘘”って相性が良すぎてドシリアスになります
<偽・最終編2章(11話)のおさらい!>
ついに色彩がやってきたが……サンクトゥムタワーは驚きの12本!
更に青学自治区を4つの柱とバリアーで囲んで集中攻撃してきた!
そんな中――青学防衛に戻らず、潜入先の防衛を選んだスパイたちもいたのであった。
――偽・最終編2章頃 百鬼夜行防衛戦――
<【緊急】百鬼夜行防衛募集中!!>
56:☆お祭り黒王号
良かった~青学防衛に行かずに残ったのもいたよ~
57:名無しの青学生
戻ったの遅くて赤い壁で入れんくなってた
58:エルンガー
元々、薬師として最終編後も残るつもりでしたよ
59:名無しの青学生
俺は魑魅一座の一党を率いてるからな
他の党にも声掛けと指揮をする
60:名無しの青学生
人数は多いからな魑魅一座
原作での防衛戦でも力なってたし
61:百花繚乱スパイ シロコ天狗
こっちも動けるぞ 他の委員のケツ叩いてる
62:百花繚乱スパイ 病弱(笑)
この状況で動かなかったら百花繚乱調停委員会の存在がマズイですからね!
63:名無しの青学生
まぁ、不良枠の魑魅一座の方が活躍したってなるとね……
治安維持組織としてはアウトだよね
64:名無しの青学生
おかげで戦力は増えてるな! 勝ったなガハハ!
65:エルンガー
油断せず、怪我をしたらコッチに来て下さい
ただ勝つのではなく、被害も減らしましょう
66:☆お祭り黒王号
戦力に自信なければ、私たちお祭り運営委員会と避難を手伝ってね!
67:名無しの青学生
おk
68:名無しの青学生
コテハン持ちは頼りになるなぁ
69:名無しの青学生
防衛大丈夫なら、忍術研究部の方はどう?
70:☆ゲッコウガァ…
ニヤさんに百花繚乱委員長の探索を頼まれたわ。
私は寒いの嫌だからパスしたいのだけど。
71:名無しの青学生
付いて行けよ! そのためのスパイだろ!
72:百花繚乱スパイ シロコ天狗
顔知ってる私らが行くべきなんだろうけど……
防衛優先ということでニヤが隠蔽した
73:名無しの青学生
もう最終編だし、聖典を気にしないでもいいでしょ
74:名無しの青学生
それもそうだな……戦力になる忍術研究部を外に出すなよ
75:☆ゲッコウガァ…
一応、重要な手紙を受け取るっぽいからできれば再現してって指令があったのよ。
76:百花繚乱スパイ 病弱(笑)
ナグサ副委員長、何で雪原なんかに居たんですかね?
77:名無しの青学生
やっぱ、最終編後に何かフラグあるだろ……
78:☆お祭り黒王号
悩むのは後!今を乗り切ることが最優先!
皆、頑張るよーー!!
・
・
・
311:名無しの青学生
待って待って、思ったよりキツイ
312:名無しの青学生
あの多脚戦車は青学のだろ、やっぱり色彩に模倣されてんじゃねぇか
313:百花繚乱スパイ シロコ天狗
デカイのはレンゲや私の方で対応する
魑魅一座の方は数の多い雑魚を頼む
314:名無しの青学生
その数も多いんですよ 硬い青学生ミメシス混じってるのも厄介っす
315:名無しの青学生
腕の骨が折れた……
ツバキの後ろに隠れる俺を許してくれ……
316:名無しの青学生
人間には215本も骨があんのよ、1本ぐらいなによ!
317:エルンガー
早く救護テントに来てくださいね
318:名無しの青学生
>>314
色彩側も青学生ミメシスを肉盾にするとはなぁ
何て有効的な使い方なんだ
319:名無しの青学生
人の心とか……そりゃないよな色彩って
320:百花繚乱スパイ 病弱(笑)
ようやくケセドモドキを見つけました!
やっぱり残骸を回収しながらドローンを再生成してます!
座標を陰陽部へ連絡します!
321:名無しの青学生
ケセドモドキ?
分校自治区復興用のリサイクルマシンかな
322:名無しの青学生
やっぱり青学原因で難易度上がってんじゃねぇか!
どんだけ神秘技術パクられてんだよ!
