シャーレの先生がポケモントレーナーである場合にありがちなこと   作:子々(ネネ)

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目次の注意書きにもありますが、原作ストーリーから大きく外れる展開にならなそうな部分はダイジェストで描写していきます。



ポケモントレーナー先生とのメインストーリーにありがちなこと
かなわない小鳥遊ホシノにありがちなこと(前編)


アビドス高等学校。

かつてキヴォトスでも最大クラスの自治区を保有していたが、数十年の間に度重なる砂嵐に遭い、自治区のほとんどが砂に埋もれてしまった。

それに伴い自治区から人が出て行き、現在の全校生徒数はたったの5人である。

 

 

 


 

 

 

その大人を目にした時、小鳥遊(たかなし)ホシノは鳥肌が立った。

 

白のロングコート、緑の伊達眼鏡を身に着けた人間。

人の好さそうな柔和な笑みを浮かべてこちらを見る大人の男性。

無防備に直立しているように見えるだけのその男に、ホシノの警戒心は最大まで上昇した。

 

「………………っ」

「え、えっと君は……?」

「ん、さっき話してた対策委員会の、委員長をしてるホシノ先輩」

「……ッ?」

 

何事もないように大人と話をしている後輩――砂狼(すなおおかみ)シロコに、ホシノは内心信じられない、と嘆く。

 

ホシノ程ではないにせよ、シロコも修羅場は経験している方だ。

ならばこの大人が纏っている空気に気付いてもおかしくないのに……。

 

「そうなんだ。初めまして、連邦生徒会直轄、連邦捜査部【シャーレ】からやって来ました。私の事は先生って呼んでね。みんなそう呼んでるから」

「……ああ、うん。よろしくね〜先生」

 

何とか受け答えしたホシノ。

そのホシノの態度に、付き合いの長い十六夜(いざよい)ノノミが怪訝な表情をする。

 

「ホシノ先輩、どうかしましたか?」

「うへ〜、別に大したことはないよ〜。ただ随分と背の高い人だな〜って。190センチくらいある?」

「190どころか180もないんだけど……」

「あれ、そう? 遠近法でそう見えたのかな〜?」

 

苦し紛れのホシノの諧謔に、先生は特に疑問にも思わず苦笑する。

 

「もう、なに暢気に話してるのよ! もうそこまで【カタカタヘルメット団】が来てるのよ!?」

「皆さん急いで下さい! ヘルメット団が校門前までそろそろたどり着きます!」

 

1年生の黒見(くろみ)セリカと奥空(おくそら)アヤネが催促するので、一旦ホシノと先生の会話はここで途切れる。

 

先生への警戒で気が気でないが、連日襲撃してくるヘルメット団への対処は無視できないので、ホシノは内心後ろ髪を引かれる気持ちで校舎の外へと出ていくのだった。

 

 

 

 

 

先生が戦闘指揮を執ってくれたことで、戦闘はものの数分で片が付いた。

 

ただ、あまりにも呆気なく撃退したことが、かえって先生への底知れなさを感じさせる結果となった。

 

「まず、ノノミが先行してそのガトリングで乱射して。相手の隊列を極力乱すんだ」

「相手はノノミの正面には立たないように位置取りを変えるから、そこにホシノがその盾を構えて間に突っ込んで。そしてなるべく派手に攻撃して」

「そうすれば相手の注意はホシノに向く。その隙にシロコとセリカが左右から挟撃して各個撃破して」

「あと、シロコはその戦闘用ドローンはアヤネに貸してあげて。アヤネはそのドローンを操作して相手の死角から攻撃するんだ。向こうはホシノ達に意識が向いてるから反応は出来ないはず」

 

淡々と、それでいて容赦のない指示だった。

ホシノにとって何が恐ろしいのか、それは全て先生の言った通りになったという事だ。

 

ノノミが乱射して、相手の陣形はまるで海が割れたかのように左右に分かれ、丁度ホシノが相手側の中心に駆け抜けられる様になった。

その後、ヘルメット団はホシノを最優先に攻撃するように銃口が向き、その外側からシロコとセリカが作戦通り挟撃に成功する。

相手側に切り込んだ3人に注視したヘルメット団は、上空に浮いているシロコのドローンに目もくれていない。そこで、アヤネが相手のリーダー格に攻撃し、指揮系統が完全に麻痺した。

