「じゃあ私は巡回に戻るから、…次は任務でかもね」
「ははっ、…そうならないことを祈るよ」
イオリや試験官から聞いたところ、試験の中盤あたりから徒党を組み始める奴らが出てきたらしい
で、そいつらが俺みたいな一人でいたやつを『狩り』始めたそうだ、そうやってほとんどのボッチ
参加者がリタイアして行き、残った俺に攻撃が集中しそれを全部返り討ちにした結果、合格者一名
なんて事態になってしまったらしい
ほんとは入隊式的なのもする予定だったそうだが…
「一人だしな…、まぁいいか…とりあえずコレ渡しとくから帰っていいよ」
と試験官に風紀委員会の腕章だけ渡され、波乱(当社比)の試験は終了となった
「………早く帰って寝よ」
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『それでは続いてのニュースです』
今朝はのんびりトーストを食べながらニュースを見ることにした、え?それがあたかもイベントみたいに言うことかって?最近は忙しくてニュースすら見る暇がなかったのさ!
(先生って結局いつ来るんだろうか………まさか来ないとか無いよな?)
先生が来ない、そんなことがあればキヴォトスは破滅まっしぐら間違いなし!そしてこの世界にいる俺も一緒にお陀仏だ
「まあでもそんなに周りの様子に変化もないし…」
原作のチュートリアルで「治安が大幅に悪化!」みたいなことが言われていたので、それが先生が来るタイミングと同時期と考えていいだろう、…いいよな?
気を取り直してニュースを見る
『ここ数日、キヴォトス各地で犯罪の増加、インフラの停止、違法武器の流通などの事件や問題が多数発生しており、連邦生徒会の機能停止が伺われている状況ですが犬山さん、どう考えますか?』
「…なんだって?」
『一説では連邦生徒会長が失踪した、とも言われてますしねぇ、もし本当にそうならまずい状況なんてものじゃないですがね、まあ本日ミレニアムやトリニティの方が連邦生徒会へ直談判しに行かれるそうなので、そこらへんのことは明らかになるんじゃないですかね』
『なるほどありがとうございます、それでは次に猫塚さん…』
「……………………………Huh?」
まさかの既に失踪済みでした、嘘だろおい!特に治安とかも変化なかったぞ!?いつも通り銃撃戦なんてそこらじゅうで起きてるし、電気とかもざらに止まるし、そこらへんに違法弾薬の空薬莢は落ちてるし!そんなに変わったことなんて…
「あ…」
理解した、完璧に理解した、このIQ53億の脳内CPUがはじき出した結論は…
(ゲヘナの元の治安が悪すぎて変化がなかったのか…!)
ゲヘナの元からの治安の悪さ、これが完全にキヴォトスで異変と捉えられてた事件を綺麗にカモフラージュしたらしい、これは完全に住むところを間違えましたね、私のミスでした(白目)
「ってかもしかして先生来るの今日か!?」
さっき『ミレニアムやトリニティの方が連邦生徒会へ直談判~』ってなんか犬が言ってた気が…、もしこれが本当なら所謂"チュートリアル"が始まることになる、ってことは先生がもう来るor来てるってことだ!
(先生はおそらく今後忙しくなる一方、下手をすればコンタクトが取れなくなる、初日の今日が一番コンタクトしやすいはずだ!)
最高速度で会いに行くために、食ってたトーストを胃に流し込み、テレビを消し、使い慣れてきた刀を手に取る
「
因果を破壊する者、禪院トウジの
次からやっとこさメインストーリーに入ります(予定です)