323:名無しの青学生
ガキ共を助けるロボを軍事転用すんなボケカス色彩(全ギレ)
この場合はプレナパテスか? 死んでても〇すぞ
324:百花繚乱スパイ シロコ天狗
>>320
場所が遠く、敵の密度も濃いな……
魑魅一座も指揮が乱れてきてるし突っ込むしかないか?
だが、上手くいくとは限らんな
325:名無しの青学生
病弱ちゃんで対応は無理なの?
326:百花繚乱スパイ 病弱(笑)
三段突き使えない私は足が速いだけで突破力ないんですよ
ドローンの壁を破るのは厳しいので、囮役に徹します
327:エルンガー
後方でも少し乱れてきてます
ニヤさんが城門砲でその座標を撃つ指示をしてますが、まだ時間がかかりそうです
328:名無しの青学生
粘れば何とか勝てそうでも、キッツイ……
329:名無しの392
カカカ、ちょいと遅れたが祭りはやっとるのお
330:名無しの青学生
え……先代さん!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドォン――
花火が夜空を裂いた。
「我ながらゲストキャラ登場というのに……盛り上がりに欠けるかのぉ」
「先代様、まだまだ花火は用意しております」
「ミッちゃん! 酒飲める年にはなったかぁ?」
「おいおい、アンタが出るならアタシも出るぞ」
「カカカ! 今日くらい主役は後輩へ譲らねば!
じゃから、ワシらが先達として道を開けてやらねばのう?」
老人じみた口調の少女が裏道から現れる。
その後ろには頑固者な老人、飲兵衛の中年、祭り好きのはみだし者。
避難しなかった者たちが、笑いながら彼女に続いていた。
「さぁて、空が紅くなろうが! この百鬼夜行に湿気た空気など似合わん!」
「「「応! 応! 応!」」」
「なれば、ワシらのやることは決まっておろう」
「――お祭りじゃ」
「「「「「お祭りだーー!!!」」」」」
幾重もの花火が、紅い空を塗り替える。
腹の底まで震わせる轟音が遅れて届く。
太鼓と笛が鳴り始める。
酒と花の香りすら戦場へ流れ込む。
「「「……!」」」
「カカッ! 悪党の連れの方がもっとよい動きするぞ!」
少女は舞うように大量のドローンを撃ち落とし続ける。
多少漏れても、賑やかし達が酒瓶や木槌を投げては笑いながら撃ち落とす。
色彩にテクスチャを剝がされてもなお――
楽しさと笑顔が広まり、恐怖に怯えた民も舞台へと参加していく。
最初は恐る恐る、誰か一人が太鼓を叩く。
それを見てまた一人釣られて歌う。
祭りは少しずつ広がっていく――
「百の鬼が夜を行く!」
「「「連れ合い! 騒ぎて! 踊り往く!」」」
「ちこう寄れ寄れ、皆の者!」
「「「そこのけ! そこのけ! 無粋者!」」」
「ワシらを誰ぞと心得る!」
「「「我らをなんと心得る!」」」
『百鬼夜行連合学園!!!』
「その名、しかと刻みゆけい!!!」
音頭に合わせて銃が斉射される。
最前点にて一人が舞い踊りては戦う。
天下一の祭り好き、百鬼夜行の大うつけ、歴代で最もバカな問題児委員長――
百花繚乱紛争調停委員会、先代委員長、ミツクニ。
既に主役は譲れど、今だ健在であった。
「敵の勢い向こうへ流れていくぞ(先代スパイがきたか)」
「なんだ、ありゃ……祭りなのか?」
「レンゲ先輩! あれはきっと先代様ですの!」
祭りは雰囲気が反対側にすら届く。
それを機と見た参謀は全体へと次の手を通信する。
『他の隊と合流してそっちへ向かうわ。
陰陽部からの砲撃の後に一気に攻める』
「参謀役も前に出て来るのか……」
『アレを最速で倒すのが一番効果的でしょ。
情けない姿を見せるわけにいかないし』
百花繚乱の背後からも花火のような音が轟く。
陰陽部の砲撃の合図だった。
『全員! 包囲よりも合流して一点突破!』
「おっし、突っ込むぞ! アタシに続けッ!」
「「「百花繚乱紛争調停委員会! いざ、参る!」」」
<偽・最終編3章(14話)のおさらい!>
数日にわたるキヴォトス全土での総力戦に勝利した先生たち!