その後はヘルメット団はどうすることも出来ず、蜘蛛の子を散らす様に逃げ去っていった。

 

「うそ……、こんなに早く……」

「ん、想像以上だった」

 

ホシノと一緒に最前線に出たセリカとシロコも、先生の指揮能力に舌を巻いていた。

 

ただ戦術が緻密に練られていたのではない。

先生の指揮は相手の心理状態を的確に突いていた。

事実、最後のドローンによる攻撃で、ヘルメット団はパニックを起こし、動きに精彩を欠いていた。

 

相手の心の隙を突き、パワープレイで押し通す。

言葉にすれば単純な内容だが、実際にやり遂げた先生にホシノは内心戦慄するのだった。

 

 

 

 

 

「――先生のお陰で物資の補給も済みましたし、これでようやく【アビドス廃校対策委員会】の活動を再開できますね」

 

物資の受け取り手続きを終わらせたアヤネは、タブレットを手にしてホワイトボードの前に立つ。

しかし、そこに待ったをかけたのが先生である。

 

「いいや、まだ肝心な事が解決してないよ」

「肝心な事?」

「そもそもあの【カタカタヘルメット団】……だっけ? 彼女達は何をしにアビドスへ襲撃していたの?」

「それは……」

 

先生の疑義に、アビドス生徒達は顔を見合わせる。

しかしそれだけで、誰も答えを出せないでいた。

 

「物を盗まれたり、誰か誘拐されたりとか……そういうのも無いんだね?」

「盗難はともかく、誘拐だったらすぐに分かりますので……」

「アビドスで管理している物はどれも貴重品ですから、毎日確認を怠っていません。盗難もありません」

「じゃあ心当たりは全くないんだね」

「だったらこっちから確認しにいけばいいじゃない! ここでそんな話するよりずっと早いでしょ!」

 

というセリカの言葉で、一同は【カタカタヘルメット団】の潜伏アジトを調べることになった。

 

そうして、校舎から遠く離れた、辺り砂まみれの倉庫にヘルメット団が入っていくのを確認したため、奇襲を仕掛けて【カタカタヘルメット団】を完全に追い出すことに成功したのだが……。

 

「これは……、ブラックマーケットで取引されている……」

「ブラックマーケット? それってあの治安の悪い……」

「間違いありません。大半が違法として取引を禁止されている弾薬や爆弾ばかりです。これを手に入れるのも安価ではありません……!」

「ヘルメット団って学校を退学した奴らでしょ? どうやって手に入れたのよ……」

 

倉庫内には違法物品で溢れており、これらを不良生徒達が取り扱っている事にアビドス生徒達は顔を強張らせる。

ヘルメット団やスケバンのような不良生徒達は、様々な理由で学校を中退あるいは退学処分となった生徒達ばかりだと、先生は以前【連邦生徒会】交通室の由良木(ゆらき)モモカから聞いたことがある。

それだけで先生は複雑な心境になったが、そんな彼女達が犯罪の手駒として利用されているのも看過できるものではない。

そして、そういう生徒達はブラックマーケットという、キヴォトスでもトップクラスに治安の悪い区画を根城にしているとも聞く。

 

「誰かが【カタカタヘルメット団】に支援した、ということでしょうか……?」

「何のために?」

「分からないなら聞いてみるかい?」

「……うへ、先生気づいてたんだ」

 

先生はある方向を見つめる。

ホシノはそれに驚きつつも、先生と同じ方向に視線を向けた。

どういうことか、他のアビドス生徒が首を傾げていると、

 

「出て来ていいよ、おじさんたち気づいてるからさ〜」

 

ホシノがそう声をかけた途端、倉庫内の奥のドアがガタン、と音を立てた。

そして、ギィ、と金属音がゆっくりと響き、ドアが開かれ――

 

「――ッ!!!」

「はい、残念賞〜」

 

勢いよく飛び出てきたヘルメット団員がショットガンを構え、撃とうと構えたところを、ホシノが接近して盾で殴る。

 

「…………っ」

「ぐへっ……」

「うへ〜、大人しくしててね〜。おじさんたち聞きたいこといっぱいあるからさ〜」

 

ふにゃり、と笑顔を浮かべて倒れたヘルメット団員にホシノが近づく。

 

