魔法少女が普通にいる世界でもゲームやアニメを再現した能力なら意外といける説   作:momo28

2 / 4
始まってからしばらくの間は戦闘漬けになりそうな女、芸無!
一体いつ彼女に平和な日常編が訪れるのか!


わーい今夜はたこ焼きだぁ(理性が溶けて行く)

Side:マコト

頭に言葉が浮かぶ。

それは知らない、聞いたことの無い言葉だった、だけど…これなら!

 

「なんか、いける気がする!」

 

右手を掲げる。

 

「令呪をもって命ずる!」

 

右手の甲の紋様が紅く輝く。

 

「な、何これ!?」

 

「私の知っている魔法とは違う………これは、一体……」

 

その時、マコトに向けてタコの触手が高速で突っ込んでくる。

避けることはできない………だが。

 

『あいつを潰せ!!』

 

「了解」

 

背後から現れた何かが触手を弾き、その上を走りながら着ていた黒いローブを翻す。

その中にいたのは、恐らくマコト達と同じ年代と思われる黒髪の少女だった。

 

その背後から巨大な禍々しい腕が現れる。

 

『妄想心音』

 

腕は真っ直ぐに災獣の眉間へと向かって行き………。

 

「苦悶を零せ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ザバーニーヤ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タコの擬似魔力核を握り潰した。

 

 

 

 

「災獣が、崩れていく……!?」

 

自身の存在を確立していた核が破壊された災獣は、その存在を保つことができず崩れていく。

 

ガチャ、と音が聞こえた。

隣を見ると、ヒマリが自身のハザードシグナルの銃口をローブを着た少女に構えている。

 

「ちょっと!?助けてくれたんだから、そんなことしちゃだめ「マコト君は下がってて」………ナガレ」

 

ナガレも刀を抜き警戒している。

 

「あなたに聞きたいことがあります。答えなさい、これは命令よ」

 

「…………」

 

ナガレが通信機を使って何処かに連絡を取っている。

 

「ああ、うん。だから増援をお願い。『新しい災獣』が出た。すでにマコト君が被害を受けてる」

 

「……は?」

 

新しい災獣?何を言っている?あれは間違いなく人だ。

 

「……はぁ、まだ気づかないんですの?あいつは、増援に来た魔法少女なんかじゃありませんわ」

 

「でも………なんでそんなことがわかるんだ?それに、決めつけは良く無いだろ!いや何が起こってるか全く理解できて無いけど!!!」

 

『それに関しては私が答えよう』

 

「……先輩?」

 

麦桶 ツキミ。

元魔法少女部であり、魔法少女省にて災獣やそれらに対する対抗策の研究を行う研究チームの全体の指揮を担っている正真正銘の『専門家』である。

 

『普通、魔法少女が変身したり、武器を使う時には、シグナルに使われている魔力石の魔力のエネルギーを使用しているね?』

 

「はい。災獣には、魔力の力でしか対抗できませんから」

 

『そうだね、良く知っている、偉いな。……さて、本題だが……データは見させてもらった。彼女が使用していた腕の形をしたハザードシグナルらしきものだが……あれは簡単にいうなら魔力の塊のようなものだ、シグナルじゃない。それにあれは彼女が保有している魔力で構成されているしな』

 

「え?」

 

どういうことだ?普通、人間が魔力を魔石以外で使用することはできないはずだ。

 

『ああ、普通人は魔力を持たない。持っているのは災獣だけ………ならどうして、その少女は魔力を持っている?』

 

「………あ」

 

「ようやく気づいたみたいね?」

 

「で、でも………!なら、誰かの召喚獣………は無いとしても、使い魔とかなんじゃ……!」

 

『………人の形をした召喚獣や使い魔は存在しないよ。それに、召喚されたもの達は災獣を瞬殺できる強さは持たないしね』

 

…………。

 

「それより………マコトの手の紋様はなんなのよ?見た感じ呪いにしか見えないのだけど?」

 

辺りを見渡すと、すでに災獣への対応に特化した専門チームと思われる人達が彼女の周りを囲んでいた。

 

『絶対に警戒を解くな!何をしてくるかわからないからな!』

 

ツキミさんが通信機越しに叫ぶ。

……たとえ本当に災獣であったとしても、これは、あまりにも。

 

あんまりすぎるんじゃないか?

 

「………そこの君」

 

「へっ?」

 

前を見ると、そこにはローブを着たあの少女がいた。

 

「っ!?いつの間に……!」

 

「手短に要件を伝えよう」

 

その背後から、居合の構えで突撃してくるナガレの姿が見えた。

まずい、危険を伝えたところで、これじゃ間に合わない………!

 

『狂想閃影』

 

その口が、何かを囁く。

 

「夜影を巡れ」

 

ナガレの目が見開き、回避の体制を取ろうとするが………。

 

『ザバーニーヤ!』

 

「うわぁ!?」

 

そのまま髪の毛らしきものに拘束されてしまった。

 

「………その紋様は令呪と言う。簡潔に説明すると、何でも命令権みたいなもの。あと二回使えるから、何か緊急の事態に陥った時、それで私を呼んで」

 

飛んできた弾丸を禍々しい手で弾きながら、彼女は呟いた。

 

「………弾丸………銃…………ロシアンルーレット?…………バックショットルーレットもいいな………」

 

「えっなんて?」

 

なんか言っていたようだが、よく聞こえなかった。

 

「待てッ!!」

 

ヒマリが銃を再度構えるが…………。

 

『夢想髄液』

 

「虚像を晒せ」

 

『ザバーニーヤ!』

 

ローブの少女以外の全員が、その場で崩れ落ちた。

 

 

 

 

Side:芸無

………目の前で人型の使い魔の存在否定されたんだが?