次の手を打とうとした矢先――青学が沈黙した。
全ての設備、神秘を使い果たした青学は色彩の干渉を受けてしまったのだ。
生徒を昏睡させることでテラー化を防いでいるが時間がないぞ先生!
そして、昏睡した生徒……スパイたちは治療のために回収されるのであった。
――偽・最終編3章頃 眠るスパイたち――
1544:エルンガー
皆さんご無事なようで何よりです
1545:名無しの青学生
無事(全治2日)
1546:名無しの青学生
大事な仮面が割れてんだよなぁ
なぁ、大事だったんだよ……見ろよこの無残な姿よぉ
1547:百花繚乱スパイ 病弱(笑)
おは魑魅一座
1548:百花繚乱スパイ シロコ天狗
お前、仮面たくさん持ってんだろ
1549:名無しの青学生
そんなあなたにコレ!
「デクナッツの仮面」! 付けたら外れなくなるかもね!
1550:名無しの青学生
← → ↓ ← → ↓(いやしの歌)
1551:名無しの青学生
判断が早い!
1552:☆お祭り黒王号
それは天狗面の人じゃないですか?
1553:★色彩対策委員会
ふざけている余裕はあるようで何よりです。
1554:名無しの青学生
お 青学本校は無事だった?
通信取れなくて分からんだんよ
1555:名無しの青学生
最速で4柱破壊して増援出したと思ったら、追加ボスまで出たっぽいし
1556:名無しの青学生
合体ロボって情報が来てたけど何?
カイテンジャーとは別のロボが出たの?
1557:★色彩対策委員会
青学本校の対応は完了済みですが、問題が発生しました。
自治区外での残留生徒への緊急連絡です。
1558:名無しの青学生
はい なんでしょ?
1559:★色彩対策委員会
多重観測ビーム、国家錬成陣での神秘玉……
その他諸々により青学に蓄積していた神秘が枯渇しました。
何とか術式骨格による物理防御は維持してますが、精神防壁が劣化しました。
1600:★色彩対策委員会
その脆弱性へと色彩側からの浸食攻撃が観測されました。
もし、一人でもテラー化すれば共有術式を通して感染する可能性があります。
1601:名無しの青学生
つまり……どういうことだってばよ?
1602:名無しの青学生
まるで意味が分からんぞ!?
1603:★色彩対策委員会
反転対応処置を受けてない方は強制昏睡と精神隔離を行います。
分校生徒に回収を依頼済みです。
その他の帰還希望者も、混乱に乗じて移動してください。
1604:名無しの青学生
急に催眠で眠らせるとか止めろよ!
1605:百花繚乱スパイ 病弱(笑)
あっ 先輩のヘイローが少し黒くなってる
1606:百花繚乱スパイ シロコ天狗
お前だって指先からオルタっぽい色になってるぞ
1607:名無しの青学生
アカン! すぐ眠らせろ!
1608:名無しの青学生
俺らにも感染するならヤバイって
1609:☆お祭り黒王号
うわ、避難民に紛れてた子が急に眠ったよ
1610:名無しの青学生
青学に行って反転対応受けてないの居たんだ……
神秘骨格術式のアップデートは定期的にしようね
1611:名無しの青学生
OSとかソフトみたいにネットワークアップデートできればいいのにな~
1612:エルンガー
観光やイベントで青学行くついでに寄ればいいだけでしたのに……
テラー化はすぐには治療できませんので、予防しかないんですよ
1613:百花繚乱スパイ 病弱(笑)
うわあああ!! これ戻らないですか!?
それと、すっごい嫌な感情が止まりません!!
1614:百花繚乱スパイ シロコ天狗
↑を背負って百花繚乱の調停室から救護テントへ向かっている
精神隔離はまだなのか?
1615:★色彩対策委員会
二人共、幼少期から全く青学に来ていませんでしたね?