(あんな大盾構えてあのスピード……。全然見えなかった……)

 

ホシノは驚愕の表情を浮かべる先生に気づかず、ヘルメット団員への詰問を続けるのだった。

 

 

 

 

 

その後、結局【カタカタヘルメット団】に支援し、アビドスに襲撃を仕掛ける依頼を出した存在がいることは明らかとなったが、それ以上のことは分からずじまいだった。

 

そして、倉庫内にあった弾薬等は、証拠物品として一旦回収することにし、然るべきところに突き出せば何か報奨が貰えるのではないか、という先生の提案が出た。

それにいち早く反応したのが――、

 

「――良いわね、それ! なら早速借金返済の補填に――」

「借金?」

「――……はっ!?」

 

まるで口を滑らせたかのように、セリカは狼狽し口を手で塞いだ。

 

「……借金って何の話? 一応、来る前にアビドスがどういうところかは調べてきたつもりだけど……」

 

先生が把握しているのは、かつてはキヴォトス最大クラスの自治区を保有していたが、砂嵐の被害に遭い年々生活圏が縮小してしまった程度の情報だ。

連邦生徒会でもそのあたりの確認は取っているが、何年も前から【アビドス生徒会】との連絡が取れない、と首席行政官の七神(なながみ)リンの言葉が気がかりではあるが……。

 

「ぅ……」

 

セリカは顔を強張らせる。

どうやら答えてはくれないらしい。

他の生徒達も気まずそうに目を逸らしたり、俯いたり。

 

「……何か事情がありそうだね。さっきも襲撃の心当たりがないって言ってたけど、それと全く無関係って感じではなさそうかな?」

 

先生は、この学校が借金を抱えているほどに追い詰められているのなら、確かにここを襲撃するメリットは薄いと考えた。

自治区の大半が砂に沈み、学校の費用だって借金返済に充てられているに違いない。ならば襲撃犯は――依頼した黒幕は何が目的だったのか。

顎に手を当てて、先生は思考の海に潜っていると、

 

「……まるで知った風に推測してんじゃないわよ」

 

絞り出すようにセリカが口を開く。

 

「ちょ、ちょっとセリカちゃんっ」

「アヤネちゃんは黙ってて! 大体私は反対だったのよ、外から――それも無関係な大人を招くなんて! どうせ何も出来ないくせに、何もしようともしないくせに、当事者みたいな顔をされるなんて気に食わないのよ!!!」

「…………っ」

 

雨霰のような罵声に、先生は目を見開き二の句が告げないでいた。

 

「アンタの能力は認めるわ。実際アンタがいなかったらさっきの戦闘はもっと手こずってたでしょうし。……でもそれだけ。何も出来ないならとっととアビドスから出ていって、関わらないで!」

 

セリカは荷物をまとめ、アヤネの制止も無視して部室から勢いよく飛び出していった。

部室内は痛いくらいの沈黙が続き、ふう、と息を吐いて先生は謝罪した。

 

「ごめん、無神経なこと言ったみたいだね……」

「ん、気にしなくていい。遅かれ早かれ分かることだから。セリカが過剰反応なだけ」

 

シロコがフォローをしてくれる。

それを皮切りに、アヤネが説明してくれるのだった。

 

「実は、アビドスには現在9億を超える借金を抱えております……」

「なっ……」

 

およそ現実的ではない天文学的な数字に、先生は絶句した。

 

数十年前に大規模な砂嵐が何度も発生し、アビドス砂漠に自治区が少しずつ飲まれていった事で、当時の生徒会がある金融機関からお金を借入する事で自治区を復興させようという話になった。

しかし、砂嵐の発生は収まらず、復興どころか自治区から人が段々と減っていき、利子も合わさった膨大な負債だけが学校に残ってしまった。

 

「それを、たった五人で……?」

 

思わず口に出してしまい、先生はそれを後悔した。

それを口に出した途端、みんなの表情が目に見えて曇ってしまったからだ。

 

「ごめん……また無神経な事を」

「いえ、実際その通りですので……」

 

対策委員会の皆も、たった五人で借金の完済は現実的ではないと理解しているようだ。

 

