【青学三次】(自称)モブの日常掲示板   作:掲示板物好き

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原作のストーリーやセリフを結構省略してます

細かい箇所が気になる人は、原作ストーリーを見てくださいね!
偽・百花繚乱編前編は原作との差異が少ない方なので



偽・百花繚乱1章前編 こじれた思い

<七武生配信振り返りスレ その21>

 

6:>>1

昨日の配信と告知を見逃した連中はちゃんと見とけよ

 

7:名無しの青学生

(スパイ先で見れるわけ)ないです

 

8:名無しの青学生

並行世界の劇場版アニメ情報のせいで徹夜続きなんですが?

 

9:名無しの青学生

もう疲れちゃって 全然動けなくてェ

 

10:名無しの青学生

>>8

掲示板見てないでSEEDと鬼滅とチェンソーを早く作れ!

オラッ! つ200万円

 

11:>>1

スマン 割と忙しいの多かったんだな

じゃあ全体方針から振り返るぞ

 

12:名無しの青学生

ええんやで

 

13:名無しの青学生

最終編以降の準備なんかしてねぇよなぁ

玉座で未来見て良かったのか、悪かったのか……

 

14:>>1

目的はキヴォトス滅亡回避・俺らの生存なのは変わらん

デカグラマトンと地下生活者対応が最優先だ

 

15:名無しの青学生

そんなぁ、アイドルイベ成功させたい!

 

16:名無しの青学生

三周年のヒナイベ優先だろぉぉぉ!

 

17:名無しの青学生

レイの野球は改変してもおk?

 

18:名無しの青学生

ワ、ワイルドハント……

 

19:>>1

>>15 >>17

イベントはできれば成功の方針で

前提条件から違うのもあるし強制は無理って保守派も理解してた

俺らが確認できたのはデカグラマトンとツチノコイベント辺りまでなんだよな

 

20:>>1

大まかだけどこんな感じ

保守派:デカグラきついし、破滅フラグがどこか分からんから極力再現したい

革新派:もう原作滅茶苦茶だし、他校無視して自販機とちかおじを速攻で潰せない?

中立派:どっちも状況・技術・資金的に無理だから先生と協力して柔軟にね

 

21:名無しの青学生

はえ~ やっぱ保守派は緩くなったね~

 

22:名無しの青学生

やっぱまだ、地下生活者の空間へ行けないか

クソチートなのはアイツだろ……

 

23:名無しの青学生

潜伏継続はいるけど、最終編でスパイバレしすぎてもう誘導無理なんよ

 

24:名無しの青学生

「もう、これで終わってもいい」の勢いで頑張ったからね

 

25:>>1

最重要なのは、次の所とかかな

・先生と敵対しないこと

・意図的な殺害はしないこと

・キヴォトス、他自治区の破滅に加担しないこと

 

26:名無しの青学生

当たり前の事しかない!

 

27:名無しの青学生

子供たちを傷つけるとかしたくないし……

先生の敵になった瞬間に世界が敵に回る感じだし……

 

28:名無しの青学生

知らんのか? 

ワイらってキヴォトスのテクスチャから少しずれてるから

ゲマトリアやデカグラマトンのように先生と勝負できるっぽいで

 

29:名無しの青学生

だからって、やるわけないでしょ

 

30:>>1

マジで一部にはヤバイのはいるんだよな……

次の百花繚乱ストーリー自体起こさないため、

ヘイロー破壊爆弾積んだクラスターミサイルを花鳥風月部の屋敷に撃つ意見が出たんだよ

 

31:名無しの青学生

ファッ!?

 

32:名無しの青学生

却下じゃボケ!

 

33:名無しの青学生

初手で花鳥風月皆殺しとかガチスギィ!!

