〜イオリside〜
今日はゲヘナ学園の入学式の日だ、そして私たち風紀委員はその警備にあたっている。たかが入学式だろう?と思うかもしれないがここはゲヘナだ、先輩曰く【荒くれ者が襲撃を仕掛けてくることがある】らしい。そうでなくても、新入生を狙ったカツアゲなどもあるだろうから
「おい!そこ!ボサっとするな!」
「す、すみません!」
(2年生に進級して私も分隊長になったんだ、ちゃんと成果を示さないと…)
「そこの2人!そこの土嚢を積んでおいてくれ!」
「了解!」
(でもやっぱりちょっと暇だな…、まあ問題がないのはいいことなんだけど…)
「隊長!機関銃の設置終わりました!」
「了解、じゃあ次は…「風紀委員助けてーーー!!!カツアゲだぁぁぁぁぁ!!」」
(来たな、カツアゲ!っていうか男の声だったな……じゃなくて!)
「そこの3人!私についてこい!あとは念のため警戒体制!」
「「「了解!!」」」
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〜現在〜
「…なるほどな、道理で珍しい男なのに見覚えのないわけだ」
「あぁ、校舎の方へは来たことも無いしな、完全に初対面のはずだ」
「それでここには何しにきたんだ?まだ編入の説明会までは時間があるはずだが…」
「どうせ暇なら学園の様子でも…とな、…まずかったか?」
「いや、大丈夫、、…あとちょっと怪しんでた、ごめん」
「いやいいよ、状況が状況だし俺は見るからにちょっと怪しい」
「それ自分で言うのか…」
(なんとか穏便に済ませられそうでよかった…、イオリの性格的に最悪戦闘になるかもと思ってたしな…)
「それで?この後はどうするんだ?」
「…そうだな、特にやることもないしそこら辺をブラブラしとくつもりだ」
「それなら…もしよかったら風紀委員会のところで待っとかないか?校舎の様子も見れるし、ここよりは安全だと思うぞ?」
「俺は嬉しいが…いいのか?部外者が入っても?」
「多分大丈夫、それにそもそも私たちは風紀委員だ。いくらアンタが強くてもこんな治安の悪い場所に放ってはおけない」
「…それじゃあお言葉に甘えさせてもらおう」
「わかった、じゃあ私はそこまで送っていこう、、3人は持ち場に戻って警戒解除の指令を伝えてくれ」
「「「了解!!」」」
「さてと…こっち、行こう」
「あいよ」
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(やっぱりイオリは良くも悪くも愚直なだけなんだな…)
とか思ってイオリと世間話をしながら歩くこと大体10分、風紀委員会の本部に着いた
(まじか…、そこら辺の駐屯地?的な場所に連れてかれると思ってた…)
「入るぞ、え〜と…」
「トウジでいい」
「わかった、……私の名前を教えてなかったな、
「わかった、行こう銀鏡」
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中に入るとすぐにイオリが受付?の風紀委員に事情を説明してくれ、休憩室にいていいことになった
「じゃあ私は警備に戻る、またなトウジ」
「あぁ、ありがとう銀鏡、またな」
イオリはすぐに警備に戻って行った、やっぱり真面目だなぁ…、まあその話は置いといて残りの時間をどう過ごすかだ…
(まあやることもないな…)
そう思って《風紀委員募集!!》と書かれたチラシを読んでいると…
「風紀委員会に興味がお有りですか?禪院トウジさん?」
これまた聞き覚えのある声がしたので振り向くと…
「こんにちは、トウジさん、ゲヘナ学園風紀委員会行政官、天雨アコと申します」
ネタにされがちな天雨アコがそこにいた
風紀委員では同学年でも階級によって上下差が大きくある、という設定です