あれ?全ての責任を主人公君に押し付ける私の作戦は???(クズ)

 

………もうどうにでもなーれ!!

 

「最後に…私は、魔法少女『ゲンム』。覚えておいてくれると嬉しい。またね」

 

ザバーニーヤを使用した私は、主人公達が動けないうちにかっこよくシュバっとその場から消えたのであった。

 

………じゃねえよ!?

何魔法少女名乗ってんの!!!???

 

えなんかしかも災獣とか呼ばれてなかった!?

魔法少女を名乗る人型災獣認定で捕縛からの研究マ!?

 

……いや待て、まだそうなると決まったわけじゃ無いよな………変身前の姿は誰も知らないわけだし。

 

「……明日考えよ」

 

全てのことを明日の自分に丸投げした私は、拠点(ネカフェ)へと帰還するのであった。

 

 

 

 

次の日、私は絶賛ピンチに陥っていた。

 

「貴女がゲンムでしょ?」

 

目の前には、他に生徒のいない屋上でこちらに銃口を向けるヒマリさんの姿が…………。

 

えっバレるの早くない!?

 

因みになんで分かったんですか?教えて欲しいなぁ〜なんて………。

 

「微量だったけど、貴女が発している魔力を追って来たのよ?わざわざこっちから出向いてあげたのだから、感謝の一つくらいして欲しいわね?」

 

『Magical Dress Deployment』

『KITAKAWA presents』

 

上に向かって発射された銀の弾丸が日光を受け光り輝く。

弾丸は空中で変形し太陽の形をしたバッヂとなると、ヒマリの胸に装着される。

 

「変身!」

 

再びバッヂが変形し、円になるとヒマリを囲んで高速で回転し始める。

風によってつい目を塞いでしまうほどの爆風が発生する。

 

「(これ絶対人的被害出るだろ!!)」

 

風が収まると、そこには軍服を身につけ、対物ライフルを構えるヒマリの姿があった。

 

「まさかここの生徒に紛れていたとはね」

 

まさかこいつ、学校で戦う気か?

 

「………場所を変える」

 

絶対ってか明らかに生徒や校舎に被害が出るのが目に見えてるので、ちょっとした秘密道具を使わせてもらう。

戦うのかって?百発百中の対物ライフル持ってるやつ相手に逃げれるならどうぞ?

 

「………何をするつもりかしら?」

 

取り出すは黒と白の持ち手が付いた四角い何か。

 

「……さっき言ったとおり、場所を変えるのよ」

 

『マイティアクションX!』

 

仮面ライダーエグゼイドに登場する変身アイテムのガシャットは、起動と同時に『エリアスプレッダー』という装置が作動する。

 

『エリアチェンジ!』

 

「っ!?一瞬で、移動した?」

 

「違う、空間を展開しただけ。………さっさと終わらせましょう」

 

辺りにどこまでも続くビル群とブロック、アイテムが形成され、二人はビルの屋上で向かい合う。

 

「これを使ってあげてもいいけど、まだ準備が終わってないから……」

 

ガシャコンバグヴァイザーの最終調整終わって無いんだよな………。

だから今回は………。

 

「これで行く…………」

 

「っ!」

 

対物ライフルから弾丸が発射されるが、唐突に飛び出してきたメカメカしい箱に弾かれる。

芸無………魔法少女ゲンムは、箱を掴むと吐き捨てるように言う。

 

「………変身」

 

真黒な霧が立ち込め、強風が吹き荒れる。

いつの間にか周りに出現していた大量の薬莢が巻き上がり、雨のように空から降ってくる。

 

巨大な契約書が出現し、文字が刻まれていく。

 

A B ←Backspace

C D E ◻️◻️◻️

F G ←Enter◻️

H I J K◻️◻️◻️

L M N O◻️◻️

P Q R S◻️◻️◻️

T U V W◻️◻️

X Y Z◻️◻️◻️

 

GENERAL RELEASE

OF LIABILITY

◼️◼️◼️◼️◼️◼️

 

1. Submitted and in your making as discussed about business, my father and I have the pleasure to announce that The Pickman Family has decided to accept the offer. We are grateful for the opportunity and look forward to a successful cooperation.

 

2. As regards the advance of €5000, Return of printed Pictures, a request is hereby made that the amount be remitted by telegraphic transfer to the address mentioned above. Payment shall be made within 30 days from receipt of invoice.

 

3. The Agreement shall not be in any way construed as an admission by the Pictures Pvt. Ltd. company of any wrongdoing, nor shall it constitute any liability whatsoever on the part of the Pictures Pvt. Ltd.

 

4. The Pictures shall be liable only for prints and light exposure loss, and shall not be responsible for damages of any kind whatsoever arising out of the use of the prints. In no event shall the liability of the Pictures exceed the amount paid for the prints.

 

ENTER NAME:

HIMARI

 

「…契約完了」

 

『Buckshot Roulette』

 

『Dealer』

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。