 

34:>>1

こういうのを抑制するため、やりすぎは極刑になった

裏切り者のRAT1が自分で提案して自分から受けたあの刑だ

 

35:名無しの青学生

ヒェッ

 

36:名無しの青学生

ほぼ死刑じゃんアレ

 

37:名無しの青学生

極刑の前例を作るために自分からやったんだよなぁ……

やっぱ頭オカシイはあいつ

 

38:名無しの青学生

これで暴走が抑制できるのは分かるけどさ

アレの思い通りになのがちょっと嫌だね

 

39:>>1

ちょっと空気重くなったから次の話題だ

百花繚乱ストーリーの方針はこんな感じ

・ナグサが百蓮を使えるように覚醒してもらう

・百鬼夜行連合が燃えるのは回避する

キヴォトスの破滅への影響は少ないから緩めだな

 

40:名無しの青学生

怪談対策に必須か

 

41:名無しの青学生

キキョウの反吐セリフをリアルで聞いていいんですか!

 

42:名無しの青学生

百鬼夜行のスパイかなり減ったから干渉自体無理じゃね?

 

43:>>1

百花繚乱スパイもまだ色彩汚染で動かせない

青学としてなら内政干渉になるから動けんな

 

44:名無しの青学生

今更では?(内政干渉)

 

45:名無しの青学生

まだ他学園と和解進んでないから、今はホントダメ

 

46:名無しの青学生

結局、俺らなんもできないじゃねぇか!

 

47:名無しの青学生

せめて、先生に予め花鳥風月について伝えようぜ

 

48:>>1

それをどうするかを次回に持ち越ししてたら……

ついさっき、先生の予定が分かってな

三日後に百鬼夜行に行くらしいからもう間に合わん

 

49:名無しの青学生

行動早すぎ! もっと余裕をもって!

 

50:名無しの青学生

知らんのか? 先生に休みなどない

 

51:名無しの青学生

七武待ってられん! アタシが伝えに行ってくる!

 

52:☆緊急連絡

スパイたちからの緊急連絡!!

イチカとカスミの電車イベントが発生の予兆アリ!

温泉開発部スパイが独断行動中!

 

53:名無しの青学生

あっ 終わった 先生に伝えるの無理だわ

 

54:名無しの青学生

線路爆破はやめてぇ!? 仕事がふえちゃうぅぅ!

もうスパイ辞めりゅうぅぅぅ!!

 

55:>>1

ハイランダースパイは優先度高いからアビドス編まで残ってもらう

 

56:名無しの青学生

鬼かな?

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

”(現実感がない。……きっと夢だ)”

 

「こんちは~ セクシーフォックスの代理で~す」

 

”え? 誰!?”

 

「セイアちゃんが力を使えなくなったせいで、私が案内役とかさぁ……

 はぁ~。寝落ちしたばっかだったのに」

 

「先生、どうせ目が覚めたら忘れるし聞いてって」

 

「私? 異界のガブリエルみたいな? 

 まぁ実態は青学のヒキニートなんだけど」

 

”(ジャージ姿で寝転がり、ぼりぼりと尻を掻いている)”

”(……威厳というものを微塵も感じない)”

 

 

 

 

「面倒だからさっさと言うけど――先生は百鬼夜行に行って、死にかけるね。

 無敵状態のクソガキに殴られて、撃たれそうになってみたいな感じ」

 

”えぇ……軽いなぁ”

 

「これ以上見ると未来が固まるから……未来は曖昧なままで頑張ってね~」

 

「まぁ、止めても先生は行くでしょ」

 

「『必要な時に傍にいて、一番欲しい言葉をくれる』のが先生だからね」

 

「この世界って、先生じゃなく生徒が主役なんだよね~」

 

「先生一人で何とかする話じゃないし、できないからね」

 

 

 

 

「え? 他にも何かあるかって?」

 

「あ~~もしかして、RAT1に言われたこと気にしてる?