「ですが、私たちはこの地で過ごし、育ってきたんです。アビドスが無くなるようなことは、絶対に食い止めたいんです!」

「ん、どうせ他に行く場所なんてない。だったら自分達の居場所は自分達が守る」

「……そうですね。みんなの言うとおりです」

「うへ〜、頼もしい後輩たちで、おじさん幸せ者だなぁ〜」

「……そうか」

 

現実に悲観しながらも、みんなその目は全く諦めていない。この場にいないセリカもきっと同じなのだろう。

先生にはそれが眩しく見えて、何かが込み上げそうになった。

 

「分かった。どこまで力になれるか分からないけど、アビドスの復興を実現させよう。君達が希望の明日を掴み取る、その手伝いをさせて欲しい」

「先生……!」

「それに、ここまで話を聞いた以上、無関係でいる気はない。問題解決のために、存分に私を利用してくれて構わないよ。そのために、私は君の依頼を受けたんだからね、アヤネ」

「……! はいっ」

 

こうして、先生は【アビドス廃校対策委員会】の臨時担当顧問となったのだった。

 

 

 


 

 

 

翌朝。

先生は無神経な態度をとってしまったことを、改めてセリカに謝罪しようと通学路で待っていたのだが、

 

「なに、まだいたの?」

 

あからさまにこちらを拒絶するような態度に、先生は苦笑するしかなかった。

 

「とっとと出ていってって言ったでしょ」

「……何処に行くつもりだい? そっちは校舎の方角じゃないよ」

 

セリカは明後日の方向へ歩き出したのを見て、思わず先生は口を出した。

 

「アンタには関係ないでしょ! 早くどっかいって!!」

 

とりつく島もない。

セリカはこちらを振り返ることなく走り去った。

 

「……不用心な」

 

昨日襲撃があったばかりだというのに、単独で行動するのはいかがなものか。

とはいえそのまま後を追うのもストーカーみたいで風聞が悪い。

 

「……仕方がないか」

 

まさかこうも早く頼ることになるとは思わなかった。

先生は内心でそう嘆き、自身の腰に手を伸ばした。

 

 

 

 

 

「――で?」

 

セリカはニコニコと自身に向けて浮かべる笑顔5つ――その一番前にいる先生を冷たく睨みつけた。

 

「何でここに来たわけ? ストーカー? 気持ち悪いんだけど」

(し、辛辣だな……。カキツバタに対するタロもここまでじゃなかったぞ……)

 

かつての教え子達を思い出し、先生は苦笑するしかない。

実際ここまで言われても仕方のないことはしたので、何も言い返さなかった。

 

柴関ラーメン。

アビドスの住居が立ち並ぶ中に暖簾を掛けたその店で、セリカはアルバイトをやっていた。

しかしホシノ達は誰もその事を把握しておらず、学校に顔を見せないセリカの事をみんな心配していた。

 

「5名でーす♧」

「いやあのノノミ先輩?」

「何してるんだセリカちゃん、早く案内してあげな」

 

厨房から大将に催促され、セリカは渋々席に案内したのだった。

 

「も〜、セリカちゃんったら、水臭いんだから〜」

「ん、別にアルバイトしてる事を馬鹿にしたりなんてしない」

「シロコ先輩の言う通りだよ。口では何だかんだ言いつつ、セリカちゃんも頑張ってるんだよね」

「ふふっ、ツンデレさんですね」

「〜〜〜〜ッあーもう!! これも全部アンタのせいよ!!!」

「いやー、セリカの事がみんな心配なんだよ、もちろん私もね」

 

セリカは顔を真っ赤にして、先生に吠える。

その後注文したラーメンが届き、全員が食べ始める頃、ふとホシノが思い出したように口を開いた。

 

「そういえば先生、昨日変なこと言ってたよね〜」

「変なことって?」

「アビドスの借金と、ヘルメット団の襲撃は無関係じゃないかもって」

「ああ……」

「……っ、話したのね」

 

借金と聞いて、セリカは先生達に振り返る。

 

「ヘルメット団の依頼人――これを黒幕と定義しようか。黒幕の目的について考えててね」

「目的?」

「黒幕はアビドスの現状を100%把握できていない、とは到底思えないんだ」

「……どういう事?」

 

食べる手を止めて、シロコも会話に参加してきた。

 