おかげで遠隔催眠のパスも繋ぎづらいですね。
3分後に発動するので、周囲に危険物ない場所へ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
数日に及ぶ戦いの末、各自治区を襲った敵を退け、空の色も戻った。
これからの動きについて各組織で合わせようとしていた頃――
各地で体調不良や昏睡状態となる生徒が現れた。
その数は自治区の生徒数に比べれば僅かでしかないが、各組織で現場を支えていた生徒たちだった。
そして、それは百鬼夜行の百花繚乱紛争調停委員会でも――
「救護テントへの最短ルートは……」
「ソウちゃん! しっかりするですの!!」
「クレハ! 背負ってないでお前も休め!」
「もう少しだから大丈夫だ」
水色の羽織を纏った少女たちが急ぐ。
足の速さを活かして、飛び回っていた1年生が急に倒れたのだ。
そして、彼女の指先から徐々に黒く変色していく様は明らかに異常だった。
その生徒を背負う2年生も異質な状態で疲れを出していた。
右目の光彩が変色し、右腕の爪が鋭く伸び出す姿は獣に近づいていた。
「テントに着いてやっと眠ったか」
「Zzzzz…ユカリちゃん…苗字…書きにくい……」
「寝言がおかしくありませんの!?」
「それは報告書を書く時に皆思ってるぞ」
「レンゲ先輩まで!?」
「二人共、怪我人もいるから静かにしなさい。
……昏睡した子ばかり集められてる?」
・
・
・
「我々は青資秘密学園医療分校です。
精神汚染への緊急処置のため、昏睡した本校生を回収します」
「ちょっと、あんたたち――」
「おいおい! この子をどこへ連れて――」
「異常な症状が発生している本校生は専用の施設でしか治療できません。
迅速な救護を行うため、邪魔をせずにご協力ください」
「こいつも頼むわ。重症だから優先してくれ」
「クレハ先輩ッ!? どうして!!」
「あなたも症状が出ており悪化しております。処置を拒否しておりますね?
感染防止のため、本校の許可により強制保護を行います」
「……すぐ眠る。キキョウ、レンゲ、今まですまなかったな」
「オイ! 何でだよクレハ! お前も青学――」
「分かったわ……暫く休みなさい」
・
・
・
百花繚乱紛争調停委員会の屋敷にて、古びた床を鳴らしながら生徒たちが集まっていた。
「もしかして、二人とも青学のスパイだったんじゃ……」
「青学が委員長と副委員長を攫った噂も本当なのかも?
そうすれば、あの二人が百花繚乱で意見を通しやすくなるし」
「でもさぁ、見回りの隊長さんは特に悪いことしてないよ。
むしろ、ウチら辞めようとした時にも相談のってくれたんだよ」
話題の中心は眠り付き、青資秘密学園へ連れていかれた二人の仲間について。
裏切者かもという疑念と怒り、これまでの信頼と困惑、様々な感情が入り混じっていた。
「「………………」」
幹部の二人、キキョウとレンゲは黙り込んでいたところ――
「おーおー、変わらずボロい屋敷だなぁ」
罅割れた般若面を付けた生徒、魑魅一座の一人が乗り込んできた。
「そう銃口を向けるなって。ビビッて話もできねぇ。
オレは賭けに勝ったアイツの名誉を守りにきたのさ」
「……まさか、あんたも青学のヤツなのか」
「まぁな。とはいえ競争相手であったがな。
魑魅一座と百花繚乱、どちらをこの厄災対応に優先すべきかというな。
だから、マッチポンプなんてせずに、本気でやり合ったさ」
割れた面の奥で口元が歪む。
仲間であり、敵でもあった相手を称えるように続けた。
「陰陽部から聞いただろうが、青学は今回の厄災の対策を第一としていた。
でもな、お前らが思ってるほど、学園全体で団結できてたわけじゃねぇよ。
預言通りに、素行は悪いが数で勝る魑魅一座の勢力を広げて防衛力を高めるか。
預言から外れ、落ち目でも権威と質に優れたの百花繚乱を維持するか。
……結果は見ての通り、オレの負けだ」
「アヤメ委員長を攫ったのは青学でしょ! 何を偉そうに!」
「ナグサさんの失踪にも関わってるんだろ!」
百花繚乱の委員たちが憤り、責め立てる。
それを受けても、般若面の少女は嘲笑うように言葉を紡ぐ。
「百花繚乱の委員長と副委員長に対して、青学は何もしていない。
最近、雪原で見かけた情報が陰陽部から知らされただろう?