 私にそれ聞くってちょっと弱ってるね先生」

 

「これから先生がやることは、青学の尻ぬぐいもあるから偉そうに言えないんだよね」

 

「今回はアロナとプラナの相性が悪いしな~

 どのストーリーでも、とっとと使えって言いたいんだけど……」

 

「迂闊に使ってエネルギーが減ると地●生活●の爆破攻撃を防げずゲームオーバー」

 

「ハハハ、クソゲー、クソゲー」

 

 

 

 

「そうだね、青学が原因の一つだけど……

 これから先生が会う生徒たちは、かなり精神的に参ってるんだよ」

 

「新たな聖典通りに先生が行動し、言葉を掛けても足りないかもしれない」

 

「もしそうなら、他の人の言葉も届けてあげればいいかもね。

 大人としての言葉だけでなく、仲間としての言葉が必要な時はあるよ」

 

「それともっと、生徒たちを頼ってもいいかも。

 誰かに頼ることを先生から見せてあげれば?」

 

「『子供のためなら、何でもする』ということは、

 先生一人で何でもするということではないよ」

 

「まぁ、分かってるかもだけど、念のためね」

 

 

 

「あらら、時間切れか」

 

「じゃ、次のストーリーが近づいたら、また夢で~」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

<百鬼夜行活動スレ その四十一>

 

254:名無しの青学生

先生がもう来るってマ?

 

255:名無しの青学生

はい マジです

 

256:名無しの青学生

もう百鬼夜行スパイ少ないから勢いも弱くなると思ったら……

 

257:名無しの青学生

魑魅一座に今更戻るのもねぇ

 

258:名無しの青学生

陰陽部が半分抜けて2人しかいないんだけど!

 

259:病弱(笑)

早く戻りたいのに反転が治りません……

百花繚乱はどうなってるか分かります?

 

260:名無しの青学生

さぁ? 陰陽部以外は委員長不在と知らないし

 

261:エルンガー

往診中に委員の子たちは見かけますが、全員落ち込んでますね

 

262:名無しの青学生

ワイのそばの屋台の常連はいつも通りやで

 

263:名無しの青学生

そもそもさぁ、最終編で活躍できた時点で原作と違いすぎて分からん

 

264:シロコ天狗

多分だが、人数も増えてる?

今の三年生と二年生には先代に憧れて入ったのもいるからな

 

265:名無しの青学生

……知らなかったとはいえ、原作未登場かつ世代違いだからって暴れすぎたなあの人

 

266:名無しの青学生

いやいや! おかげで俺らが活動しやすい下地ができたし!

 

267:病弱(笑)

>>261

ううう……勝手に抜けて申し訳ない……

ユカリちゃんたちは大丈夫なんですか?

 

268:名無しの青学生

ネームドキャラかぁ 俺は知らん

 

269:☆お祭り黒王号

ユカリちゃんは少し実家に閉じ込められてました

シズコ先輩が復旧祝いに百鬼夜行燈籠祭の話出してからですね

 

270:名無しの青学生

あ~ そんな流れだったか

キキョウにも話が行くのかな

 

271:名無しの青学生

並行世界でもブルアカ未プレイやから知らんけど、

その三人って重要なんけ?

 

272:名無しの青学生

青学の目的がナグサ覚醒だから重要

百花繚乱編1章はケンカ ⇒ 仲直り ⇒ ちょっと覚醒みたいな感じ

 

273:名無しの青学生

メンヘラってる所を先生と後輩三人で必死に励ますんだよ

んで、敵は重要キャラ4人全員のメンタル削ってくる

 

274:シロコ天狗

私は原作を知らんが、

ナグサ先輩が自己肯定感の低めな、面倒くさい人なのは事実だぞ

 

275:病弱(笑)

委員長いないのに必死に頑張ってたんですから!

もう少し、こう、手心というか……

 

276:名無しの青学生

でも、勝手に消えたのはダメだよね?

 

277:エルンガー

私たち青学が言える立場でありませんよね?