「もう一度確認するけど、アビドスはここ連日襲撃を受けていたけれど、盗難や誘拐は全くないんだよね?」

「はい」

「……身も蓋もない言い方になるけれど、物を盗んでいない、誘拐して人質に取ったりもしない。なんなら借金があるから学校には大してお金もない。そんな学校に攻撃して何のメリットがあるのかな」

「……っ」

「ヘルメット団という駒を用いて、黒幕はアビドスに攻撃している。財産等が目的でないなら、どういうつもりなのか分からなくてね……」

「お金が目的ではない……?」

 

それが目的であるなら、目に見える被害がもっと出ている筈。

しかしヘルメット団はただ攻撃しているだけだった。

それはつまり財産等の獲得がアビドス相手には臨めないことを黒幕は理解している、ということ。

ここまでの説明を聞いて、アビドス生徒達は顔を見合わせて考え込む。

 

「せめて【アビドス生徒会】の生徒と接触できれば、大々的に声明を出せるんだけどな……」

「……ッ、アビドス生徒会?」

「……?」

 

先生からポロっと口に出た言葉に、ホシノが過剰に反応した。

少なくとも先生にはそう見えてしまった。

先生の呟きに、続いて反応したのはノノミ。

 

「……アビドス生徒会に何か?」

「連邦生徒会から、アビドス生徒会とは何年も前から連絡が取れないって聞いていてね。そのせいか、連邦生徒会もアビドスが今どういう状況なのか正確に把握出来てないみたいなんだ。事実、襲撃の件も寝耳に水だったみたいだし」

「……ふん、あんな腰の重い連中なんて当てになんないわよ」

 

セリカは吐き捨てるように毒づいた。

口にはしないだけで、他のみんなも同様の感情を連邦生徒会に向けているのが表情でわかる。

 

(失敗したかも……)

 

またしても無神経な事を言ってしまったのだと、先生は理解した。

 

その後は誰も口を開くことなく、食事を終えて解散という流れになった。

その際、せめて先生は思考だけは止めないように黒幕の目的を推測する。

 

(財産でもない、人質も取らない、ただ攻撃するだけ……)

 

攻撃。

アヤネが先生に依頼を出すきっかけとなった事態。

 

(アヤネが依頼を出すと判断しなければ、アビドスはどうなっていた……?)

 

そこまで考えて、先生の中にはある一つの答えが浮かんだ。

だがそれはメリットやデメリットを完全に度外視した、むしろ振り出しに戻るだけのものだった。

 

(()()()()()()が目的だなんて、それをして何がしたいんだか……。流石にありえないかな……)

 




大体3行で分かる! 登場人物紹介

シャーレの先生
・前職はブルーベリー学園、歴史学兼バトル学担当講師
・旅をしていた頃の名残で、視線にはかなり敏感な方
・「かつて諦めた」人間

小鳥遊ホシノ
・得体の知れない大人がやって来て、荒れていた頃の自身が見え隠れしている
・先生を全く信用していない
・「諦める自分を絶対に許せない」人間

砂狼シロコ
・先生は生き倒れていないので匂いを嗅がれていない、間接キスもしていない
・先生の戦闘指揮能力に、ホシノの容赦の無さと同じものを感じた
・「“諦める”という選択肢がない」人間

十六夜ノノミ
・笑顔でガトリングを乱射、思う存分攻撃できてご満悦
・先生からアビドス生徒会の名が出て来て、後ろから刺された気分
・「諦める資格なんてないと思っている」人間

黒見セリカ
・縄張り意識の強い黒猫ちゃん(比喩)
・襲撃の翌日に単独で校外にアルバイトしにいく娘
・「諦める事を受け入れられない」人間

奥空アヤネ
・蜘蛛の糸のごとく一縷の望みに応えてくれて感無量
・以降ナチュラルに先生との距離が縮まる
・「可能性がある限り諦めない」人間

Who is that Pokemon?
・もちろんピカチュウではないよ
・じめんタイプだよ
・空を飛べるよ



本当なら土日に投稿するつもりでした。
「ぽこあポケモン」に時間泥棒されなければ。
あれヤバいですね、気がついたら半日過ぎてました。
マイクラはやったことありませんが、あの手のゲームが昔から人気なのがよくわかりました。

あと、今回はちょうど良く区切るのが難しく、読む人からすれば何か中途半端に終わっているかも、と思われるかもしれません。
長くなりそうだったので、続きは次話へと持ち越させていただきます。
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