そして――その噂をお前たちに教えたのは誰だ?」
言葉が止まり、誰もが思案する。
百花繚乱の全員にはその人物に心当たりがあった。
「あれ、あの二人?」
困惑が広がるが、只一人は苦虫を嚙む潰したような表情を浮かべる。
「参謀役は、随分前から勘付いていたか。流石だな」
「どういうことですの? キキョウ先輩?」
「……あの二人は、百花繚乱の活動を維持するために――
不満の矛先として自分たちの同胞を裏切ってたのよ」
百花繚乱参謀役キキョウは、胸に秘めていた考えを語り始めた。
過ちに気付きながらも止められなかった自分への罰として。
「9か月前にアヤメ先輩がいなくなって、
新年度から少しして、続けてナグサ先輩までもいなくなった」
「その時、皆はどう思った?
『本当にこの人たちに付いていいのか?』とか思ったんじゃない?
責めるつもりはないわ。私も否定できないし……
そして、皆の仕事の失敗だって増えたし、辞めようとする子もいた」
ここまでは委員会の誰もが共感する事実だった。
失踪を陰陽部が隠しても、周囲の疑惑の目を向けられることに耐えれない委員もいた。
「そのことで辞めようとする子を止めれなかったわ。……ある噂が広まるまではね」
『青学が優秀な二人に目を付けて手を出したのでは?』
『委員長たちは青学から干渉を避けるために失踪したのでは?』
「……あの時の士気は最悪だった。噂に縋って不満の矛先が向きやすかった。
だから、その噂を話しながら皆の相談に乗るなんて、冷静になると怪しかったわ」
「アヤメ先輩もナグサ先輩も、スパイならその立場を利用した方がいい。
催眠とかの噂も、委員長レベルの生徒に二人に行うリスクが高すぎる」
「――でも、問い詰めれなかった。
違うと分かっても、勝手にいなくなったことよりも、納得できた」
皆のため、百花繚乱のため、嘘か真実か暴かない方が良かった。
それが、彼女の意志なのだから――だけど、これで良かったのだろうか?
それらを言葉には出さないが、キキョウの表情と口調には苦渋が滲んでいた。
だが、その結果――百花繚乱は崩れなかった。
百花繚乱紛争調停委員会はボロボロになっても機能し続けられた。
そして先日の厄災では、あの大ボス相手に最後まで戦い抜いた。
「本来なら――まともに活動すらできなくなるはずだった私たちが、ね」
「自力でその可能性まで辿り着くとはな……概ねその通りだ」
静まり返った屋敷で般若面はキキョウの予想を肯定する。
「オレは青学を裏切っていたアイツらが嫌いだ。
……だが、この結果は認めなければならない」
桜花祭の時も原作よりも百花繚乱のためにユカリを仕向けていた。
それを隠して、掲示板で嘘の情報を青学に共有していた。
魑魅一座スパイである般若面は、彼女たちを嫌っていた。
「だからこそ、お前ら百花繚乱の誇りより、アイツらの名誉を示す」
それでも、成果を出した彼女たちが貶められることの方が許せず……
甘い嘘に縋った子供たちを大人げなく嘲笑する。
「百花繚乱紛争調停委員会は素晴らしい活躍をした。
お前たちの存在がなければ、この事態に対応できなかった」
般若面は成果は正しく認める。
その上で、真実を告げる。
「……だが、それはお優しい嘘吐きのおかげだった」
「お前たちが望む悪役なんて最初からいなかった。
居たのは、この場所を守りたかった馬鹿二人だけだったんだよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――エピローグにて――
622:名無しの青学生
よ~し、百鬼夜行組で三次会するぞ~
623:名無しの青学生
いやもう食べれんて
624:名無しの青学生
そろそろ真面目に話そうぜ
625:百花繚乱スパイ 病弱(笑)
絶対安静でパーティーすら行けなかったんですが(泣)
626:名無しの青学生
1/10オルタになってて草
627:名無しの青学生
それぐらいなら治せるか?
まぁ時間はかかりそうだな
628:百花繚乱スパイ シロコ天狗
私も動けん……今動かんとマズイはずなのに
というか今でもお前らの話を信じたくない
629:名無しの青学生
百花繚乱スパイは二人ともゲームの続き見れなかったんだな
630:名無しの青学生
ワイもブルアカ未プレイ勢やから同じよ
631:名無しの青学生
安心して! 百花繚乱編ストーリーは失敗してもキヴォトス滅びないから!