予防せずに色彩の浸食攻撃で回収された子いますし

 

278:名無しの青学生

しまったな、何も言い返せん

 

279:名無しの青学生

半分は当たっている 耳が痛い

 

 

300:名無しの青学生

おお! 私の部活にレンゲが来たぞ!

 

301:病弱(笑)

本当ですか!? 青春探ししてたんでしたっけ

 

302:名無しの青学生

青春探しとは……?

 

303:名無しの青学生

んで、どんな部活?

 

304:>>300

(尻)相撲部だ!!!

 

305:名無しの青学生

ん? なんて?

 

306:名無しの青学生

カッコの中に変なの入ってるな

 

307:>>300

尻相撲、それは熱きケツバトラーたちによる神聖な競技……

体験入部として、まずは3本勝負だ

 

308:名無しの青学生

馬鹿野郎! とっとと追い出せ!

 

309:名無しの青学生

いくらもう原作から逸れて良くてもさぁ

ネームドキャラとソレしちゃダメでしょ

 

310:病弱(笑)

レンゲ先輩! 早く修行部へ行って下さい!

気に入っても入部しないで!

 

311:名無しの青学生

百鬼夜行はどんな部活でもあるな……

クロレラ観察部って何だよ

 

312:シロコ天狗

確かに、体育会系だしレンゲも気に入りそうだな

……本気で入部する可能性は少しあるかもな

 

313:名無しの青学生

そういや、百花繚乱の夏イベって競女だったな

つまり、百鬼夜行で尻相撲は流行る可能性が微レ存?

 

314:名無しの青学生

入部したらナグサの助太刀に来なくなるんですが……

待って待って、こんなアホみたいなことで原作崩れるの?

 

315:名無しの青学生

最終編後はとっくに崩壊してるんだよなぁ

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 ――レンゲの青春探し(尻相撲編)――

 

「ふぅ~~~。いい勝負だったな」

 

「ああ! 負けたけど楽しかったぞ!」

 

「それはなによりだ。お前さんも良かったぞ」

 

「――すまなかった!!!」

 

「どうしたのだ?」

 

「……部活名だけで変な目で見ちまってた。

 尻相撲に青春を懸けてるあんたらに失礼だった!

 そんな、アタシがココに入部するわけにはいかねぇ!」

 

「そうか……なら、お前さんのしたいことをするがいい。

 だが、一度本気で戦ったお前さんも立派なケツバトラーだ」

 

「おお! そうなのか!?」

 

「また尻相撲がしたくなれば、いつでも来るがいい……」

 

 

 

 

「いや、冷静になるとやっぱり恥ずかしいな。

 何なんだよ、ケツバトラーって……」

 

 

 

 

 


 

 

偽・百花繚乱編 1章

 

 

 ――プロローグ――

 

「魑魅一座……目に入ったからには、思い通りにさせない」

 

「ま、待て! 邪魔するあんたは一体何者なんだ!?」

「水色の羽織……リーダー、アイツは『百花繚乱』っすよ!」

 

「違う。私は出店予定の美少女焼き鳥屋……

 この羽織っぽいのは、そういうエプロン」

 

「「「いや、無理があるだろ!!」」」

 

「私やアヤメがいなくても問題なんてなくて……

 『アレ』を返したらもう――百花繚乱に私の居場所なんて、ない」

 

「何言ってんだコイツ?」

 

「私はアヤメになれなかった。アヤメもミツクニ先輩みたいになろうとしたのかもしれない」

「でも、アヤメはアヤメのままが良くて、

 それに比べて本当の私も、嘘の私も、誰一人として必要としてない……」

 

 雪女のような少女は、虚ろな瞳のまま銃を構えた。

 

『あんたを友達だと思ったことなんてない』

『雪に埋もれてるくらいなら、とっとと後輩にケジメを付けてこい』

 

 失った片腕の感覚、友から向けられた言葉、先代副長に殴られた痛み――

 

 全てから逃げるように、少女は銃弾を放った。

 

 

 

 

 

 ――自称えり~と少女――

 

”ユカリはどうして「解散令」を撤回させようと?”

 

「百花繚乱は身共が自分で初めて選択し、

 初めて身共を家のことで見ない友達が――」

 

「また、あの頃のような百花繚乱を取り戻したくて……」

 

「そのためには! えり~とである身共が!

 『継承戦』に勝利して委員長の資格を手に入れて見せますの!」

 

「……ソウちゃんが戻ってこれる場所を残したいですの」

 

”その子が、聞いた通りの子ならきっと戻ってくるよ”

 

 

 

 

 

 ――百花繚乱の一年生たち――

 

 レンゲを探している最中、ユカリの同期――百花繚乱一年生の3人がいた。

 

「あれ、ユカリちゃん?」

「ホントだ。急いでるけどどうしたの?」

「隣の人は……」

 

「この方は身共に協力してくれてる先生ですの!

 皆さま、レンゲ先輩を見かけませんでした?」

 

「私は見てないよ。そっちは?」

「向こうの文化部系の部活棟にいたはず」

「あ~、ウチが行った部活棟とは別やね~」

 

「ありがとうございますの!!

 ……皆さまは、どうして部活棟へ?」

 

「解散令出されちゃったし、次のやりたいことをね」

「うん、まぁ、ソウちゃんと先輩たちがいなくなっちゃたし……」

「レンゲ先輩に『一年生ならまだ青春をやり直せる』って言われてね~」

 

 

「身共が! 身共がまた百花繚乱を取り戻しますの!!」

 

 

 ユカリが叫ぶも、3人はバツの悪そうな顔を続けた。

 誰を信じ、誰を待てばいいのか。3人には分からなかった。

 

 

「でも……ナグサ先輩は戻ってきてくれるのかな……」

「あの二人だって、ずっと連絡が取れないんだよ?」

「もしかして、ウチらや百花繚乱のこと嫌いになったかんなぁ……」

 

「そんなこと……そんなことは……!」

 

「ゴメンねユカリちゃん。協力できなくて」

「でも、私たちと違って、ユカリちゃんには皆のためにやれることあって良かったよ」

「せやね~お祭り楽しみにしてるわ~」

 

「…………はい」

 

 

 

 

 

 ――切り込み隊長 レンゲ――

 

 ユカリは『継承戦』によって委員長となり、百花繚乱を存続させる思いを伝えた。

 そして、レンゲへと協力を求めたのだが――

 

「ユカリ……お前、まだ……」

「まだそんな、戯言を言っているのか」

 

「……えっ?」

 

「『解散令』は間違いなんかじゃない。

 キキョウが参謀役の権限で決断したんだ」

 

「そんなはずは!? キキョウ先輩は皆の帰ってくる場所を残そうと!」

 

「百花繚乱もアイツも限界を超えてたんだよ。

 アヤメ委員長がいなくなった時点で百花繚乱はもう終わってたんだ」

「引き継いだナグサ先輩もアタシたちに目もくれずに委員長を探しに行くし……

 結局は、無理矢理終わりを引き延ばしていただけだった」

 

「でも! まだ活動していられました!

 空が赤くなった時だって、百鬼夜行の平和を――」

 

「クレハたちを犠牲にしてか?」

「キキョウが罪悪感に責められ続けてるのも無視してか?」

「ナグサ先輩も返ってくるどころか■■を返却して」

 

 

 己の不甲斐なさを感じ、レンゲの顔が歪む。

 

 迷いの中にいる彼女にも答えなどない。

 苦しみ続けた友のために。未来のある後輩のために。

 厳しく突き放すことしかできなかった。

 

「キキョウが……どんな思いで解散令を出したと思ってる」

「ここで終われば、委員長やアイツらを待ち続けて苦しむ必要も無いだろ?」

 

「それでも、身共が『継承戦』で勝つことができれば……!」

 

「ああ、言っても聞かないヤツだよな、お前は」

 

 

 