ちょっと百鬼夜行が燃えちゃうだけだって!
632:名無しの青学生
(何もよく)ないです
633:百花繚乱スパイ 病弱(笑)
ぬおおおお……動け私の体……
みどもんを助けに行かなきゃ……
最後の言葉が苗字への愚痴なんて嫌だぁ!
634:百花繚乱スパイ シロコ天狗
キキョウに反吐なんて言葉言わせないようにしたいのに
レンゲにも青春を楽しむ時間をやらんと
635:名無しの青学生
テラー化進むとマズイから安静にしろ
俺らにまで感染したらどうすんだ
636:名無しの青学生
特に病弱の方は、さっきまで人斬りたいって寝言言ってたからな
637:名無しの青学生
かなりヤバくね!?
638:魍魎部
英霊の負の側面と信仰が出てるねぇ
そのまま殺人鬼でもなりたいのかねぇ?
639:名無しの青学生
うわ出た
640:名無しの青学生
お前もおとなしくしてろよ!
絶対問題起こすなよ!
641:百花繚乱スパイ シロコ天狗
ストッパーの先代スパイがいない……
642:魍魎部
もう口うるさい保守派も干渉できないだろうさぁ
ならばぁ、青学の技術向上のぉ、研究をするだけさぁ
643:百花繚乱スパイ 病弱(笑)
何をする気です? 百花繚乱を壊すなら許さないですよ
644:名無しの青学生
原作再現は無理でも子供に迷惑かけるのは駄目だろ
645:名無しの青学生
当たり前だよなぁ!
646:魍魎部
別にぃ? 先生のお手伝いにもなるよぉ?
647:百花繚乱スパイ シロコ天狗
もったいつけずに教えろ
また"百連"狙ってるのか
648:魍魎部
違うさぁ、悪役を潰してぇ
"怪書"が欲しいだけさぁ
649:名無しの青学生
……場合によっては先生と敵対しそうじゃね?
保守派弱っても七武全体として認めるか?
650:魍魎部
先生はぁ絶対でないと示されたねぇ
本当に強い敵の前ではぁ、ただ頭を下げることしかぁできないぃ
犠牲を払わなければぁ、解決ができないさぁ
651:魍魎部
だったらぁ そうならないための力がぁ
必要なんじゃあ ないだろうかねぇ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<百花繚乱紛争調停委員会>
複雑な感情を抱えてしまい、一般委員たちは活動を休止した。
やったね! 原作の状態に近づいたよ!
次話で七武生が百花繚乱編の対応方針を出すが……
<大体原作通りなネームドキャラたちのこの後>
ユカリ:クソ強メンタルですぐ復帰したが、実家関連で追い打ちされる。
レンゲ:強メンタルだけど少しお休み。その間に青春探しへ。
キキョウ:スパイの意志を汲んで、委員会を維持しようとするが、ナグサにトドメを刺される。
〇般若面の魑魅一座スパイ
魑魅一座スパイの一人、原作再現の色彩対策をしてた。面倒くさい性格。
コイツが最後にやったのは自己満足であり、誰の為にもならない。
「ついでにあの二人の忘れ物を持って帰ってやらんとな」
〇百花繚乱スパイ 病弱(笑) ソウ
1年生でユカリの同期で友達。三段突きは使えないが、敏捷A+。
中身は元ネタと違い、新選組好きな一般スパイ。
「全力で走ると吐血するのが、神秘由来のせいで治せないなんてヒドイです」
〇百花繚乱スパイ シロコ天狗 クレハ
2年生の(自称)中ボス見回り下っ端天狗。
本来辞める生徒たちを引き留め、原作イベ以外の治安維持に取り組んでた。
「赤冬に名前被りがいるし、同じ植物のカエデもいるしな……クレハでいいか」
〇先代委員長 ミツクニ
反転対応処理済みだったので、ボス後は別の自治区を支援しにまた放浪。
……花鳥風月特攻すぎるので、百花繚乱編では出番はないかも。
「やっぱり、百鬼夜行の民はノリがいいのぉ!」
これでも、百花繚乱編は原作よりも少しだけハッピーエンドにします
オラトリオとデカグラの大筋も考えましたが、詰めたり、書いたりの時間がないです(泣)