 

 

 ――百花繚乱の二年生たち――

 

「先輩方! 身共に協力するため来てくれたのですか!?」

 

「ここに来たのは、見回りの癖が抜けてないだけですよ」

 

「もうルーティンだったっすからね」

 

 修行部の去った後――百花繚乱二年生の2人が通りすがり、ユカリを介抱した。

 

「ユカリさん、レンゲさんに挑むとは無茶をしましたね」

 

「『継承戦』っすか……最近は聞かなかったっすね」

 

「そうです! 是非とも身共と一緒に百花繚乱を――」

 

 

「いえ、私たちは辞めますよ」

 

「むしろキキョウが『解散令』を出してくれて良かったっす」

 

 

「そんな! どうしてですか!

 先輩方も百花繚乱で楽しそうにしてたじゃないですか!!」

 

 2人は俯く。

 同期に責任を押し付け、自分たちは何もできなかった。

 あの頃の楽しい思い出さえ、今では後悔へと変わっていく。

 

「クレハさんの前で、彼女の本来の居場所である青学を貶しといて

 ナグサ先輩たちを裏切者なのではないかと疑っておいて

 まだ、百花繚乱続けたいなんて言えませんよ」

 

「これ以上は恥の上塗りにしかならねぇでやすよ」

 

 

「ソウちゃんもクレハ先輩も許してくれますわっ!」

 

 

「万が一、『継承戦』が上手くいっても、

 今度はユカリさんが犠牲になるのでしょう?」

 

「勘解由小路家が無理やり百花繚乱を乗っ取った……

 青学からユカリちゃんへ疑惑の矛先が変わるっす」

 

「「もう……そういうのは疲れました(っす)」」

 

 

 泣いてるような顔の2人に対し、ユカリは次の言葉を紡ぐことはできなかった。

 

 

 

 

 

 ――百花繚乱の三年生たち&謎のそば屋――

 

 先生がユカリ、そしてその後に出会った白髪の少女と別れた後――

 

”やっぱり、あの子の名前を聞いておけばよかったな”

 

 ぐぅ~~~

 

”今日一日、どたばたしていて、ご飯を食べ損ねちゃった……”

”あそこにあるのは、そばの屋台かな?”

 

 

 

「いらっしゃい! ホラ、席を詰めな!」

 

「おん? 大人? まぁ座れや」

 

「遅くまでご苦労なこったね」

 

”(水色の羽織……)”

”もしかして、百花繚乱の子?”

 

「おう、この羽織みりゃ分かるか」

 

「ナハハ、そばの染みだらけだけどな」

 

 

 先生はそばを食べながら2人の三年生にユカリのことを伝えた……。

 

 

「『継承戦』かぁ、昔は良くあったな」

 

「あったあった、月二回ぐらいでキレたトシ先輩がミツクニ先輩に吹っ掛けてたわ」

 

「アヤメもキレてやったこともあったよな!」

 

「ミツクニ先輩が青学の密輸業者をワカモと襲って、

 二人して奪った甘酒を飲み比べしてた時とかだな!」

 

”随分と、変わった子だったんだね……”

”ユカリには協力しないの?”

 

「元々アタシら、ナグサまで消えた時点で早々に辞めるつもりだったからな。

 記録役なんて、いてもいなくても変わらん役だしな」

 

「青学へ行ったヤツらに引き止められてたから、少しサボりながらも続けてたんだわ」

 

「どのみち、ユカリが取り戻したい”百花繚乱”とアタシらが好きな”百花繚乱”は違うっての」

 

「アヤメとナグサの尻ぬぐいもマトモにこなせねぇんだから、当てにすんなや」

 

「ま、『解散令』出されようが、勝手に騒ぎを調停させてもらうがな!」

 

「そこんとこ、どう? 青学繋がりの店主さんよ」

 

”えっ……”

 

「明日の祭りで火事と騒ぎが起きるから消火設備の準備中さ。

 アンタらも急に襲ってくる変なのには注意しなよ」

 

”待って! 待って!”

”それは防げないの?”

 

「厄介な黒幕でね……事前に捕まえることができないのさ。

 青学関係も私みたいな物好きしか残っちゃいない。

 その上、手が足りないのに、ヤバイ身内まで止めなきゃならんのさ」

 

「大将がそこまで言うなら、帰ってきてるだろうナグサも叩きださんとな。

 どうせ、会わせる顔がないとかで逃げてんだろ」

 

「先生、もし白髪で顔を自慢してくる暗い雰囲気の女を見つけたら教えてくれや。

 記録役として、コレを渡してやらねぇと辞めれないんだわ」

 

 先生は、手帳のような冊子を受け取り、何気なくページを開く。

 そこには、丁寧に何かが貼り付けられ、何度も編集された跡が残っていた。

 

”これは……”

 

「「アタシらが作った大切な記録さ」」

 

 

 

 

 

 ――宿での出会い――

 

 また明日もユカリに協力するため、先生は近くの宿を取ったが……

 そこは観光業の盛んな百鬼夜行にもかかわらず、他の客の気配はほとんど無かった。

 

「こんばんはぁ、先生ぃ。

 ワタシは魍魎部の火車、よろしくねぇい」

 

「こんな遅くまでお疲れちゃーん!

 ウチは魍魎部の土蜘蛛! ツッチーでもいいよ!」

 

 

 気付けば、二人の生徒が部屋に立っていた。

 先生は声を上げようとする。

 しかし、泥のような感覚が全身を覆い、指一本動かなかった。

 

 

「先生ぃ、君に協力を持ち掛けにきたのさぁ。

 明日の事件さぁ、代わりに全部片付けてあげようかねぇ」

 

「その代わり! 悪い子の一人に色々するのを見逃して欲しいな!」

 

「なぁに、その後に君がこれからの戦いの為になる特別な力をあげるためだよぉ」

 

「ボス戦前のレベル上げと装備の更新は当たり前だよね!」

 

”協力はありがたいけど……”

 

”たとえ、悪い子でもやりすぎはダメだよ”

”特別な力だって必要ないよ”

 

 嫌な感覚に苛まれながらも、先生は必死に声を上げる。

 

”信じる前から敵だと疑うようなことは、したくない”

”力だって子供たちが怯えるものなら、いらない”

 

「リアルPルートなんて面白いねセンパイ!」

 

「そのこだわりぃ、その子供たちを巻き込んでまで貫けるか見物だねぇ」

 

 嫌な気配が消える。

 魍魎部を名乗る生徒も闇へと消えていた。

 

 

 

 先生の百鬼夜行での一日がようやく終わる。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

<青学の状況>

 最終編でスパイを半分以上は回収したため、消極的な行動しかできない。

 学園として動くと、外交問題で今度こそキヴォトス中が敵に回るのでNG。

 どのみち、百花繚乱は何かしても、しなくてもギスギスする。

 

〇百花繚乱紛争調停委員会の一般部員

 ほとんどがメンタルがやられている。

 

〇ナグサ

 オモシレー女にして、面倒くさい。スパイのことを知らないまま。

 失踪後も百花繚乱が維持したので、自分の存在意義レベルで拗らせてる。

 

〇ユカリ

 足を止めないのではなく、何度でも立ち上がる系なクソつよメンタル。

 それでも、限度はあり、原作以上に周囲の善意で追い詰められ続けてる。

 

〇レンゲ&キキョウ

 原作通りユカリを思って厳しくするが……

 本作では精神的に余裕がないので当たりが強め。

 

〇シュロ

 「手前、特に何もしてないのに勝手に壊れてるんですが」

 「ミツクニくるな、ミツクニくるな、ミツクニくるな」




百花繚乱編って2日間の出来事なので密度濃いんですよね。
後編は2日後に出します。ハッピーエンド?
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